カードローンの利用限度額は増額審査を受けることで上げられます。
思った以上にお金が必要になったことで、増額審査が甘いカードローンを探している人もいるでしょう。
しかし増額審査が甘いカードローンはありません。
このページでは増額審査が甘いカードローンがない理由や、増額審査の審査基準について解説していきます。
また増額審査を甘くするコツも紹介するので、増額審査を検討している人は参考にしてください。
増額審査が甘いカードローンがない理由
増額審査が甘いカードローンがない理由としては、以下の2点が挙げられます。
- 貸倒のリスクが上がる
- 利用実績を見られる
詳しくは次から見ていきましょう。
貸倒のリスクが上がる
カードローン会社にとって高額の融資をおこなうことは、貸し倒れのリスクを上げることに他なりません。
そのため高額の融資を可能にする増額審査は、新規契約よりも厳しく審査されます。
カードローンの増額審査を申込む際は、きちんと審査基準やコツを確認しておきましょう。
利用実績を見られる
カードローンの増額審査が甘くない理由としては、新規契約と違い利用実績を見られるためです。
具体的には2回以上の返済滞納がある場合は、増額審査に通るのは難しいでしょう。
カードローンの増額審査を申込む際は、利用しているカードローンの利用状況を確認することをおすすめします。
カードローンの増額審査の基準
カードローンの増額審査の基準としては、以下などが挙げられます。
- 年収の増加
- 他社借入の減少
- 信用情報
- 在籍確認
詳しくは次から見ていきましょう。
年収の増加
カードローンの利用限度額は年収を基準に設定されます。
そのため、基本的に利用限度額を引き上げるためには、年収が増加している必要があります。
カードローンの増額審査を申込む際は、年収をチェックしておきましょう!
他社借入の減少
カードローンの利用限度額は他社借入によっても変動します。
具体的にカードローンの利用限度額は以下の式で算出されます。
利用限度額=年収×3分の1-他社借入残高
そのため年収が新規契約時から変わっていない場合でも、他社借入が減っていれば利用限度額が上がる可能性があります。
カードローンの増額審査を申込む際は、他社借入残高をチェックしておきましょう。
信用情報
カードローンの増額審査では、新規契約時と同じく信用情報が確認されます。
そのため新規契約時から増額審査を受けるまでに、以下などの金融事故を起こしていると増額審査に通るのは難しいでしょう。
- クレジットカードの支払い延滞
- カードローンの返済の遅れ
- カードの強制解約
- 携帯電話料金の滞納
- 保証会社経由の家賃滞納
- 保証会社などの代位弁済
- 奨学金の返済滞納
- 連帯保証人の返済滞納
上記の金融事故に心当たりがある場合は、増額審査に申し込む前に信用情報の確認をしましょう!
在籍確認
新規契約時から3年が経過している場合や、職場が変わった場合は、再度在籍確認が実施されます。
しかし在籍確認の手順や方法などは新規契約時と変わることはありません。
事前に職場の人間へ電話を取って貰うように頼んでおきましょう!
カードローンの増額審査で限度額が下がるケース
カードローンの増額審査で限度額が下がるケースとしては、以下などが挙げられます。
- 年収の低下
- 他社借入の増加
- 転職による勤続年数の減少
詳しくは次から見ていきましょう。
年収の低下
カードローンの限度額は年収を基準に設定されることは説明した通りです。
そのため年収が低下している場合は、増額審査を受けた結果限度額が下がることがあります。
特に転職や起業した直後などは年収が下がりやすいため、注意が必要です。
他社借入の増加
カードローンの限度額は他社借入によっても変動することは説明した通りです。
そのため新規契約時よりも他社の借入が増えている場合は、増額審査を受けた結果限度額が下がることがあります。
またカードローンの増額審査は新規契約よりも審査に通りづらいです。
お金が足りない場合は増額審査よりも、新規契約を検討しましょう!
転職による勤続年数の減少
カードローンの増額審査では新規契約と同じく勤続年数が見られます。
新規契約と同じ職場に勤めている場合は、勤続年数もその分増えているため問題ありませんが、転職などで勤続年数が減っている場合は限度額が下がりやすいです。
特に転職してから3ヶ月以内に増額審査を申し込むと、雇用の安定性が判断できないため、限度額を上げるのは難しいでしょう。
転職してから増額審査を申し込む際は、最低でも3ヶ月の期間を空けましょう!
カードローンの増額審査の流れ
カードローンの増額審査の流れは以下の通りです。
- 増額審査の申込
- 収入証明書の提出
- 増額審査結果の受取
詳しくは次から見ていきましょう。
①増額審査の申込
まずは増額審査を申込むことから始めましょう。
多くのカードローン会社は以下の方法で増額審査を申込むことができます。
- Web
- 電話
- 店頭窓口
なお増額審査を申込む際は以下の点に注意しましょう。
- 自動契約機は利用できない場合が多い
- 新規契約よりも受付時間が短い
増額審査は新規契約時と窓口が全く異なります。
一度審査に通ったからと言って油断せず、しっかりと調べることをおすすめします。
②収入証明書の提出
繰り返しになりますが、カードローンの増額審査では年収の増減がチェックされるため、収入証明書の提出が必須です。
カードローンの増額審査で利用できる収入証明書としては、以下などが挙げられます。
- 給与明細書(2~3ヶ月分)
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 課税証明書
なお、収入証明書は最新年度のものを利用する必要があります。
提出する際は発行年度を確認しておきましょう!
③増額審査結果の受取
収入証明書の提出が完了し、必要な場合は在籍確認が実施された後、増額審査がおこなわれます。
増額審査の結果は電話やメールで通知されます。
なお増額審査の結果を確認するまで、審査に通っていたとしても、増額後の限度額で借り入れることはできません。
増額審査を申し込んだ後は、電話やメールを確認できるように、携帯電話を手元に置いておくことをおすすめします。
カードローンの増額審査には2.3日かかることも
カードローンの増額審査では、新規契約と違い年収などがチェックされるため、新規契約より時間がかかります。
加えて職場や住所が変わっていた場合などは、増額審査に2.3日かかることも珍しくありません。
カードローンの増額審査まで待てない場合は、以下の方法を検討しましょう。
カードローンの増額審査に時間が掛かっている場合の対処法
カードローンの増額審査に時間が掛かっている場合の対処法としては以下などが挙げられます。
- 他のカードローンで新規契約する
- クレジットカードのキャッシング
詳しくは次から見ていきましょう。
他のカードローンで新規契約する
先ほども説明した通り、カードローンの増額審査は新規契約よりも時間がかかります。
そのため、他のカーローンへ新規契約を申込むのも一手ではあります。
ただし、新規契約の申し込み件数が3件を超えると、申し込みブラックとして審査に通りづらくなります。
新しくカードローンを利用する際は、件数を絞って申し込みましょう!
クレジットカードのキャッシング
クレジットカードのキャッシングは審査がないため、ATMからすぐに融資が受けられます。
しかし、キャッシングの金利は15%程度と決して低くないため、借り過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
カードローンの増額審査を甘くするコツ
カードローンの増額審査を甘くするコツとしては、以下などが挙げられます。
- 他社の返済を進める
- 契約から半年後に申込む
詳しくは次から見ていきましょう。
他社の返済を進める
繰り返しになりますが、カードローンの増額審査では他社の返済状況が見られることは説明した通りです。
そのため、増額審査に通るためには、他社の返済を進めておくことが効果的だと言えます。
新規契約から半年後に申込む
カードローンの増額審査では利用実績と勤続年数が見られることは説明した通りです。
おおよそ半年間の利用実績と勤続年数があれば、それが理由で審査に落とされることはないでしょう。
またカードローン会社によっては、新規契約から半年が経過すると、増額審査の案内が送られてきます。
増額審査の案内は利用実績に問題のない人のみに送られるため、案内を確認してから申込めば非常に高い確率で増額審査に通ります。
増額審査を申込む際は、新規契約から半年間を空けましょう!
カードローンの増額審査は甘くない!対策を立てて申込もう!
このページではカードローンの増額審査について解説してきました。
今回の内容をまとめると以下の通りになります。
- 増額審査の甘いカードローンはない
- 増額審査は年収が上がっている・他社借入が減っているのが前提条件
- 年収が下がっている・他社借入が増えている場合は限度額が下がる可能性がある
- 増額審査の手順は①申込②収入証明書の提出③審査結果の受取の3つ
- 増額審査には2.3日かかることがある
- 増額審査に時間がかかる場合は、新規契約やクレカのキャッシングを検討しよう
- 他社の返済を進めるとカードローンの増額審査に通りやすくなる
カードローンの増額審査は新規契約よりも厳しく審査されます。
しっかりと対策を立てて申し込みましょう!