東邦銀行カードローンの審査は甘い？厳しい？通りやすさを他社と徹底比較

東邦銀行は福島県に拠点を持つ地方銀行です。

TOHOスマートネクストとメインサービスカードローンの2種類が用意されており、福島県在住者を中心に人気を得ています。

そんな東邦銀行のカードローンに申し込むにあたって心配なのが審査基準でしょう。

そこでこの記事では東邦銀行カードローンの審査の通りやすさについて解説します。

審査の甘いカードローンはない！審査通過率に見る審査の実情と通りやすさに関する噂を検証

東邦銀行カードローンの審査基準を他社と比較

東邦銀行をはじめ、銀行カードローンは審査基準を公表していないので、実際に審査を受けてみないと審査に通るかどうかははっきりわかりません。

しかし、各金融機関の金利を比較してみると、審査についてある程度把握することができます。

金利が低ければ低いほど金融機関側が得られる利益は少ないでしょう。

そのため、金利が低めのカードローンは完済することを前提としているので審査が厳しめで、それに対して金利が高めの場合は解約のリスクが高いものの金利による利益が大きい傾向があります。

したがって金利が高めのカードローンの方が審査難易度が低い可能性が高いです。

東邦銀行は地銀の中では標準的な審査難易度

カードローン名	金利(年)
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」	4.8%~14.6%
横浜銀行カードローン	1.9% ～ 14.6%
ちばぎんカードローンクイックパワー＜アドバンス＞	1.7% ～ 14.8%
常陽銀行カードローン［CASHPIT（キャッシュピット）］	2.5% ～ 14.8%
北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」	1.9% ～ 14.7%
北海道銀行カードローン「ラピッド」	1.9% ～ 14.95%
但馬銀行カードローン(口座なしタイプ)	1.9% ～ 14.5%
栃木銀行カードローン	1.9% ～ 14.5%
仙台銀行スーパーカードローン「エクセレント」	3.5% ～ 14.5%
但馬銀行カードローン(口座ありタイプ)	1.9% ～ 14.5%
群馬銀行カードローン「ナイスサポートカード」	2.8% ～ 14.5%

東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」と主な地方カードローンの金利と比較してみました。

すると、東邦銀行カードローンの金利は他の地方銀行カードローンと比べてもあまり金利に差はないと言えるでしょう。

また、最低金利に関しては他と比べて高めであるため、審査難易度は標準レベル程度である可能性が高いです。

消費者金融と比較するとかなり厳し目

カードローン名	金利(年)
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」	4.8%~14.6%
プロミス	4.5% ～ 17.8%
アコム	3.0% ～ 18.0%
アイフル	3.0% ～ 18.0%
SMBCモビット	3.0% ～ 18.0%
レイクALSA	4.5％～18.0％
ノーローン	4.9％～18.0％
ダイレクトワン	4.9%～20.0%

消費者金融の金利と比べると東邦銀行カードローンの金利は低めであり、審査も厳しめである可能性が高いです。

一般的に銀行系カードローンよりも消費者金融系カードローンの方が金利が高い分審査に通りやすい傾向があり、消費者金融系カードローンの審査に落ちた経験があるなら東邦銀行カードローンの審査も要注意と言えるでしょう。

銀行カードローンの審査は基本的に厳しい

先ほど解説した通り、銀行カードローンは消費者金融系カードローンよりも金利が低く、銀行側が得られる利益も少ないため審査が厳しめです。

それ以外にも複数の理由があり、銀行カードローンの審査が厳しい理由を見てみましょう。

2018年から銀行カードローンの審査が難化

2013年にみずほ銀行が暴力団組員への融資をしていたことが発覚し、それをきっかけに多数の反社会勢力との取引が発覚しました。

これをきっかけに大手都市銀行を中心に反社会勢力への融資を厳しく取り締まるようになり、自主的に各銀行が審査に申込者情報と警察データベースの照合手続きを行うようになりました。

これによって警察データベースへの照合手続きには最短でも1営業日を必要とするので、銀行カードローンでの即日融資ができなくなりました。

スルガ銀行の不祥事も地銀カードローンの審査基準に影響？

過去にスルガ銀行は営業部と審査部が癒着し、従来の審査基準では審査に通らないような人でも審査に通るようになっていました。

銀行カードローンは年収の3分の1以上の融資ができないというルールである総量規制が適用されないため、過剰融資が問題となっており、実際に返済できずに破産してしまう人も続出していたことから、金融庁から限度額の見直しも要求されていました。

そこで大手都市銀行をはじめ自主的に借入制限を設ける銀行が増えており、低年収の人が銀行カードローンを利用することが難しくなっています。

東邦銀行カードローンの審査は本当に厳しい？見極める4つのポイント

確かに東邦銀行カードローンは銀行系カードローンなので審査が厳しめですが、金利だけで審査難易度を判断してはいけません。

そこで審査基準に影響するポイントを4つチェックしましょう。

①地銀カードローンの審査と大手銀行カードローンの審査の違い

大手都市銀行は全国展開しているので、地方銀行よりも求められる信用が大きいです。

そのため、都市銀行は不祥事を起こさないようにする目的で規制を厳しめに設けています。

それに対して地方銀行も大手銀行に倣って反社会勢力や過剰融資対策のために規制を設けていますが、大手程厳しいものではありません。

そのため、大手銀行と比べれば地方銀行の方が融資を受けやすいと言えるでしょう。

②地銀カードローンは積極的に利用者を集めている

地方銀行のカードローンは基本的にその銀行の拠点がある都道府県に住んでいる若しくは勤務している人しか申し込むことができません。

そのため、利用者数がメガバンクのカードローンと比べてかなり限られてしまい、収益化が難しいです。

そこで地方銀行はカードローンの宣伝に力を入れ、積極的に利用者を増やそうとしています。

したがって、規制は厳しくなっているものの、メガバンクよりは審査に通りやすいと言えるでしょう。

③地銀は長年の利用者を優遇する傾向にある

地方銀行はメガバンクと比べて地域密着型のサービスを展開しています。

そのため、長年利用している人との信頼関係を重視する傾向にあり、利用期間が長いとその分審査が有利になることが多いです。

したがって、東邦銀行の口座を長期間にわたって利用しているのであれば、その分他の人より審査が優遇される可能性が高いと思って良いでしょう。

④消費者金融系のエム・ユー信用保証が保証会社になっている

東邦銀行の保証会社はエム・ユー信用保証です。エム・ユー信用保証は大手消費者金融であるアコムが株主の保証会社なので消費者金融系の企業と考えて良いでしょう。

先ほど解説した通り銀行系カードローンよりも消費者金融系カードローンの方が審査に通りやすいです。

そこで保証会社が消費者金融系なら消費者金融に近い審査基準である可能性が高く、他のカードローンよりも審査に通りやすいと考えて良いでしょう。

「地銀カードローンの審査通過率は30％ほど」のカラクリ

地方銀行カードローンの審査通過率は30％程度と言われています。

10人に3人しか審査に通らないと言われると不安になる人も多いでしょうが、これにはしっかりと理由があります。

そこで地方銀行カードローンの審査に落ちてしまう人が多い理由をチェックしましょう。

審査落ちの多くが無職・借金経験者

地方銀行カードローンの審査に落ちてしまう人の多くは無職だったり借金経験者だったりすることが多いです。

消費者金融は審査に通りやすい分、借金を重ねてしまう人が多いでしょう。

そこで消費者金融からこれ以上借金ができない状況になると総量規制の適用外である銀行系カードローンに手を出してしまう人はたくさんいます。

しかし、何度も解説した通り銀行カードローンは消費者金融系カードローンよりも審査が厳しいです。

そこでメガバンク系よりも地方銀行系カードローンの方が審査が緩いと思って審査に申し込んで審査に落ちてしまう人が続出しています。

基本的に銀行系カードローンに申し込むにあたって無職だと審査に通ることはありませんし、借金をした経験がある場合もしっかり返済計画通りに返済できていたかをチェックされます。

そこで返済が滞った経験がある場合は銀行系カードローンだと審査に落ちる可能性があり、審査が緩めの消費者金融に申し込むのが良いでしょう。

審査対策をしっかりすればそこまで難しくない

基本的に借金をした経験が無く、携帯電話料金などの支払いも滞ったことがなければ余程年収が低すぎない限り審査に落ちることはありません。

借金がある場合でもしっかりと審査対策をしていれば審査に通る可能性が高いです。

したがって、地方銀行系カードローンの審査通過率が30％と低い理由は銀行側の審査基準が厳しすぎることよりも申込者側の借金の経歴や年収に問題があることが多いと考えて問題ないでしょう。

申込者の状況別に東邦銀行カードローンの審査対策方法を紹介

それでは、東邦銀行カードローンに申し込むにあたってどんな審査対策をするのが良いのでしょうか。

そこで申込者の状況別に東邦銀行カードローンの審査対策の方法をチェックしましょう。

信用情報のクリーンな正社員なら年収・勤続年数をチェック

借金をした経験が無いもしくは借金を既に完済しているなどといった信用情報がクリーンな人の場合は年収・勤続年数をチェックする必要があります。

先ほど解説した通り、消費者金融は総量規制の対象外ではありますが、過剰融資を防止するために総量規制と同じ年収の3分の1以上のお金を融資しないという自主規制を設けているところが多いです。

また、3分の1ギリギリだと審査に通るのが難しいので、融資を希望するのであれば希望限度額の3倍以上の年収があるかを確認したうえで申し込みましょう。

それに加え、年収だけでなく勤続年数も審査に大きな影響を及ぼします。

勤続年数が長いということは仕事を辞める可能性が低く、年収も申告通りの金額から減ることが基本的に無いので、返済が滞る可能性もあまり無いと言えるでしょう。

そのため、勤務年数が長ければ長いほど審査に通りやすくなります。

それに対して勤務年数が短かったり、短期間で何度も転職を繰り返したりしていると収入が安定しないと判断され、審査に落ちてしまう可能性が高いので要注意です。

信用情報がブラックの場合はクリーンになるのを待つ

過去に消費者金融などからの借金や家賃・クレジットカードなどの支払いが滞ってしまった経験があったり、債務整理をしていたりすると個人信用情報機関に登録されている信用情報がブラックの状態になっている可能性があります。

信用情報が一度ブラックの状態になると完済してから5年、自己破産の場合は10年経過しないとクリーンになりません。

基本的に信用情報がブラックの状態だと消費者金融からも銀行からもお金を借りることはできないので、この場合は信用情報がクリーンになるまで待ってから再度融資の申し込みをしましょう。

自分の信用情報をチェックしたい場合はCIC・JICC・KSCそれぞれに問い合わせることで確認することが可能です。

これらの書類に異動情報が記載されている場合はブラック、そうでない場合はクリーンと判断できるので、自分がブラックリスト入りしているかどうか不安な場合は各個人信用情報機関から自分の個人信用情報を取り寄せてみましょう。

他社借入が多い場合はおまとめ利用がおすすめ

複数の消費者金融や銀行からお金を借りていると、返済日が被ってしまうなどして返済が難しくなってしまうことがあるでしょう。

そんな時だと融資額の増額審査に通る見込みが少ないために別の金融機関に新規で申し込んでしまう人も多いですが、そうするとその場しのぎにはなりますが、1ヶ月の返済額がさらに大きくなってしまうことでより返済が大変になってしまいます。

したがって他社借入が多い場合は新たにカードローンに申し込むのではなく、おまとめローンに申し込んで借入をしている会社の数を減らしましょう。

借金が長期化すると利息も高くなりますし、複数の金融機関から融資を受けていると1ヶ月の返済額も大きくなってしまいますが、おまとめローンを利用すれば利息を下げられたり、1ヶ月の返済額を少なくしたりすることができます。

銀行カードローンに新規で申し込むよりも審査に通りやすいので、他社借入が多いならおまとめローンで借金を一本化しましょう。

無職・専業主婦の方は公的機関に相談するのがおすすめ

基本的に消費者金融も銀行も融資をするにあたって安定した収入があることを条件としていることが多く、働いていない無職の人や専業主婦の人は基本的に審査に通りません。

銀行によっては配偶者が働いていて安定した収入があれば審査に通るところもありますが、それなら実際に働いている配偶者本人が申し込んだ方が有利ですし、無職・専業主婦だと配偶者に知られずに借金をしたいと考えている人も少なくないでしょう。

そんな場合は金融機関ではなく公的機関に相談するのがおすすめです。

借金の返済に関する無料相談を行っていたり、働けない人に対する経済的な支援を行っていたりするので、これらの制度を活用すると良いでしょう。

ただ、無職・専業主婦でもアルバイト・パートで毎月安定した収入を稼いでいれば少額融資に対応してくれる可能性もあります。

したがって、自分名義で借金をしたいならまず自分でお金を稼いでみて、それでも足りない場合に銀行や消費者金融のカードローンに申し込みましょう。

東邦銀行カードローンの審査基準を理解して申し込もう

カードローンの審査難易度は銀行によって異なります。

東邦銀行カードローンは他の地方銀行カードローンと比べて審査に通りやすい可能性が高いでしょうが、しっかり審査に通る基準を確認したうえで申し込まないと審査に通る条件であってもちょっとしたミスで審査に落ちてしまう可能性があるので要注意と言えます。

特にカードローンは複数の金融機関に同時に申し込んでしまうとお金に困っていると判断されて審査に落ちてしまうことが多いです。

そのため、利用するカードローンを吟味したうえで申し込みましょう。