三井住友銀行のカードローンは、比較的安い金利で利用ができる銀行系カードローンです。
毎月2千円から返済ができるなど、経済的な負担を抑えて利用できるようなサービスになっています。
すでに三井住友銀行に口座を持っている方は、インターネットからすべての手続きを行うことが可能。
ただ、この三井住友銀行のカードローンもキャッシングのサービスである以上、利用した分はきちんと返済をすることが大切になります。
今回は、三井住友銀行のカードローンのメリットやデメリット、審査の流れなどを解説していきます。
三井住友銀行カードローンの基本情報
契約限度額 | 800万円 |
---|---|
金利 | 4.0%~14.5% |
遅延損害金 | 19.94%(実質年率) |
審査時間 | 最短即日 |
返済方法 | 残高スライド元利定額返済方式 |
返済期日 | 5日、15日、25日、末日から選択 |
申込み条件 | 申込時の年齢が満20歳以上69歳以下の方 安定した収入がある方 |
利用目的 | 自由(事業資金は対象外) |
担保・保証人 | 不要 |
三井住友銀行カードローンのメリット
- 毎月2千円から返済が可能
- インターネットから申し込みができる
- 消費者金融に比べて借入時の金利が安い
毎月2千円から返済が可能
三井住友銀行のカードローンは、約定返済日の借入残高に応じて返済額が決まる仕組みです。
例えば、約定返済日の借り入れ残高が10万円以下の場合、約定返済額は2千円です。
50万円以下の借り入れでは、多くても1万円前後の返済額になりますので、無理のない範囲で返済を続けていけるのがメリットです。
インターネットから申し込みができる
三井住友銀行に口座を開設している方やキャッシュカードを持っている方は、店頭まで足を運ぶことなくにWeb上で借入の手続きが完了します。
収入証明書や運転免許証などの必要書類もすべてパソコンやスマホから提出できるため、仕事を休んでわざわざ銀行の窓口に行かなくても済みます。
口座を持っていない場合でも、公式サイトからの利用の申し込みは可能です。
消費者金融に比べて借入時の金利が安い
三井住友銀行カードローンの金利は、実質年率4.0%から14.5%です。
消費者金融系のローンに比べると、低い金利でお金を借りられるのは1つのメリットになるでしょう。
ちなみに、借り入れ額が200万円以上であれば、10%以下の金利が適用されるケースが多いです。
三井住友銀行カードローンのデメリット
- 審査に多少時間がかかる
- 借入額によっては収入証明書の提出が必要
- SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる人が対象
審査に多少時間がかかる
三井住友銀行のカードローンの場合、申し込みはインターネットから24時間できますが、審査が行われるのは基本的に銀行の営業日です。
したがって、休日などに申し込みをしたときには、審査結果がでるまで数日かかることもあります。
借入額によっては収入証明書の提出が必要
借入額が50万円を超えるときには、収入証明書を提出するのが三井住友銀行のカードローンのルールになっているため、まとまった金額を借りるときには給与明細書や確定申告書などを用意する必要がでてくるでしょう。
三井住友銀行のカードローンの場合、契約した後に改めて書類の提出を求められるケースもあります。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる人が対象
三井住友銀行のカードローンを利用するにあたっては、保証人や担保などは不要です。
しかしながら、このローンの場合は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が利用者の債務を保証する形で融資を行いますので、保証会社側の審査に通過しないと借り入れはできなくなります。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の審査の基準などはとくに公開されておらず、申し込みをしてからでないと結果が分からないのが1つのデメリットです。
三井住友銀行カードローンの審査の流れを徹底解説
- 公式サイトや窓口、ローン契約機、電話、郵送で申し込み
- 必要書類を提出する
- 審査
- 審査結果の回答
- 契約手続き
- 借り入れ
公式サイトや窓口、ローン契約機、電話、郵送で申し込み
三井住友銀行のカードローンを利用するときには、いろいろな方法で申し込みができます。
公式サイトからはもちろんですが、銀行の窓口や店舗に設置してあるローン契約機からの申し込みも可能です。
また、三井住友銀行カードローンプラザに電話をする、郵送で申し込み書を送る、といった方法もあります。
必要書類を提出する
申し込みの際には、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類を準備しておくことが必要です。
また、借入額が多い方の場合は、収入の内容が分かる収入証明書の類も提出が求められます。
給与明細書や確定申告書、源泉徴収票などが必要になりますので、申し込みの前にしっかりと準備をしておきましょう。
必要書類は、パソコンやスマホからスキャンをしてデータで送信することもできます。
窓口や郵送で申し込みをする場合は、コピーなどを取っておき、指示に従って提出をしましょう。
審査
三井住友銀行のカードローンの審査は、三井住友銀行とSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が行います。
全国銀行協会やCIC、JICCといった信用情報機関に問い合わせを行い、とくに問題がなければ仮審査に通過する流れです。
その後、警察庁のデータなどを確認し、本審査の結果が通知されます。
また、審査のプロセスでは、本人の在籍確認も行われます。
申込書に書いた勤務先に間違いがないかどうかを確認するのが、このプロセスです。
在籍確認は職場の営業時間に合わせて実施されますので、申し込んだ曜日や時間帯によっては、確認まで時間がかかることもあります。
審査結果の回答
審査の結果は、基本的に銀行の営業日に電話やメールなどで本人に通知されます。
必要書類がすべてそろっていれば、すぐに本審査まで進むことも可能ですが、本人確認書類などに不備があると、審査結果が出るまで多少時間がかかることもあります。
このような場合、本審査の結果が通知されるのは、必要書類がすべてそろってからです。
仮審査の結果は申し込みの当日に分かることもありますが、本審査に通過するまでは基本的にローンを利用することはできません。
カードが発行された場合でも、使用を開始できるのは本審査の結果を聞いた後です。
契約手続き
インターネットやローン契約機で申し込みを行ったときには、銀行の営業時間に改めて窓口で契約手続きが必要になるケースもあります。
必要書類がそろっていない場合や、口座を持っていないときには、実のところ銀行の窓口に出向いて手続きをすることが必要です。
三井住友銀行のカードローンを利用する場合、三井住友銀行に口座を開設する必要はとくにありませんが、引き落とし用の口座を作りたい場合などは、後日に窓口で手続きをして利用を開始することになります。
借り入れ
三井住友銀行に口座を持っている方は、本審査に通過をすれば手持ちのキャッシュカードを使ってすぐにローンの利用を開始できます。
口座を持っていない方の場合は、審査に通過した後に三井住友銀行からローンカードが送付されます。
こういったカードが届けば、三井住友銀行のATM、コンビニのATMなどで借り入れをスタートできるでしょう。
また、申し込みをローン契約機から行った方は、その場でカードが発行されるため、本審査の結果が通知され次第、借り入れをスタートすることができます。
ただ、発行されたカードは本審査に通過しないと使えませんので、借り入れをするのは結果が出るまで待つ必要があります。
手元にカードがあれば郵送でカードが届くまで待つ必要がないため、ローン契約機を利用するよりも早く借り入れができるでしょう。
三井住友銀行カードローンの審査基準は厳しい?
三井住友銀行カードローンの審査の基準はとくに公開されていませんが、審査に落ちる方も実際にいますので、100%の確率で通過するカードローンとは言えないようです。
例えば、三井住友銀行カードローンの場合、公務員や会社員の利用者の割合が多いという特徴があります。
申し込みの際に「安定した収入がある方」という条件を設定しているため、定期的な収入がない主婦や学生は、申し込みをしても審査に落ちる可能性が高いです。
また、審査の際にはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社によるチェックがありますので、信用情報に傷がある方は通過するのが難しくなるでしょう。
このカードローンには総量規制も適用されることから、他社からの借り入れが多い方も通過は困難です。
三井住友銀行カードローンの貸付条件
三井住友銀行のカードローンの貸付条件は、「申込時の年齢が満20歳以上69歳以下の方」「安定した収入がある方」、「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる方」です。
60代の方まで利用できるカードローンですが、「安定した収入がある方」が条件に入っているため、職業などはある程度限定される可能性があります。
ただ、担保や保証人は不要ですので、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の審査に通過すれば、自営業の方でも利用することは不可能ではないでしょう。
このローンは事業資金には使えませんが、それ以外の目的であれば、自由にお金を使えます。
専業主婦や学生、無職の方は利用が難しい
給与所得者の利用が多い三井住友銀行のカードローンは、本人が安定した収入をコンスタントに得ているかどうかが1つの審査の基準になります。
したがって、自身で収入を得ていない専業主婦や学生の方などは、家族に相応の所得があっても利用するのは難しくなるでしょう。
また、仕事をしていない無職の方も、「安定した収入を得ていること」という条件に引っかかりますので、審査に通るのは現実的に不可能です。
銀行の審査の場合は、職業以外にも年収や勤続年数、資産状況などがチェックされます。
たとえ何らかの収入を得ている方でも、雇用の安定度が低いと判断されてしまうと、審査に引っかかる可能性があります。
短期契約のパートやアルバイトの方などは概して評価が低くなるため、場合によっては審査に落ちるケースもあるでしょう。
信用情報に傷が付いていると審査に通らない
審査の際には、必ずと言ってよいほど信用情報機関のデータの照会が行われるため、信用情報に傷が付いていると審査に通らない可能性がでてきます。
支払いが滞ったことによりクレジットカードの利用を停止されている場合や、契約を強制解除されている場合などは、まず審査に通過することはないでしょう。
この手の事故情報がある方に対しては、銀行側でも融資を差し控えるのが一般的です。
また、債務整理をしているときにも、三井住友銀行のカードローンを利用するのは難しくなります。
他社からの借り入れ額が多い、これまでにたびたび延滞した履歴がある、といった場合も、審査に不通過になるケースが多いです。
年収の3分の1以上の借り入れになってしまうときには、新たにカードローンの契約はできませんので、三井住友銀行のカードローンの審査にも不通過になる確率が高いです。
三井住友銀行カードローンの金利を徹底解説
金利は4.0%から14.5%の間で設定されている
三井住友銀行カードローンの金利は、年4.0%から14.5%と若干幅があります。
初めて利用する方や借り入れの極度額が少ない方は、一番高い利率である14.5%が適用されるケースが多いですが、借り入れの極度額が多い方はより低い金利でローンを利用できます。
例えば、借り入れの極度額が100万円以下の場合、適用される金利は12.0%から14.5%です。
一方、極度額が700万円超800万円以下のときには、最低金利である4.0%が適用される可能性があります。
三井住友銀行カードローンの金利は、三井住友銀行の住宅ローンを利用しているかどうかによっても多少変わります。
住宅ローンを利用している場合は、通常よりも少し金利が安くなるのがこのローンのシステムです。
金利や借り入れの限度額などはすべて審査で決定されるため、適用される金利はその方によってケースバイケースと言えます。
三井住友銀行のカードローンの金利を他社と比較
三井住友銀行のカードローンの金利を、他の銀行系カードローンや消費者金融と比較してみましょう。
カードローン | 金利 |
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三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン | 1.8%~14.6% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
楽天銀行カードローン | 1.9%~14.5% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
アイフル | 3.0%~18.0% |
レイクALSA | 4.5%~18.0% |
アコム | 3.0%~18.0% |
三井住友銀行のカードローンの金利は、他の銀行系のカードローンと比べてみてもほぼ同じレベルと言えます。
消費者金融の中には、最低金利が三井住友銀行のカードローンよりもいくぶん低いところも見られますが、最高金利はいずれも数%ほど高くなっています。
三井住友銀行カードローンの返済を徹底解説
返済日
三井住友銀行のカードローンの返済日は、毎月5日、15日、25日、末日の4つの選択肢から選べます。
指定した日が銀行の休業日にぶつかったときには、休日明けの翌営業日が返済日です。
4つの選択肢があれば、給料の支給日に合わせて返済日を設定する、といったアレンジもしやすくなるでしょう。
実のところ、毎月の給料が振り込まれる日の数日後に返済日を設定しておけば、万が一休日などが重なっても返済が遅れてしまうことは少なくなるでしょう。
また、三井住友銀行のカードローンは、懐に余裕が出たときにはその都度追加で返済が可能です。
約定の返済日以外の日にも入金ができるようになっていますので、タイミングを逃さずに返済を進められます。
返済方法
ATMでの返済、振り込み、口座振替の3つの返済方法があるのが、三井住友銀行のカードローンです。
ATMから返済をするときには、三井住友銀行の本店や支店に設置されているATM、コンビニやゆうちょ銀行のATMなどが使えます。
ゆうちょ銀行のATMで返済する際には、ローンカードが必要になりますが、他のATMを利用する場合は三井住友銀行の普通預金のキャッシュカードとローンカードが使えます。
また、インターネットバンキングでの振り込みも可能で、パソコンやスマホからすぐに返済ができるのもこのローンの便利な点です。
振込手数料は利用者の負担になりますが、返済をうっかり忘れていたときにすぐに手続きができるのは大きなメリットになるでしょう。
口座振替を指定している場合は、約定返済日に所定の金額が自動的に引き落とされます。
返済額
三井住友銀行のカードローンは、少額から返済ができるのが特徴です。
最低の返済額は2千円ですので、借り入れ額が少ない方であれば少ない負担で返済を続けていけます。
例えば、約定返済時の残高が50万円以下の場合、10万円以下の借り入れであれば約定返済額は2千円。
以後は、借り入れが10万円アップするごとに2千円ずつ返済額が上がっていきます。
借り入れの残高が増えるほど毎月の約定返済額も上がるのが、このローンの場合です。返済する際の残高によって約定返済額はその都度変動しますので、返済中に新たに借り入れをしたときなどは、毎月の返済額も変わってくる可能性があります。
臨時返済で追加の返済をした場合も、以後の返済額が変わるケースがあるでしょう。
三井住友銀行カードローンを利用した人たちの口コミ
年齢 | 30歳 |
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年収 | 450万円 |
借入の目的 | 結婚式と新婚旅行の費用 |
借入額 | 50万円 |
性別 | 男性 |
自分の結婚式の費用に充てるのに、三井住友銀行のカードローンを利用しました。新婚旅行で少し予算オーバーしてしまい、新たに親に援助を頼むのも恰好が悪く、自分でカードローンを利用した次第です。このローンは、無理のない金額で返済ができる点が良かったです。結婚後も着々と返済を続けており、もう少しで完済ができそうです。
年齢 | 30歳 |
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年収 | 300万円 |
借入の目的 | 自分磨きの費用 |
借入額 | 20万円 |
性別 | 女性 |
三井住友銀行のカードローンは、エステサロンの利用や習い事をする目的で利用しています。クレジットカードのキャッシングと同じぐらいのペースで返済ができますので、精神的にも負担が少ないローンだと感じています。大手銀行のカードローンという点も、何となく安心感がありました。三井住友銀行のATMはいろいろな場所に設置されているため、返済もつつがなく行えます。初めてカードローンを利用したため、最初は少し不安でしたが、計画的に借り入れをすれば順調に返済していけるサービスだと思います。