スマホの解約金を払わないとどうなる?裁判や差押などのデメリットを完全解説!

スマホの解約金を払わないとどうなる?

2019年10月、ドコモ・au・ソフトバンクの大手三キャリアは総務省からの是正勧告を受け、スマートフォンの解約金を9500円から1000円以下に値下げしました。

しかし、1000円の解約金で乗り換えることができるのは、2019年9月から登場した新プランを契約している人のみです。

そのため、旧プランを契約している人がそのままキャリアを乗り換えると、以前と変わらず高い違約金を取られてしまいます。

中には「違約金を払いたくない」「違約金を払わないとどうなるか知りたい」という方もいるでしょう。

このページでは乗り換え時にスマートフォンの解約金を払わないとどうなるかについて、解説していきます。

また、解約金を払わなくても済む方法についても、解説するのでそちらも参考にしてください。

お金がない時はどうすれば良い?ケース別におすすめするお金を得る方法10選

スマホの解約金を払わないとどうなるか

まず、スマートフォンの解約金を払わないと、以下などのデメリットが発生する可能性があります。

  • 現在利用しているプランの解約ができない
  • キャリアから訴えられる
  • 財産が差し押さえられる
  • ローンが利用できなくなる
  • スマートフォンの新規契約ができなくなる

詳しくは次から見ていきましょう。

そもそも解約できない

まず解約金を払わないと、現在利用している契約プランを解約ができない可能性が高いです。

携帯電話やスマートフォンの通信契約は、消費者が一方的に打ち切れるものではありません。

消費者がキャリアに契約解除の申し出をした後、キャリアが契約を打ち切って初めて契約の会場ができます。

つまり、通信契約に関しては実質キャリア側が権利を握っていると言えるでしょう。

そして、キャリアからしてみれば、解約金を払わない消費者の申し出に応じる義務はありません。

しかし、解約金を払いたくないと言って、通信料と解約金を払わずに他キャリアと契約することはおすすめできません。

なぜならばキャリアを使わなくとも、キャリアがインターネット通信ができる状態を提供していれば、消費者には通信料の支払義務が発生します。

つまり、乗換先と乗り換え前で二重に通信料が発生することになります。

どうしても解約金を払いたくない!という方は、このページの後半で解説する解約金を払わなくても済む方法を参考にしてください。

利用料金も滞納すると裁判に発展する可能性がある!

また解約金を払いたくないからと言って、解約手続を取らずに通信料の未払いを続けた場合は裁判に発展する可能性があります。

通信料程度で裁判なんて…と思う方もいるかもしれませんが、過去に数万円の通信料を滞納したことで訴えられたケースが存在します。

通信料が支払えない正当な理由があれば、裁判で勝てる可能性もありますが、大抵の場合は支払を命じられるでしょう。

仮に支払を命じられれば、以下などの費用を支払わなければなりません。

  • 解約金
  • 未納していた通信料
  • スマートフォンや携帯電話の端末代金
  • 遅延損害金(未納していた期間の利息にあたるお金)
  • キャリア側が裁判でかけた費用

特に遅延損害金やキャリア側が裁判でかけた費用は高額になりやすく、場合によっては数十万円を支払う必要もあるでしょう。

解約金の未払いだけで、裁判に発展するケースは少ないですが、通信料を滞納すると訴えられる可能性は大きく上がります。

裁判にならないためにも、必要であればきちんと解約金を払って契約を解除させましょう!

最悪財産の差押を受ける

また、通信料の支払を命じられても、お金を払わなかった場合などは財産の差し押さえを受けることになります。

多くの場合財産の差し押さえは妨害を防ぐため、債務者に通知されることなく実施されます。

そのため、ある日突然に以下などが起きるケースも十分に考えられます。

  • 預貯金が0になってた
  • 給与の一部が振込前に差し引かれていた
  • 所有している車にロックがかかっていた

さらに、財産の差し押さえの前段階で勤務先や、勤務先の取引先にも連絡がいきます。

差し押さえが原因で解雇されることはありませんが、お金の管理がルーズな人であると評価される可能性はあるでしょう。

将来の自身の生活を守るためにも、きちんと契約を解除させることをおすすめします。

ローンが利用できなくなる

解約金を含む通信料はローンとして扱われています。

そのため、未納期間が続くと金融トラブルとして、信用情報に傷がつきます。

信用情報に傷がつくと、以下などのローンが利用できなくなります。

  • 住宅ローン
  • カーローン
  • 教育ローン

また、上記に加えて銀行や大手消費者金融のカードローンも利用できなくなるため、カードローンでお金を借りて解約金や通信料を払うといったことはできません。

しかし、中小規模の消費者金融系カードローン利用すればお金を借りられる可能性はあります。

ブラックでも借りやすい消費者金融などは、以下のページを参考にすると良いでしょう。

スマホの新規契約ができなくなる

また、解約金を含む通信料を未納していることは、キャリア業界に共有されます。

大手キャリア三社はもちろん、UQモバイルや楽天モバイルなどの格安sim会社にも情報は伝達されます。

そのため、未納期間が続けばどのキャリアからも契約ができなくなり、モバイルデータ通信でスマートフォンを使う手段がなくなります。

モバイルデータ通信が使えないと、外で電話を取れないだけではなく、Wi-Fiがなければインターネットを利用することもできません。

外でスマートフォンを使えないと仕事や生活に影響が出る方がほとんどでしょう。

今後も外でスマートフォンを使うためにも、解約金を含む通信料は払っておくことをおすすめします!

解約金を払わなくても済む方法

ここまでスマートフォンの解約金を払わないとどうなるかについて解説してきました。

このページではスマートフォンの解約金を払わなくても済む方法として、以下などを紹介します。

  • 解約金のかからないプランに変更した後に解約する
  • 解約金負担サービスを利用する
  • 店舗で交渉をする

詳しくは次から見ていきましょう。

解約金のかからないプランに変更する

冒頭でも説明した通り、2019年9月から登場した新プランに変更してから解約をすれば、多額の解約金を取られることはありません。

以下に大手3キャリアの新プランをまとめました。

【Softbank】 ・基本プラン(音声)
・基本プラン(データ)
・データプラン50GB+
・データプランミニ
・データプラン1GB(スマホ)
・データプラン1GB(ケータイ)
・データプラン100MB
・データシェアプラス
・ウルトラギガモンスター+
・ウルトラギガモンスター+forデータ
・ミニモンスター
・ミニモンスター for
・スマホデビュープラン
・ケータイ1GBプラン
【au】 ・au データ MAX プラン Pro
・au データ MAXプラン Netflixパック
・au フラットプラン 25 Netflix パック N
・au フラットプラン 20N
・au フラットプラン 7プラス N
・新su ピタットプラン N
【docomo】 ・ギガホ
・ギガライト
・ケータイプラン
・データプラス
・キッズケータイプラン

また、どのキャリアでもプランの変更では解約金は発生しませんし、変更手続はスマートフォンやPCからいつでも手軽におこなうことができます。

現在大手3キャリアを利用していて、解約金を払いたくない方は、上記のプランに変更した後に解約手続を進めましょう!

解約金負担サービスを利用する

また、以下などのキャリアは解約金負担サービスとして他キャリアから乗り換えると、1万円程度のキャッシュバックを受けることができます。

  • UQモバイル
  • LINEモバイル
  • ビックローブモバイル
  • おとくケータイ.net
  • docomo スマホのりかえサポート
  • Broad WiMAX

特にBroad WiMAXでは、最大1万9000円までのキャッシュバックを受けることができるのでおすすめです。

また、解約金負担サービスを利用するためには、一度乗り換え前のキャリアに解約金を支払う必要があります。

そのため、すぐに解約金のお金が受け取れる訳ではない点には注意しましょう。

店舗で交渉をする

解約金を払いたくない場合は店舗で交渉するのもおすすめです。

解約金に関しては個別的な対応を受けられる可能性が高いためです。

特に以下などを伝えながら交渉すると、主張が通りやすいでしょう。

  • 解約金があることを契約時に説明されていない
  • 更新期間前に連絡が来ていない
  • 早く乗り換える必要がある
  • 解約金を払う手持ちがない

しかし解約金を払いたくないからと言って、店員に怒鳴ったり威圧的な態度を取ると、後日訴えられる可能性があります。

交渉の際は冷静に自身の要望を伝えることをおすすめします。

まずは契約プランを確認しよう!

ここまで、スマートフォンの解約金を払わないとどうなるかや、解約金を払わなくても済む方法について解説してきました。

このページの内容をまとめると、以下の通りになります。

  • スマートフォンの解約金を払わないと、そもそも解約できない可能性が高い
  • 解約金を含む利用料金の滞納が続くと、裁判や差し押さえを受ける可能性がある
  • 滞納期間が長くなると、ローンの契約やスマートフォンの新規契約ができなくなる
  • 解約金を払いたくない場合は、解約金のかからないプランに変更した後に解約しよう!
  • 乗り換え先によっては、解約金負担サービスを利用することができる
  • 交渉次第では解約金を免除されるケースもある

契約時期や契約プランによって、解約の方法は異なります。

まずは、各キャリアのサービスにログインして、現在利用している契約プランを確認するところから始めましょう!

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