消費者金融は、仕事をしている人にお金を貸す会社です。仕事をしていない人には融資をしない方針を取っており、無職では審査を通過できません。
無職が審査を通過できない理由、また、無職でもお金を借りる方法を知っておくと、消費者金融との付き合いがわかるかもしれません。
ここでは無職と消費者金融について説明します。
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無職は消費者金融の審査に通らない
無職では、消費者金融の審査は通過できません。その理由は、総量規制の対象となってしまい、審査を通過できなくなるためです。総量規制というルールは、どのような規制よりも優先的に扱われるため、無職という時点で審査を通過できなくなります。
また、消費者金融としては、安定した収入を確保している人に貸したいと判断しています。無職のように、安定した収入を確保しているとは思えない人には、融資をしない方針をとっているのです。その結果、無職は審査によって、早々に落とされてしまうのです。
安定した収入の確保、そして返済が確約できるほどの仕事状況を確認できない場合、消費者金融は審査を通過させない方針を取っているのです。
消費者金融は総量規制の対象
消費者金融は、総量規制を適用し、融資をしなければならない会社です。この総量規制ですが、融資の際に年収から最大で貸せる金額を算出しなければなりません。
総量規制では、年収から3分の1以上の貸付が認められていません。3分の1以上の貸付になってしまうと、貸している会社側が総量規制に違反したとして、様々な罰則の対象となります。こうした罰則を受けないためにも、総量規制を守ってお金を貸すようにしています。
また、総量規制では、収入を持っていない人に融資をしないルールを定めています。無職は収入を持っていないため、総量規制によってお金を借りられないのです。
収入を持っていて、仕事をしている人でなければ借りられないのが消費者金融です。無職でも借りられるという考えは捨てるようにしましょう。
勤務先からの安定収入を評価
消費者金融は、勤務先から得られた安定した収入を評価しています。収入を安定して得られている人は、安心してサービスを提供できると判断し、審査を通過させているのです。
一方で、無職のように収入を安定して受け取っていない人は、返済されないリスクが高いと判断されてしまいます。返済されないという状況は、消費者金融にとって非常に辛い状態ですので、この時点で審査に落としてしまいます。
安定した収入こそ、消費者金融で借りるために重要なポイントです。どのような状況でも、安定した収入をしっかりと確保し、消費者金融の審査を通過できるようにしましょう。
貯金があっても将来性がないと評価される
貯金が多く残っていたとしても、安定した収入を持っていない場合、将来性がないと判断されてしまいます。最大の理由は、お金を得ることにより、安定して返済できる状況が起こらないためです。
安定した返済を実施するためには、毎月の収入が何よりも重要視されます。貯金というのは、返済できる能力はあるかもしれませんが、ある程度の期間が経過した時点で返済はできる金銭は残らなくなります。安定してお金を得続けることが、将来性があると評価されるのです。
とにかく将来性を確保するためにも、貯金ではなく収入を得ることで安定した返済能力を確保しておきましょう。
無職でも審査に通るのは闇金や個人融資
無職でも融資を受ける方法は一応用意されています。その方法は闇金や個人融資と呼ばれる方法です。
闇金や個人融資は、申し込みの時点で融資を受けられる決定が下ります。その理由は、審査をしていないためです。審査をしなくても融資を受けられるという方針でお金を貸しているため、簡単に融資を受けられるのです。
しかし、どちらにしても高金利での貸し出しであり、借りられる期間もかなり制限されるデメリットがあります。デメリットは生活に影響する可能性も高くなっているため、基本的にはあまり利用しないほうがいいでしょう。
闇金は審査なし！ただし法外な高金利
闇金は審査をしていないため、基本的にどのような状態でも借りられます。仕事をしていない無職でも、借りたいという意思さえ持っていれば簡単に借りられるでしょう。
しかし、その代償として、法外な金利での貸し出しを受けます。法律で定められている金利は、最大で20％までとしています。しかし、闇金の融資は年利に換算すると100％以上が当たり前で、場合によっては300％以上の金利を適用される場合もあります。
金利の設定が利用者にとって不利な状態となりますので、闇金を利用するメリットは殆どありません。返済できる人は殆どいないと言われるほど、闇金の融資は非常に厳しいのです。利用するだけ無駄だと考えて、他の方法による融資を検討してください。
二次被害を受ける可能性も高い
闇金の利用により、二次被害を受ける可能性も高まります。闇金はプライバシーの保護などもしていないため、個人情報が勝手に漏洩し、怪しい団体に個人情報を利用される恐れがあります。
また、融資を受けているという情報を近隣の人に知らせる恐れもあり、利用するだけで生活しづらい状況が生まれてしまいます。お金を借りているという情報は、近所の人に知らせてはいけないルールが作られていますが、このルールを無視して伝えてしまうのが闇金の手法です。
更に、返済しなかった場合の取り立ては厳しく、自宅まで押しかけて返済するように求めてきます。場合によっては、孤立させるためにあらゆる手段を採用し、誰も助けてくれない状態を作ってしまうのです。こうした二次被害を受けてしまうと、生活の立て直しも厳しくなるでしょう。
個人融資掲示板に良心的な人は100%いない
一方で、個人融資掲示板を利用する場合、闇金ほど危ないような人はいないように感じられるかもしれません。また、審査も実施しないため、簡単に借りられる傾向があるでしょう。
しかし、個人融資掲示板を使った場合も、法外な金利での貸付が多くなってしまいます。法律の範囲内で貸してくれる人はほぼいないものと判断してください。大半が闇金と同様のサービスを提供します。
また、善意でお金を貸している人はほぼいません。何らかの対価を求められるケースが多々あるため、闇金よりも酷い扱いを受ける恐れも出てしまうのです。特に女性の場合、対価として体を求められるケースが多くなっています。
個人融資掲示板は、闇金と同じものと判断し、利用しないように心がけましょう。
プライバシーを隠していたはずがいつの間にかバレてる？
プライバシーを保護する、個人間だけで話をするような情報を最初は伝えてくれるものの、最終的にはその話を無視して個人情報を流出させるなどの方法を取り、更に金を得ようとするのが個人融資掲示板です。
個人融資掲示板でお金を貸す人は、お金を貸すと同時に個人情報を得ています。この情報を売却するなどして更に利益を増やし、お金を稼ごうとしているのです。
更に、お金を貸すように見せかけて、詐欺行為を働く人も増えています。詐欺の技術は更に発展しており、色々な方法でごまかすような対策を取っています。なかなか詐欺だと見抜けず、間違ってお金を取られるケースも多々あります。
銀行カードローンの審査は無職でも通る？
消費者金融の審査は通過できませんが、銀行カードローンであれば無職も通過できる可能性があります。ただ、審査を通過できると言っても、収入をしっかりと確保しなければ、ほぼ審査を通過するのは難しいでしょう。
銀行カードローンは、総量規制の対象外となっており、無職でも申し込みが可能です。しかし、銀行側は自主規制により、無職に課さない方針を取り始めており、なかなか融資を受けるのは難しくなっています。
無職で銀行カードローンを狙うのはかなり難しい状況ですので、あまり期待しないほうがいいでしょう。
銀行カードローンは総量規制対象外！無職でも申込可能
銀行カードローンは、現在でも総量規制の対象外となっており、年収から3分の1以上の貸付が可能となります。同時に、職業による貸付制限が発生しないため、無職でも申し込みが可能です。
総量規制のルールは消費者金融のように、貸付を主体の業務として提供する会社だけに適用されます。銀行は貸付を主体の業務にはしていないため、総量規制の対象外となります。
2017年から9割の銀行が年収3分の1以上の貸付を自主規制
総量規制が適用されないという理由から、銀行カードローンを利用する人が増加し、多くの融資が発生しました。その結果、返済されないような貸付が増加し、銀行カードローンの問題が表面化することとなりました。
その結果、2017年から総量規制に近い規制を設けて、貸付を制限するように方針を切り替えました。このルールは大半の銀行が賛同しており、9割以上の銀行が適用しています。
こうした総量規制に近いルールを設けたことで、収入を持っていない人の貸付は制限されることとなりました。特に無職の貸付が非常に厳しくなり、返済できる能力を持たなければ貸さないという方針を厳格化しました。
無職がカードローン審査に通る見込みは現在ほぼない
現在は、無職がカードローン審査を通過し、お金を借りられる見込みはありません。借りられたとしても、配偶者が収入を持っているなどの理由で、融資を受けられる場合に限られています。更に、この場合でも借入額はかなり制限され、融資を受けられる金額は最低限に抑えられます。
無職でもカードローン審査を通過したいと思っているかもしれませんが、融資を受けるのはかなり難しい状況です。カードローン審査を受けるのもできる限り避けたほうがいいでしょう。
無職がお金を借りる方法
無職がお金を借りる方法ですが、融資による借入はかなり難しいため、他の方法を利用しなければなりません。基本的には、返済できると思われるものを担保として差し出し、その信頼性が認められて借りられる方法を取らなければなりません。
具体的には、生命保険や定期預金、更には不動産を担保とするローンと契約します。この方法であれば、無職でも融資を受けられる可能性はある程度残されています。ただ、担保として差し出すものの信頼性が不足した場合は、審査に落とされる可能性が高まります。
どのような状況でも、まずは返済できる能力をしっかり示すところから始めましょう。
生命保険を担保に借りる
生命保険に加入している場合、その生命保険を担保として借りられる商品を選べば、お金を貸してくれる可能性があります。
ただ、生命保険を担保としているローンは非常に少ないほか、借りられる金額もあまり多くないという現状があります。この方法は期待しているほどの融資が受けられない可能性がある他、生命保険の加入状況にとっては審査に落とされるなど、あまり融資が期待できる方法ではありません。
定期預金を担保に借りる
定期預金を担保として差し出し、融資を受ける方法があります。
この方法は、持っている定期預金を担保として提供し、返済できない場合は定期預金を返済に充ててしまうというものです。一見すると使いやすいものですが、こちらも対応している商品があまり多くないという問題を抱えています。
また、定期預金を担保として出したとしても、借りる額によっては担保には見合わないと判断され、審査に落とされる可能性があります。余程多くの金額がなければ、担保として使うのは難しいでしょう。
不動産を担保に借りる
一番担保として差し出しやすいのは不動産です。不動産を担保として出し、対価として融資を受ける方法を使います。
この方法は非常に多くの銀行で利用されており、不動産担保ローンとして大々的に紹介する会社もあるため、利用しやすいかもしれません。
ただ、リスクとして不動産を失う可能性があります。無職の場合、持っている不動産が自宅以外にないという人も多数います。もし支払えなかった場合、自分が住む場所を失う恐れもあります。大きなリスクと引き換えに、融資を受けるか慎重に考えておきましょう。
まずは仕事に就くことから始めよう
どれだけ担保によって借りられる可能性があったとしても、まずは仕事に就くことから始めたほうがいいでしょう。その方が借りられる可能性はかなり高くなります。
特にパートやバイトでも、収入を持っていると証明できれば審査はかなり通過しやすくなります。更に、仕事をしているという状況により、審査で不利になる問題も大きく減少します。
より安心して借りるためにも、まずは仕事に就くところからスタートするといいでしょう。
パート・アルバイトでも審査通過率は大幅アップ
パートやアルバイトで仕事をする場合も、仕事をしているという状況は正社員と同じです。正社員ほどの安定性はないものの、収入と勤務状況という2つで安心感を得られるため、審査を通過できる可能性は高くなります。
いきなり正社員というのは、かなり難しい傾向があります。まずはパートやアルバイトからスタートし、少しでもいいので収入を得られるようにしましょう。これは週1程度の仕事でも問題はありませんので、まずは自分ができることから始めるのです。
給与を書類証明できることが重要
給与の金額を書類で証明できれば、確実に収入を得られていると判断し、審査を通過しやすくなります。この書類による証明は、消費者金融の審査ではかなり重要になっています。
書類で証明できない場合、信用できないと判断され、審査に落とされる可能性が高くなってしまいます。確実に書類による証明を出すためにも、仕事を始めるように心がけてください。
無職は消費者金融以外の方法でお金を借りよう
無職は消費者金融以外の方法を利用し、融資を受けたほうがいいでしょう。消費者金融の審査は、通過できるものではないものと判断し、最初から申し込みを避けておくのです。
消費者金融以外の融資先であれば、もしかしたら借りられる可能性があります。色々な担保を考えて融資を受けるように心がけましょう。
また、仕事をすることで、消費者金融から融資を受ける方法も検討してください。仕事をある程度続けるだけで、融資を受けられるチャンスは劇的に高くなるのです。