消費者金融の審査基準を徹底解説!審査で見られる項目と落ちてしまう人の特徴

AとBを比較する女性

消費者金融を利用する時に気になるのが、審査基準ですよね。

確かに消費者金融の審査基準は公表されていませんし、公式ホームページにも審査の内容に関する情報が少なく、不安に感じる人も多いでしょう。

しかし審査基準が非公開であったとしても、消費者金融の申込みフォームなどから、審査で見られるポイントはある程度予想できます。

このページでは消費者金融の審査基準について解説していきます。

また、消費者金融の審査基準を下げる方法についても触れていくので、消費者金融の利用を検討している方はそちらも参考にしてください!

消費者金融の審査基準

消費者金融の審査基準の細部は機関によって異なりますが、主な審査基準は共通です。

ここでは消費者金融の主な審査基準を解説していきます。

審査基準①収入の安定性

消費者金融の審査では収入がチェックされます。

収入が多ければ多いほど、返済が滞る可能性が低いため審査に通りやすくなりますが、消費者金融が重視するのは収入額よりも収入の安定性です。

実際に消費者金融の利用者のデータを確認してみると、利用者の約12%が年収100万円でした。

年収200万円未満であれば、全体の25%以上を占めています。

なお収入の「安定性」の基準は消費者金融によって異なりますが、毎月9万円以上の収入があり、週3日以上仕事をしていれば審査に通る可能性は高いでしょう。

消費者金融では年収400万円で収入額が月によって異なる人と、年収200万円で毎月収入がある人では、後者の方が審査に通りやすいのです。

消費者金融の審査を申込む前に、収入状況を確認しておきましょう!

審査基準②雇用形態・業種

勤務先や雇用形態は収入の安定性に直結するため、消費者金融の審査基準になります。

例えば公務員や上場企業の正社員は雇用の安定性が高いため審査に通りやすいですが、中小企業の社員やパート・アルバイトなどは職を失う可能性が高く、審査に通りづらいです。

また消費者金融の審査では申込者の業種もチェックされます。

例えば水商売やトラックの運転手、個人事業主は収入額が安定しないため、審査に不利に働きます。

雇用形態や業種が安定しない人は、このページの「消費者金融の審査基準を下げる方法を解説!」を参考にしましょう!

審査基準③勤続年数

消費者金融の審査では、勤続年数がチェックされます。

例えば勤続年数が短い人は今後転職する可能性が高いと判断され、審査に通りづらくなります。

また消費者金融で50万円以上を借り入れる場合などは、2〜3ヶ月分の給与明細書などの収入証明書が必要になるのですが、勤続年数が短い人は用意できないケースもあるでしょう。

ただし借入希望額を抑えれば収入証明書の提出は不要ですし、給与明細以外の収入証明書(源泉徴収票・確定申告書・所得証明書など)があれば勤続年数が短くとも、消費者金融の審査を申込むことができます。

勤続年数が3ヶ月以下の人や、消費者金融で50万円以上の借入を希望している人は、審査の際に必要になる書類を確認しておきましょう!

審査基準④信用情報

消費者金融の審査では、申込者の返済能力を確認するために信用情報がチェックされます。

そのため過去に数日程度の返済遅れがある場合などは問題ありませんが、返済の度に1週間程度の滞納がある場合などは、消費者金融の審査に通るのは難しいでしょう。

特にスマホ本体代金の分割払いなどは延滞している人が多く、注意が必要です。

なお延滞情報の記録は5年ほど保管されており、保存期間が過ぎるまで情報を消すことはできません。

滞納に心当たりのある人は延滞情報が消えるまで待つか、消費者金融以外の借入を検討しましょう。

審査基準⑤他社借入

消費者金融の審査では他社の借入状況がチェックされます。

なぜなら消費者金融は総量規制(他社借入を含めて年収の3分の1以上の融資を禁止する法律)の対象であり、総量規制を超えた融資をおこなうと消費者金融に大きなペナルティが課されるためです。

他社借入に関して明確な審査基準を公表している消費者金融は少ないですが、借入件数が5件以上ある・他社から年収の3分の1の額を借りている場合は、新規の消費者金融の審査に通るのは難しいでしょう。

現在他社借入のある人は借入件数と借入額を確認した上で、審査を申込みましょう!

審査基準⑥結婚や住居形態

消費者金融の審査では、結婚の有無や住居形態がチェックされます。

例えば既婚者は失踪する可能性が低く回収の見込みが大きいため、審査に通りやすいです。

また賃貸に住んでいる人よりも持ち家がある人の方が返済能力が高いと判断されるため、審査に有利に働きます。

加えて持ち家であれば差押さえることもできるため、住居形態は審査基準の中でもやや重視されています。

ただし賃貸に住んでいる人は審査に不利という訳ではなく、持ち家があると審査に通りやすい程度の話ですので、あまり気にする必要はないでしょう。

消費者金融の審査基準をクリアしても審査に落ちるケースを解説!

ここまでは消費者金融の審査基準について解説してきましたが、基準をクリアしていれば必ず消費者金融の審査に通る訳ではありません。

ここからは消費者金融の審査基準を満たしていても審査に落ちるケースを解説していきます。

消費者金融の審査に確実に通りたい人は、ぜひ参考にしてください!

既に年収の3分の1を借りている

上で見てきたとおり、消費者金融は総量規制の対象であるため、既に年収の3分の1を借りている人は審査に落ちてしまいます。

なお総量規制の借入としてカウントされるのは、消費者金融やクレジットカードの借入のみであり、銀行系カードローンや自動車ローン・住宅ローンは総量規制の対象外です。

ただし総量規制の対象外でも審査の通りやすさには関係するので、注意しておきましょう。

虚偽申告をした

虚偽申告をした人は消費者金融の審査に落ちてしまいます。

多少の違いであれば見逃してもらえる可能性もありますが、他社借入を少なく申告しているなど重大な虚偽申告をしてしまうと、審査に通るのは難しいでしょう。

他社借入状況は信用情報を照会すれば分かりますし、収入状況は収入証明書、勤務先は在籍確認で簡単にチェックできます。

消費者金融の審査でウソをつくメリットは全くないため、申込む際は正直に申告しましょう!

短期間に何度も申込んだ

消費者金融の審査では信用情報がチェックされることは説明したとおりですが、信用情報には消費者金融の申込み履歴も記録されています。

そのため審査で信用情報を照会した結果、短期間に何度も申込んでいることが分かった場合「非常にお金に困っている」と判断され、審査に落ちる可能性があります。

短期間に何度も審査を申込んでいる状態のことを申込みブラックと呼び、半年間で3件以上の申込みがある場合は、審査落ちの可能性が高くなります。

現在2件の消費者金融の審査を申込んでいる人は、半年間空けてから3件目を申込みましょう!

在籍確認ができない

消費者金融の審査では原則在籍確認が実施され、確認が取れない場合は審査に落ちてしまいます。

在籍確認とは申込者の返済能力の確認と不正利用を防止するために実施される審査のことで、多くの場合は審査担当者が申込者が申告した勤務先へ電話を掛けることでおこなわれます。

「消費者金融の利用が職場にバレたくない!」という人はSMBCモビットという消費者金融を利用すると良いでしょう。

SMBCモビットでは原則電話連絡を行わずに在籍確認をするので、職場バレが心配な方でも利用しやすいです。

専業主婦

現在専業主婦で配偶者の収入で生活をしている人は、消費者金融の審査に落ちてしまいます。

なぜなら消費者金融を利用できるのは、本人に安定した収入がある人のみだからです。

そのため専業主婦の方は、パートやアルバイトで収入を得てから消費者金融の審査に申込むか、配偶者貸付制度を実施している銀行系カードローンで借り入れることをおすすめします。

消費者金融の審査基準を下げる方法

ここまで消費者金融の審査基準について解説してきましたが「審査に通るために対策をしたい!」という人は多いでしょう。

ここからは比較的短期間でできる、消費者金融の審査対策を紹介していきます。

消費者金融の審査に確実に通りたい人は、参考にすると良いでしょう。

不要なカードを解約する

このページで紹介してきたとおり、消費者金融の審査では他社借入がチェックされます。

よく勘違いしている人も多いのですが、他社借入は実際に借りている額ではなく借りられる額で計算されます。

そのため限度額が10万円のクレジットカードやカードローンを契約していると、実際に利用していなくとも「10万円の他社借入がある」と判断されてしまいます。

消費者金融の審査を申込む前に、使っていないクレジットカードやカードローンがあれば解約することをおすすめします。

収入状況を改善する

このページで紹介してきたとおり、消費者金融の審査では収入状況がチェックされます。

そのため収入を増やすと消費者金融の審査に通りやすくなります。

なお収入を増やしたい場合は、パートやアルバイトを始める・クラウドソーシングを始めるなど本業以外で狙うことをおすすめします。

通常の会社員は簡単に収入を増やすことができませんし、副業を得るとさらに収入が安定するためです。

まずは日払いのバイト探しや、クラウドソーシングのサービスに登録することから始めてみましょう!

借入希望額を抑える

消費者金融の審査を申込む際には、できるだけ借入希望額を抑えることをおすすめします。

なぜなら借入希望額を抑えている申込者は貸し倒れのリスクが低いと判断され、消費者金融の審査に通りやすくなるためです。

また借入希望額を抑えると、収入証明書によるチェックを回避できるというメリットもあります。

借入限度額は契約後でも増額審査にて上げることができるため、まずは借入希望額を抑えて消費者金融の審査を申込みましょう!

消費者金融の審査基準は厳しくない!まずは申込んでみよう!

このページでは消費者金融の審査基準や、審査基準を下げる方法について解説してきました。

消費者金融の審査に通るかどうか不安な人は①全ての申込み条件をクリアしているか確認する②このページの「審査に落ちるケース」に当てはまっていないかチェックする③滞納などをしていないか思い返してみるの3つのポイントを確認しておきましょう。

初めて消費者金融を利用する人などは審査を不安に思うでしょうが、消費者金融の審査基準は決して厳しいものではなく「ダメもとで申し込んだら審査に通った!」というケースも多いです。

しっかりと準備をした上で、一度審査を申込んでみましょう!

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