【2020年最新】消費者金融のヤバすぎ事件をヤバい順にランキング形式で紹介

消費者金融の重要事件ランキング

消費者金融、と聞くと「漫画やドラマのような怖い取り立てを受けるのではないか」「闇金と同じではないか」と考える人は多いでしょう。

現在は法律やコンプライアンスの整備が進み健全な金融機関になりましたが、それでも消費者金融がらみの事件がゼロになったわけではありません。

このページでは消費者金融がらみの事件を話題になった順でランキングしていきます。

消費者金融の重要事件ランキング

このページでは消費者金融の重要事件ランキングとして、以下を取り上げます。

  • 武富士弘前支店強盗殺人・放火事件
  • 武富士ジャーナリスト宅盗聴事件
  • 大手消費者金融10社が利用者に生命保険を加入させていた事件
  • アイフル違法取立事件
  • レイクALSAが勤務先に催促の電話を掛けた事件
  • 三和ファイナンス違法取立事件
  • 消費者金融の利用者情報が公開された事件
  • アコム反社会勢力融資事件

詳しくは次から見ていきましょう。

【第1位】武富士弘前支店強盗殺人・放火事件

消費者金融がらみの事件で最も世間を賑わせたのは、武富士弘前支店強盗殺人・放火事件でしょう。

2001年(平成13年)5月8日午前10時49分頃、男性Kが当時最大手の消費者金融であった武富士武富士弘前支店に強盗目的で押し入りました。

男性Kは従業員に「金を出さなければ火をつける」とおどしましたが、支店長が要求を拒否した上で110番通報をしたことを受け、店内に放火して逃走しました。

火災は店内全域に広がり、同支店の社員5名が死亡、かろうじて脱出した社員4名も重傷を負う惨事となりました。

支店長が男性Kの要求を断った背景には武富士本部から無茶なノルマが課されていたのではないか、という指摘がなされ、武富士は1年間のテレビCMを自粛をおこないました。

また同支店では火災が起きた際の防災訓練が実施されておらず非常口も設置されていなかったことから、被害者遺族は武富士側に損害賠償請求をおこし、後に示談が成立しています。

なお犯行に使われた新聞紙の燃え残りから犯人の身元が判明し、2002年3月4日に逮捕され、Kは2014年8月29日に死刑が執行されました。

また、事件の現場となった武富士の弘前支店は営業が再開されることはなく、そのまま取り壊され現在は更地になっています。

【第2位】武富士ジャーナリスト宅盗聴事件

武富士弘前支店強盗殺人・放火事件とは対照的に、武富士側が加害者になったのが武富士ジャーナリスト宅盗聴事件です。

武富士ジャーナリスト宅盗聴事件とは、武富士に不利な記事を書いていた山岡ジャーナリストの住宅に当時武富士のトップだった武井保雄による指示で盗聴器が仕掛けられた事件です。

この事件で武井保雄は逮捕され、執行猶予つきの懲役判決を受けています。

【第3位】大手消費者金融10社が利用者に生命保険を加入させていた事件

2006年(平成18年)8月、消費者金融の大手5社(武富士・アコム・プロミス・アイフル・レイク・三洋信販)を含む10社が利用者を生命保険に加入させ、受取人を消費者金融に設定していることが明るみにでました。

中には利用者本人が契約を把握していなかったケースもあり、保険金は遺族を素通りして消費者金融側に支払われました。

2005年(平成17年)に大手5社が保険金を受け取った件数は3万9880件のものぼり、内利用者の死因が自殺のケースは3649件でした。

【第4位】アイフル違法取立事件

2006年(平成18年)4月14日、強引な営業活動や暴力的な取り立てが問題になり、アイフルのの全店舗に営業停止命令が出されました。

店舗ごとに営業停止期間は以下のとおりです。

店舗 営業停止期間
  • 五稜郭支店
  • 西日本管理センター3係
  • 新居浜支店
5月8日〜6月1日まで
  • 諫早支店
  • コンタクトセンター福岡カウンセリングセンター九州
5月8日〜5月27日まで
残りの無人契約機を含む全店舗 5月8日〜5月10日まで

また営業停止処分を受けてアイフルは代表取締役や役員15名の3ヶ月間の減給、再発防止に向けた社内規定整備や社員教育、テレビCMや広告の2ヶ月の自粛を決定しました。

金融機関の全店舗が営業停止処分の対象になったのは2005年(平成17年)のSFCG(旧商工ファンド)以来で、消費者金融大手では初でした。

【第5位】レイクALSAが勤務先に催促の電話を掛けた事件

2006年(平成18年)10月20日レイクALSAは利用者からの要望を受けていたにも関わらず、勤務先へ督促の電話をかけたとして、金融庁から11月13日から11月17日までの5日間業務停止命令を受けました。

【第6位】三和ファイナンス違法取立事件

2007年4月4日、三和ファイナンスは利用者の家族に借金の肩代わりを強要したり、親族の家にまで押しかけるなどの違法な取り立てをおこなったことで、金融庁から全店舗を対象に返済受付以外の全業務停止命令を受けました。

また三和ファイナンスは、翌年2008年にも大宮西口支店支店長自らが利用者に対して脅迫や立て続けに電話をするなどの違法な取り立てをおこなったことで、関東財務局長から同店舗に対して5日間の業務停止命令と業務改善命令を受けています。

【第7位】消費者金融の利用者情報が公開された事件

2019年6月から7月にかけて、消費者金融の利用者の実名や勤務先がインターネット上で公開される貧困者データベースが問題になりました。

データベースでは消費者金融で少額融資の相談をした人物を貧困者と定義し、実名・住所・勤務席・希望融資額の情報が公開されていました。

2019年7月6日時点では、およそ7800人の情報が公開されており、削除するためには1万円分のビットコインを要求されていました。

データベースの公開からインターネットの掲示板やSNS上では批判が集まり、IT企業に務める栗田創氏によってサーバーのホスティング元に異議が申し立てられたため、2019年7月時点からデータベースは閲覧できない状態になっています。

なお、データベースを掲載していたサイトは無関係のサイトをコピーしたものであり、2020年8月時点で管理者の検挙や逮捕には至っていません。

【第8位】アコム反社会勢力融資事件

2013年11月7日、アコムの木下盛好社長は暴力団関係者など反社会的勢力への融資があったことを明らかにしました。

今後は通常の取引とは切り離して管理・返済を求めていく予定とコメントしています。

具体的な融資の時期や金額は明らかにしていませんが、反社会的勢力への融資は以前にも存在したとのことです。

消費者金融がらみの詐欺事件

これまでニュースになった消費者金融がらみの事件を紹介してきましたが、消費者金融を装う詐欺事件は日夜起きています。

以下に消費者金融がらみの詐欺事件をまとめました。

  • 消費者金融を装うフィッシング詐欺
  • 消費者金融の保証人詐欺
  • 消費者金融を装うDM詐欺
  • 消費者金融の実態調査を装う詐欺
  • 消費者金融を装う取り立て詐欺

詳しくは次から見ていきましょう。

消費者金融を装うフィッシング詐欺事件

昨今、消費者金融を装ってメールやSMSを送り、カード番号や暗証番号・銀行口座を送信させるフィッシング詐欺事件が増加しています。

基本的に消費者金融がインターネットのメールでカード番号やカード番号や暗証番号・銀行口座を送信させることはありません。

少しでも怪しいと思ったら、消費者金融のコールセンターに直接問い合わせることをおすすめします。

消費者金融の保証人詐欺事件

昨今、消費者金融を装い、保証人の紹介料を騙し取る詐欺事件が増加しています。

加えて消費者金融の保証人になることで報酬を受け取れるとする詐欺事件も横行しています。

基本的にカードローンで保証人が必要になることはありません。

カードローンに関する保証人詐欺には気をつけましょう!

消費者金融を装うDM詐欺事件

昨今実際の消費者金融の社名やロゴを使用し、返済を請求してくる詐欺事件が増加しています。

少しでも怪しいと思ったら、消費者金融のコールセンターに直接問い合わましょう!

消費者金融の実態調査を装う詐欺事件

昨今「実態を調査するために、消費者金融を利用して欲しい」と依頼する詐欺事件が増加しています。

依頼時には報酬を提示されますが、実際に支払われることはなく、消費者金融への借金だけが残ります。

実態調査などの勧誘には注意しましょう!

消費者金融を装う取り立て詐欺事件

「過去の債権が残っている」などと称して消費者金融を装い、お金を騙し取る詐欺事件が増加しています。

消費者金融から怪しげな請求を受けた際は、電話番号や指定された口座番号などをインターネットで調べることをおすすめします。

過去に詐欺被害が起きていれば、被害情報が掲載されている可能性があります。

消費者金融の事件は少なくない!しっかり調べておこう!

このページでは、消費者金融がらみの事件について解説してきました。

一昔前よりは健全化された消費者金融ですが、全く事件が起きていないわけではありません。

また、昨今は消費者金融を騙る業者による詐欺事件も増えています。

事件の被害に遭わないように、一度利用している消費者金融について調べることをおすすめします!

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