消費者金融の審査は、収入等が安定していないと通過できません。何らかの理由で、審査を通過できない情報が確認できれば、その時点で審査に落とされてしまうのです。
どうしても審査を通過したいと考えているなら、審査に落とされる理由を減らしていくといいでしょう。
また、審査に落とされないように、大手の消費者金融以外の会社を狙っていく方法もあります。
ここでは消費者金融の審査に落とされる理由を説明する他、代わりの対応策を紹介します。
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理由①収入が安定していない
一番多い理由として、収入が安定していないと判断されるケースがあります。
収入が安定していないと、本当にお金を貸してもいいのか判断できないほか、返済されないリスクが多くなってしまいます。
融資をする側としては、安定していない収入では貸せないと判断するケースも多く、審査に落とされてしまいます。
特に日雇労働については、安定した収入を確保していないと判断されます。
本当に収入をしっかり得られるのか不安に感じられるケースが多く、審査では通過させない判断を取っています。
どうしても審査を通過するなら、最低でもアルバイトで働くようにしましょう。
とにかく安定した収入を確保し、問題なく審査を通過するという部分に重きを置きましょう。
収入の安定性がしっかり確保できない場合は、審査に落とされるものと判断してください。
理由②収入が低い
収入が安定していると言っても、収入額が少ないと判断されれば審査に落とされます。
審査を通過するためには、収入面での安定性と同時に、返済に余裕をもたせられるような収入額が求められます。
収入が足りない場合も審査に落とされるものと判断してください。
目安としては、年収で100万円程度は最低でも確保したほうがいいでしょう。
年収で100万円を超えていれば、10万円程度の借入が認められる可能性は高くなります。
ただ、更に多くの借入を希望するなら、200万円や300万円といった年収を確保したほうがいいでしょう。
理由③借入額が年収の3分の1を超えている
他社での借入を持っている人は、その借入額が審査に影響します。
他社借入を合計し、年収の3分の1以上借りていると判断された場合、これ以上貸せないため審査に落とされてしまいます。
これは総量規制が影響しているためで、確実に審査落ちとなる項目です。
借入額が年収の3分の1以上となった場合、総量規制による借り入れさせないように会社側は対応しなければなりません。
そのため、どれだけ返済能力を持っていたとしても、審査に落とす判断を下しているのです。
なお、借入額が年収の3分の1以上に到達しても、銀行カードローンであれば融資を受けられる場合があります。
ただ、最近は自主規制により厳しい判断を受けている傾向が多く、借りられるチャンスは少ないものと判断してください。
理由④他社借入がかさむ・多重債務者状態である
他社借入が多くなっている場合は、返済できる能力が確保されるのか判断できないため、審査に落とされる傾向が強まります。
返済できないという状況は、貸す側としては非常に厄介なのです。
そのため、他社借入があまりにも多すぎる場合、審査に落とされます。
また、多重債務者についても厳しい判断を受けやすくなります。多重債務を抱えている場合、借り入れを借金の返済に充てる可能性があると判断されます。
こうした借金を返済するために借りるという状況は、非常に良くないと判断されるため、審査に落とされてしまいます。
理由⑤転職・就職したばかり
転職したばかり、就職したばかりの状態では審査を通過できません。
この場合は、試用期間後に契約を着られる可能性がある他、安定した収入を得られているか不安に感じられるなどの理由で、審査を通過できなくなるのです。
転職や就職したばかりでは、審査を通過できないものと判断してください。
どうしても借りたいのであれば、最低でも1年程度は仕事を継続するように心がけましょう。
理由⑥契約社員やフリーター・アルバイト
契約社員の場合、収入の安定性が確保できないと判断されるため、審査に落とされる可能性があります。
ただ、高額な借入に限っての話ですので、少額の借入ではあまり影響は出ないものと判断してください。
また、フリーターやアルバイトも審査に落とされる可能性があります。
この場合も収入が安定しないなどの理由から、審査に落とされてしまうためです。
こちらも少額ならあまり影響はありませんが、高額の借入では厳しい判断を受けるケースが多くなっています。
理由⑦自営業者や個人事業主
自営業者や個人事業主は、安定した収入を得られるか判断しづらいため、収入証明書などを提出するように求められます。
収入の安定性を確保できない場合は、審査に落とすという判断をしているためです。
もし、収入証明書を提出できない場合は、この時点で安定した収入を証明できないと判断し、審査に落とされてしまいます。
借りたいと考えている人は、収入証明書を必ず提出するように心がけるほか、事前に書類を準備しておきましょう。
理由⑧信用情報に問題がある
信用情報に問題があり、返済される保証が確保できないため、審査に落とされるケースもあります。
信用情報は、過去の借り入れ等が影響し、審査に落とされる可能性が高くなる場合もあります。
過去に返済で問題を起こしている場合、もしくは信用情報を傷つけるような行為をしている場合は、審査に落とされる可能性が高くなります。
問題を起こしていると判断した場合は、消費者金融の審査は受けないほうがいいでしょう。
消費者金融の審査に落ちる最も多い理由は年収の不安定さ
消費者金融の審査に落ちる理由として最も多い理由が年収の不安定さです。
そもそも収入がなければ返済ができませんから、消費者金融もお金を貸したくはないのです。
収入が安定している人とは、正規雇用の会社員や公務員で、かつ勤続年数の長い人を指します。
一方、収入が不安定な人はパート・アルバイト・契約社員などの非正規雇用や個人事業主、自営業者を指します。正社員でも勤続年数が短い人は、不安定と見なされやすくなります。
アルバイトの方の中でも、その辺の会社員よりも給与が安定していて稼いでいるケースは少なくありません。
しかし、そのことを証明して審査に通してもらうのは簡単ではないでしょう。
消費者金融の返済が長期にわたる場合、何か月も連続して収入を得ないと、返済し続けることはできません。
アルバイトの場合、風邪やケガでシフトが滞ってしまい、お金が入らなくなるので返済が滞る可能性が高いのです。
一方、正社員は入院をしても有給制度を使えたり、社会保険に入っていたりするので、もしもの時も返済できる傾向にあるのです。
長期返済をするほど収入の安定性は重要になる
消費者金融の返済期間を長期で設定するほど、収入の安定性が審査で見られるようになります。
つまり、借りたお金は短期で全額返済してしまったほうが、審査にも通りやすいのです。
しかし、現実は利用者の7割以上が長期の返済期間を希望しています。
返済期間が長期のほうが1月ごとの返済額は低いので、返済が楽だと思っている方が多いのです。
しかし実際は、返済のタイミングが多いほど利息の支払いが増え、トータルの返済コストは高額になります。
経済的に上手くやりくりしているつもりでも、返済期間を延ばせば審査に通りにくくなるのです。
収入が不安な方は日雇いのアルバイトを始めよう
収入がない、低くて不安だという人は、日雇いでも良いのでアルバイトを始めてみることをおすすめします。
消費者金融の審査では前年度の年収を申し込みフォームに記入しますが、概算値でOKと言っている金融機関も多く、審査ではそこまで重視されていません。
ただ、ケースによっては直近数か月分の給与明細の提出を要求されることがあります。常にこうしたことが起こる訳ではないですが、もし要請を受けて提出できなければ審査には落ちます。
つまり、消費者金融の審査を受ける際は、まず直近数か月分の給与を明細で証明できる状態にしておくということが何より大事なのです。
ステータスに問題がなくても消費者金融の審査に落ちるケース
先程紹介した情報は、消費者金融の審査で落とされやすい事例です。
しかし、上記の問題をすべて解決したとしても、消費者金融の審査に落とされる可能性があります。
この場合は申込者の不備が原因となり、審査に落とされるケースが多くなっています。
申込者は、審査を完了させるまで、しっかりした対応を心がけてください。
1つでも誤った対応があれば、審査に落とされるものと判断しておきましょう。
提出した書類に不備があった
提出した書類に問題があり、審査に落とされる場合があります。
提出された書類の内容を確認したところ、肝心な情報が記載されていない、もしくは提出された書類を見ても正しい情報が確認できないなどの理由があれば、審査に落とす場合があります。
また、提出した書類に問題があると、電話連絡により再度提出するように求められます。
この提出に応じなかった場合、審査を完了させる意思がないと判断し、一定の期間が経過した時点で審査に落とされてしまいます。
複数の消費者金融へ同時に申し込んだ
複数の消費者金融へ申し込み、審査を受けていた場合は審査に落とされてしまいます。
複数の消費者金融へ申し込んだ場合、多重債務を引き起こすと判断されます。
多重債務は審査に落とされる原因の1つとなりますので、危ない状況を作る前に審査に落とし、借りられない状態を作ります。
複数の消費者金融へ申し込むと、双方の審査を受けているという情報が残されており、確認するだけで審査落ちの判断を受けてしまいます。
どうしても審査を通過したい人は、利用する会社を1つに制限しておきましょう。
在籍確認がとれなかった
在籍確認が取れない場合、会社で仕事をしているという判断ができないため、審査に落とされてしまいます。
安定した収入に加えて、仕事をしているという情報が確認できない場合、その時点で審査を通過できないのです。
在籍確認は、自分が出られるタイミングを先に伝えることで対策できるケースがあります。
なかなか電話に出られなくて困っている時は、消費者金融へ電話に出られるタイミングを伝えておくといいでしょう。
大手消費者金融の審査に落ちたら中小がおすすめ
大手の消費者金融は、審査基準がやや厳しい傾向にあります。
銀行カードローンよりも審査は甘いものの、厳しい判断を下すケースが多いため、なかなか審査を通過できずに苦労します。
そこで、審査の甘い中小の消費者金融を狙う方法があります。
中小の消費者金融は、元々大手に落ちた人に、借りられるチャンスを与えている会社です。
大手の消費者金融で審査を通過できず、借りる会社が見つからない場合は、中小の消費者金融を狙ってみるといいでしょう。
中小は大手に落ちた人をメインターゲットにしている
中小の消費者金融は、大手に落ちた人を狙い、お金を貸している会社です。
大手の審査を通過できる人は狙わず、大手に落とされて困っている人を狙い、お金を貸すサービスを提供します。
大手の審査に落とされるような人に、安心して借りられる方法を提供したいという思いもあり、中小の消費者金融は借りやすいようにサービスを整えているのです。
ブラックでも審査に通ったという報告が多数ある
大手の審査に落とされた人の中には、ブラックという扱いを受けている人がいます。
ブラック状態になると、ほぼ審査を通過できる可能性はありません。
理由は、ブラックという状態では、安心して返済されないと判断されるためです。
しかし、ブラック状態でも中小の消費者金融は借りられる可能性があります。
過去のブラックよりも現在の返済能力を重視して審査を実施する傾向が多いためです。
そのため、ブラック状態でも借りられるチャンスはあります。
大手消費者金融の審査に落ちた方におすすめカードローン
大手の消費者金融で審査落ちを受けている人は、これから紹介するカードローンを利用するといいでしょう。
ブラックでも借りられる可能性がある他、大きな借入にも期待できる会社です。
なかなか審査を通過できずに困っている人、借りられるか不安を感じている人は、これから紹介するカードローンを狙ってみましょう。
ダイレクトワン
金利(年) | 4.9%~20.0% |
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限度額 | 1万円~300万円 |
高い限度額と低金利が狙える会社です。
中小の消費者金融でも信頼性の高い会社が運営しており、借りる際の不安もあまり大きくありません。
フクホー
金利(年) | 7.3%~18.0% |
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限度額 | 1万円~200万円 |
中小の消費者金融でも長くサービスを提供し続ける会社です。
信頼性が高く、安心して借りられる点が魅力です。
セントラル
金利 | 4.8%~18.0% |
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限度額 | 1万円~300万円 |
金利や限度額は、他社よりも圧倒的に有利な会社です。
低金利で借りたいと考えている方におすすめの会社で、審査基準の甘さなども魅力です。
アロー
金利 | 15.0%~19.94% |
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限度額 | 1万円~200万円 |
金利は高くなっているものの、審査を通過しやすいという部分デメリットを持つ会社です。
中小の消費者金融でも信頼性があり、安心して借りられます。
消費者金融の審査に落ちた時の対処法
消費者金融の審査に落とされた場合は、審査に落とされた原因をしっかり探るように心がけてください。
審査に落とされた原因がわからないと、同じ理由で何度も審査落ちを受けることとなり、最悪の場合はブラック扱いになります。
また、他の消費者金融を狙うように心がけてください。同じ消費者金融を狙ってしまうと、また審査に落とされる可能性が発生してしまいます。
違う消費者金融を狙い、より審査を通過しやすい状況を作っておくといいでしょう。
まずはなぜ落ちたか原因を推測する
審査に落とされた原因をしっかり探っておかないと、審査を通過するための対策がわからなくなります。
審査を通過できる対策がわからないのに、再び審査を受けた場合、同じ理由に引っかかって審査に落とされます。
延々と審査に落とされるような状況を作らないためにも、まずはどの部分が原因で落とされているのか、しっかりと考えてください。
そして、審査に落とされた原因をしっかりと排除してから、消費者金融へ申し込むようにしましょう。
審査落ちから再申し込みまで時間を空ける
審査落ちの連絡を受けてから、すぐに再申し込みをしないように心がけてください。
すぐに申し込むと、申込みの内容を確認されないまま審査に落とされます。
審査を通過するための対策がしっかりされていると判断されるためにも、まずは時間を空けるようにします。
この時に必要な時間としては、だいたい半年程度です。
半年以上の期間が経過していれば、再申し込みをしてもしっかり審査を受けられます。
一方で、半年以内に審査を受けると、余程のことがない限り審査落ちとなるため、絶対に再申し込みの期間は空けるようにしましょう。
同じ消費者金融に再申し込みをしない
同じ消費者金融へ申し込まないようにしましょう。
同じ消費者金融を狙ってしまうと、申込内容が変わっていないのに申し込んできたと判断され、審査に落とされやすくなります。
また、何度も申し込みをした結果、その会社からブラック扱いを受けてしまい、審査を受けられない場合もあります。
こうした問題が起きないためにも、他の消費者金融を狙って審査を受けるようにしましょう。
同じレベルの金利の消費者金融に再申し込みをしない
同じレベルの消費者金融へ申し込んでも、審査に落とされる可能性は高いままです。
まずはレベルを下げて、借りやすい会社へ申し込むようにしましょう。
特に中小の消費者金融へ切り替える方法は、審査を通過するためには重要なポイントです。
大手の消費者金融で審査を通過したいと考えている方も、審査に落とされ続けているようなら、中小の消費者金融へ切り替えてください。
その方が借りられる可能性は高くなります。
消費者金融の審査に落ちたら冷静に原因を考えよう
消費者金融の審査に落とされた場合は、とにかく問題点がなかったか、改善できる点はないのかをしっかりと考え、情報を変えるようにしましょう。
しっかりした改善が見られているようなら、消費者金融で借りられる可能性が高くなります。
冷静に原因を把握できない場合、何度も審査に落とされ続けることとなり、最悪の場合はどの会社からも借りられなくなります。
確実にお金を借りるためにも、冷静に原因を特定し、改善するように心がけてください。