消費者金融は最短即日融資のスピーディさで、手軽にお金を借りられる便利なローンです。
ただ、利用するとなると気になってしまうのがデメリットの面でしょう。
消費者金融を利用する際はどんなデメリットが存在するのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
消費者金融でお金を借りる6つのデメリット
金利が高い
消費者金融の上限金利は平均18%ほど。対して、同じようなサービスを受けられる銀行カードローンの上限金利は年14~15%ほどが相場になっています。
4~5%の金利の違いは大きく、高額借り入れをするほど利息の違いは明確になってきます。
消費者金融は最もお得なローンではないことを知っておきつつ、選ぶ必要があります。
無職・専業主婦は利用することができない
消費者金融は本人の年収が0の方が借りることはできません。
そのため、無職や専業主婦が審査に通過するのは難しいと考えて良いでしょう。
専業主婦の方は夫の年収と合算申告できる「配偶者貸付」という制度を利用することもできますが、こちらはすべての消費者金融が対応している制度ではないうえに、夫の同意が必要というデメリットがあります。
年収の3分の1超を借りることはできな
消費者金融には総量規制という制度があり、年収3分の1を超える借り入れができません。
なので、年収の低い方の審査が難しいのはもちろんのこと、他に借金がある方の通過も難しいと言えます。
ただ、年収3分の1をぎりぎり通過していなければ良いかというとそうではなく、その際も消費者金融が各自でおこなう審査で落とされる可能性が非常に高くなります。
気軽に借金ができるような感覚になってしまう
特にプロミスやアコムは30日間の無利息期間サービスや、アプリで申し込み、借入ができるといった便利なサービスを提供することにより、借金という感覚を打ち消し、ポップな宣伝をしています。
実際、審査に通過するのも消費者金融はそこまで難しくないので、人によっては借金をする感覚がなくなり、気軽にどんどん借りられてしまうようになります。
気づいた時には負債が膨らみすぎて、首が回らなくなっているケースも多々あります。
信用情報が傷つく
消費者金融を借りると、信用情報に「債務者」という情報が残ります。
借入を行っているうちはこの情報が残り続けるので、他のローン審査で不利になる可能性が高いです。
ただ、消費者金融から借りたら一生ローン審査で不利になるということはありません。
返済トラブルなどをおこさなければ、しっかり完済して時間が立てば情報は消えるので安心しましょう。
バレた時の世間のイメージが悪い
サラ金と呼ばれていた時代は昔で、今は幅広い方が経済状況を立て直す手段として消費者金融を利用しています。
以前より金利の規制が厳しくなって借りやすくなったのも大きいですが、それでも消費者金融からお金を借りているというのは決してイメージの良い話ではありません。
家族や同僚に借り入れをがばれた時、本人の信頼が落ちる可能性も十分あります。
消費者金融の悪いイメージは本当?
ドラマや映画で、消費者金融の取り立てが家に押し掛けるシーンを見たことがある方も多いでしょう。
このように、消費者金融にはなんとなく悪いイメージがあります。しかし、このイメージは実際の状況とはかけ離れている部分があるのも確かです。
実情はどういったものなのでしょうか。
以前は怖い取り立てがあった
以前、消費者金融は返済を滞納している人に向けて厳しい取り立てをしていたのは確かです。
特にアイフルや武富士などは、高圧的な取り立てをおこなって問題になった過去があります。
実際に複数で家に押し掛け、恫喝をするという例もあったようです。ドラマのシーンも、昔はあながちウソではなかったということです。
現在は幅広い人が利用している
昔はお金に困ったサラリーマンがメインでしたが、現在は学生や主婦、フリーターなど幅広い方が消費者金融を利用しています。
これも、消費者金融のイメージがクリーンになってきたことと関係しているでしょう。
消費者金融という過去のイメージだけでなく、実際の利便性の面から利用をする方が増えてきたのです。
貸金業法で金利が大幅に規制
以前は高金利を負わせるケースもありましたが、現在は貸金業法によって金利の規制が厳しくなり、年20%を超える金利を負わせるのは法律で禁止されています。
そのため、質屋などと比べて、よりローンの側面が強くなり、住宅ローンや教育ローンと同じように、お金に困った方がちゃんと利用しやすい仕組みが整いました。
銀行グループに属してイメージUP
2000年代半ばに貸金業法の大幅な規制があり、それまで独立を保っていた大手の消費者金融が次々と銀行グループに属するようになりました。
銀行は信用が第一なので、ルールが規制されたということ以上に、信用を貶めるような行動を嫌がります。
名実ともに今までのやり方ができなくなり、かつ銀行グループの一員となったことで、「消費者金融も立派な金融機関」という認識が強くなってきました。
消費者金融は怖いサービスではない
現在の消費者金融はけっして「使うとやばいサービス」ではありません。
むしろそのサービス内容を見ると、お金に困った方が適切に利用する分には、かなりおすすめできるローンになっています。
お金を借りる選択肢の中では安全
お金を借りる選択肢は様々ありますが、消費者金融は国に認められた正規の金融機関なので、闇金や個人融資を受けるよりもずっと安全な手段だと言えます。
逆に闇金に手を出してしまうと、法外な高金利を負わせてきたり、詐欺などの二次被害にあったりと、決して良い結果にはならないので注意しましょう。
最大30日間の無利息期間サービスが使える
プロミスやアコムなどの大手消費者金融の目玉のサービスが、新規借り入れの方にむけた最大30日間の無利息期間サービスです。
その名の通り30日間は利息が0になるので、その間に完済をすれば、実質金利なしでお金を借りることができます。
更に周囲にも内緒でお金を借りられるので、場合によっては家族や友人からお金を借りるよりもお得です。
このサービスを利用するためにはいろいろ条件もあるので、事前に確認しましょう。
消費者金融のデメリットを防ぐ方法
必要最低限しか借りない
必要最低限しか借りないことで、消費者金融の負債を軽減することができます。
特に、目的をはっきりさせず消費者金融を利用しようとしている方は、まず目的を絞り、その目的に必要な額以外は借りないようにすることが大切です。
もともと消費者金融は高額借り入れを想定したサービスではないので、できるだけ借り入れ額を絞る必要があります。
絶対に延滞をしない
1日でも返済期限を延滞すると、高額な遅延損害金が発生してしまいます。
延滞期間が延びるほど負債はどんどん増えていくので、絶対に延滞をしないようにしましょう。
また、延滞をすることで信用情報が傷つき、今後のローン審査などに強く影響します。
延滞しそうなときはスムーズに窓口に問い合わせることで、期限を延ばしてくれるといった対応を受けられる可能性もあります。
他のローンと併用しない
複数のローンを借りることで負債が膨らむほか、返済日が複数になるので延滞のリスクが高まります。
複数借り入れは禁止されている訳ではないのですが、リスクが高いのでおすすめはしません。
特に3件以上の借り入れは高リスクなので注意しましょう。
デメリットも把握した上で消費者金融を利用しよう
消費者金融には厳しい広告規制が敷かれてはいますが、それでもcmでは何となく便利な商品というイメージを与えられます。
ただ、紹介した通り消費者金融にはしっかりデメリットも存在します。
そのことをしっかり頭に入れておき、消費者金融を覚悟を持って利用するようにしましょう。