楽天銀行の口座は即日開設できる?口座開設の手順・注意点を解説

楽天銀行の口座開設は、ネットで簡単に手続きできる点が魅力的です。

そこで気になるのが、預金口座が使えるようになるまでの時間ではないでしょうか。

宝くじ購入やカードローン利用目的で開設する場合、一日でも早くキャッシュカードを届けてほしいものです。

口座開設を急ぐなら、手続き全体の流れと必要書類・キャッシュカード到着まで時間がかかってしまう原因を知ることで、事前に準備しておくことができますよ。

これから手続きしようとする人へ、楽天銀行への申込を始める前に知っておきたい口座開設のすべてを解説します。

楽天銀行の口座開設は最短1週間かかる

楽天銀行の口座開設申込は3分程度で完了しますが、口座の利用開始までは1週間~10日程度かかります。

全体の流れのうち最も時間がかかるのは、銀行の本人確認審査です。

【楽天銀行口座の利用開始までの流れ&所要時間】

  1. 申込手続き+必要書類提出(3分~10分)
  2. 銀行による本人確認審査(2日~10日程度)
  3. ThankYouレター到着(2日~3日程度)
  4. 口座の利用開始設定(5分)

このように、審査終了だけで2週間近くかかってしまう場合もあります。

しかし、心配には及びません。申込手続きに注意することで、本人確認にかかる時間を短縮することができます。

口座開設を最短で済ませるための「本人確認」のポイント

楽天銀行では3つの本人確認方法が用意されていますが、口座開設完了までの時間は最も短いのは「アプリでの書類提出」です。

他の方法だと、ThankYouレター発送に時間がかかる・レター到着後さらに楽天銀行への返送するまで口座利用できないといったデメリットがあります。

ここからは、口座開設の方法3つを、手続きが早い順に紹介していきます。

①スマホで書類撮影をしてアプリで提出

申込手続きと同時にスマホから書類提出しておくことで、最も早く本人確認に対応してもらえます。

他の方法より5日以上早く、申込みから1週間程度で口座が利用できるようになります。

②配達員による確認

申込手続きの際は書類提出しません。

レター受取の際に本人確認書類を提示することで、楽天銀行でも確認済みとなります。

「本人限定受取郵便」と呼ばれる特別な郵便で発送されるため、届くまで最大2週間ほど日数がかかってしまいます。

また、申込者本人が配達員対応しなければならないというデメリットがあります。

③郵便による書類返送

ThankYouレターが届いたあと、書類のコピーを楽天銀行宛に返送する必要があります。

この方法だと、楽天銀行で確認してもらうために2週間以上かかってしまう可能性もあります。

アプリで書類提出する方法は、他の方法にくらべて格段に対応が早いと分かります。郵便局員の対応や返送の手間もなく、利用しない手はありません。

【要注意】アプリで提出できる本人確認書類の種類

アプリを使った本人確認は、紙で作られている手帳型の健康保険証・パスポートでは出来ません。

かならず以下いずれかの書類を準備する必要があります。

<楽天銀行の口座開設に必要な書類【アプリ提出の場合】>

  • 運転免許証(裏表計2枚)
  • 写真付きマイナンバーカード(裏面不要)
  • 住民基本台帳カード(裏表計2枚)
  • カード型の健康保険証(裏表計2枚)+追加書類※
  • 在留カード・特別永住者証明書(裏表計2枚)

※追加書類の種類:以下①②のどちらか

  1. 発行から3ヶ月以内の公共料金領収書or請求…固定電話・電気・水道・ガス・NHK受信料
  2. 発行から6ヶ月以内の納税証明書or社会保険料の領収書

これらの書類が用意できない場合は「配達員による確認」もしくは「郵便による書類返送」のいずれかの方法となります。

アプリ提出できる書類を持っていない場合の本人確認方法

書類が準備できずアプリ提出以外の方法で本人確認をする場合でも、代わりに準備する書類によって方法が変わります。

①「配達員による確認」に対応する書類

  •  パスポート

②「郵便による書類返送」に対応する書類

  •  紙タイプの健康保険証+追加書類
  •  住民票(コピー不可)
  •  印鑑登録証明書(コピー不可)
  •  各種年金手帳

まずは用意できる必要書類を確認して、どの本人確認方法を利用できるか確かめておきましょう。

楽天銀行の口座開設の流れ

楽天銀行の口座開設手続きは、PC・スマホのどちらからでも始めることが出来ます。

まずは公式サイトにアクセスし「口座開設(緑のバナー)」へ進みましょう。

①申込情報の入力

氏名住所を含む申込情報は、提出予定の本人確認書類と同じ内容を記入しましょう。

よくある間違いが「アパート名の省略」です。

正確に入力できていない場合、書類と申込情報が一致するまで再確認が行われ、手続き完了まで時間がかかってしまいます。

申込情報として入力するのは、大きく5項目に分かれる以下の内容です。

項目 入力情報まとめ
①楽天銀行の口座開設で入力する情報
  • 氏名(漢字&フリガナ)
  • 性別
  • 生年月日
  • 電話番号
  • メールアドレス(携帯メール可)
  • 郵便番号・住所(漢字&フリガナ)
②口座開設審査に必要な情報
  • 日本国籍の確認(外国籍の人はチェックを入れる)
  • 「米国人の確認」※米国市民または居住者は別途書類が必要になる場合あり
  • 居住地国の確認
  • 職業・副業の有無
③キャッシュカード種類&デザイン選択の項目 通常のキャッシュカード・デビットカード機能付き・クレジット機能付きのいずれかから選択できます。
※クレジットカード機能付きは所定の審査が行われるため、発行に時間がかかる場合があります。預金口座しか利用しない場合、通常タイプかデビットカード機能付きのいずれかを選択しましょう。
④本人確認に必要な情報
  • 口座の利用目的
  • 提出書類の種類選択
⑤口座の追加オプションサービス
  • キャッシング専用の「楽天銀行スーパーローン」
  • 楽天銀行toto(口座の追加機能)
  • 楽天証券口座(同上)

※キャッシングの利用予定がない場合・口座利用を急ぐ場合は、楽天銀行totoのみに申し込みましょう。楽天証券口座はマイナンバー確認が行われるため、時間がかかります。

入力が終わったら、提出する予定の本人確認書類と相違がないかチェックしてから「次へ」へ進みましょう。

ここまでで情報入力は完了し、入力したアドレスに受付メールが届きます。

アプリ提出に未対応の書類しか準備できなかった場合、この後2週間程度でThankYouレターが届きます。

②公式アプリのインストール&書類提出

「アプリ提出」に対応する書類を用意できる人は、楽天銀行アプリ(iOS/Android)をダウンロードします。

受付メール記載の「登録番号」と「アクセスキー」を使って、書類をカメラで撮影しましょう。

アプリの操作方法は次の通りです。

<本人確認書類の提出方法【アプリ】>

  1. 「口座開設の手続きへ進む」をタッチ
  2. 「口座開設申し込み」をタッチ
  3. 登録番号+アクセスキー+生年月日を入力
  4. 提出する書類名を選択して「次へ」
  5. 「撮影開始」から画面案内に従い1~2枚撮影

このあと楽天銀行による書類確認が行われ、不備がなければ「口座開設完了メール」が届きます。

③ThankYouレターの到着を待つ

口座開設完了メールが届けば、あとはキャッシュカードの入った「ThankYouレター」を待つだけです。

アプリで書類提出を行った人は、簡易書留で自宅にとどきます。

自宅を留守にしていると受け取ることが出来ないので、可能であれば家族に対応してもらうよう頼んでおきましょう。

④初期設定ガイドに従って手続き

ThankYouレターが到着しても、すぐに同封のキャッシュカードが使えるわけではありません。

ネットで楽天銀行口座にログインし、初期設定を行うことが出来ます。

キャッシュカードの台紙を使って以下設定が終われば、提携ATMからの入出金や振込機能を使えるようになります。

【楽天銀行の口座初期設定項目】

  • ユーザーID&ログインパスワード(レター記載の初期のものを変更)
  •  暗証番号(数字4~8ケタ・先頭4ケタがATM利用時の暗証番号になる)
  • ワンタイム認証(アプリログイン時に利用)
  • 秘密の質問(ログイン情報を忘れた際に利用)

デビットカード付きキャッシュカードを選んだ場合は、キャッシュカードとは別に「カード決済用暗証番号」も設定する必要があります。

いずれも大切な情報なので、メモを取りながら設定しましょう。

楽天銀行の口座開設が遅れることもあるので注意

細心の注意を払ったつもりでも、楽天銀行の口座開設完了まで時間がかかってしまうことがあります。

その原因は、申込み手続きをしたタイミング・申込内容そのものにあります。

【理由①】書類提出の時間帯が遅い

申込から書類提出までは、なるべく15時までに行うようにしましょう。

申込手続きは自動受付を行っているため、時間帯に関係なく一定速度で処理されています。問題となるのは、書類をアプリ提出する時間帯です。

提出された必要書類は人の目でチェックしているため、営業時間内でないと対応してもらうことが出来ません。

当日処理分が終わった後に書類提出した場合、翌日の処理となります。

楽天銀行の営業時間は毎日9~17時ですが、余裕をもって15時までに申込~書類提出を済ませておくことが時間短縮のポイントです。

【理由②】休暇前などで申込が混みあっている

金融機関の各種手続きは、連休前に集中します。

楽天銀行も同様で、混雑するタイミングに申込手続きをしてしまった場合、口座利用までに時間がかかってしまいます。

本人確認の時間を考慮し、なるべく平日月曜日~水曜日に手続きしておきましょう。反対に、以下のタイミングは避けることをおすすめします。

  • 毎週金曜日
  • 連休前日(特に年末年始やゴールデンウィーク前は集中する)

【理由③】臨時メンテナンスなどと重なってしまった

楽天銀行の受付システムは24時間365日稼働していますが、年1~2回・5時間ほどメンテナンスのため停止する日があります。

運悪くこのタイミングで申込手続きをしてしまった場合、1日~2日ほど口座開設完了が遅れる可能性があります。

思ったより時間がかかると感じた場合、公式サイトの「お知らせ」欄でシステムメンテナンスの予定を確認してみましょう。

【理由③】キャッシュカードに機能を追加しすぎた

申込手順内で触れた通り、キャッシュカード機能の選択内容しだいで時間がかかってしまいます。

別途ローン審査やマイナンバー確認を行われることがあるからです。

口座利用を急ぐ場合、機能やサービスの追加は「デビットカード機能」に留めておきましょう。

この機能に限り、通常の口座開設プロセスを踏んで利用を始めることができます。

まとめ:必要書類&時間に余裕を持って口座開設を申し込もう!

楽天銀行の口座をすぐ開設するためのポイントは、用意できる身分証の種類・申込内容・申込手続きをするタイミングの3つにあります。

なるべく早く口座開設したい人は、次のコツを押さえて手続きを始めましょう。

  • 「アプリ提出」に対応する書類を用意する
  • キャッシュカードにつけてもいいのは「デビットカード機能」のみ
  • 月曜~水曜の15時までに書類提出を済ませる

稀に臨時メンテナンスと運悪く重なってしまうことがあり、その場合は開設完了が遅れてしまうことがあります。

より早く楽天銀行の口座利用を始めて、楽天ならではの利用者特典を最大限活用できるようにしましょう。

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