楽天銀行カードローンの金利は低い?利息を少なくするコツはある?

キャッシングの利用経験が浅い人なら「無理なく完済を目指せるかどうか」が心配ではないでしょうか。

低金利で人気の楽天銀行カードローンなら、毎月返済額はより安く・繰上返済でよりお得に利用することができます。

とはいえ「低金利の何がメリットなのか」という点は、カードローン初心者には分かりづらいものです。

金利のしくみを理解した上で返済プランの例を確かめてみると、楽天銀行のサービスのお得さをより身近に感じられますよ。

【楽天銀行カードローンのメリットを理解するために知りたいこと】

  • 他社との金利比較
  • 金利と利息計算のしくみ
  • 実際にかかる利息&総返済額
  • 利息を節約するための返済のコツ

はじめてお金を借りる人も馴染めるよう、これらの情報について実例を交えながら徹底解説します。

楽天銀行カードローンの審査基準は甘い?学生やアルバイトにもおすすめ!

カードローンの金利は金融機関の性質によって変化する

カードローンの種類は、運営企業別に大きく分類すると「消費者金融系」「メガバンク&都市銀行系」「地方銀行系」「ネット銀行系」の4種類があります。

種類ごとに平均的な金利が異なり、超低金利~法定上限金利に近いものまで様々です。

【金利が安い順】カードローンの種類

  1. メガバンク&都市銀行系…三菱UFJ銀行、三井住友銀行など
  2. 地方銀行系…横浜銀行、千葉銀行など
  3. ネット銀行系…ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行など
  4. 消費者金融系…アコム、アイフルなど

楽天銀行カードローンは③のネット銀行系に分類され、本来であれば「消費者金融の次に金利が高い」系統に属します。

楽天銀行カードローン金利の他社比較

楽天銀行カードローンの金利を比較してみると、最も低金利とされるメガバンク&都市銀行系と同水準であることが分かります。

実際に、他に人気のあるカードローンと比較してみましょう。

楽天銀行カードローンの金利を他社と比較
カードローンのタイプ カードローン名 金利(実質年率)
ネット銀行系 楽天銀行カードローン 1.9%~14.5%
オリックス銀行カードローン 1.7~17.8%
ジャパンネット銀行カードローン 2.5~18.0%
メガバンク&都市銀行系 三菱UFJ銀行「バンクイック」 1.8%~14.6%
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%
三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%
地方銀行系 横浜銀行カードローン 1.9~14.6%
ちばぎんカードローン 1.7~14.8%
消費者金融系 アコム 3.0%~18.0%
アイフル 3.0%~18.0%
プロミス 4.5%~17.8%
SMBCモビット 3.0%~18.0%

楽天銀行はネット銀行系のなかでも群を抜いて低金利であることが分かります。

最大手の三菱UFJ銀行とほぼ同じ設定で、メガバンク3行と比較しても遜色ありません。

消費者金融と比較すると、最高金利の差は3.5%以上にも及びます。

このように比較してみると、楽天銀行カードローンは異例の低金利であることが分かります。

楽天銀行カードローンの金利は限度額によって決まる

カードローンを利用する際は、利用限度額が大きくなるほど金利は低く設定されます。

どのくらい安くなるかを明示していない会社も多いなか、楽天銀行では事前に「限度額ごとの金利」を確かめておくことが出来ます。

楽天銀行の金利を利用限度額別に解説
限度額 金利(実質年率)
100万円未満 14.5%
100万円~199万円 9.6%~14.5%
200万円~299万円 6.9%~14.5%
300万円~349万円 4.9%~12.5%
350万円~499万円 4.9%~8.9%
500万円~599万円 4.5%~7.8%
600万円~799万円 3.0%~7.8%
800万円 1.9%~4.5%

限度額300万円まで100万円ごとに金利が下がり、350万円以上になると最高金利は10%を下回ります。

新規申込時は100万円未満の少額融資を希望していても、利用頻度が高くなって増額に成功するたびにより低金利で借りることが出来ます。

ただ最高金利が安いというだけでなく、申し込んだ時から将来を見据えておけるのも楽天銀行カードローンのメリットです。

楽天銀行カードローンの利息はいくら?返済額をシミュレーション

カードローン金利の影響を受けるのは、利息・毎月返済額・総返済額の3点です。

借入残高に対して毎日加算される利息は、金利に比例して高くなります。

あらかじめ決めた期間内に完済するプランを実行する場合、高金利になるほど毎月多めに返済しなければなりません。

楽天銀行カードローンの返済額をシュミレーションする上で、より金利の高い他社ローンとも比較してみましょう。

【例】100万円キャッシングして1年で完済を目指す場合
借入れたカードローンの状況 楽天銀行(金利14.5%の場合) 楽天銀行(金利9.6%の場合) アコム(金利18.0%)
毎月返済額 90,023円 87,730円 91,680円
総支払利息 80,271円 52,761円 100,160円
総返済額 1,080,271円 1,052,760円 1,100,160円
参考:楽天銀行「残高スライドリボルビング式返済」の利息計算方法
…借入残高×金利÷365日

1ヵ月ごとの返済の場合、毎月返済額から30日~31日分の利息が充当されます。

残りの金額が借入残高に充当され、翌月の返済日までふたたび利息が加算され続けます。

消費者金融系カードローンと比較してみると、毎月の負担だけでも1,000円以上差があります。完済時の総支払額だとその差は2万円以上に及び、一般的な家計での節約効果は十分以上のものです。

実際に利用する場合、あらかじめ決めた計画通り返済できるとは限りません。思わぬ出費がある月や、病気で休んでしまい収入が減る月もあります。そんな場合、高金利ローンとの経済的な負担差はますます広がります。

より低金利のカードローン候補として楽天銀行を視野にいれることは、余裕のある返済を続ける上で大切なことです。

楽天銀行は金利半額キャンペーンを定期的に実施している

楽天銀行では、通常の金利が半額(0.95%~7.25%)になるキャンペーンを定期的に実施しています。

キャンペーン期間中に申し込めば、個人向けカードローンとしては国内最安クラスの金利でお金を借りることが出来ます。

【例】キャンペーン期間中に新規契約し、10万円借りて翌月の給料日に返す場合
一括返済時の総支払額:100,604円
利息:604円

キャンペーンの対象となるのは、期間中に新規契約をした人です。期間外に楽天銀行へ申し込んでいた人は、金利半額キャンペーンの対象外となります。

年に2回程度・2ヵ月程度の期間で区切って行われており、出費に間に合うなら狙って申込むことも可能です。

【注意】キャンペーンにつられて焦って申し込むのはNG

キャンペーン期間中の新規申込には「申込が集中することで審査に時間がかかってしまう」という弊害があります。

通常期間中なら最短翌日にはキャッシングできるはずが、3日~1週間程度待たされてしまいかねません。

また、せっかく契約できても低金利の恩恵をほとんど受けられない場合があります。

いったん半額になった金利は永久に据え置きというわけではなく、キャンペーン終了後2週間程度で通常金利に戻ってしまうからです。

契約後は一日でも早く借入と返済をしないことには、お得さを実感することが出来ません。

「低金利も重視したいが融資スピードが肝心」と考える人には、キャンペーンにこだわらず思いたったタイミングで申し込むことをおすすめします。

楽天銀行カードローンは随時返済&一括返済でさらにお得になる

低金利のメリットを最大限享受するなら、お金に余裕のあるタイミングで臨時返済(追加返済)をしましょう。

より高い頻度で返済すれば、借入残高に比例して毎日加算される利息も安くなります。

同額の返済を毎月行っていても、余裕のあるときに臨時返済している人のほうが、結果的に総返済額は安く済みます。

随時返済方法は「メンバーズデスク」がおすすめ

提携ATMから随時返済することも出来ますが、都度108~216円の利用手数料がかかってしまいます。

追加で返済したいときは、専用会員サイト「メンバーズデスク」からのオンライン返済がおすすめです。

カードローン会員専用サイトなら、スマホやPCから好きなタイミングで随時返済できます。あらかじめ登録した口座から手数料無料で返済でき、ムダな出費がありません。

楽天銀行のローンカードが手元に届いたら「メンバーズデスク」の利用登録ページにアクセスして、ログイン情報を発行しておきましょう。

まとまった収入があるなら「一括返済」を

近いうちにまとまった収入があるなら、思い切って一括返済をしてみましょう。

返済期間が短いほど総返済額も安くなり、完済が1日でも早ければそれだけお得になります。

紹介した「メンバーズデスク」なら、指定日に一括返済した場合の総返済額もシミュレーションできます。

積極的に活用して、出費の把握に役立ててみてください。

少額借入なら消費者金融カードローンのほうがお得?

少額借入&返済期間1ヵ月~2ヵ月程度を計画している場合、楽天銀行より消費者金融系のカードローンのほうが安く利用できる可能性があります。

ただお得になるというだけでなく、次のようなメリットもあります。

【消費者金融のメリット】

  •  最短即日融資ができる(楽天銀行だと早くても翌日)
  • 無料で使える提携ATMがある(楽天銀行はATM手数料108~216円かかる)
  • 30日~180日の「無利息期間」がある

これらの特徴を活用することで、利用スタイル次第ではむしろ消費者金融のほうがおすすめできる場合もあります。

無利息期間サービスを使えば銀行よりもお得

消費者金融系カードローンにしかない特長として、初回契約者に適用される「無利息期間」が挙げられます。

給料日前に少しだけ借りたいといった場面なら、銀行の預金口座から出金するよりお得です。

【消費者金融各社の無利息期間】

  • プロミス・アイフル・アコム:初回キャッシングから30日間
  • レイクALSA:5万円まで180日間or金額無制限で初回キャッシングから30日間
  • ノーローン:何度借りても1週間無利息

【例】総返済額+手数料の比較…10万円キャッシングし、30日後に返済した場合
楽天銀行(金利14.5%):総返済額101,208円+ATM手数料216円=総支払額101,424円

貯金用の預金口座から平日の時間外or土日祝に出金する場合:後日給料から貯金口座へ補てんすべき額=100,216円(出金の際にATM手数料がかかっているため)

プロミス(金利4.5%~17.8%/無利息期間あり/三井住友銀行ATM利用):総支払額10万円
→利息・ATM手数料ともに無料

借入金額が大きくなるほど、短期完済の際の利息差も広がります。

すぐに完済できる状況であれば、楽天銀行だけでなく消費者金融も視野にいれておいてもよいでしょう。

銀行カードローンと消費者金融の審査の違いを図解で解説!

長期返済は金利が高くつくので注意

ただし、消費者金融で高額融資&長期返済を計画するのは、あまりおすすめできません。

無利息期間が過ぎれば、カードローン業界で最も高いといわれる金利がかかってしまいます。

高額融資&長期返済の例:アコム(金利18%)で80万円キャッシングし、36回の分割返済をする場合

  • 毎月支払額…28,921円
  • 総返済額…1,041,176円
  • 利息…約24万円

まとまった額を無理なく返す計画の場合、消費者金融は高額な利息がかかります。

短期完済を予定していないのであれば、楽天銀行カードローンのほうがゆとりある支払いプランを組むことが出来ます。

まとめ:楽天銀行カードローンは「どこよりもお得」

楽天銀行カードローンは、業界最低クラスのメガバンク系にも劣らない低金利が魅力的です。

毎日加算される利息がより安くなることで、多少出費の多い月があっても余裕のある返済計画を進めることができます。

定期的に行われる「金利半額キャンペーン」は、無理に参加する必要はありません。

審査に時間がかかりやすい・期間を過ぎれば通常金利に戻るという点を考慮すると、あまりお得とは言えないからです。

カードローンをよりお得に利用するポイントをまとめると、以下の通りです。

【カードローンの低金利&特典を最大限活用するコツ】

  •  余裕のあるときに追加返済(臨時返済)・一括返済をする
  • 少額借入&短期完済予定なら、消費者金融も視野に入れる

楽天銀行はネットからの随時返済が無料で利用でき、活用しない手はありません。

利用のポイントさえおさえれば、どのカードローンよりもお得に完済を目指すことが出来ますよ。

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