一般に融資を受ける手段は数多ありますが、少額融資となるとその手段はさらに多くのものが挙げられます。
いざというときにすぐに借りられるように少額融資の手段をいくつか知っておくと役立つ可能性もあります。
どの手段にもメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法を選択することが大切です。
お金を借りることに対して何となく気が引けるという方もおられるかもしれませんが、計画的に借りることを意識すれば後々に困ることもありません。
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少額融資を借りる方法
現代の日本で少額融資を受ける方法は非常に豊富です。
一般的には消費者金融を利用する方が多いですが、それ以外にも幅広い手段が存在します。それぞれの状況に合わせて融資を受ける手段を柔軟に選ぶことが重要となります。
では少額融資を受けるための手段について解説していきます。
どれも気軽に利用しやすいものですが、計画的に利用することが大切です。
これまでにお金を借りたことがないという方にもおすすめ出来る内容となっています。
今はお金を借りる予定がなくても、何らかの理由で少額融資を利用しなければならない事情ができるかもしれません。その時のためにも知っておくと役立ちます。
消費者金融カードローン
少額融資を受けるための1つ目の手段として挙げられるのが消費者金融カードローンです。
クレジットカードを使うだけで簡単に融資を受けられるのがカードローンの最大の特徴となっています。
申し込みを行う際には借入れ限度額を入力することになりますが、その金額を5万円くらいの少額に設定すると審査のハードルを下げることも出来ます。
返済後もクレジットカードの契約さえ結んでいれば、いつでも使用することが可能な状態を続けることになります。
あまりに簡単に使用できるので使いすぎてしまうケースがあることが強いて言うならデメリットといえるでしょう。
通販の支払いにも使えるので使いすぎにさえ気を付ければ非常に便利な借入れの手段となっています。
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中小サラ金を使うとより審査に通りやすい
サラ金とはサラリーマン金融の略称であり、かつてはサラリーマンを対象として小口融資を行う金融会社が多かったことに由来しています。
現在ではサラリーマン以外も含め、幅広い方々に融資を行っています。
サラ金と消費者金融との違いは明確になっておらず、同じものを指していることも多いです。
中小サラ金は大手の消費者金融に比べると広告費などをかける余裕がないケースも多く、なるべく多くの方に融資できるように審査を緩めにしていることも珍しくありません。
そのため、早くお金を借りたいけど審査が心配という方にはうってつけです。
サラ金という響きから怖いイメージを持っている方もおられるかもしれませんが、実際には一般的な金融会社の1つなのでその点は心配ありません。
もちろん、一般に利用されているサラ金は法律を遵守していることが前提となります。
CASH
一昔前であればお金を借りるために質屋を利用するという方も少なくありませんでした。今では質屋を町中で見かけることもあまりなくなってきました。
そこで登場したのがCASHというアプリです。
このアプリを使うことで自分が持っているブランド品などを使ってお金を借りることが出来ます。
つまり、アプリで利用できる質屋のようなものです。
このアプリを起動して自分の持っている高価なものの写真を撮ります。すると自動的に現金化されることになります。
現金化した後は返金するか、写真を撮った商品を手放すかのどちらかを選ぶことが出来ます。
つまり、しっかりと返済することが出来れば商品を失うこともなく、必要なときにお金を借りられるということです。
金融会社や自治体の貸付とは異なり審査で落とされるということもありません。
個人融資掲示板
お金を借りたい人が投稿できるのが個人融資掲示板です。
個人と個人のやり取りになるので慎重に行う必要はありますが、信用情報や借入れ金額の総量などに左右されることなく借りられる可能性があります。
中にはお金の無償支援を受けられるケースまであるなど、他の少額融資を受ける手段とは一線を画しています。
インターネットで検索すると様々な個人融資掲示板がヒットします。その中で信用性の高いところを選ぶことが有効です。
個人融資掲示板で出会った人とやり取りを行う際にはフリーメールを利用するようにしましょう。
見ず知らずの方にお金を借りるというのはリスクのある借入れ方法であることは否めませんが、運が良ければ金融会社より良い条件で借りられる可能性もあります。
緊急小口資金貸付
少額融資を行っているのは民間の企業だけではありません。
市町村区役所では条件を満たした方に緊急小口資金を行っています。
民間ではなく公の機関が行っている貸付なので、返済能力や返済の意思、借入れの理由などは厳しくチェックされます。
そのため、借入れのハードルはなかなか高いですが、利子が少なめに設定されているなどメリットも豊富です。
民間の金融機関からお金を借りるのは不安という方にうってつけの方法でもあります。
ただし、緊急小口資金貸付は医療費の支払いで生活費が足りないときや雇用保険給付期間中に生活費が必要なときなど、限られた状況下でしか利用できないので注意しておきましょう。
家族・友人からお金を借りる
金融機関からお金を借りるとどうしても年に10%から15%くらいの利子がかかってしまいます。
少額融資をきっかけとして徐々に借入額を増やしてしまうケースも珍しくありません。
家族や友人からお金を借りることが出来れば、利子などの問題を解決することが出来ます。
家族や友人からお金を借りた場合、信用関係を失わないために出来るだけ速やかに返済することが必要となります。
人によってはお金を貸すように頼まれた時点で信用性がないと判断してしまうかもしれません。
利子の問題はクリアできてもそれ以上に大きなリスクを持つ可能性があります。関係性を壊さないようにすることを優先しましょう。
少額融資を借りる際の注意点
少額融資を受けること自体に大きなリスクはありません。
予定通りに返済出来れば利便性の部分を強く感じることが出来るでしょう。
しかし、少額融資の返済が予定通りにいかなかった場合、その返済のためにまたお金を借りるという状態になるケースがあります。
こうしてあっという間に借入額が膨らんでしまったり、複数の会社にまたがる多重債務の状態になってしまったりするとその後の人生の足かせにもなりかねません。
少額融資自体にリスクが少なくても、そこからリスクの高い借入れに発展してしまうケースがあるということです。
そのため、闇雲に借りることのないようにしておきましょう。
借りる目的をはっきりする
お金を借りるときには何らかの理由があるはずです。
その目的をはっきりさせることが大切になります。どんな理由でどれくらいの金額が必要になるのかを明確にし、そのためにはどうしてもお金を借りなければならないのかについて確認しておきましょう。
1回の借入れは1つの目的のみに使用することが重要となります。1回の借入れで複数の用途を賄おうとすると少額融資のつもりが徐々に高額の融資へと繋がってしまうかもしれません。
借りる目的がはっきりすればタイミングや金額も具体的に決めることが出来ます。目的に不相応な金額の借入れにならないよう、必要最低限の融資を受けるようにしましょう。
また、生活費の不足などを理由としてお金を借りる場合は公の機関を利用できる可能性もあります。
目的によって借入れの手段が変わることもあるので、その点でも目的をはっきりさせることが重要であるといえるでしょう。
また、金融機関に融資を申し込む際にはその目的を伝えることが必要になります。
目的が真っ当なものでなければ借りることが出来ない恐れもあることに注意しておきましょう。
返済方法・利息額を事前に確認
融資は借りて終わりではなく、返済して終わりとなるものです。
その点で返済方法を把握しておくことは非常に重要といえるでしょう。
返済方法を把握しておらず返済が遅れてしまうと、予定よりも利息が多くかかることもあります。
最近ではコンビニATMなどを利用することで簡単に返済できるケースも増えています。返済方法が幅広く用意されているほど、利便性が高い仕組みになっているといえます。
利息額についてもよく確認しておく必要があります。
一般的な金融機関では利息を年利で表記しています。1ヵ月で返済する場合はその年利を12で割ることで利息を計算できます。
例えば年利15%の場合は1ヵ月あたり1.25%となり、10万円借りた場合は1250円が利息となります。
このように短い期間で返済することが出来れば利息額は決して大きくありませんが、返済が遅くなるとどんどん利息が膨らんでしまいます。
返済後に自立生活できるメドは付いている?
少額融資はあくまで一時しのぎとなるお金の借入れです。その後も継続して借入れを続けていくというものではありません。
そのため、少額融資を返済した後に自立生活が出来るめどをつけることが重要となります。
慢性的にお金が足りないような状態が続くのであれば、それは少額融資でしのぐのではなく、収入を増やしたり出費を減らしたりすることが必要といえるでしょう。
少額融資を利用した後のことまで考えてから借り入れを申し込むことが大切です。
仕事を順調にこなしていて出費が特別多いわけでもないにも関わらず自立生活が行えないという場合は、市町村区役所などで相談してみるという方法もあります。
自立生活が行えるまでの支援をしてくれるケースも珍しくありません。
自立生活が行えるめどが立っていない状態で金融機関から融資を受けてしまうと、継続的に融資を利用するために利息がかさみ借りる前よりも生活が苦しくなってしまうこともあるので注意が必要です。
金融機関の申込条件は満たしている?
金融機関に借入れを申し込むと審査が行われます。
もしも、それぞれの金融機関が定めている申し込みの条件を満たしていなかった場合は融資を受けることが出来ません。
申し込み条件の中には全ての金融機関でほぼ統一されているものと、各々の金融機関特有のものの両方があります。
例えば日本では20歳以上でないと借入れを申し込むことが出来ないルールになっており、これはどの金融機関を選んだ場合でも適用されます。
各々の金融機関特有の申し込み条件としては収入に関する規定があります。
金融機関によっては専業主婦などの直接の収入がない方でも利用できるところもありますが、一定の収入金額を条件としているところもあります。
金融機関ごとの申し込み条件は公式ホームページ上に記載されています。
申し込みの条件が緩いところほど良いということではなく、自分が満たすことの出来る条件を用意しているところを探すことも大切です。
なお、申し込み条件の中には完全に満たしていなくても例外的に認められるケースがあるものも存在します。
申し込みに必要な書類は準備できるか
お金を借りる際にはいくつかの書類が必要となります。
必要となる書類については金融機関ごとに少し異なることもありますが、基本的には本人確認書類と収入証明書類の2つはほぼ必須となっています。
本人確認書類というのは運転免許証やパスポートなどを表します。
顔写真がついているもの、国が認めているものであることが条件となります。運転免許証やパスポートを持っていない場合はマイナンバーカードを使用するという方法もあります。
マイナンバーカードは送られてきた番号通知カードとは異なり、役所で申請を行った顔写真付きのカードのことです。
金融機関によっては顔写真の付いていない保険証を本人確認書類として使用できるケースもあります。
収入証明書類とは役所などで取得できる所得証明を始めとする書類のことです。
お金を借りる際に金融機関は申込者の返済能力を確認することが重要となります。そのため、収入を確認できる書類を用意し、提出することが求められるケースがほとんどです。
少額融資はあくまでつなぎ!その後の生活をどうするかが大事
少額融資はあくまで一時的な現金の不足を補うものであり、生活を継続的に支える用途で使うことは出来ません。
少額融資を短期間で繰り返すことは結果的に高額融資に繋がってしまいます。
少額融資は繋ぎのものであることを理解し、その後の生活をどう送るのかを考えることが重要となります。
借入れを申し込む際にはその返済後に自立した生活を送るまでを含めた計画を立てておきましょう。
もしも、返済後に自立した生活を送れるビジョンが見えていないのであれば、市町村区役所で相談をするなど抜本的な対策をすることが必要になります。
自らの収入と支出のバランスを見直すことも返済後の自立した生活を送ることに繋がります。