お金がない家庭でも子供に歯科矯正は受けさせられる!歯科矯正費用を抑える方法を完全紹介!

お金がない家庭でも子供に歯科矯正は受けさせられる

歯並びが悪いと見た目に影響があるだけではなく、親知らずや虫歯の治療にも影響を及ぼします。

そのため、子供に歯科矯正を受けさせたいと思う親御さんは多いでしょう。

しかし歯科矯正は自由診療になるため健康保険が適用されず、どうしても高額な治療費がかかります。

このページでは歯科矯正の費用の内訳や、子供の歯科矯正費用を抑える方法について紹介していきます。

また、お子さんに歯科矯正を受けさせるにあたって、知っておくべきことも解説するのでそちらも参考にしてください。

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子供の歯科矯正は原則保険適用外!130万円近くかかることも…

先ほども説明した通り、子供の歯科矯正は原則保険が効かず矯正費用の10割を負担する必要があります。

矯正費用の内訳を以下にまとめました。

処置 検査 費用の目安
検査・診断料 1万5000~5万5000円
一期治療(乳歯が残っている状態での治療) 10万~50万円
二期治療(永久歯が生えそろっている状態での治療) 20万~120万円
調整料(処置料) 2000~1万円
観察料 2000~5000円

一期・二期治療の両方を受ける場合はトータルで130万円近くの費用がかかることも珍しくありません。

ただし、厚生労働省が認める先天的な疾病や顎変形症が見られる場合は保険診療を受けることができます。

該当する疾病などは次から見ていきましょう。

子供の歯科矯正で保険が使える場合

保険診療が利用できる疾病としては、以下などを挙げることができます。

  • 唇顎口蓋裂
  • ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む)
  • 鎖骨・頭蓋骨異形成
  • トリチャーコリンズ症候群
  • ピエールロバン症候群
  • ダウン症候群
  • ラッセルシルバー症候群
  • ターナー症候群
  • ベックウィズ・ウイーデマン症候群
  • 顔面半側萎縮症
  • 先天性ミオパチーなど

また上記などの疾病以外にも、顎の外科手術が必要矯正治療や、前歯の永久歯が3本以上正常に生えてこないなどの咬み合わせ異常も保険診療の対象になります。

そのため、歯科矯正を受ける前に総合病院などで保険が適用されるかどうか確認することをおすすめします。

子供の歯科矯正費用を抑える方法

子供の歯科矯正費用を抑える方法としては、以下などを挙げることができます。

  • 金属製のブラケットを選択する
  • 郊外の矯正歯科医院を利用する
  • 周りに矯正歯科医院が多いところで治療する
  • 一時矯正や部分矯正のみで終わらせる
  • 矯正処置料が安い歯科医院を利用する

詳しくは次から見ていきましょう。

金属製のブラケットを選択する!

ブラケットとは、歯に装着する歯科矯正器具のことです。

多くの歯科医院では、金属製・セラミック製・プラスチック製の中からブラケットを選ぶことができます。

見た目から白いセラミックや透明なプラスチック製のブラケットを希望する人が多いですが、特殊な素材を利用していることから金属製に比べ制作費などが高くつきます。

そのため、費用を抑えたい場合は金属製のブラケットを選択しましょう。

ただしブラケットは一定期間の装着が必要な器具であり、金属製のブラケットを嫌がる子供に無理矢理装着させると、子供が勝手に外すなどで矯正期間が伸びる可能性があります。

ブラケット選びは子供とよく相談して決めることをおすすめします。

郊外の矯正歯科医院を利用する!

矯正歯科が自由診療ということは、医院によって矯正費が異なることを意味します。

そのため、家賃の高さから診療費が高い都心の歯科医院よりも郊外の歯科医院を利用することをおすすめします。

ただし、歯科矯正は一定期間の通院が必要になる治療です。

自分と子供が通いやすい範囲の歯科医院を選びましょう。

周りに矯正歯科医院が多いところで治療しよう!

周囲に矯正歯科医院が多い地域だと、価格競争のために矯正費を抑えている歯科医院もあります。

しかし、このページで紹介した相場よりも明らかに低い矯正費で施術をおこなっている歯科医院は以下などの特徴を持つ悪徳業者である可能性が高いです。

  • 患者の回転数を上げるために治療期間を不当に短くする
  • 患者へ十分な説明をしないまま治療をおこなう

歯科医院を利用する際はインターネットで口コミなどを調べておくことをおすすめします。

一期治療や部分矯正のみで終わらせる!

歯科矯正の相場を見ると分かるように、二期治療をおこなうと一期治療の2倍以上の費用がかかります。

そのため一期治療のみで終わらせる、前歯など目立つ部分だけの矯正をすることで矯正費用を抑えることができます。

しかし、一部分のみ矯正をおこなうと全体的の嚙み合わせが今より悪化する可能性があります。

歯科矯正の治療に入る前に医師と充分な相談をしてから治療の方針を決めましょう!

矯正処置料が安い歯科医院を利用する!

歯科医院によっては処置料や観察費用を無料に設定しているところもあります。

処置料や観察費用は診察の度にかかるため、矯正期間が長引けば長引くほど負担が大きくなります。

そのため、歯科医院を選ぶ際は処置料や観察費用についてよく確認しておくと良いでしょう。

子供の歯科矯正で知っておきたいこと

子供に歯科矯正を受けさせるにあたって親御さんに知っておいて欲しいこととしては、以下などが挙げられます。

  • 一部の歯科矯正は還付金の対象になる
  • デンタルローン
  • トータルフィーシステム

詳しくは次から見ていきましょう。

1年間に払った矯正費用が10万円を超えると還付金を受取れる!

1年間に支払った医療費が10万円以上になると、国から還付金を受取ることができます。

全ての矯正治療が控除できる訳ではありませんが、子供の成長に支障をきたすような噛み合わせを矯正する場合などは基本的に対象になるため、積極的に利用すると良いでしょう。

以下に還付金を受取る手続の流れをまとめました。

  1. 医療費控除に必要な書類(歯科矯正費用の領収書・源泉徴収票など)を用意する
  2. 所定の書類(医療費控除の明細書など)に必要項目を記入する
  3. 書類一式を居住地域の管轄の税務署へ提出をする
  4. 1ヶ月~1ヶ月半程度で指定した口座へ還付金が振り込まれる

医療費控除の明細書については税務署や国税庁のホームページなどから入手することができます。

還付金の受け取りを検討している方は矯正費用の領収書を毎回貰うようにしましょう!

一部の歯科医院ではローンを利用できる

歯科矯正費用は高額になるケースが多いため、デンタルローンなどを利用するのもおすすめです。

デンタルローンとは歯科医院とローン会社が提携を結んでいる商品のことで、親御さんが以下などの条件を満たしている場合対象医院で利用することができます。

  • 20歳以上である
  • 毎月安定した収入を得ている
  • クレジットカードの長期(2ヶ月以上)の滞納などをしていない

また、デンタルローンを利用するメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
貯金がなくても子供に歯科矯正を受けさせられる 金利の分だけ支払額が増える
治療の度に子供にお金を持たせなくて済む 滞納した場合財産の差押を受けることがある

デンタルローンは全ての歯科医院で提供しているサービスではありません。

デンタルローンの利用を検討している方は、インターネットや電話などであらかじめ調べておくことをおすすめします。

トータルフィーシステムを採っているところを利用しよう!

治療を始める前に総額でいくらかかるか提示してもらえる制度のことをトータルフィーシステムといいます。

トータルフィーシステムを採っている医院を利用すれば、治療期間が長引いてお金がいくらかかるか分からないという不安を取り除くことができます。

ただし、以下などの費用はトータルフィーシステムで提示される金額に入らないため、注意が必要です。

  • 治療方針が変更された場合の検査費用
  • 紛失や過失などによって矯正装置を再度制作する費用
  • 特殊な矯正装置の制作費用
  • 診療の無断キャンセル料

乳歯の矯正を受けると永久歯の矯正費用の割引を受けられる!

子供の乳歯が残っている時期に受ける矯正治療を一期治療、永久歯が生え揃ってからの矯正治療を二期治療と呼びますが一期治療を受けた医院で二期治療を受けると、費用の割引を受けられる可能性があります。

そのため、歯科矯正を受ける際は同じ医院を利用し続けることや、二期治療について確認しておくことをおすすめします。

まずは子供の歯科矯正について無料カウンセリングを受けよう!

ここまで子供の歯科矯正にかかる費用の相場・保険が使えるケース・矯正費用を抑える方法などを解説してきました。

このページの内容をまとめると以下の通りになります。

  • 歯科矯正は原則保険が効かない
  • 子供に歯科矯正を受けさせると130万円近くに費用がかかる
  • 一部の先天性の病気やアゴの変形が認められる場合は保険が利用できる
  • 矯正費用を抑える方法としては、金属製のブラケットを利用する・一期治療や部分矯正だけで終わらせる・矯正処置料が安い医院を利用するなどが挙げられる
  • 矯正費用が年間10万円を超える場合は還付金を受取れる
  • 一部の歯科矯正医院ではローンを利用できる
  • トータルフィーシステムを採っている医院を利用すれば費用の総額を把握できる

大人になってからでも歯の矯正は可能ですが、費用面や健康を害する可能性を考えると早めに矯正治療を受けた方が良いでしょう。

多くの歯科医院では治療前に無料のカウンセリングの実施しており、その際に歯並びの状態や矯正治療の必要性、治療に必要な期間や費用などを聞くことができます。

まずは、無料のカウンセリングを実施している歯科医院を探すところから始めましょう!

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