大分銀行カードローンの審査は甘い？厳しい？通りやすさを他社と徹底比較

どのカードローンを利用してお金を借りようかと悩んでいるときに地方銀行の大分銀行カードローンが候補に挙がる場合もあります。

審査を通過できるかどうかが心配な人にとって、大分銀行カードローンの審査の甘さがどのくらいかというのは気になる点です。

他社とどのような違いがあるかを理解した上で、審査対策も立てられるようになりましょう。

審査の甘いカードローンはない！審査通過率に見る審査の実情と通りやすさに関する噂を検証

大分銀行カードローンの審査基準を他社と比較

大分銀行カードローンの審査基準は厳密には公開されていません。

ただ、申し込みが可能な人として満20歳以上、満70歳未満で、安定継続した収入のある方、かつ保証会社の保証が得られる方であることという明記はされています。

安定継続した収入があり、信用情報に問題がないと判断できれば保証会社の保証は得られるため、審査で重要になるのは収入面と信用面です。

この比較をするときに指標としてよく用いられているのが、カードローンの金利の中で最も高いものです。

利用限度額が最も低いときに適用される金利なので、審査を通るかどうかのギリギリの人に適用される金利になっています。

これが低いほど審査を厳しく実施して、安心して貸せる人を厳選していると考えられるのです。

大分銀行は地銀の中では標準的な審査難易度

カードローン名	金利(年)
大分銀行カードローン	5.0%～14.5%
横浜銀行カードローン	1.9% ～ 14.6%
ちばぎんカードローンクイックパワー＜アドバンス＞	1.7% ～ 14.8%
常陽銀行カードローン［CASHPIT（キャッシュピット）］	2.5% ～ 14.8%
北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」	1.9% ～ 14.7%
北海道銀行カードローン「ラピッド」	1.9% ～ 14.95%
但馬銀行カードローン(口座なしタイプ)	1.9% ～ 14.5%
栃木銀行カードローン	1.9% ～ 14.5%
仙台銀行スーパーカードローン「エクセレント」	3.5% ～ 14.5%
但馬銀行カードローン(口座ありタイプ)	1.9% ～ 14.5%
群馬銀行カードローン「ナイスサポートカード」	2.8% ～ 14.5%

地銀の間で金利を比較してみると、大分銀行カードローンはほとんど他の地銀と違いはありません。

微妙な差ではあるものの、この一覧にした中では最も最高金利が低いので、やや厳し目の審査をしている可能性はあります。

消費者金融と比較するとかなり厳し目

カードローン名	金利(年)
大分銀行カードローン	5.0%～14.5%
プロミス	4.5% ～ 17.8%
アコム	3.0% ～ 18.0%
アイフル	3.0% ～ 18.0%
SMBCモビット	3.0% ～ 18.0%
レイクALSA	4.5％～18.0％
ノーローン	4.9％～18.0％
ダイレクトワン	4.9%～20.0%

消費者金融と比較してみると大分銀行カードローンは最高金利がかなり低めになっているのがわかります。

消費者金融ではもしかしたら貸してもきちんと返してくれない可能性があるという人にも貸す傾向があるからです。

銀行と違って消費者金融はお金を貸さなければ利益を上げられないので、審査基準は低めにしてできるだけ多くの人にやや高めの金利で貸すという方針を立てているのが一般的なのです。

銀行カードローンの審査は基本的に厳しい

銀行カードローンは消費者金融に比べて審査を厳しく行っているのが通例です。

消費者金融との差別化の方法として信用を重視する方向性で審査を行うようになってきたのが理由になっています。

審査を受けて利用限度額が決まり、その上限額で借りて返済していこうとすると生活が苦しくなってしまい、返済できずに自己破産というケースもありました。

その状況から脱却できる社会作りをするために、本当にお金を貸しても無理なく返済を続けられるのかを徹底的に調査した上でお金を貸すかどうか、上限額をいくらにするかを決めるようになっているのです。

2018年から銀行カードローンの審査が難化

銀行カードローンの審査の難化は段階的に進められてきたのは確かですが、明確に審査ステップが増えたのは2018年からです。

2018年1月から警察庁のデータベースを照会するプロセスが組み入れられ、実質的に一日以内に審査を終えることができなくなりました。

このデータベース照会が始められたのは反社会勢力への融資を万が一にも実施してしまわないようにするためです。

カードローンに限らず、反社会勢力に各種ローンでお金を貸してしまう事例が目立った状況を受け、銀行全体としてこのような安全策を審査に取り入れる方針が立てられています。

スルガ銀行の不祥事も地銀カードローンの審査基準に影響？

銀行カードローンが現状としてさらに厳しくなっているのは信用を回復させる目的が大きいのは確かです。

銀行が言った通りの上限で借りていれば確かに生活を豊かにできるだけで、苦しくなってしまうようなことはないという話が広まって欲しいと考えています。

これはただ債務整理をしなければならなくなる人が増えたことで生じた汚名を返上することだけが目的ではありません。

スルガ銀行が起こした投資用不動産関連の不正融資という不祥事が世の中で大きく取り上げられたことも影響しているのです。

特に地銀としては地域からの信用を何とかして手に入れたいという気持ちが強く、カードローンの審査を強化する形で対応していることが多くなっています。

大分銀行カードローンの審査は本当に厳しい？見極める4つのポイント

大分銀行も地銀の一つとしてカードローンの審査は強化する方向で進めてきています。

ただ、本当に大分銀行カードローンの審査は厳しいのでしょうか。いくら厳密な審査を行うようになって、時間もかかるようになってしまっていたとしても、貸しても大丈夫な人には貸すというのが合理的な考え方でしょう。

闇雲に断り続けているのではカードローンのサービスを提供している意味がありません。

大分銀行カードローンが本当に通りにくい審査をしているのかどうかを理解する上で、知っておきたいポイントが四つあるので紹介します。

①地銀カードローンの審査と大手銀行カードローンの審査の違い

大分銀行に限らず地銀一般に言えるのが、大手銀行とは違う基準で審査を行っているということがまず挙げられるポイントです。

基本的な目標は安定継続して収入があることで返済を続けられる人を選び出すことですが、その選び方を考える上で重視している点が異なっています。

大手の場合にはどの地域であっても同じサービスを提供しなければならないため、年収や勤続年数に関する統一的な基準を設けているのが一般的です。

しかし、地銀の場合には地元の公共の利益も考慮し、地元企業で長く働いている人は優遇し、物価の高さに応じた年収と上限額のバランスを考えています。

このような姿勢の違いが審査に大きく影響しているのです。

②地銀カードローンは積極的に利用者を集めている

地銀カードローンは全般的に利用者を獲得するのに苦労しているというのもポイントです。

スルガ銀行の事例もローンを組んでくれる人をいかに探し出すかというのが問題を引き起こした原因になっています。

全国的に信頼を得ている大手銀行と競争して利用者を獲得しなければならないため、何とかして差別化してぜひ地銀の方を利用したいと思ってもらわなければなりません。

営業活動をしてできるだけ多くの人に利用してもらおうと心がけているのが地銀カードローンの特徴です。

オファーをかけたのに審査が通らないとなると信用を失うことになりかねません。そのため、勧誘を受けたときには積極的に審査を通そうとしてくれると期待できます。

③地銀は長年の利用者を優遇する傾向にある

地銀は地元に対する貢献の大きさを重視して事業を展開し、大手銀行との差別化を図ろうとしています。

その影響で地元の人が昔からずっと口座を使ってくれているという場合には何につけても優遇しようというスタンスを持ってくれることが多くなっているのです。

長年の利用者であればカードローンを申し込んだときに審査で優遇してもらえる可能性があります。

特にギリギリで審査を通すかどうかという判断をしなければならなくなったときには、これだけずっと使ってくれている顧客だからという理由で審査は通過させてくれると考えられるでしょう。

④消費者金融「アコム」が保証会社になっている

大分銀行カードローンの審査基準には保証会社の保証が受けられることが挙げられています。

どの保証会社を利用しているかによって審査の通りやすさには違いがありますが、大分銀行カードローンでは消費者金融であるアコムを利用しているのが特徴です。

アコム自身が消費者金融として銀行カードローンと競争しながら消費者にお金を貸していることからわかるように、審査基準は比較的低めになっています。

その点で実は大分銀行カードローンは審査を通りやすい可能性を秘めているのです。

「地銀カードローンの審査通過率は30％ほど」のカラクリ

大分銀行カードローンのみではなく、地銀カードローン一般について、審査通過率は30%前後となっているのが知られています。

これを大きいと思うか、少ないと思うかは感性次第ですが、10人申し込んだら3人しかお金を借りられないと思うとかなり厳しい審査だと考えられるでしょう。

しかし、このような低い数字になっているのにはカラクリがあります。

安易に地銀カードローンの審査を通るのは難しいと考えてしまわないように、その裏事情を理解しておきましょう。

審査落ちの多くが無職・借金経験者

実は大分銀行などの地銀のカードローンの審査に申し込んで落ちてしまっている人は、普通の人が客観的に見ても、銀行がお金を貸すとはなかなか言わないだろうという人ばかりになっています。

多くの人は無職か借金経験者なのです。

借金経験者でもきちんと返済をしている人なら何も問題はありませんが、返せなくなってしまったために新たにカードローンに申し込んでいるというケースも少なくありません。

あるいは債務整理を終えて落ち着いてきた頃に、またお金がないと思ってカードローンに申し込んでいることもあります。

審査対策をしっかりすればそこまで難しくない

基本的にはお金に本当に困っている人がカードローンに申し込むため、無職で収入がない、借金をしなければならなくなりやすい性格を持っている、実際に借金で苦しんでいるといった人が大半を占めています。

自分も同じような人だという場合には審査を通るのにかなりの対策が必要になるでしょう。

しかし、自分は該当しないという場合にはかなりの確率で審査を通過することが可能なので心配する必要はありません。

申込者の状況別に大分銀行カードローンの審査対策方法を紹介

それでは大分銀行カードローンに申し込むときにどんな審査対策をしたら良いかを考えてみましょう。

人によってどんな対策をしたら良いかには違いがあり、場合によっては他の選択肢を検討した方が良い可能性もあります。

状況別に具体的な対策と、なぜその対策が必要になるのかについて説明するので、参考にして自分の立場では何をしたら良いかを考えられるようになりましょう。

信用情報のクリーンな正社員なら年収・勤続年数をチェック

審査では信用情報がかなり重視されるため、最近になって金融事故を起こしたことがないのは重要な点です。

信用情報がクリーンな人で、さらに正社員あるいは公務員として働いていて職が安定しているなら審査に落ちてしまうことはあまりありません。

落ちるとしたら年収が低いか、勤続年数が短すぎるかでしょう。

特に勤続年数については転職直後の人が気にかけておくべき点で、すぐに辞めてしまって無収入になるのではないかと懸念されてしまいます。

少なくとも3年くらいは勤務してから申し込むのが対策です。

信用情報がブラックの場合はクリーンになるのを待つ

ブラックな信用情報になってしまっているという人は大分銀行カードローンに申し込んでもなかなかお金を貸してもらえません。

信用情報をクリーンにするのが最も重要で、対策は待つしかありません。

ほとんどの項目については5年間でクリーンになるので、最後に問題を起こしてから5年間は空けるようにしましょう。

ただし、例外的なのが自己破産で、5年、7年、または10年の保存期間が設定されています。

念のため10年は申し込まないでおくのが無難です。

他社借入が多い場合はおまとめ利用がおすすめ

他社での借り入れがあるというだけでカードローンの審査は通りにくくなります。

カードローン以外のローンやクレジットカードのキャッシングなども含めて考えなければなりません。

この場合にはカードローンに直接申し込んでも難しいので、おまとめ利用を検討しましょう。

一般的にはおまとめローンと言われている商品で、借りたお金で他社のローンを全て返済し、一本化することができるのが特徴です。

多重債務から抜け出すのに役立つ方法なので前向きに検討しましょう。

無職・専業主婦の方は公的機関に相談するのがおすすめ

安定収入がない人はカードローンを利用するのが難しく、無職の人はすぐに断られてしまいます。

大分銀行カードローンでは配偶者に収入があれば問題ないので専業主婦なら申し込めますが、配偶者の収入や信用情報が優れていないと審査を通らないのも確かです。

このようなときには公的機関の融資を受けるのがおすすめです。

総合支援資金や住宅支援給付のように収入がない人が状況に応じて使える融資が存在しているからです。

大分銀行カードローンの審査基準を理解して申し込もう

大分銀行カードローンは地銀としては標準的な審査をしているので一般的な対策を講じておけば通過できる可能性は十分にあります。

年収や勤続年数に気を払いつつ、信用情報がクリーンになったタイミングで申し込むようにしましょう。

審査基準の概要がわかっていれば対策を立てることはそれほど難しいことではありません。

金融機関の立場に立って、この人なら貸しても大丈夫そうだという状況を作り上げてから申し込むのが審査を通過するためのコツです。