紀陽銀行カードローンにおいても他の金融機関と同じく審査が行われます。
これまでにカードローンの審査を受けたことがない、あるいは落ちた経験を持つという方の中には審査を受けることに不安を感じている方もおられるかもしれません。
そこで紀陽銀行のカードローンの審査のポイントや通過のためのコツについて解説していきます。
どの銀行のカードローンを利用しようか悩んでいる方にとっても役立つ内容となっているのでぜひともお読みください。
カードローンの審査基準を徹底解説!こんな人は審査に落ちる可能性大!
紀陽銀行カードローンの基本情報
紀陽銀行は和歌山県に拠点を置いている地方銀行です。
地方銀行の中では大きな規模を持っている部類に含まれ、様々な地域の方が利用しています。
そんな紀陽銀行ではカードローンが利用できます。
紀陽銀行のカードローンにはカードローンプラスという名がついており、その名前の通り一般的なローンとは少し違うメリットが付加されています。
また、その利便性の高さから幅広い方が利用しているカードローンでもあります。
紀陽銀行カードローンの審査を受ける4つのメリット
紀陽銀行カードローンにはいくつものメリットがあります。
具体的にはクレジットカードが不要なこと、借りられる最大額が高いこと、借入れの自由度が高いこと、借り入れの下限が低いことなどが挙げられます。
どのメリットも紀陽銀行カードローンを選択することの理由になりうえる重要なことです。
そのため、紀陽銀行カードローンの利用を検討している方はチェックしてみると役立つかもしれません。
キャッシュカード一体型なのでカード発行は不要
紀陽銀行カードローン最大の特徴といえるのがクレジットカードがないことです。
一般にカードローンと言えばクレジットカードをATMなどで使用することによって、お金を借りる仕組みになっています。
しかし、紀陽銀行カードローンの場合はキャッシュカードにクレジットカード機能を付加するという形でカードローンを利用します。
そのため、カード発行の必要がありません。
これはなかなか大きなメリットであり、キャッシュカードだけで通常の引き落としと借入れ及び返済を行うことが出来ます。
カードで財布がパンパンになっている方もこれなら問題はありません。
一般のカードローンではクレジットカード発行に思いのほか時間がかかってしまうということもありますが、紀陽銀行カードローンの場合はそういったことが一切ないのでスピーディーに借りられます。
最大で800万円まで借りられる
金融機関はそれぞれカードローンにおける借入れの最大金額を決めています。
カードローンは基本的に多くの方が気軽に利用することのあるローンです。
そのため、金融機関は貸付のリスクを減らすために、カードローン借り入れの最大金額を低めに設定していることがあります。
しかしながら紀陽銀行カードローンでは800万円まで借りることが出来ます。
これは銀行系カードローンの中でも大きな金額といえます。
もちろんこれは最大のケースであり、カードローンの利用開始当初であれば数十万円が上限となることが多いです。
しかし、最初は低くても将来的にカードローンの限度額をどんどん上昇させられる可能性があるということなので、カードローン全体の最大金額が高めに設定されていることはメリットといえるでしょう。
事業目的以外なら借入目的は自由
紀陽銀行カードローンの使い道は利用者にゆだねられており、基本的に自由に使うことが出来ます。
このこと自体カードローンとして珍しいことではありません。
ただ公共料金などを支払う際にもカードローンを使えるのは少なからずメリットとなります。
事業目的での利用は例外的に禁止されています。
事業目的でローンを組むのであればビジネスローンなどを利用する必要があるからです。
事業費用調達の場合は通常のカードローンよりも高いリスクを背負うことにもなりかねません。
そのため、紀陽銀行ではカードローンと、事業用のローンを明確に区別しています。
事業以外なら何にでも使うことが出来るので使い勝手は良好といえるでしょう。
月1000円から利用可能!バイト・フリーターもラクラク使える
紀陽銀行カードローンは利用のハードルが低めに設定されており、月に1,000円であっても利用可能となっています。
バイトやフリーターで収入が少ないという方も気軽に利用することが出来ます。
カードローンの中には最低返済額を高めに設定して、ややカードローン利用のハードルを上げているところもあります。
紀陽銀行カードローンの場合は、収入がそれほど多くない方でも利用できるように月に1,000円からの利用が出来るようになっています。
紀陽銀行カードローンの審査ポイント
紀陽銀行カードローンを利用するために重要となるのが審査を通過することです。
紀陽銀行カードローンでは収入が少ない人でも利用しやすい仕組みが整えられているので、そのことが審査にも反映されているかもしれません。
紀陽銀行が審査において重要視するポイントを把握しておくことで、自身が審査を受けた際に通過しやすくする方法が見えてきます。
審査の甘いカードローンの特徴!確実に借りられるカードローンはどこ?
審査完了は最短でも翌営業日~3日かかる
紀陽銀行カードローンから審査完了が伝えられるのは最短でも翌営業日から3日ほどがかかります。
銀行カードローンは全体の動きとして2018年から即日融資をやめており、紀陽銀行であっても他の銀行であっても即日融資を受けることが出来ません。
翌営業日から3日という数字は銀行系のカードローンの中では早い方といえるでしょう。
ただし、申し込み内容や時期によってはこれよりも長い時間かかる可能性があります。
いずれにしても余裕をもって申し込みを行うことが重要となっています。
銀行から即日融資を受けられなくなったことは一見するとデメリットのようにも思えますが、それだけ安定性を重視した運用を行うようになったと考えれば決して悪いことではありません。
紀陽銀行のように慎重ながらも比較的スピーディーな審査を行っている銀行も多くあります。
保証会社はアコムグループのエム・ユー信用保証
銀行は保証会社からの情報を基に審査結果を決めます。
銀行の審査結果における保証会社の意見は非常に影響が大きく、保証会社の特徴を知っておくことが重要になることもあります。
紀陽銀行の保証会社はアコムグループのエム・ユー信用保証です。
アコムグループの会社ということでその情報力は非常に高いといえるでしょう。
一方でそれほど審査を厳しくするタイプの信用会社ではないという特徴もあります。
アコムグループの会社でこれまでに延滞や滞納などをしてしまっている場合は審査において不利となるかもしれません。
これまでに金融事故を起こしている場合はその相手がアコムグループの会社でなかったとしても、簡単に情報共有がなされるので確実にバレると考えておく必要があります。
審査は申込み内容をスコアリングする仕組み
紀陽銀行カードローンでは申し込み内容をスコアリングして審査を行うという仕組みになっています。
スコアリングによる審査なので担当者によってその難易度が変わることもほとんどありません。
スコアリングによって審査を行うという仕組みは最近消費者金融などでも用いられることが増えていますが、地方銀行としてはなかなか珍しいシステムとなっています。
審査を効率的かつ公正に行う上では有効な方法の1つです。
スコアリングがなされる以上、自分の年収や職業などの情報が審査結果に多大な影響を与えます。
ある程度のスコアを予測することが出来るので、自分が審査に通る見込みがあるかどうかの推測もしやすいというメリットもあります。
好スコアでないと必ず審査に落ちてしまうというわけではありません。
紀陽銀行カードローンの審査は甘い?厳しい?
紀陽銀行カードローンにおいても、他のカードローンと同様に審査結果の理由を当人に伝えることがありません。
それゆえに紀陽銀行カードローンの審査が甘いか厳しいかは分からない部分もあります。
とはいえ、紀陽銀行カードローンを実際に利用している方の声を訊くことである程度は審査の難易度について知ることが出来ます。
これまでに審査に落ちてしまった経験がある場合は特に審査の難易度を詳しく知っておくことが重要となっています。
審査難易度は地銀の中では若干借りやすい
紀陽銀行カードローンの審査難易度についてはやや低めとされます。
これは紀陽銀行が借入れのハードルを下げて、パートやアルバイトの方でも利用しやすくしていることとも関係があります。
一般的に地方銀行の審査はそこまで厳しくないケースも多いです。その中でも紀陽銀行は融資を受けやすい方といえるでしょう。
それゆえにこれまでに他の銀行のカードローンに落ちてしまった方であっても、紀陽銀行カードローンの審査を突破できる可能性があります。
そのうえで紀陽銀行がどの部分を重視しているかを把握しておくことが重要となります。
審査がそれほど厳しくないことから、カードローン初心者にもうってつけといえます。
利用するハードルが低めに設定されているカードローンでもあります。
紀陽銀行は申込者の年齢を厳しく審査する
紀陽銀行では申込者の年齢を厳しく審査する仕組みになっています。
法律上金融機関からお金を借りることが出来ない年齢の方だけでなく、それに近い年齢の方も厳しく審査されがちです。
年齢は返済能力に多少影響する要素なので、紀陽銀行が年齢を厳しく審査することについては理にかなっているといえるでしょう。
しかし、高齢層にとってはやや不利な要素になっているのは確かです。
逆に言うと働き盛りの年代やこれから収入が増えていきそうな年代の方は審査に有利となります。
もちろん年齢を偽ってカードローンの利用を開始することは出来ません。
たとえ不利になる場合でも正直に年齢を記入することが大切です。
カードローンの申込の際に嘘をついてしまうと審査への大きな影響が出てしまいます。必ず正直な年齢で申し込むようにしましょう。
紀陽銀行の保証は2社が担当
紀陽銀行の保証は2社が担当しています。
規模が小さい地方銀行であれば1社のみというケースも珍しくありませんが、紀陽銀行の事業規模はなかなか大きいので保証を2社が行います。
このことは利用者にとってあまり影響のあることではありません。
保証が1社よりも2社の方が審査に有利であったり、不利であったりすることはほとんどないといえるでしょう。
ただ正確な審査を行ってくれる可能性が高いということではあるので、その点でいえばメリットとも言えます。
保証会社は金融業界に網の目のように張り巡らされたネットワークを持っているので、申込者の金融面の特性はすぐに把握されます。
日本では保証会社同士でローン利用者の情報を共有しています。
そのため、保証会社が2社でも3社でも情報量に大きな差が生まれるわけではありません。
ただ、2社がダブルチェックという形で業務を行うことによって正確性の高い審査が行われます。
紀陽銀行カードローンの審査に落ちる理由と対処法
紀陽銀行カードローンの審査はあまり厳しいわけではありませんが、状況によっては落ちる可能性があります。
カードローンの審査に落ちてしまった場合はその原因を解明することが重要となります。
カードローンの審査に落ちる理由としては収入額に対して希望額が多いこと、金融事故を起こしたことがあること、既に高額な借入れをしていることなどが挙げられます。
該当するものがある場合はその部分を解決すれば、カードローンの審査をクリアできる可能性が高くなります。
希望限度額は必要最低限まで下げる
カードローンに申し込みを行う際には希望限度額を選択します。
この希望限度額は審査に重大な影響を与えます。
限度額が極端に高額であった場合、銀行側は申込者をリスクが高い人物とみなす可能性があります。
リスクが高いということはその分厳しく審査しなければならないということになります。
これによって、審査をクリアできないというケースがあります。
それゆえに希望限度額については必要最低限まで下げることが大切です。
限度額はカードローンの利用開始以降に変更の申請を行うことが出来ます。そのため、申し込みの段階では希望限度額を低めにしていても何らデメリットはありません。
特に収入に自信がないという方は出来るだけ希望限度額を下げ、返済できることをアピールすることが大切です。
金融事故があったら信用情報がクリーンになるまで待つ
債務整理などによって信用情報に傷がつくことを金融事故と言います。
悪質な滞納があった際にも信用情報に傷がつくこともあります。それゆえに知らないうちに信用情報に傷がついているということも起こりえます。
インターネット上からCICのホームページに行くことで、自分の信用情報を確認することが出来ます。
信用情報に傷がついている、いわゆるブラックリスト入りしている状態であれば、紀陽銀行カードローンの審査をクリアすることはかなり難しいといえるでしょう。
信用情報がクリーンに戻るまで待つのが審査クリアのための確実な方法です。
信用情報への傷はかなり重いものでも5年経てば消去されます。滞納などであれば1年ほどで消去されることもあります。
他社借入は3社以内にとどめておく
他社への借り入れが多いと、その分月々の負担が大きくなります。
紀陽銀行側もそのことはよくわかっているので、他社への借り入れが極端に多い方は審査によって不利となる可能性があります。
特に4社も5社も利用している場合は多重債務となっている状態なので、新しくお金を借りることはどんどん難しくなるといえるでしょう。
それゆえに他社への借り入れは3社くらいに留めておくのが大切です。
もしも、既に完済しているローンがある場合は解約しておくことが有効となります。
勘違いされがちですが他社のクレジットカードは使用していなくても、新しくローンを利用する際の審査に影響を与えます。
これはクレジットカードを持っていればいつでも借入れが出来るはずと見なされるからです。
これまでに使用しているクレジットカードの限度額の合計が年収の3分の1に迫っているとなると審査では大幅な不利となります。
勤続年数は1年以上あるのが理想的
紀陽銀行では申込者がどのくらい仕事を続けているかもチェックします。
特定の仕事を長く続けている方の場合は今後もその仕事を続けていく可能性が高いからです。
紀陽銀行カードローンへと申し込みを行う時には、現職場での勤続年数が1年以上あるのが理想的となっています。
つまり、転職直後や就職直後は審査において不利となる可能性もあります。
ただ、これはあくまで理想なので実際には収入や借入れ希望額が上手くかみ合っていれば、転職や就職の直後でも問題なく融資してもらえる可能性が高くなります。
逆に言えば今いる職場での勤続年数が長ければ審査に有利となります。
しかし、職業のジャンルによっては勤続年数が短くても仕方がないと理解されることもあります。
勤続年数については申込に影響を与えることが明文化されていません。
それゆえにどこまで影響があるかは分からないのが実際のところです。
紀陽銀行カードローンは借りやすい!ただし油断は禁物
紀陽銀行カードローンは、パートやアルバイトなど一般に収入が少ないとされる方にも門戸を開いています。
少額から気軽に利用することが出来るので、これまでにカードローンの経験がないという方にもぴったりといえるでしょう。
ただ、収入が少なくても利用できるからと言って油断してはいけません。
収入が少ない中でカードローンを利用するとなると、特に慎重さが重要となります。
紀陽銀行のメリットと他のカードローン会社のメリットを比較することで、自分にあったところが見つかるかもしれません。