海外旅行でキャンセル料を払わないとどうなる?未払い者の顛末と注意点を完全解説!

海外旅行でキャンセル料を払わないとどうなる?

「急に風邪をひいてしまった」「どうしても仕事の予定が入ってしまった」何日も前から予約していた海外旅行でも、キャンセルしなければならない時はありますよね。

そういった時、キャンセル料金を払わないとどうなってしまうのでしょうか。

このページでは、海外旅行でキャンセル料を払わないとどうなるか・現時点でキャンセル料を払っていない人がどうすればよいのかなどを解説していきます。

また、海外旅行のキャンセルはどれくらいかかるのかなども解説するので、そちらも参考にしてください。

海外旅行でキャンセル料を払わないとどうなる?

まず、海外旅行でキャンセル料を払わないとどうなるかですが、扱いは決済方法によって異なります。

海外旅行の代表的な決済方法は以下などを挙げることができます。

  • クレジットカードなどの事前決済
  • 口座振込などの事後決済

詳しくは次から見ていきましょう。

事前決済をしている場合は勝手に徴収される

まず海外旅行ツアーやホテルを予約する際、クレジットカードなどで事前決済(先払い)をしている場合は、こちらがキャンセル料を払う必要はありません。

すでにお金を払っている状態になっているはずなので、後日キャンセル料金が引かれた金額が戻ってくることになります。

ただし、以下などの場合はキャンセル料金が引かれたお金も戻ってきません。

  • 連絡なしでキャンセルした場合
  • キャンセル不可の案件を予約していた場合

そのため、予約する際はキャンセルができるか、必ずチェックしておきましょう!

旅行会社から請求書が届く

口座振替などの事後決済を選択している場合、キャンセル料を払わないと以下の流れでお金を請求される可能性があります。

  1. 請求書が届く
  2. 事業者から訴えられる

詳しくは次から見ていきましょう。

請求書が届く可能性がある

ホテルや旅行会社にキャンセル料を払わないと、後日請求書が届く可能性があります。

請求額は解約金に関する契約とキャンセル日によりますが、なるべく早く連絡した方がキャンセル料は安く済みます。

また、ホテルや旅行会社によっては、メールにてお金を請求される可能性があります。

旅行をキャンセルした際は、メールボックスなどをきちんと確認しておきましょう!

悪質な場合は訴えられることも!

キャンセル料の請求は契約に基づくものであり、場合によっては会社側から訴えられる可能性があります。

以前は裁判まで発展するケースはまれでしたが、昨今は消費者側のキャンセルによる訴訟も増えてきています。

裁判になった場合、消費者側にキャンセル料の支払を命じられる可能性は高いでしょう。

そのため、請求書が届いたら裁判になる前に速やかにキャンセル料を払うことをおすすめします。

海外旅行のキャンセル料を払っていない人は早く連絡しよう!

また、現時点で海外旅行のキャンセル料を払っていない人は、早く連絡をすることをおすすめします。

理由としては、以下などが挙げられます。

  • 早く連絡した方がキャンセル料が安くなる
  • 旅行日当日は連絡の有無でキャンセル料が変わる
  • 自分から連絡することでキャンセル料が0になる可能性がある

キャンセル料の支払に関しては、事業者側の裁量で決まることも珍しくありません。

そのため、自分からお金を払うと申し出ると、キャンセル料が免除されるケースも多いのです。

キャンセルを決めた段階で、事業者に一刻も早く連絡を入れましょう!

海外旅行のキャンセル料はどれくらいかかるのか

海外旅行の場合、以下の予約方法によってキャンセル料は変わってきます。

  • 旅行会社のツアーで予約した場合
  • 会社を通さず個人的に予約している場合

詳しくは次から見ていきましょう。

ツアーのキャンセル料は1ヶ月前まで無料!

旅行代理店のツアーで予約していた場合、キャンセル料金は会社のキャンセルポリシーによります。

以下にツアーのキャンセル料金の相場についてまとめました。

旅行予定日の40~31日目前 無料
旅行予定日の30~3日目前 旅行代金の20%
旅行予定日の2日前~当日の旅行開始前 旅行代金の50%
旅行開始後のキャンセル・無連絡での不参加 旅行代金の100%

しかし以下などの場合は旅行代理店側の都合とみなされ、キャンセル日に関わらず、料金はかかりません。

  • 旅行の契約内容が大きく変更された
  • 旅行の代金が上がった
  • 天候不良や戦乱、暴動、運送・宿泊機関等のサービス提供の中止や官公署の命令などで渡航が危険と判断された
  • 旅行代理店が最終旅行日程表を期日までに送れなかった
  • 旅行代理店側の事情によって、日程通りの旅行ができなくなった

そのためキャンセルの理由が、旅行代理店側にもある場合は交渉してみるのも良いでしょう。

航空券のキャンセル料は430円程度!

個人的に予約していた航空券をキャンセルする場合は、1件につき430円ほどの手数料がかかります。

飛行機の場合は、出発の数時間前まで変更や取消が可能です。

しかし、航空券をキャンセルする際は以下などに注意が必要です。

  • 予約便が出発した後のキャンセルは手数料が高くなる
  • 割引運賃で購入した場合はキャンセルできない場合が多い

キャンセルの手続は航空会社のホームページからおこなえます。

そのため、航空券のキャンセルを検討している人は、航空会社の特設サイトをチェックしましょう!

ホテルのキャンセルは3日前までなら無料!

個人的に予約していたホテルをキャンセルする場合の料金は、予約した方法によって異なります。

ExpediaやBookingなどのサイトから予約した場合は、基本的にキャンセルはできません。

しかし、ホテルや宿泊プランによっては、返金を受けられる可能性があります。

そのため、予約サイトに電話をかけて交渉する価値はあるでしょう。

一方、ホテルの公式サイトで予約した場合は、キャンセルできる可能性は高いです。

以下に一般的なキャンセル料金の目安をまとめました。

キャンセル日 キャンセル料金
前日 料金の20%
当日(事前に連絡あり) 料金の80%
当日(事前に連絡なし) 料金の100%

しかし上記のキャンセル料金はあくまでも目安にすぎないため、料金に関してはきちんと公式ホームページで確認することをおすすめします。

電車・バスのキャンセル料は無料!

個人的に予約していた現地の電車やバスをキャンセルする場合、料金はかからないことが多いです。

例えば、チェコのプラハからドイツのドレスデンへの高速鉄道などは出発の15分前までキャンセルが可能であり、手数料は無料です。

またキャンセルする際は、カスタマーセンターにチケット情報とキャンセルしたい旨を英語でメールすることをおすすめします。

電話ではなくメールを利用する際のメリットとしては、以下などを挙げることできます。

  • 現地語を話せなくても翻訳サイトを利用してスムーズにコミュニケーションが取れる
  • 海外の高い通話料を払わずに済む

電車やバスを予約していた人は、メールでさくっとキャンセルしてしまいましょう!

オプショナルツアーのキャンセル料は12日前まで無料!

海外旅行をする際、現地のアクティビティなどオプショナルツアーを予約する方も多いでしょう。

以下にオプショナルツアーのキャンセル料金の相場をまとめました。

キャンセル日 キャンセル料金
参加日の12日前 無料
参加日の11日前 代金の20%
参加日の10~2日前 代金の30%
参加日の前日 代金の40%
参加日の当日(開始時刻前・利用前) 代金の50%
開始時刻後または無連絡不参加 代金の100%

オプショナルツアーは大抵の場合準備が必要であり、11日前からキャンセル料金がかかってしまうケースが多いです。

オプショナルを予約していた人は、なるべく早くキャンセルの手続をしましょう!

テーマパークのキャンセルは難しい!

海外のテーマパークのチケットは、オンラインが主流であり一度予約をすると原則キャンセルができません。

どうしても変更や払い戻しをしたい場合は、カスタマーサポートにメールを送る必要があります。

その際は、返金手続を求める英文のテンプレートを利用すると、スムーズにやり取りができるでしょう。

しかし、海外のテーマパークは対応がずさんだと言われています。

テーマパークのキャンセルはあまり期待しない方が良いでしょう。

海外Wi-Fiは4日前まで無料!

海外スマホを利用するためには、ポケットWi-Fiを予約する人も多いでしょう。

以下に代表的な海外Wi-Fiのキャンセル料金をまとめました。

グローバルWi-Fi
キャンセル日 キャンセル料金
出発日の4日前まで 無料
出発日の3日前以降 申込金額の100%

イモトのWi-Fi
キャンセル日 キャンセル料金
出発日2日前の17時まで 無料
出発日2日前の17時以降 2100円

イモトのWi-Fiの方がキャンセル料金はかかりづらいですが、グローバルWi-Fiの方がレンタル料金は安いです。

まずはキャンセルポリシーを確認しよう!

このページでは、海外旅行でキャンセル料を払わないとどうなるか・現時点でキャンセル料金を払っていない人はどうすればよいのか、などについて解説してきました。

このページの内容をまとめると以下の通りになります。

  • 海外旅行を事前決済で予約すると自動的にキャンセル料が徴収される
  • 事後決済の場合は、請求書が届く可能性がある
  • キャンセル料金を払っていない場合は早く連絡をしよう!
  • ツアーのキャンセル料金は1ヶ月前までなら無料の場合が多い
  • 個人手配の場合は、数日前までキャンセル料金がかからない場合が多い

基本的にキャンセル料金はキャンセルポリシーに基いて請求されます。

そのためキャンセルをする前に、契約書をチェックしておきましょう!

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