伊予銀行の口座を開設せずに申し込める「いよぎん新スピードカードローン」では、ローンカードがキャッシュカードと同一デザインなので、借金だと気づかれずに利用することが可能です。
適用金利は限度額ごとの設定でわかりやすく、契約したその日からお金を借りられるのも便利です。
保証会社・銀行2者で行われる審査でのチェックポイントと審査に落ちる原因を分析しながら、いよぎん新スピードカードローンの審査に通過するコツについて考えてみましょう。
カードローンの審査基準を徹底解説!こんな人は審査に落ちる可能性大!
伊予銀行「いよぎん新スピードカードローン」の基本情報
いよぎん新スピードカードローンの基本情報をおさらいしておきましょう。
利用限度額 | 10万円~1,000万円 |
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金利(固定金利) | 年2.0%~14.5% |
遅延損害金 | 14.5%(実質年率) |
返済期日 | 毎月月初第1営業日 |
申込み条件 | 利用時の年齢が満20歳以上75歳以下の人、伊予銀行の本支店がある都府県に居住する人 |
利用目的 | 自由(事業性資金は除く) |
担保・保証人 | 不要 |
伊予銀行「いよぎん新スピードカードローン」の審査を受ける4つのメリット
伊予銀行の営業範囲は四国4県・瀬戸内海沿岸の主要都市など幅広い分、いよぎん新スピードカードローンを申し込める顧客層も広いです。
利用可能年齢が満20歳~75歳に設定していること、「いよぎんダイレクト」で利用残高をいつでもチェックできるようにしていることも、気軽なカードローン利用を促進する銀行の戦略といえるでしょう。
いよぎん新スピードカードローンを申込む4つのメリットを解説します。
なお、期間限定キャンペーンが実施されていることもあるので、申し込む前には要チェックです。
満75歳まで利用できるのが強み
契約・借入時の年齢上限を60~69歳に定めるカードローンが大多数の中、いよぎん新スピードカードローンでは満75歳未満までの人が利用できることが特色です。
日本の平均寿命が延び、高齢者雇用が推進されている中、安定継続収入としての年金に加え、再雇用やアルバイト等での収入を評価して高齢者の現役並みの生活をサポートしようとする銀行の姿勢が垣間見られます。
また、独立行政法人福祉医療機構が提供する年金担保貸付も2022年3月で終了するため、それ以降は年金受給者の資金ニーズの受け皿として、いよぎん新スピードカードローンが注目される可能性もあります。
なお、満75歳を迎えた時点で借入残高がある場合でも一括返済は求められず、毎月の約定返済額を完済まで支払っていれば問題ありません。
愛媛以外にも13都府県で利用可能
愛媛県松山市に本店を持つ伊予銀行ですが、四国4県をはじめ広島市・別府市など瀬戸内海対岸の都市・大阪市など13都府県にネットワークを有し、日本の人口の約4割をカバーしています。
他の地方銀行カードローンのように申込可能エリアは設定されているものの、本店・支店がある都府県に住んでいれば、どの市区町村からでも申込ができます。
例えば、兵庫県には神戸市・姫路市に支店がありますが、支店がない淡路島や但馬地区でも「いよぎん新スピードカードローン」の申込対象地域です。
契約時の来店が不要なので、伊予銀行の本店・支店から遠い場合でも安心して申し込むことができます。
ただし、勤務先が申込可能エリア内でも、住所が申込可能エリア外の場合には申込ができないので注意しましょう。
いよぎんダイレクトを使えば手続きがスムーズ
いよぎんダイレクト(インターネットバンキング)では、新スピードカードローンの取引明細や借入残高をチェックできるので、借入・返済の計画を立てながら利用することができます。
いよぎんダイレクト経由での振込融資サービスは提供されていませんが、カードローン口座への振込返済は可能です。
コンビニATMと異なり1円単位で振込額を指定できるので、増額返済や全額返済をスムーズに行うことができます。
振込手数料無料で返済できるのも、経済的です。
期間限定キャンペーンを頻繁に実施
いよぎん新スピードカードローンでは、新規契約者を対象とした利息キャッシュバックキャンペーンが不定期に開催されています。
キャンペーン期間中に契約した上で融資を受けた後、キャンペーン最終日時点でローン契約が継続していることが条件となります。
返済用口座あり方式で利用している場合は、キャッシュバック日に返済用口座にキャッシュバック額が振込まれます。
キャッシュバック日より前に返済用口座を解約した場合には、キャッシュバックを受けることができないので要注意です。
返済用口座なし方式で利用している場合は、キャッシュバック額がカードローン口座に入金され、その分借入残高が減ることになります。
ただし、キャッシュバックの結果借入残高がゼロ円になった場合はその時点でキャッシュバックが完了し、差額を現金で受け取ることができない点に留意が必要です。
伊予銀行「いよぎん新スピードカードローン」の審査のポイント
いよぎん新スピードカードローンでは雇用形態や職業を申込み条件としていないので、パート・アルバイト・主婦でも申込むことができます。
個人情報を登録せずに「お試し3秒診断」で審査通過の可能性を確認できるので、複数の業者と比較しながら申込み先を決めることもできます。
返済用口座なし方式での申込みでは「いよぎんダイレクト」への契約が必須ですが、実質的には反社会的勢力であるかどうかを契約手続きの中でチェックしているようです。
いよぎん新スピードカードローンでの、3つの審査ポイントをチェックしてみましょう。
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パート・アルバイト・主婦でも審査に申し込める
いよぎん新スピードカードローンでは、明示されている申込み条件が住所地と年齢の2項目です。
勤続年数や雇用形態には制限がないので、パート・アルバイトや農業等の季節労働に従事する人でも申込むことができます。
保証会社はアコムで、消費者金融のノウハウを活用して柔軟かつ多面的な審査が行われています。
また、消費者金融やクレジットカード会社とは異なり、銀行カードローンでは融資額の総量規制を設けていません。
そのため、個人年収がゼロとされる専業主婦の申込みも可能です。
伊予銀行では、数十年前から個人向けの少額融資に積極的に取り組んでいる一面もあり、幅広い顧客層からの申込みを受け入れているといえます。
利用時はネットバンキングの契約が必須
いよぎん新スピードカードローンを返済用口座なし方式で申し込んだ場合は、ローン契約と同時に「いよぎんダイレクト(ネットバンキング)」への契約が必須です。
カードローンの契約は当座貸越取引として取り扱われる関係で、いよぎんダイレクトを主管するインターネット支店と契約を結ぶことになるからです。
いよぎんダイレクトの契約にあたっては、銀行取引を開始するための審査が行われます。
この段階で個人信用情報や警察庁データベースへの照会は行われませんが、銀行独自で構築した反社会的勢力に関するデータベースを用いて、銀行取引を始めても問題がないことを確認しています。
なお、返済用口座あり方式で申込む際は、返済用口座を開設した本支店でのローン契約扱いとなり、銀行取引開始について審査済みであることから、ネットバンキングの契約は必須ではありません。
「お試し3秒診断」で事前にシミュレーションするのがおすすめ
カードローンを申込む前に、審査に通過する可能性をシミュレーションする材料として「お試し3秒診断」が用意されています。
住所・氏名など個人情報の入力は必要なく、個人信用情報の参照も行われません。
申込みの際は、診断画面で入力した項目すべてが審査対象となることを意識しておきましょう。
診断の際は他社の借入状況の欄に、銀行・信販・消費者金融それぞれの借入件数と残高の合計を入力します。
生年月(例えば、昭和56年3月)や健康保険の種類などもあわせて入力します。
診断結果は「融資可能と思われます」「お借り入れ可能か判断できません」の2通りで表示されますが、消費者金融からの借入件数が5件以上、又は借入総額が801万円以上の場合には借入可否を判断できないようです。
伊予銀行「いよぎん新スピードカードローン」の審査は甘い?厳しい?
Webや電話で申込み後は、個人信用情報を参照した上で保証会社・銀行双方で審査が進められます。
保証会社での審査(仮審査)が通過した後に、銀行指定のURLへのアップロード又は郵送で本人確認書類や年収確認書類を提出し、必要書類のチェック(本審査)が行われる流れです。
必要に応じて、勤務先の在籍確認が行われます。
早ければ申込みの翌営業日には融資可否がわかり、「返済用口座なし方式」で申し込んだ場合には即日で振込融資を受けることが可能なので、消費者金融と同等の利便性といえます。
いよぎん新スピードカードローンの審査難易度は、どの程度のものなのでしょうか。
審査難易度は地銀の中でも平均的
いよぎん新スピードカードローンの審査は、他の銀行カードローンと同じく2段階で行われます。
申込み条件に勤続年数や最低年収額が含まれていないことから、他の地方銀行カードローンと同等の審査基準だと考えられます。
保証会社(アコム)の審査では、他社の借入状況や延滞・債務整理等の有無を把握するためにCIC・JICC(日本信用情報機構)2つの個人信用情報を参照します。
債務総額や年間返済額等を精査した上で、保証の可否や銀行側が提示する利用可能額の最大値が決定します。
その後、銀行側で提出書類の確認や返済能力の調査が行われます。
伊予銀行の口座を持っている場合には、給与振込の有無や公共料金等の引落し状況といった取引状況も審査対象です。
在籍確認の電話が来るケースが多い
勤務先の給料が伊予銀行の口座に振込まれる場合を除き、申込み後は在籍確認が必ず行われます。
「返済用口座あり方式」での申込みだと仮審査の段階で、「返済用口座なし方式」での申込みだと必要書類を提出して本審査に移行した段階で行われます。
在籍確認の電話は平日の営業時間帯に行われますが、個人名を名乗るのが基本です。
ただ、電話口で社名を確認された場合には「伊予銀行」と名乗るケースもある点に留意が必要です。
申込者本人が電話に応対しなくても、電話に出た人が本人が在籍している旨を回答することで在籍確認が成立します。
本人が電話に応対した場合も「後でかけ直します」等と応対すれば問題ありません。
周囲や同僚に在籍確認の電話があることを知らせておき、確実に在籍確認を受けることがスムーズに審査を受けるためには大切です。
「返済用口座なし方式」なら審査後即日借入ができる
保証会社の審査に通過した後は、銀行側で警察庁データベースへの照会や提出書類のチェックが行われます。
データベースの照会結果が出てから本審査結果の回答や契約手続きに移りますが、早ければ申込みの翌営業日には融資を受けられる可能性があります。
審査後即日融資を受けたい場合は、申込時に融資希望額と振込先の口座番号の申告が必要です。
ただし、契約で決まった利用限度額の範囲内での振込となるので要注意です。
なお、返済用口座あり方式で申し込んだ場合も、借りたお金を返済用口座に振り込んでもらうことができます。
伊予銀行「いよぎん新スピードカードローン」の審査に落ちる理由と対処法
いよぎん新スピードカードローンでは、最短翌営業日に融資が受けられる可能性がある一方、申込者の状況によっては審査に落ちてしまうことも考えられます。
申込時に正しい内容を申告することはもちろん、他のローンに延滞があれば解消しておくことや利用しないクレジットカードを解約しておくことも大切です。
また、年収と比べて高すぎる融資希望を出した場合にも、審査上不利な印象を与えることも考えられます。
カードローンを申込む前に行っておきたい4つの対策について考えてみましょう。
希望限度額は必要最低限まで下げる
銀行カードローンでは消費者金融のように、法律で個人ごとの貸付総額が規制されていません。
しかし、過剰貸付や多重債務が問題視される中、2017年9月から金融庁によるカードローンに関する業務検査が開始されたことを受けて、各銀行では融資上限枠の自主規制を行うようになりました。
2018年に金融庁から発表された「銀行カードローンの実態調査結果」では、他銀行等からの借入を含めて年収の2分の1までを融資上限枠としたことが、直近の改善状況として公表されています。
伊予銀行での自主規制内容は公表されていませんが、他の銀行や消費者金融・クレジットカード会社での利用残高をチェックしながら、返済に無理がない範囲で利用限度額を設定しているものと考えられます。
したがって、高額な融資希望を出した場合には、返済能力自体に疑問を抱かれて審査に落ちてしまう原因になり得ます。
申込みの際は希望限度額を必要最小限に留めておくことが大切です。
金融事故があったら信用情報がクリーンになるまで待つ
個人信用情報には、現在契約中のカードローンやクレジットカードについて、最大2年分の支払状況や過去5年間の延滞・債務整理の有無が登録されています。
月々の請求がゼロの場合や請求(返済)額の一部しか入金していない場合でも、支払状況への記録対象です。
したがって、支払を遅延した場合には2年間待てば信用情報から遅延情報が消えますし、長期延滞や債務整理の情報も5年後には消えることになります。
過去2年以内で1〜2回の支払遅れであればうっかりの範疇だと考える向きもありますが、返済期限を守ることが契約の前提条件である以上、1度の支払遅れでも審査上不利な材料となり得ます。
携帯電話の料金を延滞した場合は割賦契約で購入した機種代も延滞となり、個人信用情報に記録される場合がある点にも留意が必要です。
また、ローンの申込み履歴は6か月間個人信用情報に残るので、何度も審査に落ちる場合には期間を空けて申込むのがコツともいえます。
嘘の内容での申込みはNG
カードローンを申し込む際は、事実に基づいた情報を申告することが基本です。
居住年数が長くなるほど審査が有利に働く傾向にあるため、前住所や実家の住所を申告するケースが考えられますが、本人確認書類や公共料金領収書等のチェックを通じて虚偽申込みが判明してしまいます。
また、個人信用情報にも住所が登録されているため、内容の不一致が発覚しやすい項目ともいえます。
また、希望通りの限度額を得る目的で実際の年収より高い額を申告した場合も、年収証明書類をチェックされた際に虚偽申告が判明し、審査に落ちるケースもあります。
年収は契約可否の判断や限度額設定で重要な情報なので、事実に基づいて申告しましょう。
なお、50万円未満の融資申込み時や契約後でも年収証明書類の提出を求められることがあるので要注意です。
使っていないクレカやローンは早めに解約する
複数のクレジットカードやカードローンを契約している場合、利用残高にかかわらず限度額をベースに返済能力の調査が行われます。
仮に現時点の利用残高がゼロであっても、限度額いっぱいまで利用する可能性を考慮する必要があるからです。
未使用のクレジットカードを複数枚持っている場合だと、合計の利用限度額が年収の3分の1を上回るケースも考えられ、過剰与信を自粛する銀行業界の流れからも慎重な審査が予想されます。
使っていないクレジットカードやカードローンは早めに解約し、個人信用情報に完了データが記録されてから「いよぎん新スピードカードローン」を申し込むようにしましょう。
伊予銀行「いよぎん新スピードカードローン」はスピーディな審査が魅力
いよぎん新スピードカードローンでは最短で申し込んだ翌営業日の融資であることが、公式サイトのFAQに明記されています。
2018年1月以降は融資審査時の警察庁データベース照会が義務づけられたものの、スピーディーな審査で迅速な融資を実現する姿勢が魅力です。
今回解説した保証会社・銀行が行う審査ポイントや審査通過に向けた対策をチェックした上で、いよぎん新スピードカードローンを計画的に申し込み、有効に活用してみてはいかがでしょうか。