給与受取やカードローン申込みなど、様々な場面で急に銀行口座が必要になることがあります。
道内最大の銀行「北洋銀行」で即日口座開設をするなら、Webの申込はかえって時間がかかります。
事前に申込方法・手続きの流れ・必要書類の各ポイントを押さえておけば、戸惑うことなく最短時間で口座が使えるようになりますよ。
「急ぎで北洋銀行の口座が必要になったけど、どうしたらいいんだろう」とお悩みのかたへ、スピーディに手続きする方法を徹底解説します。
北洋銀行カードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット
北洋銀行の口座開設方法&時間
北洋銀行では、Webまたは支店窓口から口座開設を申し込めます。
いずれにしても自筆書類の提出が必要で、Web申込だと書類返送ため3~4営業日ほど時間がかかってしまいます。
即日開設を重視するなら、必ず支店窓口から申込みましょう。
申込方法による違い・メリット&デメリット
申込方法によって、開設できる口座種類・通帳発行の有無が異なります。
口座開設スピードだけでなく申込方法の違いを知っておくと、自分のニーズに合う手段を選択できます。
【申込方法別】口座種類・昨日・開設時間の比較 | ||
---|---|---|
申込方法 | ネット | 支店窓口 |
口座種類 | Webry(無通帳型) | 総合口座(通帳発行あり) |
口座の機能 | 普通預金+ネットバンキング | 普通預金+定期預金(ネットバンキングは別途申込要) |
開設手続きにかかる時間 | 3営業日~4営業日 | 即日 |
手続き出来る時間帯 | 24時間365日 | 平日9~15時 |
Webからの申込ならいつでも手続きできるのがメリットですが、口座種類は「普通預金」しか選べません。
通帳が発行されないため、ネットではなく紙面で入出金明細を確認する必要のある人にはおすすめできません。
支店窓口での口座開設なら、定期預金を含む総合口座を開設されます。銀行の営業時間内に来店の時間を確保できれば、アクシデントがない限り当日中に口座利用を始められます。
ネットバンキングも後日手続きすることで利用できるようになり、より多機能な口座を選択できるのもメリットです。
支店で口座開設するための必要書類&持参物
北洋銀行支店で口座開設する際は、出かける前に持参物をチェックしましょう。必要なものは次の2つです。
【北洋銀行支店窓口で口座開設するための持参物】
- 届出印(銀行印など/シャチハタ不可)
- 本人確認書類(身分証明書)
身分証明書として提出できるものは多数ありますが、種類によって「1点で本人確認できる書類」と「添付書類と合わせて2点で本人確認できるもの」に分かれます。
1点で本人確認できる書類
運転免許証を含む顔写真付きの以下の書類は、1点で本人確認できます。ここで紹介する書類を準備することも、即日口座開設の条件です。
有効期限内であること・かならず原本を用意する必要があることに注意しましょう。
口座開設の必要書類【1枚で本人確認できる書類】
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(2012年4月1日以降交付のもの)
- パスポート
- 個人番号カード(写真付きのもの/通知カード不可)
- 在留カード・特別永住者証明書
- 官公庁が顔写真を貼付した各種福祉手帳(身体障害者手帳など)
いずれも氏名・住所・生年月日の確認のために用いられる重要書類です。
ほかにも「官公庁発行かつ発行元が顔写真を貼付した書類」であれば、本人確認することが出来ます。
2点で本人確認できる書類
顔写真のない以下の身分証明書は、住所が確認できる別の書類を合わせて提示する必要があります。
以下の書類で本人確認を撮ってもらう場合、即日で口座利用を始めることは出来ません。
住所確認のため、自宅に転送不要郵便が届くのを待たなければならないからです。
口座開設の必要書類【2枚で本人確認できる書類】
- 健康保険証(カード型/紙タイプ)
- 各種年金手帳
- 各種福祉手帳(母子健康手帳など)
- 印鑑登録証明書
- 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書
- 戸籍謄本・抄本(戸籍の附票の写し要)
- その他官公庁から発行または発給された書類
※上記書類のうち2点を用意するか、下記添付書類を準備:
公共料金の領収証書(領収日付6か月以内)の原本
こちらの書類しか用意できない場合も、全て原本である必要があります。
本人以外が口座開設手続きをする際の持参物
「事情があり自分で手続き出来ない家族の代理で口座開設したい」という場合、代理で来店していることが分かる書類も追加で必要です。
代理人の持参書類
- 口座開設者本人の自筆の委任状
- 口座開設者の印鑑&本人確認書類
- 同居家族であることがわかる住民票の写し
書類を持参しても、銀行から口座開設者本人あてに確認のため架電されることもあります。
電話がある可能性を伝え、対応できるよう準備してもらってから支店窓口へ向かいましょう。
北洋銀行で即日口座開設するまでの流れ【店頭窓口】
支店窓口で口座開設を受け付けてもらう際、手続きの所要時間は30分程度です。
平日の11~13時は近隣のビジネスマンが詰めかけて混雑することが多いため、左記時間帯を外して来店することをおすすめします。
北洋銀行での即日口座開設に必要な条件をまとめると、次の通りです。
- 支店窓口(店舗検索リンクhttps://www.hokuyobank.co.jp/atm/)での申込みであること
- 印鑑・運転免許証など「1点で本人確認できる書類」を持参すること
- 銀行の窓口営業時間(平日15時まで)に来店すること
書類等は店頭備え付けのものに記入するため、事前に準備する必要はありません。
ステップ①来店&書類記入
口座開設申込書は、店頭の行員から受け取ります。記入して順番を待ち、対応者に受け渡しましょう。
ポイントは「届出印は担当行員と一緒に押印する」ことです。
届出印はセキュリティ性を保証する重要なものなので、押印時に印影が欠けてしまうと書類を作成しなおすことになります。
対応順が回ってくる前に自筆部分を埋め、印鑑は行員に確認してもらいながら押しましょう。
ネットバンキング「北洋ダイレクト」も同時申込を
スマホやパソコンから銀行口座を操作できる「北洋ダイレクト」は、店頭で申込手続きをしなければ利用できません。
口座開設申込書の該当欄に、ネットバンキングを利用したい旨を記入しましょう。
ステップ②商品説明を受ける
北洋銀行の行員より、口座種類の確認や説明をうけることになります。
扱っている金融商品・サービス・定期預金口座できることを、なるべく漏らさず聞いておきましょう。
口座種類の選択が必要になった場合「総合口座」を指定するのが無難です。公共料金の引落かiDeCoによる年金運用まで、ほとんどの機能をカバーしています。
ステップ③暗証番号の設定
後日送付されるキャッシュカードのデザインを指定し、任意の暗証番号を入力します。
ここで指定する4ケタの数字を忘れてしまうと、せっかく届いたカードを破棄して作り直さなければなりません。
忘れないように、慎重に指定しましょう。
ステップ④開設完了・通帳受け取り
ここまでの手続きが終了すると、通帳がその場で発行されて口座利用を始めることが出来ます。
受け取った通帳には口座番号が記載されており、他行からの振込や自動引落設定をすぐ利用できます。
もし「1点で確認できる本人確認書類」が用意できなかったとしても、翌日には自宅に住所確認書類が届きます。
速やかに返送し、あとはキャッシュカード到着を待ちましょう。
【注意】キャッシュカード利用開始まで2週間かかる
キャッシュカードが届くのは、どの手続き方法でも共通で2週間程度かかります。
到着するまでは入出金取引をするには、銀行窓口で通帳と届出印を提出しなければなりません。
カード到着までの時間を見込んで、より早めに申込手続きを済ませておくのも最短口座開設のコツです。
北洋銀行の口座開設に時間がかかってしまう原因
十分準備したつもりでも、口座開設完了・キャッシュカードを使った取引開始まで時間がかかってしまうことがあります。
そんな失敗をなくすために、手続きに時間がかかってしまう原因を紹介します。
【理由①】口座開設が集中する時期に手続きした
新生活が始まる2~4月と年末年始は、口座開設手続きが集中します。
この時期に手続きをすると、キャッシュカード発送が遅れがちになります。せっかく手続きをしても長らくATM利用できず、利便性を損ねてしまいます。
なるべく手続き集中のピーク期を避け、早めに申込みしておくことをおすすめします。
【理由②】口座に機能を追加しすぎた
口座種類には「総合口座(定期預金+普通預金)」以外にも、投資信託や国債の投資用口座・税控除のある「特定口座」などの種類があります。
これらを同時に申し込むと、手続きに時間がかかりがちです。
積立や資産運用向けの口座は「投資家適正」と呼ばれる簡単な審査が行われています。マイナンバーカードの提示が必要になり、準備物も増えてしまいます。
すぐ口座利用を始められるよう、機能追加は後日に回し、ひとまず総合口座を選択して申し込みましょう。
【理由③】キャッシュカードに機能を追加しすぎた
口座機能と同様に、多機能キャッシュカードを選択するのも考えものです。
窓口でよく進められるのが「clover(クレジット機能付ICキャッシュカード)」ですが、これは与信審査が必要となる機能です。
キャッシュカード発行までに余計な時間がかかってしまい、おすすめできません。
キャッシュカードに付帯しても問題ないのは、各種デビットカード機能のみです。
これらは与信審査がないため、入出金機能のみのキャッシュカードとほぼ同じスピードで発行してもらえます。
口座・キャッシュカード共に、できるだけ機能を減らして申込手続きをしましょう。
【理由③】キャッシュカード到着の際に留守にしていた
キャッシュカードは書留郵便で発送され、受け取る際は必ずサインをする必要があります。
ポストに投函されるわけではなく、到着するタイミングで不在にしていた場合、そのまま局に持ち替えられてしまいます。
定期的に不在票が入っていないかチェックし、同居家族にも郵便局員の対応を依頼しておきましょう。スムーズにキャッシュカードを受け取るのも、より早く口座利用を始めるためのコツです。
ネットバンキング「北洋ダイレクト」も設定を
支店窓口での手続き時に北洋ダイレクトにも申し込んでいれば、キャッシュカードにネットバンキングの設定案内も同封されています。
これを使い、公式サイトから利用開始設定をしましょう。
初期設定時は、任意のログインID・パスワードのほかにソフトウェアトークンアプリの設定も必要です。
設定が完了すると、ネットで入出金明細の確認や振込・振替手続きができるようになります。
まとめ:時間に余裕を持って手続きを進めよう
北洋銀行の口座開設方法には「Web申込(無通帳型/普通預金口座)」と「支店窓口申込(総合口座)」の2種類があります。
最短即日で口座開設するには、平日9~15時に最寄りの支店窓口で申し込む必要があります。
口座利用開始までの時間を短縮するポイントをまとめると、次の通りです。
- 支店窓口から申し込む
- 銀行の窓口営業時間(平日15時まで)に来店する
- 運転免許証など「1点で本人確認できる書類」を持参すること
- 口座機能・キャッシュカード機能はなるべく必要最低限にする
クレジットカード機能や投資用口座は、後ほど改めて開設することも出来ます。審査の発生する機能は避け、なるべく早くキャッシュカードを発行してもらいましょう。
新生活シーズンに申し込んだ場合・カード到着時に自宅にいなかった場合など、タイミング次第で利用開始が遅れることもあります。
余裕をもって早めに開設手続きを済ませておけば、口座利用が必要となる日に間に合わせることができますよ。