銀行カードローンの審査時間は最短翌営業日までかかる!スムーズに完了するコツ

銀行カードローンの審査時間を解説

少額借入でも消費者金融に差をつける「圧倒的な低金利」は、銀行系カードローンが選ばれる最大の理由です。

その一方で、最近になって審査時間が延びたことをご存知でしょうか?

よりお得な条件でスピード借入を実現なら、速やかに審査を進めてもらうためのコツを知ることが欠かせません。

借入希望日まであまり時間のない人&キャッシング初心者でもわかるよう、簡単な「銀行系カードローンで審査時間を短縮する方法」を徹底解説します。

【この記事で紹介すること】

  • 銀行の最短融資時間&審査時間が延長された理由
  • スピード融資に対応するおすすめの銀行
  • 銀行系カードローンの審査を短くするコツ

銀行カードローンの審査完了は最短翌日

2019年現在、銀行系カードローンは即日融資を実施していません。

新規申込手続きをした場合、審査完了が通知されるのは最短翌日です。つまり、融資開始まで早くとも1日かかることになります。

審査なしで即日振込可能なキャッシングはどこ?

銀行カードローンの審査時間が延長された理由

全国の銀行で一斉に即日融資を取りやめたのは、2018年のことです。

2015年以降の自己破産者数が増加に転じており、その理由として「銀行系カードローンによる安易な貸付」が指摘されていました。

審査業務そのものも大手消費者金融系の保証会社(アコム・SMBCコンシューマーファイナンス等)に丸投げ状態であり、銀行による厳格な融資基準がほとんど適用されていなかったという問題点もあります。

こうした日弁連と行政からの指摘を受け、都市銀行を筆頭に「申込者情報と警察データベースの照合作業」をプロセスに含めるよう、審査業務に変更が加えられました。

データベース照会時間で審査に1日以上かかるようになり、キャッシングの敷居の低さという問題も同時解決できるとされています。

銀行カードローンと消費者金融の審査の違いを図解で解説!

申込~借入に1週間かかることもある

実際に申込手続きをした人には、3日~1週間ほど審査に時間がかかってしまったケースも多く見られます。

カードローン審査が行われるのは基本的に銀行営業時間内であり、契約の最終判断までにかかる時間は「審査内容しだい」だからです。

【審査に時間がかかってしまう主な理由】

  • 夜間もしくは休日前に申し込んだ(銀行営業時間は平日9~15時であることがほとんど)
  • 申込内容の一部が銀行の契約基準に満たない
  • 提出書類に不備があった
  • 在籍確認※に時間がかかった
※在籍確認とは…
申込者の勤務実態を確認する目的で、審査担当者が勤め先に架電する審査プロセスのことです。ほぼ全ての銀行で、在籍確認が終わるまで契約に応じてもらうことは出来ません。

こうした時間がかかってしまう要因は、十分な対策をしてから申込手続きを始めることで回避できます。

銀行系カードローン選びの段階で「2019年現在でもスピード融資実現している金融機関」を選ぶことも欠かせません。

審査時間の短いおすすめ銀行カードローン

都市銀行やメガバンクでは、ローン部門の営業時間拡大・自動契約機の設置といった利用者支店のサービスが推進されています。

銀行の詳しい審査システムは明かされていないものの、安定して「申込の翌日にはキャッシングできた」という報告が集まっている点に安心できます。

まだカードローン選びで迷っている人へ、融資スピードに定評のある大手3行を紹介します。

りそな銀行カードローン

りそな銀行「クイックカードローン」

Web完結申込に対応し、預金口座があれば審査完了しだいキャッシュカードでATM借入できるのが特徴です。

ローン部門が平日15時まで営業しているため、午後以降の申込でも迅速に処理してもらえます。

審査通過レポートでは「2日程度で借りられた」という報告が多く見られ、融資スピードが安定していると分かります。

平均審査期間 2日
金利 年率3.5%~13.5%
限度額 10~800万円
申込条件 20~65歳の継続安定的な収入のある人(主婦・学生OK)
申込時の口座開設 不要

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローン

一部支店に自動契約機が設置されており、審査完了後すぐにATM用カードの発行に対応してもらえるのが特徴です。

郵送物が届くのを待つことなく現金借入できる点は、即日融資ができないという銀行の弱点を補うのに十分です。

審査期間は安定して短く、2018年前までは60分程度・2018年以降は「申込翌日には借りられた」というレポートが目立ちます。

大手という安心感もあり、優先的に検討したい銀行系カードローンと評価出来ます。

三井住友銀行カードローンの審査基準は厳しい?審査時間はどれくらいかかる?

平均審査期間 1日
金利 年率4.0%~14.5%
限度額 10~800万円
申込条件 20~69歳の安定的な収入のある人(主婦・学生OK)
申込時の口座開設 不要

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

バンクイック

三井住友銀行と同じく、一部支店内に設置された「テレビ窓口」での契約手続き&カード即時発行に対応しています。

窓口対応者の対応にも「親切で丁寧」という定評があり、預金口座の通帳があれば審査時間が短縮される傾向にあるのが特徴です。

平均審査期間も短く、申込翌日には契約と融資に応じてもらえたという報告が多数あがっています。

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は審査が甘い?審査通過の口コミ

平均審査期間 1日
金利 年率1.8%~14.6%
限度額 10~500万円
申込条件 20~65歳の継続安定的な収入のある人(主婦・学生OK)

審査時間は大手&地銀系&ネット銀行系?

銀行系カードローンは、金融機関の規模ごとに3つの系統に分かれます。

一般に「大手銀行ほど何かと対応が早い」とイメージされがちですが、銀行規模とカードローン審査時間にはそれほど因果関係がありません。

【銀行系カードローンの3系統】

  1.  都市銀行&メガバンク系…三菱UFJ銀行・みずほ銀行など
  2. 地方銀行系…京都銀行・福岡銀行など
  3. ネット銀行系…楽天銀行・住信SBIネット銀行など

いずれの系統も、2019年現在まで審査業務の大半を保証会社(一部の大手消費者金融)が担っています。

銀行ごとの対応スピードは審査とほとんど関連がない上、まったく別の銀行に申し込んでも「実は同じ会社が審査している」ということが珍しくありません。

したがって、審査完了までの時間はどこも似たり寄ったりというのが現状です。

ローンカード発行時間は大手&地銀系が短い

銀行系統によって差がつくのは、審査完了からATM利用開始までの時間です。

店舗営業を基本とする都市銀行&メガバンク・地方銀行系では、一部「支店窓口でのローンカード受取」に対応しています。

したがって、郵送物到着を待つことなく最寄りのATMでキャッシングを始められるのです。

ところが無店舗型営業が基本のネットバンク系だと、ローンカードは郵送による発行が前提です。

振込融資サービスを申し込まない限り、キャッシングできるようになるまで1週間近く待たなければなりません。

ネットバンクは即時振込融資に順次対応している

ネットバンク系でカード到着前に借入を希望する場合、振込融資サービスを利用しなければなりません。急ぎで借りたい人にとって障害となるのが、振込の入金反映時間です。

従来の銀行システムでは入金反映まで1営業日かかるのがネックでしたが、ネット銀行は近年「即時振込(モアタイムシステム)の拡張に力を入れています。

ネットバンク系であっても「審査完了と同時に振込融資してもらえるか」「自分の預金口座はモアタイムに対応しているか」の2点に注意することで、大手と変わらない融資スピードを実現することが出来るのです。

銀行カードローンの審査時間を短くするコツ

銀行系カードローンの審査は、以下3つの情報に基づいて進められています。

審査を迅速に進めてもらうなら、それぞれの情報で返済能力に問題ないことをしっかりアピールすることが大切です

【銀行系カードローンの審査材料】

  1.  申込者属性…申込書の記入内容
  2. 信用情報…過去5~10年のローン利用履歴が集約された情報
  3. 希望借入額…収入に対する割合・金額の大きさを重視

加えて、書類提出・カード受け取りの各手順でもコツを押さえましょう。

簡単なポイントを押さえるだけで「お金が必要なタイミングに間に合わない」という状況を極力なくすことが出来ます。

①申込者属性を高くする

審査材料のひとつである申込者属性では、年収・勤務先情報・居住形態(特に住宅費)の各項目が重視されます。

申込前に、できる範囲で以下の基準を目指しましょう。

【スピード審査が実現する申込者属性の目安】

  • 年収200万円以上
  • 正社員or派遣社員で、無期雇用契約を結んでいる
  • 家賃もしくは住宅ローン毎月支払額が月給の1/3以下

いずれも、銀行による与信審査で長らく「融資できる最低水準」と考えられてきたものです。

カードローン部門ではより柔軟な審査基準が設けられているものの、こうした水準を満たすことで、返済能力に対する信頼を獲得しやすくなります。

②信用情報をクリーンな状態に保つ

カードローン申込前の1年以内には、他社で滞納しないように心がけましょう。

支払いの遅れはすべて「信用情報」の照会を通じて、銀行の審査担当者に伝わります。

長期滞納や債務整理に覚えがある場合は、金融ブラック化により高確率で審査に落ちてしまいます。

「待たされた挙句借りられない」というリスクを避けるため、国内3社の個人信用情報センター(KSC/CIC/JICC)へ本人開示手続きすることをおすすめします。

【参考】金融ブラック化するトラブルの種類

  • 61日以上の滞納
  • 保証会社による代位弁済※
  • 任意整理
  • 個人再生・自己破産(官報掲載)

本人開示手続きでは、審査担当者が実際に目にする信用情報を自分で確かめることが出来ます。

キャッシングを利用したい時期があらかじめ決まっている場合、事前に照会しておくのも良いでしょう。

信用情報機関について解説!信用情報がカードローン審査に与える影響

③希望借入額は必要最低限にとどめる

申込時の希望限度額は、いますぐ必要な額にとどめておきましょう。

カードローンには年収の1/3を上限とする貸付制限(総量規制)が設けられています。そもそも収入に対して多すぎる限度額では、審査に通ることができません。

また、貸付上限ギリギリでの申込もNGです。

最低でも6ヵ月の返済実績を積むまで、申込者の返済能力よりもやや低い金額しか貸付してもらえないのが原則です。

高収入だからといって百万円単位のまとまった金額で申し込むと「犯罪に巻き込まれているかもしれない」「収入でウソをついている可能性がある」と疑われてしまいます。

目安は50万円以内

審査完了が早まる希望融資額の目安は、多くとも50万円です。

「年収200万円前後の人でも問題なく返済できる額」と考えられ、銀行内部で審査プロセスが省略されることの多い金額にあたるからです。

申込前にキャッシングを必要とする額・手持ちで賄える額をそれぞれチェックし、できるだけ希望限度額を下げましょう。

④書類はアップロード提出する

必要書類を郵送すると、銀行に到着するまで審査が止まってしまいます。

アップロード提出(スマホorPCからの画像送信)を利用し、郵送による時間ロスを極力なくしましょう。

注意点として、一部の銀行では提出できる書類が限られます。

【アップロード提出の対応状況】
運転免許証or写真付きのマイナンバーカード ほぼ全ての銀行で対応可
健康保険証(カード型) 一部の地銀のみアップロード提出可

※マイナンバー通知カード・紙タイプの健康保険証については、ほとんどの銀行で郵送提出必須となります。

準備できる書類・提出手順を事前に確認し、迷わず手続きできるようにしておくことも大切
です。

⑤無人契約機が設置されている銀行を選ぶ

一部の銀行では、支店に併設された無人契約機でのカード即時発行に対応しています。

契約手続き後すぐに支店内もしくはコンビニATMから借入でき、預金口座準備・郵送待ちの時間のロスがありません。

【カードローン無人契約機のある銀行】
三菱UFJ銀行 テレビ窓口(平日9~18時/土曜日と祝日の10~18時)でカード発行可
三井住友銀行 ローン契約機(平日&土曜日と祝日の9~21時)でカード発行可

無人契約機なら「銀行窓口が閉まっていても対面で申込手続きできる」というメリットも享受できます。

最寄りに設置支店がある場合、積極的に申込を検討しましょう。

無人契約機(自動契約機)とは?設置場所・利用方法・審査の注意点

即日融資を受けたいなら消費者金融カードローンがおすすめ

2019年現在、即日融資に対応しているのは大手消費者金融系のみです。

全国に数多くの無人契約機が設置されており、どうしても急いで借りたいときにおすすめできます。

【消費者金融のメリット】

  • 最短30分で融資可能
  • 全国に無人契約機あり(400~1,000台)
  • コンビニATMが使える
  • 無利息期間がある

消費者金融はコンビニATMとの提携を進めており、手数料無料の時間帯も用意されています。

利用可能なATMが限られることもある銀行系カードローンと比べ、高金利をカバーできる強みのひとつと評価出来ます。

借りやすいカードローンはどこ?断然人気なのは銀行より中小消費者金融

無利息期間サービスを使えば銀行カードローンよりお得?

消費者金融の唯一にして最大のネックである金利の高さも、無利息期間でカバー可能です。

「給料日前に少し足りなくなった」という状況なら、銀行系カードローンよりむしろ消費者金融のほうがお得です。

【例】10万円借りた時の返済シミュレーション

①三菱UFJ銀行「バンクイック」(金利14.6%)で契約した場合

  • 7日後に完済する場合:総返済額100,280円/利息280円
  • 30日後に完済する場合:返済額101,216円/利息1,216円
②アコム(金利18.0%)で契約した場合 無利息期間30日なら、いつでも100,000円の返済でOK(他にかかるのはATM利用手数料のみ)

ボーナス前の買い物など、借入額が大きいほど無利息期間でお得になる額も増えます。

カードローン選びでは、単純な契約条件だけでなく「どんなサービスがあるのか」に着目することもひとつのコツと言えます。

銀行系カードローンはスピード融資不可!申込時は事前準備を忘れずに

銀行系カードローンには「低金利」という強力なメリットがある一方で、2018年より行政からの指導で即日融資できなくなったという特徴も併せ持ちます。

自動契約機の設置・ローン部門の営業時間の延長といった利用者目線のサービスを提供している大手銀行以外は、急いで借りたい人に向きません。

金利と融資スピードをどうしても両立したい場合は、申込前に下記ポイントを押さえて準備しておきましょう。

【銀行系カードローンでスピード融資してもらうためのコツ】

  • 年収・勤続年数・住居費などの「申込者属性」を見直す
  • 申込直前に他社で滞納しないよう心掛ける
  • 希望借入額はいま必要な額に留める
  • 必要書類はなるべくアップロード提出する

「高金利で返済負担が重い」と敬遠されがちな消費者金融でも、使い方次第でむしろ銀行よりお得に活用できます。

今後カードローンとどう付き合うかイメージしながら、視野を広げて自分に合うサービスを選びましょう。

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