銀行カードローンの金利の仕組みを徹底解説!おすすめ低金利ローンと利息の計算方法

カードローン借入を検討している方の中には、消費者金融のカードローンではなく普段利用している銀行のカードローンで借り入れたいと思う方も多いのではないでしょうか。

実際、銀行カードローンには金利が安くサポートも充実している商品が数多くあります。

今回は銀行カードローンに絞って金利を徹底比較し、その仕組みを解説していきたいと思います。

審査の甘いカードローンの特徴!確実に借りられるカードローンランキング

低金利のおすすめ銀行カードローンTOP10

  • 【1位】りそな銀行カードローン
  • 【2位】ソニー銀行カードローン
  • 【3位】イオン銀行カードローン
  • 【4位】みずほ銀行カードローン
  • 【5位】三井住友銀行カードローン
  • 【6位】楽天銀行スーパーローン
  • 【7位】三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
  • 【8位】住信SBIネット銀行「MR.カードローン」
  • 【9位】八十二銀行カードローン「はちにのかん太くんカード」
  • 【10位】静岡銀行カードローン「セレカ」

【1位】りそな銀行カードローン

りそな銀行「クイックカードローン」

基本情報
金利(実質年率) 3.5%〜12.475%
借入限度額 10万円〜800万円
無利息金利
特典 住宅ローン、給与振込利用者に限り0.5%金利割引

利用限度額 適用金利(年)
800万円 3.5%
700万円 4.0%
600万円 4.5%
500万円 4.9%
400万円 5.5%
300万円 7.0%
200万円 9.0%
150万〜100万円 11.5%
70万〜10万円 12.475%

りそな銀行カードローンのメリットはなんと言っても、上限金利の設定が低いことでしょう。

他の銀行カードローンと比較してもその差は歴然で、1〜2%程の差が付いています。

少額の借り入れを必要としている方にとっては使い安いカードローンと言えるでしょう。

また、特典としては既に、りそな銀行の住宅ローンや給与振込を利用している場合はさらに0.5%の金利割引を受けることが出来ます。

【2位】ソニー銀行カードローン

ソニー銀行カードローン

基本情報
金利(実質年率) 2.5%〜13.8%
借入限度額 10万円〜800万円
無利息金利
特典

利用限度額 適用金利(年)
800万円 2.5%
700万円 3.0%
600万円 3.5%
500万円 4.0%
400万円 5.0%
300万円 6.0%
200万円 8.0%
150万円 9.0%
100万円 9.8%
90万〜60万円 12.8%
50万〜10万円 13.8%

ソニー銀行カードローンは上限金利だけでなく、まんべんなく金利が低いため、借入金額の多少、用途に関わらず利用しやすく評判の良いカードローンです。

また、ネット銀行ならではのスピーディな審査、手続きも評価されています。

ソニー銀行カードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット

【3位】イオン銀行カードローン

基本情報
金利(実質年率) 3.8%〜13.8%
借入限度額 10万円〜800万円
無利息金利
特典

利用限度額 適用金利(年)
800万円 3.8%3.8〜5.8%
790万〜600万円  3.5〜7.8%
590万〜500万円
490万〜400万円 3.5〜8.8%
390万〜300万円 4.8〜8.8%
290万〜200万円 5.8〜11.8%
190万〜100万円 8.8〜13.8%
90万〜10万円 11.8〜13.8%

イオン銀行カードーローンは上限金利が他のカードローンよりも低く、特に90万に近い借り入れ額のときには11%代まで金利が下がる可能性があり大変お得です。

提携ATMも多いため、急な借り入れの際も便利なカードローンとして評価を得ています。

イオン銀行カードローンで審査落ちする理由と落ちた時の対処法

【4位】みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローン

基本情報
金利(実質年率) 2.0%〜14.0%
借入限度額 10万円〜800万円
無利息金利
特典 住宅ローン利用者は0.5%金利割引

利用限度額 適用金利(年)
800万円 2.0%
800万円未満、600万円以上 4.5%
600万円未満、500万円以上 5.0%
500万円未満、400万円以上 6.0%
400万円未満、300万円以上 7.0%
300万円未満、200万円以上  9.0%
200万円未満、100万円以上 12.0%
100万円未満、10万円以上 14.0%

みずほ銀行カードローンの上限金利は14.0%、下限金利2.0%と比較的低めの設定でありながら、メガバンクの安心感を得られるカードローンです。

また、みずほ銀行で住宅ローンを利用している方には0.5%金利割引という嬉しい特典があるのも大手ならではです。

みずほ銀行カードローンの審査は甘いけど遅い?審査基準を解説

【5位】三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローン

基本情報
金利(実質年率) 4.0%〜14.5%
借入限度額 10万円〜800万円
無利息金利
特典 住宅ローン利用者は7〜8%まで金利割引

利用限度額 適用金利(年)
800万円以下、700万円超 4.0〜4.5%
700万円以下、600万円超 4.5〜5.0%
600万円以下、500万円超 5.0〜6.0%
500万円以下、400万円超 6.0〜7.0%
400万円以下、300万円超 7.0〜8.0%
300万円以下、200万円超 8.0〜10.0%
200万円以下、100万円超  10.0〜12.0%
100万円以下 12.0〜14.5%

三井住友カードローンは上限金利だけ見ると14.5%と平均的ですが、審査の結果次第では12.0%まで下がる場合もあるため、年収が高めの方や、月々の安定した収入がある方にはおすすめです。

さらに三井住友銀行で住宅ローンを利用している方は、金利が7〜8%まで下がるという大きな特典がついています。

三井住友銀行カードローンの審査基準は厳しい?審査時間はどれくらいかかる?

【6位】楽天銀行スーパーローン

楽天銀行カードローン

基本情報
金利(実質年率) 1.9%〜14.5%
借入限度額 50万〜800万円
無利息金利 初回30日間無金利
特典 入会時に1000ポイント、口座開設と同時に申し込んだ場合は1500ポイントが付与

利用限度額 適用金利(年)
800万円 1.9〜4.5%
800万円未満、600万円以上 3.0〜7.8%
600万円未満、500万円以上 4.5〜7.8%
500万円未満、350万円以上 4.9〜8.9%
350万円未満、300万円以上  4.9〜12.5%
300万円未満、200万円以上  6.9〜14.5%
200万円未満、100万円以上 9.6〜14.5%
100万円未満 14.5%

楽天銀行スーパーローンは上限金利14.5%と平均的ながら、初回に限り30日間無金利という銀行カードローンでは珍しいサービスが付いています。

借り入れたお金を無利息期間内に返済すれば利息は一切かからないのは嬉しいですね。

入会するだけで楽天ポイントが1000ポイント分付与される点も楽天らしい特典と言えます。

楽天銀行カードローンの審査基準は甘い?学生やアルバイトにもおすすめ!

【7位】三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

基本情報
金利(実質年率) 1.8%〜14.6%
借入限度額 10万〜500万円
無利息金利  –
特典  –

利用限度額 適用金利(年)
500万円以下、400万円超 1.8〜6.1%
400万円以下、300万円超 6.1〜7.6%
300万円以下、200万円超 7.6〜10.6%
200万円以下、100万円超 10.6〜13.6%
100万円以下、10万円以上 13.6〜14.6%

三菱UFJ銀行カードローンの「バンクイック」は上限金利は14.6%と平均的ですが、大手メガバンクの安心感で使用満足度の高いカードローンとなっています。

店舗にテレビ窓口を設置し審査にかかる時間を短縮しスピーディなカード受渡を実現しています。

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の審査に落ちる人の特徴と落ちた時の対処法

【8位】住信SBIネット銀行「MR.カードローン」

住信SBIネット銀行カードローン

基本情報
金利(実質年率) 1.59%〜14.79%
借入限度額 10万〜300万円(プレミアムコースは1200万円まで)
無利息金利
特典 住宅ローン、給与振込利用者、SBI証券口座開設の方に限り最大0.6%金利割引

利用限度額と金利(スタンダードコース)
200万円超〜300万円 8.99%
100万円超〜200万円 11.99%
10万円〜100万円 14.79%

利用限度額と金利(プレミアムコース)
1100万円超 1.59%
1000万円超〜1100万円  2.39%
900万円超〜1000万円 2.49%
700万円超〜900万円 2.99%
500万円超〜700万円 3.99%
300万円超〜500万円 4.99%
200万円超〜300万円 5.29〜5.99%
100万円超〜200万円 6.39〜6.99%
10万円〜100万円 7.99%

住信SBIネット銀行の「MR.カードローン」は審査結果によってスタンダードコースとプレミアムコースに選別されて金利が決まるシステムです。

スタンダードの場合は平均よりもやや高い金利ですが、プレミアムの場合の金利は一気に下がります。

住信SBIネット銀行で住宅ローン利用、給与振り込み利用をしている方に加えて、SBI証券口座の開設をされている方にも金利割引をしている点も特徴的です。

住信SBIネット銀行カードローンの審査は厳しい?審査に落ちる原因と対処法

【9位】八十二銀行カードローン「はちにのかん太くんカード」

八十二銀行カードローン

基本情報
金利(実質年率) 5.5%〜14.5%
借入限度額 1万〜500万円
無利息金利
特典

利用限度額 適用金利(年)
500万 5.5%
300万円以上、500万円未満 9.0%
1万円以上、300万円未満 14.5%

八十二銀行の「はちにのかん太くんカード」は金利は平均的ですが、月々2000円からという安い返済額のため利用しやすく、パート、アルバイトの方からも人気を集めている商品です。

八十二銀行カードローンの審査時間はどれくらい?連絡が遅い時の対処法

【10位】静岡銀行カードローン「セレカ」

静岡銀行カードローン

基本情報
金利(実質年率) 4.0%〜14.5%
借入限度額 10万〜500万円
無利息金利 最大45日間の利息キャッシュバック
特典

利用限度額 適用金利(年)
400万円超、500万円以下 4.0%
300万円超、400万円以下 7.0%
200万円超、300万円以下 9.0%
100万円超、200万円以下 12.0%
100万円以下の場合 14.5%

静岡銀行カードローン「セレカ」は銀行カードローンの金利としては平均的と言えますが、返済額2000円という手軽さで利用者から評価を得ています。

最大45日の利息キャッシュバックも嬉しいサービスです。

静岡銀行カードローンの審査は甘い?審査基準・通りやすさを解説

銀行カードローンの金利を決める要素

銀行カードローンの金利を決める要素は借入金額によって決まってきます。

借入金額が高いほど金利は安くなり、借入金額が安いほど金利は高く設定されています。

これは、どの銀行カードローンでも変わりませんが借入金額によって金利に一定の幅を儲けて

いる場合は、審査によって借り入れる方の信用度を判断し、設定された金利の幅の中で変動します。

各社で設定している金利幅

各銀行カードローンの金利幅は、法律で定められた範囲内で決定されていますが、それぞれ設定の仕方に特徴が見られます。

例えば100万円以下の借入だと14%と一律としている銀行もあれば、12.0%〜14.5%と幅を持たせている銀行もあります。

一律の銀行では借入金額が範囲内であれば金利が変わることはありませんが、金利設定に幅を持たせている銀行の場合は審査によって金利が変化します。

安定した収入が見込めている方であれば、金利設定に幅のある銀行カードローンに申し込んでみるのも良いと思います。

申込者の年収

銀行カードローンを利用するにあたり、借入申込者はカード会社の審査を受ける際に年収を証明する書類を提示するのが一般的です。

銀行は申告者の年収を信頼度のバロメーターとして借入できるかどうかの判断基準とすることはもちろん金利設定にも反映させるため、借入において申告者の年収が高いにこしたことはありません。

ただし年収は低くとも、安定した収入が見込めていれば審査に通る自分にあった銀行カードローンはきっと見つかるでしょう。

カードローンの審査は収入いくらあれば大丈夫?低収入でも融資は可能?

申込者の希望限度額

銀行カードローンで借り入れる場合、申込者の希望限度額が必ずしも承認されるとは限りません。

審査によって希望限度額よりも多く借りられる場合もあれば、少なくなってしまうことも、またまったく借りられないということもあります。

審査の結果、もし限度額が希望していた金額よりも高く設定された場合は、その限度額で金利が決まるため、その枠の中であれば希望していた金額を借り入れても金利が下がる場合があります。

銀行カードローンは上限金利で比較しよう!

それぞれの銀行カードローンの金利では、最も高額な借入金に対しては「下限設定」が逆に少額の借入金に対しては「上限金利」が設定されています。

日常生活の中で不足分を補う用途で使われることの多いカードローンにおいては、高額な借入を行うことはほとんど無いため注目すべきは少額借入に設定されている金利、すなわち「上限金利」に注目すべきです。

最も利用することの多い「上限金利」を比較することでそれぞれの銀行カードローンの特色が見えてきます。

はじめての利用で下限金利が適用されることは少ない

申込者への事前の審査で返済能力が高いという結果が出たとしても、実際は銀行カードローンを初めて利用する方に対して最初から下限金利を設定する銀行はまずありません。

まずは少額からでも実際に返済を積み上げることで、返済信用度が認められてから、低い金利設定になっていく場合がほとんどです。

むしろ初回借入は上限金利が適用されるケースが多いため、上限金利の低さだけを見て銀行カードローンの商品を判断することは避けるべきでしょう。

低金利すぎるカードローンは逆に不便?

低金利で借り入れようとすればするほど、その借入限度額も高額になります。

借入限度額が高くなれば当然、毎月の返済額も高くなってしまいます。

低金利で限度額も多いということで、うっかり借りすぎてしまい返済が困難になってしまうというケースも少なくありません。

そのような状況にならないように、必要な時に必要な金額だけ借りるように心がけましょう。

大手消費者金融のほうが各種特典・サービスを展開している

銀行カードローン以外のカードローン選択肢と言えば消費者金融のカードローンがあります。

銀行のカードローンに比べると上限金利はやや高めですが、SMBCモビットではスマホアプリで入出金が出来るサービスや、アコムの初回30日間無金利の特典、アイフルの50万円以下なら収入証明書不要など大手消費者金融のカードローンには様々な特典、サービスが存在しています。

銀行カードローンの利息の計算方法

カードローンの利息額は以下の計算式に当てはめて算出します。難しい計算ではないので覚えておいて損はないでしょう。

借入金額×実質年率(金利)÷365×返済期間日数=利息額

例えば下記条件でカードローンを利用した場合の利息額を算出してみましょう。

  • 借入金額50万円
  • 実質年率14.6%
  • 返済期間1ヶ月(30日)

500,000円(借入金額)×0.146(実質年率)÷365×30日(返済期間日数)=6,000円(利息額)

上記のとおり算出した結果、借入金額50万、実質年率14.6%で返済期間1ヶ月で借り入れた場合の利息額は6,000円となります。

三井住友銀行カードローンの利息をシミュレーション!

実際に月ごとにかかる利息のシミュレーションを、低金利のおすすめ銀行カードローンTOP10でもご紹介した、三井住友銀行カードローンで以下の条件のもと行ってみましょう。

  • 借入金額30万円
  • 金利14.5%(三井住友銀行カードローンの場合、30万は100万以下の借入に該当するため14.5%を適用)
  • 返済期間1年、1ヶ月(30日)ごとに返済

利息額を算出する計算式に当てはめると以下の通りです。

300,000円(借入金額)×0.145(実質年率)÷365×30日(返済期間日数)=3,575円(月額利息額)

月ごとの返済額は、返済合計額÷返済月数ですが、元金と利息がともに変化するため手計算ではなくシミュレーターにて算出します。

月ごとの利息額 月ごとの返済額(利息込み)
3,575円 27,006円

毎月、返済すると一年間で合計324,076円(誤差込み)となります。

三井住友銀行カードローンは他社より低金利?より低くする方法はある?

銀行カードローンを選ぶ時は金利を比較しよう

銀行カードローンを選ぶ際には、それぞれ銀行による特徴はありますが、やはりまずは金利を比較することから始めましょう。

少額の借入の場合は上限金利を比較し、それ以外の場合は金額のごとの金利を確認し自分に合ったものを選択してみて下さい。

借入先のあたりを付けたら、利息の計算をして月ごとの返済計画をしっかりとシミュレーションをしてみましょう。

きっと自分にとって最適な一枚がみつかるはずです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする