カードローンの利用に慣れていないと、返済方法や利息を安くするコツに悩みがちです。
業界ならではの低金利で人気の福岡銀行カードローンなら、自分のペースで気軽に支払いを続けられる返済プランを組むことが出来ますよ。
実際に返済額をシミュレーションしてみると、キャッシング利用を始めたあとの取引イメージもつけやすくなります。
- 福岡銀行カードローンの返済方法&返済日について確認しておきたい
- 予定借入額での返済期間・返済額を知りたい
- 利息を節約するコツが気になる
こんな疑問を抱く人へ、福岡銀行カードローンのお得な使い道・便利な返済方法について紹介します。
カードローン利用者にとって最も注意したい「滞納時のペナルティ」についても解説しているので、必ず確認してもしもの場合に備えましょう。
福岡銀行カードローンの返済方法は2通り
福岡銀行カードローンには2種類の契約タイプが用意されており、それによって返済方法も異なります。
預金口座がない場合は「直接入金型」タイプのみ選択でき、返済方法はATMからの入金のみに限られます。
福岡銀行カードローンの返済方法 | ||
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契約タイプ | 指定できる条件 | 返済方法の詳細 |
口座引落型 | 福岡銀行に預金口座があること | 指定日に自動引落される |
直接入金型 | 特になし(預金口座の有無に関わらず指定可能) | 提携ATM※からの入金 |
※提携ATM…福岡銀行・熊本銀行・親和銀行・ゆうちょ銀行・コンビニATM(セブン銀行ATM/ローソンATM/E-net対応ATM/福岡県内設置のBankTimeATM)
福岡銀行に預金口座を持っている人が契約タイプ「口座引落型」を選択した場合、お金に余裕があるタイミングで提携ATMから追加返済することも可能です。
約定返済日は契約時に指定できる
約定返済日(福岡銀行との契約で定められた毎月返済日)は、毎月1~26日の間で指定可能です。
給料日やほかの生活費の引落に合わせて、利用する人のライフスタイルにあった返済期日を決められます。
また、契約で決めた約定返済日が銀行休業日だった場合は、その月のみ翌営業日が返済日となります。
…7月27日~28日は土日にあたり、福岡銀行の窓口営業時間外であるため。
「土日を挟むので約定返済日に給料振込が間に合わない」「金曜日や休日は用事があってATMにいけない」といった場合でも、約束に遅れず支払うことが出来ますよ。
福岡銀行カードローンの返済方式「元金均等返済」とは
福岡銀行カードローンの返済方式は、約定返済額(契約で決めた毎月返済額)が固定される「元金均等返済方式」です。
約定返済額からは、まず毎月借入額に対して発生する利息が差し引かれます。
残りの額が元金(もともと借りた金額)に充当され、残った元金に翌月支払日まで利息が加算されます。
利息は元本に応じて、毎日加算されています。加算額は下記式の通りです。
【参考】利息の加算方法
- 1日あたりの利息=元金×契約金利÷365日(うるう年は366日)
- 次回返済日までに発生する利息=元金×契約金利÷365日×次回返済日までの日数
元金均等返済方式のメリット&デメリット
元金均等返済方式は、一見すると「毎月負担額が一定かつ少なくて返済しやすい」ように感じます。
一方で、総返済額はかさみがちです。利息が差し引かれていることを実感しにくく、返済ペースが見えにくいからです。
元金均等返済方式のメリット&デメリット | |
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メリット | 毎月返済額が固定されており、出費が明確で支払いを続けやすい |
デメリット | 意識しないと利息・総返済額が把握できず、結果的に負担が大きくなる |
これらの特徴から、利息を安く済ませるなら「借入時に返済計画の具体的イメージをもつこと」が欠かせません。
また、利息計算のもととなる元金を効率よく減らすため、毎月追加で返済すること(繰り上げ返済)も必要になります。
福岡銀行カードローンの返済シミュレーション
ここからは、具体的な返済計画がイメージできるよう、福岡銀行カードローンでの毎月返済額&返済期間を借入金額ごとに紹介します。
限度額10万円で全額借りた時の返済シミュレーション
利用限度額=10万円の場合、契約金利は14.5%に統一されています。
10万円毎月の返済額を「①2,000円(約定返済額)」と「②5,000円(+3,000円ずつ追加返済した場合)」に分けてシミュレーションしてみましょう。
10万円借りた場合のシミュレーション | ||
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毎月返済する額 | ①2,000円 | ②5,000円 |
借入条件 |
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借入額 | 10万円 | 50万円 |
返済期間 | 78カ月 | 24カ月 |
利息 | 54,259円 | 15,145円 |
総返済額 | 154,259円 | 115,145円 |
追加返済するだけで、利息・返済期間ともに1/3程度まで圧縮されていることが分かります。
限度額50万円で全額借りた時の返済シミュレーション
利用限度額=50万円でも契約金利は14.5%に統一されています。
ここでも、毎月の返済額を「①1万円(約定返済額)」と「②13,000円(+3,000円ずつ追加返済した場合)」に分けて比較しながらシミュレーションしてみましょう。
50万円借りた場合のシミュレーション | ||
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毎月返済する額 | ①1万円 | ②13,000円 |
借入条件 | 利用限度額50万円・契約金利14.5% | |
借入 | 50万円 | |
返済期間 | 78カ月 | 50カ月 |
完済時の総支払利息 | 271,542円 | 176,442円 |
総返済額 | 771,542円 | 676,442円 |
完済時の総支払利息は約10万円・完済期間は28カ月(2年4か月)も圧縮されています。
10万円借りた例と同様に、約定返済額にこだわらず毎月多めに返済することで、大幅にお得になると分かります。
限度額の範囲内で少額借りたときの返済シミュレーション
福岡銀行カードローンでは、限度額ごとに契約金利が定められています。下記の通り、限度額が大きいほど利息が安くなるシステムです。
【限度額別】福岡銀行カードローンの金利 | |
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限度額 | 金利(実質年率) |
10万円~100万円 | 14.5% |
100万円超~200万円 | 12.0% |
200万円超~300万円 | 10.0% |
300万円超~400万円 | 8.0% |
400万円超~500万円 | 7.0% |
500万円超~600万円 | 6.0% |
600万円超~700万円 | 5.0% |
700万円超~800万円 | 4.0% |
800万円超~1,000万円 | 3.0% |
これを元に「まとまった利用限度額で契約して少しだけ借りた場合」の返済シミュレーションを行ってみましょう。
50万円借りた場合のシミュレーション | ||
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毎月返済する額 | 1万円(約定返済額) | |
借入条件 | 利用限度額120万円・契約金利12.0% | 利用限度額50万円・契約金利14.5% |
借入額 | 50万円 | |
返済期間 | 70カ月 | 78カ月 |
完済時の総支払利息 | 196,572円 | 271,542円 |
総返済額 | 696,572円 | 771,542円 |
約定返済額しか支払う余裕がなくても、利用限度額を大きくとって安い金利で契約するだけで、返済負担が減ると分かります。
福岡銀行カードローンの返済をお得にするコツ
カードローンには、利息を節約するための2つの利用方法があります。
福岡銀行の強みである金利の低さと組み合わせることで、よりお得に完済を目指すことが出来ますよ。
①増額審査を受けて限度額を増やしてもらう
福岡銀行カードローンでは、利用中に利用限度額を引き上げてもらう「増額申込」が可能です。
増額前の借入残高にも増額後の年利が適用されるため、追加借入の予定がない人でも利息を節約しながら・お得に完済を目指すことができます。
増額申込の条件
限度額の増額(増枠)は、福岡銀行カードローンで一定の取引実績を積んだ場合のみ対応してくれます。
新規契約直後に申込んでも審査に通ることはできないので、注意しましょう。
また、誰でも無条件に増額してくれるわけではありません。銀行所定の審査に通過する必要があります。
増額申込&審査通過の具体的な条件は次の通りです。
【福岡銀行カードローンの増額申込&審査通過の条件】
- 最低でも契約後1回以上キャッシング利用していること
- 6ヵ月以上の返済実績があること
- 上記期間中、1度も遅れずに支払いを続けていること
また、増額審査でも新規契約時と同様に「信用情報」「年収や勤続年数」が判断基準となります。
さらに「福岡銀行の口座を活発に利用している」ことも、社外秘ではあるものの増額審査上有利になる条件と考えられます。
口座がない人は折を見て福岡銀行で開設手続きを済ませ、他社ローンを含めて約束通り返済できるよう気を配りましょう。
②余裕があるときに繰上返済or一括返済を行う
福岡銀行カードローンでは、毎月の返済額・返済回数に上限を設けていません。
お金に余裕のあるときは追加で入金する「繰り上げ返済」を行えば、借入残高・それに対して計算される利息加算額を早いペースで減らすことが可能です。
ボーナス月や収入が多かった月は、残債+利息(=借入残高)をまとめて返す「一括返済」も出来ます。
これらを積極的に活用すれば、完済時の総返済額が安くなり、次の借入や貯金の予定も組みやすくなります。
追加で返済をする方法
契約プラン(口座引落型or直接入金型)に関わらず、繰り上げ返済は提携ATMから可能です。
1,000円単位で入金できるため、毎月の余裕資金が1万円以下でもペースアップして返済を続けられます。
一括返済の場合は、福岡銀行カードローンデスクに問い合わせを行いましょう。借入残高を1円単位で把握した上で、指定された口座に振込する必要があります。
期限までに返済ができないとどうなる?
約定返済日に支払いが間に合わない場合、経済的にも社会的にも様々なデメリットを被ることになります。
滞納が数日程度で済む見込みであっても、早めに福岡銀行コールセンターに連絡しておきましょう。
滞納すると利息とは別に「遅延損害金」がかかる
ローン契約では、契約年利とは別に「遅延損害金」も設定されるのが一般的です。
福岡銀行カードローンでも、滞納一日目から毎日、利息に加えて14.0~18.0%の遅延損害金が発生します。
総返済額を減らして完済までお得に取引するなら、滞納を繰り返したり続けたりすることはNGと心得ましょう。
長期滞納した場合のペナルティ
滞納が長期化した場合は、遅延損害金以外にも「自宅に連絡される」「督促状が届く」といったペナルティが発生します。
やがて信用情報(クレヒス)に対しネガティブな記録が行われ、差押えに移行して職場に知れ渡ることになってしまいます。
【福岡銀行カードローン滞納時の督促の流れ】 | |
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滞納3日~1週間 |
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滞納14日~2ヵ月 |
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滞納2ヵ月~3ヵ月 |
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滞納3ヵ月~6ヵ月 |
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この間、もちろん遅延損害金も発生し続けます。
ますます支払いが難しくなり、他社で契約することもほぼ不可能であるため、生活が困窮しかねません。
早めに連絡しておけば自宅or職場への電話は控えてもらえる
滞納することがはっきりした段階で福岡銀行カードローンデスク(0120-608-292/平日9時~20時)に連絡しておけば、自宅や職場に対する電話は行われません。
現在の貸金業法のルールが「本人に連絡がつく限り自宅or勤務先に電話をしてはならない」と解釈されているからです。
コールセンター連絡の際は、次の2点を見極めてから返済相談を始めることをおすすめします。
【滞納時にコールセンターで相談したいこと】
- 返済日
- いますぐ返済可能な金額
- 収入の見込みがある日
早めに相談しておけば、事情を考慮して銀行側からの提案・アドバイスがもらえます。無連絡の滞納は極力避けましょう。
【注意】督促状発送は止められない
自分から積極的に連絡を行っても、督促状の発送を止めることは出来ません。
コールセンターとは別の督促部門が「契約上必要不可欠な手続き」として機械的に郵送しているからです。
自宅に一切の郵送物が届いてほしくない場合、やはりできるだけ早く滞納を解消する必要があります。
福岡銀行カードローンを上手に返済して利息を減らそう
福岡銀行カードローンの返済方法は「直接入金型」と「口座引落型(銀行利用者のみ)」の2種類から選べます。
毎月の返済日も、自分のライフスタイルに合わせて自由に指定できるのが便利です。
低金利という強みを最大限生かすなら、あらかじめ返済計画を把握した上で次の2点を心がけましょう。
【福岡銀行カードローンをお得に利用するコツ】
- 収入に余裕のある月は、提携ATMからの「追加返済(繰上返済)」を行う
- 完済できそうなタイミングで、銀行に問い合わせの上「一括返済」を行う
- ある程度返済実績を積んだら、増額審査を受ける
また、滞納のペナルティが大きいことにも要注意です。期限までに返済できない場合は、至急カードローンデスクへ電話相談しましょう。
計画的に利用することで、福岡銀行カードローンのメリットを実感することが出来ますよ。