フリーローンはカードローンのように審査が甘い商品ではなく、厳しい審査を受けなければならない商品です。
審査が厳しい理由として、フリーローンは借りる額が多くなってしまうほか、カードローンにはない融資の方法を実施しているため、どうしても審査基準は厳しくなってしまいます。
審査を確実に通過したいと考えているなら、フリーローンを確実に通過するための用途や審査を通過させるための要員をしっかり押さえておきましょう。
ここではフリーローンの審査について説明します。
フリーローンの審査基準を徹底比較！金利が高いほど審査に通りやすい
フリーローンの審査が甘くない4つの理由
どのフリーローンの審査でも、カードローンよりも厳しい審査を実施しています。
カードローンは後から様々な調整ができるメリットを持っていますが、フリーローンの場合は最初に全ての融資を実施するため、返済能力をしっかり持っていないと判断されれば融資は厳しいと判断されるのです。
カードローンは徐々にお金を借りるような方針を採用していますが、フリーローンは最初に限度額までお金を貸してしまいます。
この影響で返済能力が高くなければ返済できないと判断されているのです。
カードローンと違い、いきなり多額の融資を受けるフリーローンは、その分だけ審査で厳しい判断を受けるのです。
また、フリーローンは様々な用途で使えるというメリットを持っていますが、用途がおかしいと判断されればお金を貸すわけにはいかないと判断されてしまいます。
危ないところにお金を貸すわけにはいかないので、カードローン以上に用途が重要になります。用途の問題をクリアできなかった場合、フリーローンは利用できないのです。
他にも低金利で貸しているなどの理由もあり、フリーローンはカードローンよりも厳しい審査を実施する傾向があります。
審査を通過したいと考えているなら、審査が甘くない理由をしっかり理解して、確実に審査を通過するように心がけましょう。
①最初に全額融資をおこなうので誰にでも貸せる訳ではない
カードローンのように、希望しているお金だけ借りるような方針をフリーローンは採用していません。
フリーローンは最初の段階で提示されている限度額までお金を貸すため、いきなり大きな金額の融資が実施されます。
この影響により、借りた時点で大きな債務を抱えている可能性が高く、返済能力がしっかり備われていないと返済されない可能性が高いと判断されるのです。
全額の融資を実施するのは、フリーローンがカードローンと違う方針で融資をしている点が影響しています。
フリーローンはどのような場合でもいきなり大金を融資する方針でお金を貸してしまうため、限度額が高くなればなるほど大きなリスクがフリーローン側に生じてしまいます。
その影響で、全額の融資によって本当に返済が実施されるのかなど、しっかりとした判断をしなければなりません。
誰にでも貸せるほど甘いローンではなく、しっかりと審査を実施して本当にお金を貸せる人だけにフリーローンを提供しているのです。
甘い審査を実施しているフリーローンもあると考えず、かなり厳しい審査を実施しているローンが多いという認識を持っておきましょう。
②申込目的を厳しく見られるのがカードローンと異なる
カードローンは申込目的を重要視していません。
用途は自由ですし、色々な方法で利用するものと考えられているため、どうしても申込目的を1つに絞り込めないなどの理由があるからです。
その影響により、カードローンは申込みの時点で目的を聞かれることがほとんどありません。
しかし、フリーローンは申込目的をしっかり見られます。
最初に大きな融資をするため、どうしても厳しく目的を見ておかないと、お菓子な目的でお金を借りる可能性があるのです。
申込目的の中には、他人にお金を貸すために不正な融資を受ける可能性があるかもしれません。
色々な問題が起こらないように、しっかり審査を実施しているのです。
目的という部分を厳しく見られてしまうのがフリーローンです。
フリーローンの審査を通過したいなら、どのような申込目的で審査を受けるのかしっかりと考えておきましょう。
③金利が低い分だけ審査難易度も厳しい
フリーローンはカードローンよりも厳しい審査を実施していますが、最大の理由は金利が関連しています。
金利はカードローンだとやや高めに設定されているほか、消費者金融のように利息制限法ぎりぎりで貸している会社もあります。
しかしフリーローンは競争が激しく、高い金利で提供する会社がほとんどいないのです。
フリーローンの金利は10％を下回っている会社も多く、変動制を採用しても一番高い金利が8％台に設定されている場合があります。
このような低金利でサービスを提供している場合、ローンを提供する側は利息によって収入をほとんど得られません。
利息収入によって、返済されない時のリスクを解消できないので、フリーローンでは厳しい審査を実施しているのです。
低金利で貸していないフリーローンはほとんどありませんので、基本的にフリーローンは低金利で貸している商品だと考え、審査基準をしっかり満たすように心がけるのです。
④途中で返済額の調整ができないため収入の安定性(将来性)がより重要
カードローンは途中で返済額を自由に調整できるほか、借りている額によって最低返済額が調整できるように設定されています。
しかしフリーローンは途中で返済額を変更させられません。
従って返済される金額がいつまでも同じ状態なので、収入が足りないと安定した返済ができないのです。
そのためフリーローンは安定した将来性をしっかりと確認しています。
収入の安定性がしっかり確保されていて、しかもその安定性がいつまでも続くような状況でなければフリーローンで借りられないようにしています。
高い将来性を確保できなければ、フリーローンの審査を通過するのは難しいでしょう。
フリーローンに最適な場面が少ないのも審査が甘くない要因
フリーローンは審査基準が厳しく設定されているだけでなく、実は最適な利用場面も少ないためにどうしても審査が甘くなりません。
利用目的という部分でおかしいと判断され、このままフリーローンを使わせていいか厳しい判断を受けてしまうからです。
最適なローンが近年は多く用意されるなどの理由で、フリーローンに頼らなくても融資を受けられる環境がしっかりと提供されました。
その影響でフリーローンの利用目的に該当しないと判断されて、審査が厳しくなる場合もあります。
目的に合わせてローンを選ばないと、フリーローンの審査を通過できなくなってしまうのです。
個別の目的なら教育ローンや住宅ローン・生活費ならカードローンが最適
既に目的が決まっているのであれば、対応しているローンを利用したほうがいいでしょう。
教育ローンや住宅ローンのように、既に用途が決まっているローンも多数提供されています。
様々な用途で使うわけではなく、1つの目的で利用するとなれば、できる限り専用のローンを利用したほうがいいでしょう。
また、生活費の場合はカードローンの融資がとても簡単で使いやすいでしょう。
カードローンは借りる額を調整できるほか、返済額を毎月調整できるメリットがあります。
生活費の補填にはかなりいい方法なので、生活費目的ならフリーローンよりもカードローンを考えてください。
フリーローンは他の借入目的以外のまとまった金額が必要な時におすすめ
フリーローンを利用する場合は、様々な用途で借りなければならない場合、もしくは借入目的が決まっているわけではないものの、大きな借入が必要となる可能性がある場合に利用します。
つまり借入目的が多くなっているなら、フリーローンを利用したほうがいいのです。
また、フリーローンでなければ借りられないような利用目的の場合もフリーローンで借りてください。
中にはフリーローン以外の対応ができない用途もありますので、銀行と相談してフリーローンを使うべきかしっかりと考えておくのです。
フリーローンの審査を受けるのに最適なケース
フリーローンの審査を受けるべき用途についてここからは説明します。
様々な用途で使えるフリーローンですが、間違った用途はもちろんのこと、専用のローンが用意されている場合などは避けなければなりません。
専用のローンが用意されていない用途で、なおかつフリーローンに頼るしかないほどの大きな借入の場合は申込を検討するといいでしょう。
結婚式関連の費用の借入
結婚式関連の費用は、ブライダルローンが存在する場合もあります。
ただ、ブライダルローンは金利面で高く設定される場合もある他、式場によっては契約できない場合があります。
もしローンの契約ができない場合は、銀行に相談してフリーローンで契約するといいでしょう。
結婚式関連は、フリーローンで融資を受けられる可能性が高くなっているほか、用途としても問題はないと判断されるため、審査に落とされる可能性が少なくなります。
どうしても高額な融資を受けないと結婚式ができない場合は、フリーローンの契約を考えるといいでしょう。
海外旅行・留学の費用の借入
海外旅行の費用は渡航用のローンが用意されているわけでもないため、融資を受ける場合はフリーローン以外の選択肢がありません。
一応カードローンでも用意できますが、限度額が低くなるうえに金利も高いカードローンでは大きな損失を出してしまいます。
できる限り海外旅行の場合は、フリーローンと契約したほうがいいでしょう。
また、長期的な滞在となる留学の場合もフリーローンを利用したほうがいいでしょう。
留学も専用のローンがほとんど用意されていないため、基本的にフリーローンと契約することになるでしょう。
専用ローンのない高額商品・資産の購入目的
専用のローンが提供されていない商品もフリーローンを考えることになります。
具体的には絵画や骨とう品など、専用のローンが用意されていないものの販売価格の高い商品です。
何かの物品を購入する場合は、フリーローンでも借りられる場合があるため、どうしてもお金に困っているならお金を借りるといいでしょう。
ただ、自動車の場合はマイカーローン、不動産の場合は住宅ローンが活用できますので、専用ローンのない高額商品というのは限られています。
今後の資産のために何かを保有したいと思っている場合、自動車や不動産以外の物品だけフリーローンを考えるようにしましょう。
なお、高額商品と言っても金融商品への投資は認められないため注意してください。
フリーローンと契約して大きな投資を考えるのは利用目的違反となります。従って嘘をついても認められないものと考えてください。
フリーローンの審査に通るポイント
フリーローンの審査を通過したいと考えているなら、基本的に限度額を抑えるように心がけておきましょう。
多くの人は欲張って融資を検討するかもしれませんが、欲張って多くの融資を受けると審査基準が厳しくなってしまいます。
同時に金利も引き下げる必要が出てしまうため、どうしても審査基準に影響し、審査を通過できない問題が起きてしまいます。
また、フリーローンは多くの会社が提供していますが、フリーローンを複数申込むなどして、信用されないような問題は避けるようにしましょう。
そして虚偽の記載等による信用を失う行為等も避けてください。
良くないように見られる問題だけは絶対に引き起こさないように気を付けるのです。
審査を通過するポイントを押さえれば、フリーローンの審査は通過しやすくなります。
審査を通過したいと考えているなら、まずは最低限でフリーローンの融資を受けるように心がけるといいでしょう。
希望限度額を必要最低限に下げる
希望限度額が高くなってしまうと、フリーローンの審査はかなり厳しくなります。
最大の理由は、融資を増やすと返済されない可能性が高くなってしまうからです。
高い融資は余程の信用がなければ審査を通過できないため、あまり大きな融資を狙わないように心がけてください。
限度額は必要最小限に抑えたほうが安心できるのです。
フリーローンの限度額は最小限に抑えるようにして、必要な金額だけ借りるようにしてください。
余計に借りると審査が厳しくなるだけでなく、場合によっては返済も厳しくなってしまい、最後まで上手に返済できない可能性も高くなります。
他のローンとは同時に申し込まない
他のローンに申し込んでいると、審査を受けている途中で他社の審査状況がわかってしまい、審査に落とされる可能性が高くなります。
多重債務の可能性が高くなると判断されれば、フリーローンでお金を貸すわけにはいかないと判断されるからです。
審査を通過してどうしてもフリーローンを利用したい気持ちはわかりますが、他のローンと同時に申込みをすると信用を著しく失ってしまうため気を付けてください。
全てのローン審査に落とされて、借りる場所がなくなるような問題は避けてください。
申込内容のミス・嘘に注意する
申込内容のミス、申込内容に抜けが生じているような問題は作らないようにしましょう。
何らかの影響により、申込内容にミスが起きていたり、抜けている項目が発生すると審査を通過できません。
全ての申込内容は1度確認を取るようにしてください。
また、虚偽の記載は絶対にしないでください。
虚偽の記載が1つでも見つかると審査に落とされてしまいます。
審査を通過したいなら、虚偽ではなく真実の情報を会社側に提供しましょう。
フリーローンの審査は甘くない！事前に対策をしっかりしよう
フリーローンの審査は厳しく、甘い会社はほとんど存在しません。
事前に対策を済ませると同時に、どのような用途でお金を借りるのかしっかり考えておきましょう。
用途はかなり重要な項目ですので、会社側に安心できる使い道を示せるように努力してください。
事前の対策がしっかりできていれば、フリーローンの審査は通過しやすくなります。
どうしても使いたいローンがあるなら、まずは審査の対策を念入りに実施するのです。