千葉銀行カードローンで借入をする際には、計画的に返済していくことでお得に利用できます。
いくつかのコツを抑えて返済すると、ただ何となく支払っていくよりも短期間かつ少ない利息額で完済可能です。
そこで今回は、千葉銀行カードローンの返済方法について解説します。
千葉銀行カードローンの利用時に発生する利息額のシミュレーションから、返済方法の種類、そして万が一返済が滞ってしまいそうな場合の対処法についてまとめました。
これから千葉銀行カードローンを利用しようか検討されている方にも、すでに千葉銀行カードローンで融資を受けている方にも役立つ情報となっているため、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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千葉銀行カードローンの返済日は毎月1日
千葉銀行カードローンでは、毎月の返済日が1日と決まっています。
カードローン会社によっては、月々の返済日をいくつかの選択肢の中から自分で選べるところもありますが、千葉銀行カードローンを利用する場合には毎月1日以外にずらすことはできません。
なお、土日祝日や元旦などは、千葉銀行の休業日となります。その場合には、2日以降で最初に来る営業日が返済期日です。
給料日と照らし合わせて都合が良いかチェック
千葉銀行のカードローンは1日以外の返済日を選べないため、給料日と照らし合わせた場合に都合が悪い可能性があり、要注意です。
多くの場合、給料日が毎月の25日や末日などに設定されているため、それほど問題になることはありません。
ただし、給料日が毎月の1日や、5日などに設定されている場合は注意が必要になります。
1日に給料が振り込まれるとしても、千葉銀行カードローンの引き落としタイミングよりも早い時間帯に振り込まれるとは限りません。
特に、経理の方が給料日に手動で振込手続きを行っているようなケースでは、返済日に間に合わない危険性があります。
また、毎月の5日など、1日より後に給料日が設定されている方の場合、返済日にお金が底をつきてしまうかもしれません。
返済日に最低金額を用意できなかった場合には、遅延金が発生します。
千葉銀行カードローンの返済日である毎月の1日には確実に手元にお金が用意できている状態を心がけましょう。
返済方法は2種類
千葉銀行カードローンの返済方法は2種類あり、約定返済(やくじょうへんさい)と随時返済と呼ばれます。
これらの2つの返済方法は、必要に応じて両方を組み合わせることが可能です。
また、組み合わせて返済することによって利息が減る効果もあります。
それぞれの返済方法について詳しく確認していきましょう。
約定返済は口座引き落としなので忘れる心配なし
約定返済は、毎月決められた一定額を、決められた期日に返していく返済方法です。
千葉銀行カードローンの場合、約定返済を行う期日である約定日は毎月1日に設定されています。約定日には、返済口座に指定した銀行口座の預金残高から自動的に引き落としされる仕組みです。
毎月1日に自動的に引き落とされることから、うっかりして返済を忘れてしまう心配がありません。
ただし、返済口座の預金残高が約定返済の金額より少なくなってしまっていると、引き落としされないのでご注意ください。
残高不足で引き落としに失敗すると、千葉銀行カードローンの担当者から電話などで連絡が来る場合があります。
返済期日に間に合わない状態が何度も続くと、その後の借入をお断りされる危険性や、信用情報にキズがついて他の金融機関の申込審査に通らなくなったりするリスクがあるため、要注意です。
返済期日に確実に引き落としされるよう、返済口座の残高には常に余裕を持たせておきましょう。
ボーナス月を利用して随時返済をすれば利息が減ってお得
ボーナス月などの収入が多い月には、随時返済をすると利息が減ってお得です。
約定返済と随時返済の2つの方法では、支払った金額が元金と利息のどちらの返済に割り当てられるかが異なっています。
毎月固定の金額を支払う約定返済では、引き落とされる金額が元金と利息の両方の返済にあてられる仕組みです。
一方で、随時返済で返済した分の金額は、すべて元金の返済に充てられる仕組みとなっています。
つまり、随時返済の方が約定返済よりも効率よく元金を減らせるため、結果として利息額も減らすことができるのです。
ただし、随時返済をする際には注意点もあります。それは、随時返済の有無にかかわらず、約定返済は毎月1日に必ず発生するということです。
随時返済をしすぎてしまって手元のお金が少なくなり、約定返済に遅れが発生してしまうと、損害遅延金が発生するなどかえって損する結果となってしまいます。
千葉銀行カードローンを利用する際には、毎月1日の約定返済を確実に行いつつ、余裕があるときに積極的に随時返済を行うのが、お得に完済するためのポイントです。
千葉銀行カードローンの返済額は最低2000円から
千葉銀行カードローンの返済額は、最低2000円からとなっています。
こちらは、約定返済で設定される最低金額です。
ただし、返済額で最低金額が適用されるのは借入残高が10万円以下の場合のみで、10万円を超える借入をする場合には月々の返済額が以下のように変わっていくため、ご注意ください。
借入金 | 毎月の最低返済額 |
---|---|
~10万円 | 2000円 |
10万1円~20万円 | 4000円 |
20万1円~30万円 | 6000円 |
30万1円~40万円 | 8000円 |
40万1円~50万円 | 1万円 |
50万1円~100万円 | 2万円 |
100万1円~200万円 | 3万円 |
200万1円~300万円 | 4万円 |
300万1円~400万円 | 5万円 |
400万1円~500万円 | 6万円 |
500万1円~600万円 | 7万円 |
600万1円~700万円 | 8万円 |
700万1円~800万円 | 9万円 |
このように、千葉銀行カードローンでは、借入金額によって最低返済金額がスライドするように変動していく「残高スライド元利定額リボルビング方式」が採用されています。
残高スライドリボは返済額がわかりやすいのが魅力
千葉銀行カードローンの返済方法である残高スライドリボは、約定返済の金額が分かりやすいのが魅力です。
借入金額によって毎月1日に返済する最低金額が決定するため、返済計画も立てやすくなっています。
また、約定返済に加えて随時返済を行って元金を減らしていけば、毎月の最低返済額も少額にスライドしていくのも特徴です。
借り入れたお金を早く返済すれば利息の総額もその分小さくなるため、上手に返済していきましょう。
千葉銀行カードローンの返済額・利息をシミュレーション
千葉銀行カードローンで借入を行った場合の返済額や利息をシミュレーションしてみましょう。
残念ながら、千葉銀行のカードローンのホームページ上には、返済額や利息額をシミュレーションするための機能が備わっていません。
そこで、いくつかの借入条件での返済額や利息について計算したものを以下にご紹介します。
千葉銀行カードローンの利息は年利1.7%~14.8%のため、ここでは最大の金利である14.8%を使って返済シミュレーションを行いました。
借入額 10万円 返済期間 12ヶ月 金利14.8%の場合
→総返済額 10万8,192円 利息額8,192円 月々9,016円返済
借入額 30万円 返済期間 24か月 金利14.8%の場合
→総返済額 34万8,408円 利息額4万8,408円 月々14,517円返済
借入額 100万円 返済期間 48か月 金利14.8%の場合
→総返済額 133万992円 利息額33万992円 月々27,729円返済
ただし、実際の金利は変動することや、随時返済を行うことで返済期間が短くなることなどから、上記のシミュレーション金額はあくまでも目安としてお考え下さい。
返済期間を長く設定するほど利息は膨れ上がってしまう
千葉銀行のカードローンに限らず、金融機関から借入を行った場合、返済期間が長いほど最終的な利息額が膨れ上がってしまいます。
たとえば、上記のシミュレーション結果を見てみると、1番目の12ヶ月で返済するパターンは、借入額10万円に対して利息額が8,192円と少額ですが、3番目の48か月で返済するパターンの場合は、借入額100万円に対して利息額が33万992円と割高です。
返済期間が長ければ1か月あたりに支払う返済金額の負担は少なくなりますが、完済までに支払う利息額全体を見た時には出費が多くなってしまいます。
これは、カードローンの仕組み上、借入れをしている期間が長いほど利息が増えていくからです。
同じ利率で融資を受ける場合でも、完済までの期間を短くすれば支払う利息額も安くて済みます。
借入の返済が長引いて利息が膨れ上がってしまわないよう、計画的にご利用いただくのがおすすめです。
千葉銀行カードローンの返済をお得にするコツ
千葉銀行カードローンの返済をお得にするには、3つのコツがあります。
借入額や金利の条件が同じであっても、返済の仕方を工夫することで利息額を安く抑えることが可能です。
少しでもお得にカードローンを活用したい方は、以下のポイントにご注意ください。
まずは毎月の返済に余裕を持つ
千葉銀行カードローンの返済をお得にする1つ目のコツは、毎月の返済に余裕を持っておくことです。
借入金額にかかわらず、約定返済は毎月1日に必ず口座引き落としされていきます。
口座残高が足りずに遅延が発生してしまうと、遅延損害金が発生してしまい損をするだけでなく、信用を失ってしまいます。
こうした遅延が発生しないようにするため、毎月の支払には余裕をもっておくことが大切です。
小まめに随時返済をする
千葉銀行カードローンの返済をお得にする2つ目のコツは、小まめに随時返済をしていくことです。
毎月余裕をもって約定返済をしながら、お金に余裕がある月は随時返済をして借入元金を減らしていきましょう。
借入元金が少なくなっていけば、利息額もそれに従って減っていきます。
約定返済だけで返済しようとすると、返済金の一部が利息額の支払いに充てられてしまうため、元金を効率よく減らすことができません。
元金が減らないとその分利息が多く発生するため、小まめな随時返済が大切になります。
可能であれば、「毎月最低いくらは随時返済をする」という金額を決めて、少額でも良いので随時返済をしていくのがおすすめです。
月の最後にお金に余裕があったら随時返済をしようと考えるよりも、先に随時返済をしてからその月の家計をやりくりする方が、気持ち的に油断せず返済できます。
頃合いをみて一括返済する
千葉銀行カードローンの返済をお得にする3つ目のコツは、頃合いをみて一括返済することです。
約定返済と随時返済を組み合わせて借入残高が減ってきたら、最後の数万円の返済は一括返済で支払うことで、利息額を最小限にできます。
ただし、無理をして一括返済をする必要はありません。
一括返済後に家計が圧迫されてしまい、再度借入が必要になっては、せっかく一括返済した意味がなくなってしまいます。
あくまでも余裕があれば、一括返済で完済することで、お得に利用可能です。
千葉銀行カードローンの返済が滞りそう…おすすめの対処法
万が一、千葉銀行カードローンの返済が滞ってしまいそうな場合におすすめの対処法をご紹介します。
本来、カードローンの利用に際して返済が滞ってしまうのは非常にリスクが大きいため、できるだけ余裕を持った借入をすることが大切です。
ただし、そうはいっても何らかの事情で返済が難しくなってしまう月もあるでしょう。
返済が滞りそうだと分かった時点で、以下のポイントに注意しながら早めに行動することをおすすめします。
まずは千葉銀行の窓口に問い合わせよう
千葉銀行カードローンの返済が滞りそうな状況になったら、その時点で千葉銀行の窓口に問い合わせをしましょう。
詳しい事情を説明して対処方法を教えてもらうため、可能であれば電話で連絡をするのがおすすめです。
ただし、千葉銀行カードローンの担当窓口の営業時間にどうしても電話できない場合は、メールやホームページのお問い合わせ窓口から連絡をとりましょう。
問い合わせをして遅延しそうな旨を伝えれば、もし遅延してしまった場合にどのような手続きを行えばよいかなどを詳しくサポートしてもらえます。
その手順に従って、できるだけ早く返済を行ってください。
「返したいけど返せない」とアピールすれば取り立てを待ってくれる
千葉銀行カードローンをご利用中、滞納してしまいそうなときには「返したいけれど返せない」という事情をしっかり説明するようにしましょう。
大切なのは、返す意思があるときちんと伝えることです。
契約のルール上、損害遅延金はどうしても発生してしまいますが、全く何も連絡せずに遅延するよりも印象は良くなります。
また、すでに何ヶ月かきちんと返済を行っていて利用状態がよく、どうしても返済が遅れてしまうのが1日や2日という短期間の場合は、取り立てを待ってくれる場合もあります。
何度も遅延してしまっている場合は取り立てを待ってもらうことは難しいですが、やむを得ない事情で初めて遅延してしまいそうな場合には、事前に連絡をしてみましょう。
金融機関側としては、日が経って遅延金が増えるより、少し遅れてでも確実に返済してもらった方が運営もスムーズです。
まずは、「返したいけれど返せない」ということをきちんと伝えて、収入が入り次第すぐに返済を行っていきましょう。
年19.8%の遅延損害金が発生するので注意
毎月1日に口座から引き落とされる最低返済金額が支払えないと、損害遅延金が発生してしまうため要注意です。
損害遅延金は、返済金額に上乗せで支払う必要があるため、出費が増えてしまいます。
なお、損害遅延金は借入残高が多いほど高くなってしまい、決まっていた返済日から遅れた日数分だけ高くなるものです。
具体的には、以下の計算式によって損害遅延金が算出されます。
【 損害遅延金=借入残高×遅延損害金利率×遅れた日数÷365日 】
千葉銀行カードローンの遅延損害金利率は年19.8%に設定されていて、たとえば借入額が50万円の状態で1日遅延してしまった場合、以下の遅延損害金が発生します。
50万円×19.8%×1÷365=271円
遅延損害金の金額自体は少額でも、返済期日に間に合わなかったことによる信用情報のキズは大きな痛手になるため、ご注意ください。
千葉銀行カードローンの返済をお得にすすめていこう
今回は、千葉銀行カードローンの返済について解説しました。
千葉銀行カードローンをお得に利用するには、毎月余裕をもって約定返済の引き落としに備え、小まめに随時返済を積み重ねていくことが大切です。
今回ご紹介したポイントを参考に、千葉銀行カードローンを計画的にご利用ください。