カーローンの審査ではどんなことが見られる?審査基準を徹底解説!

カーローンの審査

車を購入する際には多くの人がカーローンを利用しています。

しかし、カーローンの審査では何が見られるか気になりますよね。

このページではカーローンの審査基準について解説していきます。

また、カーローンの審査に通りやすくする方法についても紹介するので、カーローンの利用を検討している方はそちらも参考にしてください。

カーローンの審査基準

カーローンの審査基準は以下のとおりです。

  • 年収と借入額のバランスが取れているか
  • 収入が安定しているか
  • 属性に問題はないか
  • 信用情報に傷はないか
  • 虚偽の申告をしていないか

詳しくは次から見ていきましょう。

年収と借入額のバランスが取れているか

カーローンの審査では年収と借入額のバランスをチェックされます。

例えばあなたが審査担当者だったとして、年収100万円の人に300万円のカーローンは組ませないですよね。

具体的にカーローン会社が審査基準を公表している訳ではありませんが、一般的には借入額÷年収で求められる返済比率が30%程度であれば審査に通りやすくなります。

つまり、年収300万円の人が組めるローンは90万円程度だということです。

カーローンの審査を申し込む前に、自身の年収額を確認しておきましょう!

収入が安定しているか

カーローンの審査では収入の安定性がチェックされます。

【りそなカーローンの利用条件】

  • 申し込み時の年齢が満20歳以上満66歳未満
  • 継続安定した収入がある(※継続安定した収入があればパート・アルバイトでも利用可)
  • 保証会社の保証が受けられる

カーローン会社に収入が安定していると判断されるためには、少なくとも以下の条件を全て満たしている必要があります。

  • 月々の収入に大きなバラつきがない
  • 今後も収入が得られる見込みがある
  • 連続して3ヶ月以上収入を得ている

カーローンの審査に申し込む前に自身の収入状況をよく確認しておきましょう。

属性に問題はないか

カーローンの審査では属性(返済能力の高さ)がチェックされます。

そのため、以下に該当する場合は審査に通りづらくなります。

  • 勤続年数が1年未満
  • 雇用形態が安定していない(アルバイト・派遣社員)
  • 収入形態が安定していない(自営業・完全歩合制)

カーローンの審査に申し込む前に、自身の属性を見直しておきましょう。

信用情報に傷はないか

カーローンの審査では信用情報がチェックされます。

そのため過去に以下などの金融事故を起こして信用情報に傷がついている場合は、100%審査に落ちます。

  • クレジットカードの支払い延滞
  • カードローンの返済の遅れ
  • カードの強制解約
  • 携帯電話料金の滞納
  • 保証会社経由の家賃滞納
  • 保証会社などの代位弁済
  • 奨学金の返済滞納
  • 連帯保証人の返済滞納

上記に心当たりのある場合は、カーローンを申し込む前に自身の信用情報を確認することをおすすめします。

信用情報を確認する方法

信用情報はJICC(日本信用情報機構)やCIC(指定信用情報機関)へ照会を依頼することで、確認できます。

以下の信用情報を照会する流れをまとめました。

  1. ①JICC・CICの公式サイトにアクセス
  2. ②信用情報の照会を依頼する
  3. ③クレジットカードで照会費用(1件につき1000円)を支払う
  4. ④信用情報を確認

なお、多くのカーローン会社はJICCとCIC両方の信用情報を確認しているため、両機関で照会するのが基本です。

また、JICCの場合はWebから信用情報の照会を依頼すると、照会結果は簡易書留で送られてきます。

「照会を依頼した日に信用情報を確認したい!」という方は直接JICCの窓口で照会を依頼しましょう。

虚偽の申告をしていないか

虚偽の申告をすると一気にカーローンの審査に通りづらくなります。

よくある虚偽申告の例は以下のとおりです。

  • 年収を多く申請した
  • 他のローンの利用状況を少なく申請した

しかし、カーローンの審査では収入証明書の提出が必要になり、ローンの借入状況も信用情報を確認すればすぐに分かってしまいます。

虚偽の申告が発覚すれば「信用できない」と判断され、属性や年収に関わらずその時点で審査に落ちます。

カーローンの審査を申し込む際に虚偽の申告をするのは絶対にやめましょう。

カーローンの審査に通りやすくする方法

カーローンの審査に通りやすくする方法としては、以下などが挙げられます。

  • 頭金を用意する
  • ディーラー系ローンに申し込む
  • 他のローンの返済を進める
  • 信用情報の傷が消えるまで待つ
  • 同時に複数のカーローンに申し込まない
  • 保証人を立てる
  • 審査中に転職しない

詳しくは次から見ていきましょう。

頭金を用意する

カーローンの借入金が高くなればなるほど、カーローン会社にとっては貸し倒れの際のリスクが上がるため、厳しく審査されます。

逆に言えば頭金を用意してカーローンの借入金を抑えれば、審査に通りやすくなります。

また頭金を用意すると一定程度の収入があることもアピールできるため、できるだけ多くの頭金を用意すると良いでしょう。

ディーラー系ローンに申し込む

カーローンには大きく分けて以下の2種類があります。

  • 銀行系カーローン
  • ディーラー系カーローン

ディーラー系カーローンは、ディーラーを通して信販会社でローンを組むことになります。

ディーラー系カーローンのディーラーと審判会社は提携を結んでいるケースが多いため、銀行系よりも審査に通りやすくなります。

しかし、ディーラー系カーローンを利用する際には以下の点に注意が必要です。

  • 銀行系カーローンよりも金利が高い
  • 支払いが終わるまで売却できない

審査の通りやすさと上記のデメリットを比較した上で、申し込むカーローンを決めましょう!

他のローンの返済を進める

カーローンの審査では年収と借入額のバランスが見られることは説明したとおりです。

つまり、現在他に利用しているローンがあれば、その分返済比率は上がってしまいます。

そのため、クレジットカードのキャッシングやカードローンを利用している場合は、できるだけ返済を進めてからカーローンへ申し込むと審査に通りやすくなるでしょう。

信用情報の傷が消えるまで待つ

カーローンの審査で信用情報がチェックされることは説明したとおりですが、信用情報の傷は永久に残る訳ではありません。

返済の延滞や遅れならば5年、債務整理なら10年ほど経てば金融事故の記録は消えます。

信用情報を照会して傷があった場合は、期間を置いてからカーローンを申し込みましょう!

同時に複数のカーローンに申し込まない

審査でチェックされる信用情報には、カーローンの申し込み履歴も記録されているため、審査担当者は申し込み者が現在何件のカーローンを申し込んでいるかチェックしています。

その際に3件以上のカーローンの申し込み履歴があると「手当たり次第にカーローンを申し込んでいる」と判断され審査に通りづらくなります。

同時に複数のカーローンを申し込む際は、2件までに絞って申し込みましょう!

保証人を立てる

カーローンによって保証人が必要かどうかは異なりますが、ディーラー系カーローンでは求められるケースが多いです。

保証人ではなく保証会社を別途利用する方法もありますが、できるだけ保証人を立てた方が審査に通りやすくなります。

審査中に転職しない

カーローンの審査では属性がチェックされることは説明したとおりですが、審査中に転職すると勤続年数が短くなるため、審査に通りづらくなります。

現在転職を考えている場合は、カーローンの審査に通ってからにしましょう。

カーローンの審査の流れ

カーローンの審査の流れは以下のとおりです。

  1. ①申込
  2. ②書類提出
  3. ③カーローン契約

詳しくは次から見ていきましょう。

①申込

まずはカーローンの審査を申し込みましょう。

多くのカーローンでは以下の方法から審査を申し込むことができます。

  • Web
  • 店頭
  • 郵送

店頭窓口は相談をしながら申し込めるというメリットがありますが、Webであれば24時間好きなタイミングで申し込むことができます。

自身のニーズに会った方法でカーローンの審査を申し込みましょう。

②書類提出

カーローンの審査申込が完了次第、仮審査が実施されます。

仮審査を通過するとその旨と書類提出をお願いするメールが届くので、指示に従って書類を提出しましょう。

カーローンの審査で提出が必要な書類は以下のとおりです。

  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート)
  • 使い道・振込先を証明できる書類(自動車販売会社の注文書・見積書)
  • 収入証明書(源泉徴収票・住民税決定通知書・課税証明書)

なお、審査を申し込む際にWeb完結を選択した場合は、書類の画像を撮影して送信することで書類提出が完了します。

その際は手振れや画像の見切れには注意しましょう。

③カーローン契約

書類提出が完了次第、本審査が実施されます。

本審査に通過するとその旨がメールや電話で通知されるため、確認してカーローンを契約しましょう。

なおカーローンで借りたお金はローン会社がそのままディーラーに払うケースもあれば、利用者が支払う場合もあります。

契約の際はよく確認しておきましょう。

カーローンの審査が不安な人は事前審査を受けよう!

このページではカーローンの審査について解説してきました。

審査の通るか不安な場合は、カーローン会社の公式サイトから事前審査を受けましょう。

事前審査では信用情報に記録されることなく、審査に通るかどうかの目安を簡単に知ることができます。

事前審査で「借入可能かと思われます」と表示された人は、自信を持ってカーローンの審査を申し込みましょう!

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