カードローンの利用限度額は、増額審査を受けることで増やせます。
増額審査はカードローンと契約を行っているすべての人にチャンスがあり、条件と審査基準を満たしていれば利用限度額は増加します。
この増額審査ですが、カードローンを発行するよりも審査基準がかなり厳しいため、通過するのは難しいのです。
どうして増額審査は厳しいのか、そして増額審査を通過するには何が必要なのかを説明します。
カードローンの増額審査で見られるポイント
カードローンの増額審査で見られるポイントは以下の通りです。
- 申込情報
- 信用情報
- 提出書類
申込情報というのは、ホームページ等で申込みをしている内容です。
この内容に問題がなければ審査は通過できます。何らかの問題があれば増額審査は通過できません。
信用情報は、信用情報機関に掲載されている情報です。
過去の借入などの状況を見て、問題がなければ審査を通過させます。
提出書類は収入証明書のことです。
収入証明書の金額を見て、申込情報と年収が一致しているのか、そして年収は増額審査を通過できる基準にあるのかを確認して、最終的な判断を行います。
この3つの情報は、基本的に新規申込時と同じです。
カードローンと始めて契約を行う場合でも、3つの情報は必ずチェックされています。
ただ、新規申込の場合よりも、増額審査は厳しい審査を行っており、審査基準が高めに設定されています。
当然ですが、増額審査の場合はカードローンを使っている時の行動も審査に影響します。
カードローンを正しく利用し、返済をしっかり行っているのであれば審査は通過できるでしょう。
逆にカードローンの返済を延滞していたり、カードローンを発行したけど利用していないようであれば、増額審査を通過するのはかなり難しいのです。
増額審査で見られるもう1つのポイントは、年収の変化です。
年収は年々同じ金額を受け取っている人はほとんどいません。
何らかの影響によって年収が増える、もしくは年収が減る人もいるでしょう。
この年収の変化は、審査に大きな影響を及ぼします。
年収が増えているのであれば、単純に返済能力は増えていると判断され、増額審査を通過できる可能性は高まります。
一方で年収を減らしている方は、返済能力が減っていると判断されて増額審査に落とされる可能性が高くなるのです。
年収はカードローンの審査でも大きな影響を持つポイントです。
どうしても増額審査を通過したいと考えるならば、まずは年収のが鵜を計算し、カードローンを申込んだ時とどのような違いがあるのかをしっかり見ておきましょう。
カードローンの増額審査に落ちる人の特徴
カードローンの増額審査は、誰でも通過できるわけではありません。
審査に落とされてしまう人もいます。
審査を通過できない理由は多数ありますが、その代表的な項目について説明します。
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返済の延滞・滞納をしたことがある
返済の延滞、滞納をしている経験があれば、増額審査は落とされてしまいます。
これは1回でも行っている場合は審査に落とされると思ってください。
延滞や滞納を行っていた場合、増額審査後に借入を行い、返済をしないまま債務整理等を行うのではないかとカードローンの業者が考えてしまいます。
また、返済がスムーズに進まない可能性等を踏まえて、業者としても増額審査は通過できないと判断するのです。
もし1度でも延滞や滞納を行っているのであれば、増額審査を受けないようにしましょう。
審査を受けても落とされるだけですし、場合によっては利用限度額が引き下げられる恐れもあります。
なお、延滞や滞納についての情報は信用情報機関に残されています。
自分が忘れてしまったとしても、信用情報機関に情報が残り続けているなら延滞や滞納は行っていたと判断されるのです。
この情報はある程度の年数が経過すると消去されますので、情報が消えるまでゆっくりと待ってください。
新規申込時より年収が下がっている
新規に申し込みを行ったときよりも年収が下がっていた場合は、増額審査を通過できません。
最大の理由は年収が減ったことで返済能力が足りないと判断されるためです。
先ほども年収は年々変動していると記載しましたが、増額審査では微々たる変動は無視しています。
大掛かりな年収の下げ幅があるなら、増額審査を通過できないようにしているのです。
もし年収が減っているにもかかわらず、利用限度額を増やしてしまうと返済されない可能性が高まる他、利用している人も無理な借入を行う可能性が高いと判断され、増額審査は通過できないのです。
年収が申込時よりも減っていると考えるのであれば、増額審査は受けないようにしましょう。
年収という項目だけで他の審査項目を見ることなく、審査に落とされてしまいます。
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他社借入が増えている
新規申込の段階では、当然借入が多い人は審査に落とされてしまいます。
ただ、増額審査の場合は後から借入を行っている人も結構多いのです。
他社から借入を行っており、現時点で借金が多いと判断されると、増額審査に落とされてしまいます。
他社の借入は事前に申告する必要があります。
申込みの段階で、何社と借入の契約を行って、どれくらいの金額を借りているのかは記入しなければなりません。
この記入された情報を確認して、最終的に増額審査を通過させてもいいのか判断しています。
仮に他社から借りていたのに借りている情報を隠して申込みを行っても、信用情報機関などを通じて借りている情報はわかりますので、結局増額審査に落とされてしまいます。
他社の借入が多いと、借金が増えているという理由だけで増額審査は通過できません。
まずは他社の借入を減らすなどして、審査に悪影響を及ぼす状況を改善しましょう。
限度額にまだ余裕がある
増額を希望している方は、限度額という部分に余裕がないために審査を受け、利用限度額を増やしています。
一般的には増額を希望する方は、限度額を増やさなければならない理由、そして限度額が不足している状況がカードローンの業者によっても確認できるのです。
しかし、限度額に余裕のある状態で、増額審査を受ける方もいます。
これは限度額にまだ余裕があると判断されてしまい、審査に落とされる可能性が高くなります。
増額審査は、限度額に余裕がないので増やしてほしいというユーザーからの意思を示すものです。
まだ限度額に余裕がある、もしくはほとんど利用していないのに増額審査を受けても審査に落とされてしまいます。
信用情報に傷がついている
延滞や滞納以外の部分で信用情報に傷がついていた場合も審査に落とされてしまいます。
信用情報機関は、あらゆる情報を管理している場所です。
いい情報もあれば悪い情報も当然管理しています。
悪い情報が大量に記載されている、もしくは借入以外の問題によって信用情報に傷がついていた場合も、増額審査は通過できません。
信用情報機関に掲載された悪い情報は、返済されないと判断される要因です。
あまり良くない情報が1つでも残されているなら、その時点で増額審査は通過できないのです。
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カードローンの増額審査に通るためには？
カードローンの増額審査をしっかりと通過したいなら、増額審査を通過できる環境を求めましょう。
そして安心して増額審査を通過できるように、申込前の準備も大事です。
確実に通過するための方法をいくつか紹介します。
年収が上がるまでは申し込まない
年収が変わっていない、もしくは年収が下がっていると判断された場合、審査に落とされてしまいます。
審査を通過したいと考えるならば、年収が上がるまでゆっくりと待ちましょう。
年収が増えると返済能力が増加して、増額を行っても返済されると判断されます。
こうして年収という部分だけでも、増額審査の信頼度が上昇していくのです。
年収が増えるまではゆっくりと待ち、ある程度年収が増加していると判断した段階で、増額審査を受けるようにしましょう。
半年以上継続して利用する
カードローンを利用していないのに、増額審査を受けても意味がありません。
カードローンを使っていない人が増額審査は通過できないように業者が決めているからです。
そこでカードローンを一定の期間利用して、カードローンの利用状況を良くしておきます。
ここでは半年以上の借入と返済を継続し、業者側にカードローンを利用したという情報を残しておくのです。
半年程度カードローンを利用した場合、カードローンを使い続ける意思があると判断され、増額審査を通過しやすくなります。
まったくカードローンを使っていない人よりも審査での好感度が高まり、通過できる可能性は高くなるのです。
本当に増額審査を通過したいならば、カードローンの利用は不可欠な項目です。
最低でも半年以上の借入と返済を行い、実際にカードローンを使った実績を作りましょう。
限度額ギリギリまで借り入れをする
限度額に余裕のある状態で借入を続けても、まだ限度額に余裕があるものと判断されて審査に落とされてしまいます。
そこで限度額ギリギリまで借入を行うようにします。
限度額の限界まで借りた上で、もっと借りたいと思っているけど限度額が足りないという意思をカードローン業者に示しておくのです。
限度額ギリギリまで借りるのは、増額審査では重要な項目と考えてください。
増額審査のために、1度は限度額ギリギリまで借入を行い、返済をしっかり行っておきましょう。
これだけでも増額審査を通過できる可能性は劇的に高まります。
複数の業者から借りるより1社におまとめしたほうがお得
複数の業者から借入を行っている人もいますが、複数の業者に分割して借入を行うよりも、1社にまとめて借りたほうが圧倒的に便利です。
しかも返済時の問題も解決されますし、その後のカードローン審査等にもプラスの影響を与えてくれます。
限度額が上昇すると、同時に金利が引き下げられます。
低金利で借りたほうが返済額は減少しますので、返済時に多くの金額を返さなければならない問題は解決するのです。
しかも、利息は1社からしか発生しないので、多くの会社に利息を支払っている問題も解決されます。
また、1社にまとめたほうがいい理由の1つとして、信用度が高まるという理由もあります。
他社借入件数が増えると信用度は下がり、この人は借金を返済しないのではないかと考えられてしまうのです。
そのため複数の業者から借りるよりも、1つの業者でまとめて借りているほうが信用度は高くなるのです。
複数の業者から現時点で借りている場合も、限度額を増額させれば1つに借金をまとめられます。
借金をまとめていると、これまで発生していた利息が軽減され、金利も下がるために毎日発生する利息も抑えられます。
借金の返済を楽にしたいと考えているなら、増額審査を受けて1つのカードローンに借金を集約しましょう。
カードローンの増額審査は基準を理解して申込もう
カードローンの増額審査は、様々な基準とカードローンの利用実績が必要です。
ある程度カードローンを利用していないと、増額審査を通過できません。
現時点で保有しているカードローンを何度か使って、利用した実績もしっかり残しておきましょう。
増額審査は新規申込に比べると審査の難易度も高く、必要な信用度も高い傾向にあります。
自分がこれまでの借入で問題を起こしていないのかも含めてしっかりとチェックし、問題がないと判断してから増額審査を受けるようにしましょう。