「どうしても働けないけれど、欲しいものがある」「就職するための資金を借りたい」現在無職でもお金を借りたくなる時はありますよね。
しかし無職でもカードローンの審査にとおるのでしょうか?
結論から言うと、無職でも安定した収入さえあればカードローンの審査にとおる可能性はあります。
このページでは、無職のタイプ毎におすすめできる借入方法を紹介していきます。
また、ページの後半では無職でも決して利用してはいけない借入方法も紹介するので、融資を受けたい人はそちらも参考にしてください。
無職がカードローンの審査にとおるためには安定収入が必要!
最初に説明したとおり、無職の人がカードローンの審査にとおるためには安定収入が必要です。
事実多くのカードローン会社が、利用条件に安定収入を挙げています。
以下に代表的なカードローンの利用条件をまとめました。
カードローン会社 | 利用条件 |
---|---|
アコム |
|
アイフル |
|
多少表現は異なりますが、安定収入が求められることはどのカードローンであっても変わりません。
そしてカードローン会社に安定収入があると認められるためには、最低でも以下の条件を全て満たす必要があります。
- 月収8万円以上
- 月々の収入に大きなバラつきがない
- 今後も収入が得られる見込みがある
- 連続して3ヶ月以上収入を得ている
現在無職の方は条件を満たしているか確認した上で、カードローンの審査を申し込みましょう!
無職のタイプ毎のお金を借りる方法
このページでは無職を以下のタイプに分けておすすめの借入先を紹介していきます。
- 自営業者
- 投資家
- アルバイト・パート
- 内定者
- 学生
- 専業主婦
詳しくは次から見ていきましょう。
無職(自営業)なら自営業者用ローンがおすすめ
フリーランスや個人で事業を営んでいる場合は、自営業者専用ローンを利用すると良いでしょう。
自営業者専用ローンなら、通常のカードローンよりも審査がとおりやすいためです。
また、以下の点に注意するとさらに融資を受けやすくなります。
- 勤務先を自宅に設定する
- 自主的に収入証明書を提出する
詳しくは次から見ていきましょう。
勤務先を自宅に設定する
カードローンを申し込む以上勤務先情報を申請する必要がありますが、自営業や投資家として活動している場合は勤務先情報を自宅にすることで、スムーズにカードローンの審査に通ることができます。
社員数は1人、職種はその他、年収は予想年収を記入しましょう。
勤務先の電話番号としては自宅の固定電話を登録するのが理想的ですが、固定電話がない場合は携帯電話やIP電話でも代替可能です。
自主的に収入証明書を提出する
カードローンへ申し込む際は自主的に収入証明書を提出しましょう。
カードローン会社は申し込み者が会社員として働いていれば、年齢や業種・会社の規模などで正確な収入を算出することが可能ですが、自営業や投資家の場合収入の目安を計算することが難しいからです。
自営業や投資家の人が利用できる収入証明書としては、以下などを挙げることができます。
- 源泉徴収票
- 納税証明証
- 確定申告書
駆け出しのフリーランスなど、上記の書類を準備するのは難しい場合は3カ月以上の収入源による入金記録を記載した通帳の写しを提出しましょう。
無職(投資家)ならカードローンを利用できる!
株やFXなどの投資で安定した収入がある場合は、無職であってもカードローンを利用できます。
ただし必要になるのは安定した収入であり、高収入ではありません。
たとえ1ヶ月に100万円以上収入があったとしても、その収入が安定していなければカードローンの審査に落ちます。
投資家の方は収入が安定しているか確認してからカードローンの審査を申し込みましょう!
無職(アルバイト・パート)でもカードローンは利用できる!
現在アルバイトやパートとして働いている場合でも、収入が安定していればカードローンを利用することは可能です。
しかし、雇用の安定性から正社員よりも審査にとおりづらいのは確かです。
そのため、現在アルバイトやパートとして働いている方は、以下などの審査にとおりやすくするコツを踏まえて申し込むことをおすすめします。
- 希望借入額を抑える
- 在籍確認を取れる体制を整える
詳しくは次から見ていきましょう。
希望借入額を抑える
カードローン会社にとって高額の融資をおこなうことは、貸し倒れの際の損失を増やすことに他なりません。
そのため希望借入額を高く設定している申込者は厳しく審査されます。
一方希望借入額を10〜30万円程度に低く抑えている場合、審査通過率は大きく上がります。
現在アルバイトやパートとして働いている方は、できるかぎり希望借入額を抑えてカードローンの審査を申し込みましょう!
在籍確認を取れる体制を整える
カードローンの審査では原則在籍確認が実施されます。
在籍確認とは申込者が申告したとおりの職場に勤めているか確認する審査のことで、大抵の場合は審査担当者が申込者の職場に直接電話を掛けることでおこなわれます。
在籍確認をクリアしなければカードローンの審査にとおることはありません。
そのため、以下などの在籍確認対策は必須だと言えます。
- カードローン会社に相談する
- バイト仲間に電話対応を頼む
詳しくは次から見ていきましょう。
カードローン会社に相談する
まずは在籍確認についてカードローン会社に相談の電話を掛けましょう。
場合によっては、以下などの対応が受けられます。
- 在籍確認を実施する前に申込者に連絡する
- 申込者が指定した時間帯に在籍確認を実施する
- 在籍確認の電話を書類提出で代替する
③に対応を受けるためには相当の理由が必要ですが、①・②に関しては希望すれば受けられる可能性は高いでしょう。
なお在籍確認について相談をする際は、審査担当者(在籍確認の電話を掛けてくる人)の名前を聞くことをおすすめします。
次から説明しますが、バイトやパート仲間に電話対応を頼みやすくなります。
バイト仲間に電話対応を頼む
カードローン会社への相談が完了次第、バイトやパート仲間に電話対応を頼みましょう。
その際は以下のように伝えることをおすすめします。
在籍確認の対策をしっかりと整えて、スムーズに在籍確認をクリアしましょう!
無職(内定者)なら内定者専用ローンを利用できる!
現在無職であっても、企業から内定を貰っていれば内定者専用ローンを利用することができます。
ただし、内定者専用ローンを利用するためには、正社員として雇用されるのが決まっている場合に限ります。
また、入社後に書類の提出が求められることや、「〇月から勤務予定の〇〇さんはいらっしゃいますか」などといった形で在籍確認がおこなわれる点にも注意が必要です。
無職(学生)なら学生専用ローンがおすすめ
学生であれば学生専用ローンの利用もおすすめです。
限度額は高くても50万円程度ですが、キャンパスの近くにある場合が多く利用しやすい、学生でも審査に通りやすいなどのメリットがあるためです。
また、大手学生ローンであればWebからの申し込みや即日融資を受けることも可能です。
学生の方は積極的に学生ローンの利用を検討しましょう!
無職(専業主婦)なら配偶者貸付制度を利用しよう!
アルバイトやパートをしていない専業主婦の方は、一般的に無職とみられることが多いでしょう。
そのため、専業主婦はカードローンから借入が受けられないと考えている人も多いです。
しかし、実際は専業主婦でも利用できるカードローンは存在します。
なぜかというと、専業主婦の場合、配偶者の収入も自身のものに含まれるからです。
配偶者に安定した収入があり、それを証明すれば専業主婦でもカードローンを利用することができます。
また、カードローンの申込をする時ですが、基本的には本人への確認だけになります。
配偶配偶者に安定した収入があることが必要ですが、利用者以外に電話確認をすることはありません。
専業主婦がカードローンを利用する際、旦那さんに連絡がいくのではと心配になるかもしれませんが、安心して大丈夫です。
しかし、専業主婦は自分自身に収入はないため、仕事をしている人に比べると限度額の上限は制限されてしまうので、その点には注意してください。
収入がない無職がお金を借りる方法
現在、全く収入がない無職の方がお金を借りる方法としては、以下などをおすすめします。
- 公的融資制度
- クレジットカードのキャッシング
- 質屋
詳しくは次から見ていきましょう。
公的融資制度
現在無職で求職中であれば、ハローワークや労働金庫(ろうきん)から融資が受けられる可能性があります。
以下に求職中の人が利用できる公的融資制度をまとめました。
- 求職者支援資金融資
- 生活福祉資金貸付制度
詳しくは次から見ていきましょう。
求職者支援資金融資
ハローワークを利用すると職業訓練受講給付金を受け取ることができます。
しかし、給付金を受け取った状態でも生活を送ることが難しい場合は求職者支援資金融資を受けることができます。
求職者支援資金融資制度の詳細は以下の通りです。
- 融資額:一人世帯月額5万円 二人世帯月額10万円
- 返済期間:融資額が50万円未満の場合は5年、50万円以上の場合は10年
- 利息:年2.5%(保証料として別途0.5%が必要)
生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金融資制度は大きく以下の4つの制度から構成されています。
- 総合支援資金
- 福祉資金
- 教育支援資金
- 不動産担保型生活資金
総合支援資金は生活に必要なものの購入費用や住宅の入居費などに利用できる融資制度です。
一人世帯は月額15万円、二人世帯以上は月額20万円を最大12ヶ月間借りることができます。
福祉資金は世帯に高齢者や障がい者がいる人が利用できる融資制度のことで、中には1週間程度で10万円程度の融資が受けられる緊急小口資金と呼ばれる制度もあります。
教育支援資金は中学生や高校生のいる家庭が利用できる融資制度で、毎月3万5000円の融資を受けることができます。
しかし、仮受人は学生本人になるため、卒業して6ヶ月後から生徒本人が払う必要になる点には注意しましょう。
不動産担保型生活資金とは、自己所有の土地や家屋に今後も住み続ける高齢者世帯が利用できる融資制度です。
貸付の限度額は担保となる資産評価の70%程度に設定されることが多く、利子は年3%もしくは年度ごとの4月1日時点の長期プライムレートのいずれか低い利率が適用されます。
自身のニーズや状況に合っている公的融資制度を利用してお金を借りましょう!
クレジットカードのキャッシングは審査なし!
クレジットカードには分割払い以外にATMなどからお金を借りられるキャッシング機能が備わっています。
昨今は最初からキャッシング機能が就いているクレジットカードも多く、機能を知らずに利用している方も多いです。
ただし、クレジットカードのキャッシングの金利は15%程度と低くないため、使いすぎにはくれぐれも注意です。
現在無職である方はクレジットカードを確認して、キャッシング枠が残っていないか確認をしましょう!
質屋なら最短30分で融資可能!
無職の人は質屋でお金を借りることも検討しましょう。
質に入れられるものとしては、以下などを挙げることできます。
- 貴金属類(ルビーやダイアモンドなど)
- 高級腕時計(オメガ、ロレックスなど)
- 状態の良い家電(冷蔵庫や洗濯機など)
- 電子機器(スマートフォンやPCなど)
- カメラ(本体やレンズ)
また、質屋での審査は質に入れる物の審査になるため、申し込み者がブラックリストに入っていても利用が可能です。
ただし、質屋の金利は年率に直すと年100%を超えるなど非常に高く設定されています。
質屋でお金を借りる場合はなるべく早くお金を返すことをおすすめします。
無職で借りられなくても利用してはいけない借入方法
無職で借りられなくても利用してはいけない借入方法としては、以下などが挙げられます。
- 闇金
- クレジットカードの現金化
詳しくは次から見ていきましょう。
闇金は危険が多い
無職で審査に通らないため審査のないカードローンを利用するのは止めましょう。
なぜならば審査のないカードローンとして宣伝されているのは、ほとんどが闇金業者であり利用には以下などの危険があるためです。
- 法外な高金利を貸し付けられる
- プライバシーを無視した取り立てがおこなわれる
詳しくは次から見ていきましょう。
法外な高金利を貸し付けられる
闇金業者は審査のない代わりに利用者に対して10日で1割、10で5割(トイチ、トゴ)などの法外な高金利を貸し付けます。
当然、法外な高金利を課せられても元金を含めて返済をする必要はありませんが、返済が滞った時点で深夜の電話や自宅周辺の徘徊などの嫌がらせを受けます。
また、広告では利息なし!とうたっておきながら実際に借りる段階になると手の平を返して、高い金利を請求するのも闇金業者の特徴の一つです。
闇金の利用は絶対に止めましょう!
プライバシーを無視した取り立てがおこなわれる
闇金で借りたお金の返済が滞った場合、プライバシーを無視した取り立てがおこなわれます。
自宅に昼夜関係なく取り立てにくるのはもちろん、親族へ返済を迫る場合も珍しくありません。
無職でも借りられる!などの甘い言葉に騙されずに正規の金融機関を利用しましょう!
クレジットカードの現金化は契約違反
クレジットカードのキャッシングと混同している人も多いですが、ショッピング枠を換金目的で利用する行為は現金化と呼ばれ、明確な契約違反です。
クレジットカード会社に現金化がバレると、カードの強制解約や一括返済が求められ、生活を送るのが非常に困難になります。
クレジットカードのショッピング枠を利用して、お金をつくるのは絶対にやめましょう !
無職でも収入があればカードローンの審査にとおる!
このページでは無職でもカードローンの審査にとおるのか、について解説してきました。
繰り返しになりますが、無職であっても安定した収入さえあればカードローンの審査にとおります。
まずは自身の収入状況を確認するか、アルバイトやパートで収入を得てからカードローンの審査を申し込みましょう!