カードローンの金利をみていると、年○%〜△%というように、幅がある書き方をしているところがほとんどです。
これは、記載の範囲内で金利が決定されるということをあらわしています。
そうなると、低い金利を適用してもらったほうが、返済が軽くなるので便利ですよね？
最低金利を適用してもらうことは出来るのでしょうか？また、そのためにどんな方法が有効なのでしょうか？
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カードローンには最低金利と最高金利がある
カードローンには最低金利と最高金利があります。
年○%〜△%という記載のうち、低いほうが最低金利、高いほうが最高金利となります。
この金利の数字に関しては、各金融機関が独自に設定しています。
基本的には銀行カードローンの最高金利が年14〜15%ほど、消費者金融カードローンの最高金利が年18%ほどになります。
最低金利のほうは、最高金利よりもっとバラツキがあります。
金利幅の中で適用金利が決まる
この金利の幅の中で適用金利というものが決まります。
適用金利とは、カードローン利用者ごとに定められた、その人の返済にかかる金利（利息）のことです。
適用金利は最終的には利用者のステータスや融資の金額をみて、審査によって決定されます。
カードローンの金利は限度額で決まることが多い
カードローンの金利は、主に融資可能な限度額によって決まることが多いです。
これは、利息制限法という法律によって、限度額ごとの法定上限金利というものが定められているためです。
法定上限金利を破ることはできないので、必ずその範囲内で金利は決定します。
金融機関としても利息が多いほど利益が高いので、法定上限金利から大きく開きのある金利に設定することはあまりありません。
ただ、ケースによっては、同じ借り入れ額でも適用金利に違いが出ることがあります。
利用者の属性評価によっても金利は変わるケースも
特に、利用者の年収や他社借入状況、信用情報によって、借入額が変わるケースは多々あります。
ステータスの低い方が審査を受ける際は、融資額が少なくなる代わりに適用金利も低くなるケースがあるようです。
初回借入では最高金利が適用されることが多い
初回借入ではカードローンの最高金利が適用されるケースが非常に多いです。
そのため、カードローンを比較する際にも最高金利を比較していく必要があります。
借入が少額であるほど金利は高くなる
借入が少額であるほど、金利が高くなるのが一般的です。
つまり、限度額が10万円～800万円となっている場合、10万円の借入では最高金利が適用され、800万円の借入では最低金利が適用されるケースがほとんどという訳です。
もし800万円の借入に対して最高金利年18％などが適用されると、総返済額は相当なものになります。
返済負担をある程度調整するために、こうした金利のかけ方をおこなっているのです。
初回借入は限度額が低いことが多い
初回借入では、いきなり最大限度額や、それに近いまとまった額を借り入れることはできません。
すでにその銀行のサービスを長年使っていて結び付きが強い方や、会社役員など非常に高いステータスの方以外はそんな融資を受けるのは難しいと考えて良いでしょう。
なぜ初回は限度額が低いかというと、利用者と金融機関の間に信頼関係がないからです。
いくら申込者のステータスが良くても、それはあくまで書類やデータの上での話。
実際に利用してもらわないことには、その人が自分たちにとっての優良顧客かどうか100％分かることはありません。
そのため、最初の融資は多くても数十万円程度になるケースがほとんどです。
一定以上の年収がある方にとっても、高い借入額を低い金利でいきなり借りるのは難しいと思ってもらって良いでしょう。
最低金利が適用されるには最大限度額まで借りる必要がある
前述の通り、最低金利が適用されるためには最大限度額まで借りる必要があります。
そうなれば利息はかかりませんが、そもそもかなりの高額を借りているので、返済負担は重くなります。
そこまでして金利を低くするメリットがあるのかを一度考えてみる必要があります。
その上で、やはり最高額を借りたいとなった時は、どうすれば良いのでしょうか。
まずは金融機関との信頼関係を気づく
説明した通り、より高額の借入を受けたい場合、金融機関から優良顧客だと思ってもらうことが不可欠になります。
すでに銀行口座を長年利用しているような方や、JAやろうきんの組合に入っているという方以外は、カードローンを一定期間利用し、その中で返済期限をしっかり守ることで利用実績を積み上げることがまず重要になります。
その銀行のサービスだけでなく、銀行の関連グループのサービス利用でトラブルがあったりしても、今後に悪影響を及ぼす可能性は十分あるので注意しましょう。
利用実績を作ったあとに増額審査を受ける
利用実績を作ると、金融機関のほうから増額審査の案内が来ることがあります。
増額案内が来なくても増額申請はできますが、案内が来るのが一つのタイミングだと思ってもらって良いでしょう。
この際に増額審査を受けて、通過すれば希望の限度額が増額されます。
ただ、注意してほしいのが増額案内が来たからといって、増額審査に必ず通る訳ではないということです。
増額案内が来たということはある程度優良顧客として認められていることになりますが、他のサービスで利用トラブルがあったり、転職・リストラがあったりすると審査に落とされて、逆に限度額が下がるリスクもあるので注意しましょう。
カードローンを選ぶ際は最高金利を確認すべし
カードローンを選ぶ際、最低金利が適用されることはほぼないと思ってもらって良いでしょう。
むしろ、最高金利が最初に適用されるケースがほとんどなので、金利を比較する際も主に最高金利を見る必要があります。
間違っても最低金利を参考にすることのないようにしましょう。