名古屋でカードローンを利用しようとしたことがある人なら、アローの名前は知っているでしょう。
地元密着の小さい金融会社ですが、割合評判が良いようです。
もともとは岐阜市の不動産会社(有限会社)として設立されたのですが、2010年に株式会社に改組、名古屋に移転しています。
同年、貸金業者登録を行い2019年5月に3回めの登録更新を行っています。
小さいながら高評価を受けている株式会社アローについて詳しく見てみましょう。
審査の甘い・緩いキャッシング会社ランキング!極甘審査・即日融資可能な消費者金融を厳選
アローの基本情報
アローのフリープラン(使途自由フリーローン)は次のような内容となっています。
貸金業法に基づく借換ローンとは条件が異なりますので注意して下さい。
利用できる人 | 勤続1年以上の安定した収入がある25歳以上65歳以下の人で、健康保険に加入している人 |
---|---|
使い道 | 原則自由 |
利用限度額 | 最高200万円 |
利用期間 | 契約成立日から5年間(60回以内)または15年間(180回以内)・相談可 |
借入利率(実質年率) | 15.0%~19.94%(借入金額で変動) |
遅延損害金(実質年率) | 19.94%(原則一律) |
返済方法 | 残高スライドリボルビング方式または元利均等返済 |
返済金額 | 借入金額が10万円以下の場合毎月3,000円以上・以降借入金額の増加に伴って加算 |
担保・保証人 | 原則不要 |
手数料年会費や入会金など | 一切不要 |
アローはネットから簡単に申込できる
アローの申込みはネットから行うか、FAXまたは郵送で行うかと言うことになりますが、審査がすぐに行われると言うことからネットでの申込みがおすすめです。
申込みの際には本人確認書類や収入を証明する書類など、必要な書類を撮影してネット経由でサーバーにアップロードすることで提出ができます。
ネットでの申込みなら、申込書に自筆記入することもなく、かなりたくさん書く必要がある申込書にもプルダウンメニューなどを使って簡単に入力できますから便利です。
アローの審査難易度を他社と比較!金利から分析
おおむね貸金業者の審査は金利が高いほど甘くなる傾向にあるようです。
これは金利がリスクをヘッジするためのものと考えられているからです。
ですので、金利が安いのは借り手にとってありがたいものの、審査が厳しくなる傾向にあることは否めません。
他の貸金業者を含めて金利を見てみましょう。
貸金業者 | 実質年率 |
---|---|
アロー | 年15.00%~19.94% |
三井住友銀行カードローン | 年4%~14.5% |
バンクイック | 年1.8%~14.6% |
みずほ銀行カードローン | 年2%~14% |
アコム | 年3%~18% |
アイフ | 年3.0%~18.0%(30日間利息0) |
アイフル | 年3.0%~18.0%(30日間利息0) |
プロミス | 年4.5%~17.8%(30日間利息0) |
ダイレクトワン | 4.9%~20% |
アローは無金利期間も設定されていませんし、10万円以下の借入の際の金利だけは利息制限法の上限より0.06%低いものの、全般的にはやや金利が高い傾向にあります。
このことは審査がある程度ゆるいのではないかと言うことを期待させるものでもあります。
アローの審査は対策をすれば問題なく通る!
アローの貸付条件は先に紹介したとおり次の3つにすべて当てはまる人です。
- 25歳以上65歳以下であること
- 安定した収入があること
- 健康保険がある状態で1年以上継続勤務していること
年齢については25歳未満あるいは65歳超でない限り気にしなくてもいいです。
また、安定した収入と言うのは正社員でなくても、1年以上の継続勤務実績があって健康保険証が出せるレベルであれば全く問題ないでしょう。
自営業の場合は申告書の写しと言うことになります。
前月までに連続した3か月分の給与明細がないと、安定した収入とはみなされない可能性があります。
返済能力については、他の借り入れや生活費にどの程度必要かを見られます。
一人暮らしで賃貸物件住まいの場合、収入から生活費を引いたお金で返済できるかどうかを見られるでしょう。
一方、若年層の実家ぐらしの場合生活費がそれほどかからないとみなされる可能性もあります。
これは条件によってさまざまになりますが、収入が安定していれば借入金額を絞られることはあっても、完全に断られることは少ないのではないでしょうか。
なお、他の業者からの借り入れで返済が滞っている場合には審査に通りませんので、事前に遅れをなくしておきましょう。
アローの審査に落ちた人の口コミは参考にしなくてもOK?
さまざまな口コミ情報の中には、審査に落ちて悪口的なことを書く人もいます。
審査に落ちるのはその人の属性が悪かったり、信用情報に悪い事実が載っていたり、申し込み方に問題があったケースが多いのです。
ですのであまり口コミについては気にする必要はないでしょう。
特にアローでは信用情報に傷があっても、アロー独自の審査基準で審査してくれますから、他社では審査に通りにくくてもアローなら通る可能性があります。
次の項目で示すようなケースもありますので、そうした悪い事例と同じ行動を取らないようにするのが良いです。
申込者は知名度の高いカードローンから順に審査を受けがち
これは人間の心理として当然なのですが、申し込みを行う際に、宣伝をよく見かける業者やゼロ金利期間や低金利をアピールしている会社など知名度が高いところを選びがちです。
先に少し触れたように、金利とは金融業者にとって貸し倒れリスクをヘッジする意味合いがありますので、有利な金利が提示されているところは審査が厳しくなりがちです。
また、広告宣伝をよく行っているところは、やはり審査は甘くありません。
ですので、自分の身の丈にあった業者を見つけて、そこを狙い撃つほうが審査には通りやすくなるでしょう。
中小サラ金を片っ端から受けている人も多い
貸金業者、いわゆるサラ金を片っ端から申し込む人がいます。
これは大手に断られて中小でないと無理と判断したからなのか、時間がないから焦って何社も同時申し込みしているのか、それはわかりませんが決して良い方法ではありません。
可能性の話ですが全滅と言うことにもなりかねないのです。
これは貸金業者は必ず「指定信用情報機関」と契約しているからです。
指定信用情報機関は3社ありますが、貸金業者はほとんど「株式会社日本信用情報機構」(略称:JICC)に加盟しています。
クレジット系のCICと同時加盟しているケースも多いです。このアローもJICCとCICの両方に加盟しています。
CICの信用情報は毎月の支払状況を記録する項目を持っています。
24か月分のマス目が並んでいて、きちんと入金された、入金されなかった、別の人から入金されたなどの細かい情報が記号で表示されるのです。
これが毎月追加されて古いものから消えてゆきます。つまり、事故になるような長期延滞(目安として61日以上)ではなくても、1日でも遅れるとその情報が残ると言うわけです。
こうした不具合の数が多いと、いわゆるブラック状態ではなくても審査落ちすることはありえます。特に注意が必要なのは携帯電話の分割払いです。
電話料金だと思って支払い遅れを繰り返していると、支払い遅れ情報がズラッと並ぶことになるのです。
通過率が低い=審査が難しいわけではない!
貸金業者に対して、審査の通過率に対する評価が行われている例も見受けられますが、この数値はあまり参考にならないかも知れません。
そもそもこの数値は公表義務のあるものではないので、会社ごとに公表されているかいないかを含めてばらつきがあります。
また、公表されているものを見ても、大手貸金業者で4~5割程度の審査通過率です。
これは審査が厳しいと言うより、審査に通らない人の申し込みが多いからだと言えるでしょう。
上で挙げたように片っ端から申し込む人は通過率の数値を下げてしまいます。
また無職であるなど、そもそも申込基準に達していない人が申し込めば確実に審査落ちします。
一般的には金融事故を起こしてその整理が完了してから5年以内の人も、たいてい審査落ちします。
しかし、アローではそうした人でも一定の条件をクリアしていれば自社独自の基準で審査してくれるようです。
アローの審査に落ちる人の傾向
いくら審査が甘い可能性があると言っても、やはり一定の条件をクリアしていないと審査には通りません。
基本的には申込み条件をクリアしていて信用情報に傷がないのがベストですが、アローの場合「現在の状況」も重要な意味を持ってきます。
審査落ちする可能性が高くなる悪い条件について順に見てみましょう。
- 年収が低い
- 不安定な職業・職種についている
- パート・アルバイト・派遣社員
- 他社借り入れが多い
- 家賃・住宅ローンの負担が大きい
- 転職して間もない
- 過去に借金や返済延滞の経験がある
①年収が低い
これはすべての貸金業者について共通の悪条件です。
年収が少なければ審査をクリアすることは困難になります。
まず法的な規制があります。貸金業法の総量規制と呼ばれるもので、すべての貸金業者からの借り入れの合計が税込年収の3分の1を超えることはできません。
この税込年収は源泉徴収票などの書類によって確認することが法的に義務付けられています。
つまり年収が180万円で、他の業者2社から30万円ずつ借りていた場合、審査には通らないと言うことです。
②不安定な職業・職種についている
フルコミッション制の給料体系や、そこまでではなくても歩合給の割合が高い職業では収入が不安定になります。
また、歩合給に加えて勤務日数で左右されるサービス業、いわゆる水商売も条件としては良くありません。
こうした職業では収入が一番少ない月を基準に評価されることが多いようですし、業者によっては安定した収入がないと判断することもあるようです。
③パート・アルバイト・派遣社員
アルバイトやパートで短時間勤務が多い人の場合も不利になることはあります。
派遣社員でも登録型の場合不利になりやすいです。
もちろん、過去数か月の給料明細から時給制であっても、事実上月給制と変わらない安定度があれば問題は少なくなるでしょう。
それでも、短期間で解雇される可能性が高い職業として、正規雇用で月給制の会社員よりは不利になりがちです。
④他社借り入れが多い
これは2つの理由から不利になります。
1つは先にお話した総量規制によるものです。もう1つは計画性がなく次々に借りているとみなされる可能性があることです。
例えば他社から80万円を借りていたとしましょう。利息制限法では18%を上限に金利が設定できます。
その状態で30万円をアローから借りようと申し込んだ場合、やはり金利は18%になって、110万円の借り入れに対して実質年率18%を支払うことになります。
これが1社からの借り入れだと利息制限法の規定で実質年率15%に下がるのです。
こうした知識や計画性がない人は審査落ちしやすくなります。
⑤家賃・住宅ローンの負担が大きい
たとえ総量規制の範囲内であっても、家賃や住宅ローンなど住居費の負担が大きいと、返済能力がないと判断されがちです。
住居費は固定費ですから減らすのが難しいと言えます。
ですので、手取りから住居費を差し引いて、それを計算基準にとっている会社も少なくないと言えるでしょう。
⑥転職して間もない
これは収入の安定度の問題です。ですから、どんな勤務先であってもある程度長期間の勤務実績は必要でしょう。
勤務先の規模や勤務形態によって差が出ることは考えられますが、アローの場合勤務先の規模に関わらず最低1年以上の勤務実績(12回以上月給を受け取っていること)が求められます。
⑦過去に借金や返済延滞の経験がある
アローの場合、信用情報に傷があっても現在の状況次第では有利に審査してくれる可能性があります。
ネット申し込みのページには「他社お借入状況について」と言う項目があり、そこには「債務整理等の経歴」が入力できるようになっています。
そうした経歴がある場合、その下の自由記入欄に状況を記入できるようになっていますから、それを正直に書けば審査の参考にしてもらえます。
一般的にこうした記入欄があるのは珍しく、そうした経歴があれば問答無用で審査落ちと言うことが多いだけに親切な制度と言えるでしょう。
この欄は郵送やFAX申し込みにはありませんので、そうした経歴がある人は必ずネット申し込みを活用して下さい。
なお、申込日現在で他の業者からの借り入れの返済が遅れている場合には審査に通りません。
必ず申し込みの1か月前には遅れをなくしておきましょう。
アローの審査に通るコツ
基本的にはどこの貸金業者でも同じですが、アローの場合これを実践すればさらに通りやすくなる可能性があります。
- 申し込み情報は嘘なく記入する
- 借入希望額を最低限に抑える
- 他社借り入れをおまとめローンで一本化する
- 金融事故の情報が削除されるのを待つ
申し込み情報は嘘なく記入する
申込書に記載する情報は、可能な限り正確に記入することが大切です。
家賃や住宅ローンなどの金額についても、年額で千円単位の端数を切り捨てて1万円単位にするといった処理は問題ありませんが、嘘を記入してはいけません。
一方、収入については税込収入で記載して問題ありません。
つまり、税金や健康保険・厚生年金その他の控除を差し引かれる前の「総支給額」を記載して問題ありませんし、1万円単位に切り上げることも問題ありません。
借入希望額を最低限に抑える
申込金額を多めにして余裕を持ちたいと言う気持ちはあるでしょうが、申込金額が増えれば増えるほど審査は厳しくなります。
年収の不足や不利と言われる勤務形態、過去の利用でトラブルを起こしたことがあるなど、審査に不安がある場合は審査通過を最優先にするため申込金額を抑えるのが得策です。
他社借り入れをおまとめローンで一本化する
先にも少し触れましたが、利息制限法の関係で1社からの借り入れが10万円を超えると上限金利が20%から18%に、100万円を超えると18%から15%に下がります。
このため借り入れを行うなら1社にまとめるほうが有利なのです。
アローにはフリーローンとは別に「貸金業法に基づく借換ローン」がありますので、これを利用して借り入れを一本化し、その際に追加の借り入れができるかどうかも相談してみると良いでしょう。
もし追加が無理であっても、毎月の支払額が減りますからそれだけでもメリットはあります。
金融事故の情報が削除されるのを待つ
いくらアローが自社基準で審査してくれると言っても、過去の金融事故の内容や事故からの期間によってはやはり審査落ちします。
そうした場合、金融事故の記録が削除されるのを待つことになるでしょう。
JICCにしてもCICにしても、基本的には5年間で金融事故の記録は消えます。
この5年間の起点は「残債がなくなった日」です。
つまり、保証会社による代位弁済が行われたり、自分で資金を準備して全額一括返済を行ったりした日です。
これはJICCとCICに自分の情報について開示請求を行えば簡単に確認できます。
ここで一つ注意しておかなければいけないことは、5年経過した時に消えるのは事故情報だけではないと言うことです。
その人の情報すべてが削除されるのです。
つまり、貸金業者やクレジットカード会社が照会をかけた時に一切の情報がないと言うことになります。
20代の若者ならいざしらず30代以降になれば、これは「金融事故を起こした形跡」と判断されて審査落ちの原因になるとも言われています。
その点、アローは自社基準の審査があるので、この点ではある程度安心かもしれません。
アローの審査の口コミ・評判
アローについて口コミが届いているので見てみましょう。
在籍確認さえ取れれば審査に通る!
そこでアローに申し込んだのですが、午前中に申し込んだらお昼前に在籍確認の電話がかかってきて、その日のうちに口座に振り込まれました。
あまりに手続きが簡単だったのでびっくりしています。
恥ずかしながら給料も安いし、規模は零細だしと言う今の会社で貸付が受けられるとはあまり期待していなかったので、とても嬉しかったです。
ブラックな方はまずアローへ申込
ところがどうしてもお金が必要なことが起こってしまったため、わらをも掴む思いでアローに申し込みました。
そうしたら驚いたことに審査に通ったのです。
仕事が安定していたのが良かったのか、事故の後一切の申込みをしていなかったことが良かったのかはわかりませんが、自社基準の審査と言う物に救われたんだと思います。
ブラックな人でどうしても申し込みが必要な人はアローに申し込んでみてはどうでしょう。
アローの審査に関する質問集
よくある質問とその回答です。
Q1.土日でも審査を受けられる?
A1.ネット経由なら申し込みはいつでも受け付けられますが、融資は振り込みで行われますので平日の15時までに審査が完了した場合は即日融資、そうでない場合は翌営業日の15時までに振り込みとなります。
おおむね融資を希望する日の午前中には申込みを完了しておくのが確実です。
Q2.学生・主婦でも審査に通る?
A2.年齢制限が25歳以上となっていますし、健康保険への加入や勤続年数の条件などから、一般的には学生は無理でしょう。
主婦の場合はパートなどで健康保険に加入していて1年以上の勤続が確認できれば申し込みは可能です。
Q3.無職でも審査に通る?
A3.無職では申し込みできません。
Q4.審査にかかる時間はどれくらい?
A4.ネット申し込みなら最短45分です。
ただし、在籍確認ができなかったり、申込みが集中していたりした場合時間が長くなることがあるので、余裕を持って申し込んで下さい。