イオン銀行カードローンを利用したいときに気になるのは、「自分は審査に通るのか」「審査にかかる時間は?」などではないでしょうか。
イオン銀行には審査を受けるためにクリアしなければならない申し込み基準と、実際の審査に通るかどうかの審査基準があります。
この記事では、イオン銀行カードローンの申し込みや審査基準、審査の所要時間について解説します。
イオン銀行の審査申し込み基準
日本国内に居住しているか永住許可を受けている
イオン銀行カードローンの審査に申し込むためには、日本国内に在住していなければなりません。
また、日本に住んでいる外国籍の方は、永住許可が必要になります。
日本国籍の方であれば、本人確認書類は運転免許証やパスポートなどで済みますが、外国籍の方は在留カードなどの永住許可を確認する書類が必要になります。
契約時の年齢が満20歳以上、満65歳未満
イオン銀行カードローンには年齢の制限があります。
契約時に満20歳以上、満65歳未満である必要があります。
未成年や、65歳以上の方は他の属性がどんなに良くても、審査に申し込むことができません。
- 属性とは、カードローン審査で見られる項目のこと
- 年齢・職業・年収・勤続年数・他社の借り入れ状況などが挙げられる
- カードローンの審査に通るためには属性を良くすることが近道
65歳以上の方は、70歳近くでも利用できる金融商品が大手の消費者金融から提供されていますので、そちらを利用すると良いでしょう。
未成年の方は、学生であれば学生ローンを、働いていればクレジットカードのキャッシングを利用すると良いでしょう。
クレジットカードのキャッシングは金利が高めですが、即日融資に対応していますのでおすすめです。
申し込み者本人に安定した収入がある
イオン銀行カードローンを利用するためには、本人に安定した収入が継続的に見込める必要があります。
安定した収入とは、毎月の収入額がほぼ同じである、ということです。
自営業者や完全歩合制の仕事は、月によって収入がバラつきやすいです。
月によって収入が変わりやすい仕事に就いている方は、月々の収入の波を抑えてからカードローンの審査に申し込みましょう。
また、継続的に見込めるとは、2か月以上連続で収入を得ていて、来月以降も収入を得る予定があることを指します。
今月から働き始めた、2か月以下の短期アルバイトをしているといった場合は、イオン銀行から継続的に収入が見込めると評価されにくいです。
そのため、勤務を2か月以上続けてから、カードローンの審査に申し込むことをおすすめします。
イオンクレジットかオリックス・クレジットの保証を受けられる
イオン銀行カードローンには2つの保証会社がついています。
- イオンクレジットサービス株式会社
- オリックス・クレジット株式会社
イオン銀行カードローンを利用するためには、上記の2社のうち、どちらか1社の保証を受けなければなりません。
保証会社とは銀行から保証料をもらい、申し込み者の返済能力を審査する会社です。
また、債務者に返済能力が失われた場合は、債務者に代わって保証会社が銀行にお金を返さなければなりません。
そのため、保証会社は慎重に申し込み者を審査しています。
保証会社はカードローン仮審査のときに審査をするので、カードローンと別個の申し込みは不要です。
イオン銀行の審査内容
申し込み内容から安定した収入があるか
ここからは、イオン銀行カードローンは申し込み者のなにを審査しているかを説明していきたいと思います。
まずは、申し込み者が本当に安定した収入を得ているか、が審査されます。
カードローン会社は、年齢や業務内容から「これぐらいの人はだいたいこれくらいの収入を得ているだろう」といった目安を持っています。
仮に、年齢に対してあまりにも年収が高い場合は、在籍確認や収入証明書の提出などで確認をしてきます。
審査の合否に直結するからといって、収入を水増しして申告をしていると、収入に関する審査の段階でバレてしまいます。
虚偽の申告がバレると、必ず審査に落ちます。
収入額は正直に申告しましょう。
他社借入の状況から返済能力を超えていないか
収入が安定していても、すでに他のカードローンや銀行から融資を受けている場合は注意が必要です。
毎月、他社に返済している分だけ、イオン銀行の返済に回せるお金が少なくなるからです。
目安として、既に3社以上融資を受けている場合は、審査に通りづらいです。
返済能力が超えているかは、イオン銀行が判断しますが、できるならば他社の返済を減らしてから審査を受けると良いでしょう。
信用情報で過去に返済トラブルがないか
過去に返済トラブルを起こしていると、イオン銀行の審査に通りません。
クレジットカードや、ローン、スマートフォンの料金の支払い状況などは、全て信用情報機関というところに記録されています。
上記に挙げたような月々の支払いを2か月以上滞納してしまうと、信用情報機関に記録され、その後5年間はどこの金融機関でもお金は借りることはできません。
過去の支払い状況が不安な方は、後述する信用情報の調べ方を参考にしてください。
イオン銀行カードローンの審査前に以下3点をチェック!
- 安定した収入があるかのチェック
- 信用情報のチェック
- 他社の借り入れ状況のチェック
イオン銀行は学生や専業主婦の方でも審査に通るか
学生は融資の対象外
イオン銀行カードローンは、学生や専業主婦の方でも審査に通るのでしょうか。
学生はイオン銀行カードローンの融資対象外です。
そのため、どんなに収入があったとしてもイオン銀行カードローンを利用することはできません。
学生の方がお金を借りる場合は、学生ローンや奨学金の利用がおすすめです。
また、消費者金融であれば、学生というだけで申し込みを断られることはありません。
そちらを検討してみるのも良いでしょう。
専業主婦は条件によっては通る
先ほど「イオン銀行カードローンを利用するためには、本人に安定した収入が継続的に見込める必要があります。」と説明しました。
専業主婦は、働いていないので収入は0です。
では、専業主婦はイオン銀行カードローンを利用できないのでしょうか。
実はイオン銀行カードローンでは、配偶者に安定した収入が継続的に見込めるのならば、専業主婦の方でも利用することができます。
上記の制度を配偶者貸付と言います。
以下に配偶者貸付のポイントを載せておきます。
【point】
- 配偶者貸付であれば、本人に収入がなくても利用できる
- 申込みフォームの年収欄には、配偶者の年収を記載する
- 配偶者貸付の場合は勤務先への連絡は行われない
- 利用限度額は最大50万円まで
イオン銀行の審査の流れと審査にかかる時間
イオン銀行は仮審査と本審査の2ステップ
イオン銀行カードローンでは、審査を仮審査と本審査の二つに分けています。
では仮審査と本審査はなにが違うのでしょうか。
仮審査では、申し込みフォームに記した内容をコンピューターが分析をします。
機械的に属性をスコアリングして、融資をできるかどうかを判断しています。
そのため、仮審査自体は非常にスピーディーに終わることが多いです。
また、前述したとおり、保証会社による審査も仮審査で行われます。
仮審査に時間がかかる場合は、片方の保証会社で保証を受けられなかったために、違う保証会社で審査を行っているケースが多いです。
イオン銀行カードローンの場合、イオンクレジットサービスが最初に審査を行い、次にオリックス・クレジットが審査をしています。
仮審査では保証会社が主体で審査を進めますが、本審査では銀行が中心に審査を行います。
まずは、書類を提出してもらい、申告内容に誤りがないかを確認します。
イオン銀行カードローンの場合は、本審査で在籍確認が行われます。
また、警察庁データベースにて、申し込み者が反社会的な組織と繋がりがないかを確認します。
こうした確認作業は、人の手で行われるので、本審査の方が仮審査より時間がかかります。
イオン銀行の審査は最短3日最長で1週間程度
「結局審査にどれくらい時間がかかるのか」が気になっている方もいると思います。
仮審査と本審査を合わせて、目安として3日ほどで審査が完了するケースが多いです。
審査が完了すれば即座に結果はメールなどで、通知されますがカードの利用にはそこから5日程度待たなければなりません。
審査が何事もなく進めば、申し込みからおよそ1週間程度で利用が可能になります。
しかし在籍確認がスムーズに取れない場合や、警察庁のデータベースに該当した場合などは、再度の確認が必要になります。
そういった場合はさらに1週間から2週間ほど審査が伸びます。
どちらにせよ銀行は即日お金を借りることはできません。
「すぐにお金を借りたい!」という場合は、即日融資に対応している消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用すると良いでしょう。
イオン銀行の審査に落ちる主な理由
在籍確認がとれなかった
在籍確認が取れない場合、申告内容の勤務先を確認することができません。
在籍確認は本人が取ればすぐに終わりますし、職場の方に「○○(申込者)は弊社に籍を置いておりますが、あいにく席を外しておりまして」と答えてもらっても大丈夫です。
あらかじめ職場の人間に「××(申込の担当者名)さんから電話かかってくるかもしれないから、いないって言っておいて」など伝えておくことが大事です。
信用情報に傷がついている
返済トラブルを起こしてしまうと、信用情報機関に記録されてしまいます。
このことを「信用情報に傷がついている」と言います。
過去の支払い状況が不安な場合は、申し込む前に信用情報機関に個人的に照会を依頼することをおすすめします。
イオン銀行はCICと日本信用情報機構と提携を結んでいます。
どちらもWEBや郵送、窓口などの方法で照会を依頼できます。
半年以内に複数のカードローンに申し込みをしている
信用情報機関には、クレジットカードやローンの利用状況以外にも、申し込みの履歴が記録されています。
記録される期間は半年なので、長期滞納に比べて短めです。
しかし、半年間に多くの金融機関に申し込んでいると「どこでも良いからとにかくお金を借りたい」といったマイナスの印象を持たれやすいです。
カードローンを申し込むときは、半年につき1社に絞るのが賢明だと言えます。
借りる前に借金の用途を考えよう
お金を借りる前に、なんのためにお金を借りるのか、本当に必要なのか見直しましょう。
用途を明確にすることは、借りすぎの予防や、堅実な返済計画を立てることに繋がります。