スーパー「イオン」が運営しているイオン銀行。様々なサービスや利便性から口座を開設する方が増えているようです。
口座開設を行うなら即日に開設したいと思いますよね。ですが、申し込み方法やそのタイミングによっては当日に口座を開設させることが出来ません。
そこで、今回はイオン銀行の口座を即日開設させる方法と、申し込み手続きから口座開設までの流れについてご説明します。
イオン銀行の口座開設は2通りの方法がある
イオン銀行の口座開設方法は店頭申し込みとネット申し込みの2通りです。
それぞれの申し込み方法について簡単にご紹介します。
①店頭でイオン銀行の口座開設を申し込む
イオンモールやイオンタウンなど、お近くにあるイオンショッピングセンターの店舗内に、イオン銀行のカウンターがあります。
ショッピングモールの営業日であれば店舗は営業していますので、基本的には365日いつでも店舗で申し込みをすることが出来ます。
店舗の営業時間も朝9時~夜9時と、会社帰りに立ち寄ることも出来ます。
ショッピングモール内にあり、いつでも営業していますので、お買い物ついでに立ち寄って口座開設の申し込みをすることも出来ます。
②インターネットから口座開設を申し込む
インターネットからの申し込みなら、365日24時間いつでも申込できます。
イオン銀行は基本的にはイオンモールやイオンタウンなど、ショッピングモール内にあります。その為、近くに店舗がないという方にとっては実は少し不便です。
ネット申し込みなら遠くにある店舗にまで足を運ぶことはありませんし、口座開設後の取引もネットで出来てしまいますので、近くに店舗がなくても問題ありません。
お金の引き出しや預け入れなどもミニストップやマックスバリューなどにあるATMでも手数料なしで行えます。そのほか、ローソンやファミリーマートなどのコンビニATMのほかゆうちょ銀行ATMでも利用することが出来ます。
イオングループではない提携ATMの場合には手数料がとられることがありますので、注意が必要です。
近くにイオンの店舗がない方や仕事が忙しく営業時間内に店舗に足を運ぶことが出来ないという方は、ネットでの申し込みがおすすめです。
店頭でイオン銀行の口座開設をする流れ
それでは、店舗で申し込みをする方法と口座開設までの流れを見てみましょう。
口座開設の場合にはネットでの事前予約は出来ません。各店舗の口座開設窓口へ足を運び、申し込みをします。
申し込みに行った曜日や時間帯によっては利用者が多く、待ち時間が長くなる可能性もあります。
申込書の記入
口座開設窓口にある口座申込用紙に必要事項を記入し、押印欄に捺印します。
口座開設申し込み者が20歳以上の場合には、印鑑ではなくサインでも問題ありません。但し、20歳未満の方やお子様の口座申し込み時には印鑑が必要となります。
また、申込用紙はキャッシュカードの種類によって違います。
【カードの種類】
- イオンカードセレクト
- キャッシュカード
- クレジットカード
- 電子マネーWAONカード
- キャッシュカード+デビットカード
- キャッシュカード
- デビットカード
- 電子マネーWAONカード
- キャッシュカード
- キャッシュカード
- 電子マネーWAONカード
選択するカードによってサービスや特典の内容も変わりますし、作成できる年齢にも違いがあります。
どのカードを作るのか、自分の生活に一番合っているものを選択して申し込みましょう。
【記入内容】
- 氏名
(ア) 漢字
(イ) フリガナ
(ウ) ローマ字 - 生年月日
- 住所
(ア) 漢字
(イ) フリガナ - 電話番号
(ア) 携帯電話
(イ) 固定電話 - 職業
- 口座開設目的
- カードの暗証番号
電話番号はどちらか一方だけでも構いません。両方記入の場合には、メインの連絡先となる番号を選択します。
そのほか、明細書の送付が必要かどうかやWAONオートチャージを利用するかどうかなど、利用するサービスについて選択します。
イオン銀行のキャッシュカードには、クレジットカード機能やデビットカード機能を持たせることも出来ます。その為、キャッシュカードの暗証番号とクレジットカードまたはデビットカードの暗証番号、それぞれ設定します。
その暗証番号は、住所の番地や電話番号、生年月日などから簡単に推測できるような数字は設定できませんので注意しましょう。
また、ネットバンキングに登録するときに必要となる「イオン銀行ダイレクト初回ログインパスワード」も記入しておきます。
これらの暗証番号は、カード発行後に必要となりますので忘れないようにしましょう。
本人確認
口座開設には本人確認書類が必要となります。
窓口で申し込みを行う際には、以下の本人確認書類の内1つを準備していきましょう。
特に、免許証や保険証など、原本ではなくコピーを提出する場合にはA4サイズの用紙にコピーをしたものを提出します。
また、お子様やご主人の口座など、家族全員の口座開設を一度に行う場合は、家族それぞれに本人確認書類が必要となります。
同じ書類で全員の証明が出来るとしても、人数分の書類を準備しましょう。
【必要書類として使えるもの】
書類の種類 | 原本・コピー | 有効期限 | 必要ページ |
---|---|---|---|
運転免許証 | A4コピー | 有効期限内 | 表面 |
健康保険証 | A4コピー | 有効期限内 | 口座開設者氏名・生年月日・住所記載面 |
パスポート | A4コピー | 有効期限内 |
|
住民票の写し | 原本 | 6か月以内 | 氏名・住所・生年月日・交付日記載面 |
住民票の記載事項証明書 | 原本 | 6か月以内 | 氏名・住所・生年月日・交付日記載面 |
印鑑証明書 | 原本 | 6か月以内 | 表面 |
年金手帳 | A4コピー | 有効なもの | 氏名・生年月日・住所記載ページ |
住民基本台帳カード | A4コピー | 有効期限内 | 表面(顔写真付き) ※裏面は変更記載がある場合のみ必要 |
身体障碍者手帳 | A4コピー | - |
|
各種福祉手帳 | A4コピー | - |
|
後期高齢者被保険者証 | A4コピー | 有効期限内 | 氏名・生年月日・住所記載面 |
母子健康手帳 | A4コピー | - | 氏名・生年月日・住所記載面 |
在留カード | A4コピー | 有効期限内 | 表面 ※裏面は変更記載がある場合のみ必要 |
特別永住者証明書 | A4コピー | 有効期限内 | 表面 ※裏面は変更記載がある場合のみ必要 |
戸籍謄本 | 原本 | 6か月以内 | 氏名・生年月日・住所・交付日記載面 |
A4コピーで提出する書類については、発行している官公庁などの印鑑が鮮明に表示されていることが受付条件となっています。
また、顔写真のコピーも誰だか判別がつかないようなものは認められませんので注意が必要です。
基本的に本人確認書類では、申し込み書類に記載された氏名・生年月日・住所に間違いがないかどうかを確認するためのものです。
ですので、氏名・生年月日・住所が記載されている面をコピーして提出します。申し込み書類の内容と本人確認書類の内容が違っていると口座の開設が出来ません。
引っ越しをしたばかりで住所変更をまだしていないという方は、住所変更を行ってから口座開設をしてください。
有効期限内のものや6か月以内のものなど、期限が決められている書類については1日でも過ぎると無効となり、手続きが出来ませんのでその日付なども注意しましょう。
また、本人確認書類として使用できるパスポートは日本国発行のパスポートのみです。外国籍の方は在留カードや特別永住者証明書などがパスポート変わりとなります。
申込書の受付
申込書類と本人確認書類を合わせて窓口に提出します。
窓口担当者による書類の確認などが終了すると、「カード申し込み済証」というカードをもらえます。
このカードは紙製で出来ているもので、窓口担当者の問合せ先や受付日などが書かれています。
キャッシュカードやクレジットカード代わりとして利用するものではなく、申し込み受付の証明として発行されたものですので、キャッシュカードが手元に届くまで大切に保管しておきましょう。
キャッシュカード・イオンカードセレクトが送付
キャッシュカードは申し込み後1週間から10日ほどで郵送されてきます。
申込みのタイミングや店舗によっては、最短3日ほどで手元に届いている方もいるようですが、一般的には1週間程度はかかります。
また、送付されるキャッシュカードは「転送不要扱い」として送付されます。
転居先への転送はされませんので転居を予定されている方は転居後、住所変更を行ってから口座開設を行ってください。
「イオン銀行ダイレクト」の初回利用登録
キャッシュカードが届きましたら、ネットバンキングが利用できるように手続きを行いましょう。
イオン銀行HP画面右上にある「インターネットバンキングログイン」ボタンをクリックしてネットバンキングのページに移動します。
ボタンをクリックするとログイン画面が表示されます。
イオンカードセレクトやデビットカードで口座開設の申し込みをしている方は、カード送付時に同封されていた「イオン銀行ダイレクトご利用カード」の裏面を確認しましょう。
また、キャッシュカードのみで申し込みをされた方は、そのキャッシュカードの裏面を確信しましょう。
「契約者ID」と「確認番号」というものが印字されています。この「契約者ID」をログイン画面の「契約者ID」に入力します。
「ログインパスワード」には、口座開設申し込み時に登録をした4桁の数字を入力します。
2か所の入力が出来たら「ログイン」ボタンをクリックします。
確認番号入力画面に映りますので、カード裏面の「確認番号」を入力します。この確認番号は、個人別で作られた一覧表です。不正アクセスを防ぐ目的でもありますので間違えないようにカードに書かれた数字を入力しましょう。
入力後「確認する」ボタンをクリックすると、初回登録画面が表示されます。
必須項目を全て入力します。
- ログインパスワード
- 6~12桁の半角英数字
- 次回ログインから必要
- 取引パスワード
- 6~12桁の半角英数字
- 振り込みなどの取引に必要
- メールアドレス
- イオン銀行からのお知らせが届きます
- 合言葉の設定
- 3つ登録
- 質問欄から質問を選択し、答えを入力
- 利用端末の設定
- 登録を選択した場合、次回ログイン時に3つの合言葉の入力が不要
- 登録しないを選択した場合、次回ログイン時に合言葉が必要
そのほか、必須ではない項目もありますので必要に応じて登録をします。
全ての必須項目の入力・選択が終わったら「この内容で登録」ボタンをクリックして終了です。
イオン銀行ダイレクトは便利なオンラインバンキングサービス
イオン銀行の店舗窓口や口座申込カウンターでは、現金や手形小切手などの取り扱いは出来ません。現金取引等は基本的にはATMを利用して行います。
ですが、例えば他行への振り込みや子供の口座への送金など、現金を銀行から銀行へと移動させたい時など、ATMでは行えない場合もあります。
イオン銀行ダイレクトは、365日24時間いつでもどこででも利用できる「オンラインサービス」です。
キャッシュカード受け取り後に登録をすると、その日から利用することが出きます。ネットでお金の動きを管理できますので、家計管理も楽に行うことが出来ます。
イオン銀行ダイレクトで出来るお得なサービス
イオン銀行ダイレクトでは、以下の操作や確認を行えます。
- トップページ
- 普通預金残高確認
- 定期預金残高確認
- 入出金明細照会
- 取引明細書のダウンロード(PDF)
- WAONポイントの確認 等
- 振込口座登録
- 家賃などの振込を登録することで、毎月定期的に振り込みができる
- 定期預金への振込
- 残高照会
- 普通預金や定期預金のほか、契約しているローンの残金・金利も確認可能
- 入出金明細照会
- CSVデータ、PDFデータのダウンロード
銀行口座の内容だけでなく、ローンなどの管理も一括で出来ます。
また取引明細書をCSVでダウンロードできますので、Excelなどを使って家計管理をするのにも便利です。
お金の流れを一元管理できるという点で、ネットバンキングは一般的な銀行よりも便利と言えます。
店舗申込みよりネット申込みのほうが即日開設の可能性は高い
イオン口座の開設申し込みは、ネットを使っても行うことが出来ます。
イオン銀行HPの「口座開設」を開いていただくと、カードを選択することが出来ます。
先ほどご紹介した3種類のカードから作成したいものを選択し「口座開設お申込み」ボタンをクリックします。
選択するカードによって申し込み画面に違いがあります。デビットカードやクレジットカード機能の付いたカードを選択すると、日本国籍なのか多国籍なのかなどの確認画面が表示されます。
日本国籍以外だったり、海外に拠点を持っていたりすると所得税法や法人税法などの特例に関する法律に基づく届け出をしなくてはならず、このような方はネットでの申し込みが出来ませんので、注意してください。
ネット申し込みをした後、本人確認書類の種類や選択したカードの種類によってカード受け取りまでの流れに違いがあります。
【イオンカードセレクトの場合】
運転免許証を持っている方で、運転免許証を本人確認書類として選択すると、最短2週間でカードが配送されます。
配送方法は佐川急便の「受取人確認サポート」か「日本郵便の本人限定受け取り郵便」のどちらかになります。
佐川急便の場合、配達員に運転免許証を見せて本人確認を行うと受け取ることが出来ます。確認が出来ない場合には、申し込みが解約となることも。
郵便局の場合は、郵便局から「到着通知書」が届きます。その通知を受け取ってから10日以内に受け取ります。
自宅配送を希望する場合には郵便局に連絡をして希望日時を連絡します。郵便局で受け取る時はこの「到着通知書」と本人確認書類を持って窓口に行きます。
申込時に「店舗でのカードお受け取り」を選択すると、本カードが送られてくるまでの間に利用できる即時発行カードという仮のカードをイオン銀行の店舗やクレジットサービスカウンターで受け取ることが出来ます。
この場合、その日のうちにクレジットカードの審査に通過することが出来ればメールで連絡がありますので、即日カードを受け取ることも可能です。
但し、カード受け取り可能時間が10時~18時ですのでその時間外には受け取ることが出来ません。
申し込み時間が遅い場合には、18時の受取時間に間に合いませんので、即日受け取ることも出来ませんので注意が必要です。
即時発行カードを受け取ることが出来ると、カードを受け取ったその日からイオングループのサービスや特典が受けられます。
このカードは仮ですので、キャッシング機能やWAONカードの機能も付いていません。
またイオングループのマークがついている店舗で利用できるクレジット機能はついていますが、国際ブランドのクレジットカード機能はついていません。
本カードが届くまでのつなぎとして、イオン店舗で利用できるクレジットカードです。
その代わり、イオンカードセレクトを持っていると受けられるサービスや特典を、この即時発行カードでも受けることが出来ます。
運転免許証を持っていない場合には、そのほかの書類が本人確認書類となります。
この場合、ネットでの申し込み後イオン銀行から申込書が送付されてきます。その申込書類と本人確認書類を一緒に、イオン銀行へ返送します。
その後、カードが発送されてきます。
この方法の場合には、返送に時間がかかってしまうとその分カードの発送が遅れますので、利用開始までに時間がかかります。概ね3~4週間です。
【キャッシュ・デビットの場合】
顔写真付きの本人確認書類を持っている場合、佐川急便の「受取人確認サポート」や日本郵便の「本人限定受取郵便」を使ってカードを受け取ることが出来ます。最短で2週間です。
顔写真の付いていない本人確認書類の場合には、ネットで申し込み時に本人確認書類も一緒にアップロードします。
その後カードの発送となりますので、最短で2週間ほどでカードを受け取ることが出来ます。
【イオン銀行キャッシュカードの場合】
本人確認書類の種類に関係なく、ネットで申し込み後イオン銀行から申込書類が送付されてきます。その申込書類に本人確認書類を添付して、イオン銀行に返送します。
その後カードが発送されますので、概ね2~3週間程度かかります。
ここまでのご説明でお判りいただける通り、残念ながらイオン銀行では即日口座開設を行うことは出来ません。
申込みから数週間後にカードが送られてくるまで、ネットバンクを利用することも出来ません。
但し、イオンカードセレクトを選択すると、その日のうちに仮カードを受け取ってサービスを受けることは出来ます。
店頭の混雑を防ぐことができる
ネットで申し込みを行うメリットは、イオンカードセレクトの即時発行カードを受け取れるということ以外に、店頭での混雑を避けることが出来るというメリットもあります。
イオン銀行の店舗や口座開設窓口などは、イオンモールやイオンタウンといったショッピングモール内にあり、多くの買い物客が利用します。
その為、口座開設申し込みに時間がかかることもあり、お買い物ついでと言いながらも、お買い物をゆっくりできなくなってしまうこともあります。
このような、店頭混雑を避けることが出来るというメリットが、ネット申し込みにはあるのです。
ネット申込みでしか受けられないキャンペーンがある
イオン銀行では、イオンカードセレクトの新規入会キャンペーンを行っていることがあり、キャンペーン期間中に申し込みをするとWAONポイントを付与してもらえます。
窓口申込でもキャンペーンを行っていることがありますが、ネットでの申し込みの方がポイント付与率が高くお得です。
また、ネットでしか新規入会キャンペーンをおこなっていないこともあり、この場合には窓口で申し込んでも特典を受けることは出来ません。
面倒な口座開設をスピーディにおこなおう!
時間短縮で口座開設を行うなら、ネット申し込みです。特に運転免許証を持っていれば即時発行カードを受け取ってその日のうちにサービスを受けることも出来ます。
イオンカードは、イオングループでお買い物をするときに多くのメリットが有りますので、特に主婦の方におススメしたい銀行でもあります。
ネット申し込みなら簡単に口座開設が出来ますし、カードの受取と本人確認を同時に行えますので、簡単です。
手間と時間をかけずに口座開設が出来ますので、ネット申し込みで口座を開設することをお勧めします。