「夫が自分に黙ってカードローンを利用していた、どうすれば良いのか分からない…」ということで悩んでいませんか?
特にカードローンは金利が高い借金であり、秘密裏に借りられていたらショックですよね。
しかし、感情的に夫を責め立てると関係が悪化するばかりか、本当のことを隠される可能性があります。
そのため、夫がカードローンを利用していたことが分かったら、冷静に現状の確認をしましょう。
このページの前半では、夫がカードローンを利用していた時に確認するべき事項を解説していきます。
後半ではカードローンを利用していた場合の対処法を紹介していくので、最後までこのページを確認しておきましょう!
夫がカードローンを利用していた時に確認するべきこと
最初に説明したとおり、夫がカードローンを利用していることが発覚したら、本人に現状を確認しましょう。
その際には、特に借入先・借入額・借入件数・借入日・借入目的・返済履歴・利用頻度の7点を聞くことをおすすめします。
詳しくは次から見ていきましょう。
借入先
まずは夫がどこのカードローンを利用しているか、を確認しましょう。
主にカードローンを提供している機関は、銀行・信販会社・消費者金融の3つですが、それぞれ金利の相場が異なるためです。
また「インターネットで調べても出てこない」「公式サイトに貸金業の番号の記載がない」という場合は、闇金融の可能性を考えましょう。
その場合は弁護士など、しかるべき機関に相談するのが先決です。
借入額
次に夫がカードローンでいくらを借りているか、を聞きましょう。
冒頭でも触れましたが、怒りながら問詰めると実際の金額よりも少なく答える可能性が高いです。
そのため「真剣に解決したいから本当のことを話してほしい」といったトーンで正確な額を聞き出しましょう。
なおカードローンは最大でも年収に半分もしくは3分の1までしか借りることができないため、数百万円規模の額を借りているケースは少ないと考えられます。
借入件数
次に夫が何件のカードローンを利用しているか、を確認しましょう。
さきほど夫が答えた借入額は1件のカードローンから借りている額である可能性もありますし、複数のカードローンを利用している場合は、借金のために借金をしている状況かもしれません。
特に3件以上のカードローンを利用している場合は、住宅ローンやカーローンの審査にも影響が及ぶため、入念に聞いておく必要があります。
借入日
次に夫がいつからカードローンを利用しているか、を確認しましょう。
例えば一部のカードローンでは契約日から一定期間内は全く金利が掛かからないため、利息を払わずにカードローンを完済できる可能性があります。
一方年単位でカードローンを利用していた場合は、金利や借入額にもよりますが、数十万円の利息が発生しているケースもあるでしょう。
なお夫が借入日を把握していない時は、金融機関の会員ページから確認することをおすすめします。
借入目的
夫のカードローン利用で必ず確認するべきこととしては「なぜカードローンを使ったのか」です。
例えば結婚式やレジャーなど一時的な費用でカードローンを利用していた場合は問題ありませんが、ギャンブルや風俗など常習性のある浪費で借入をおこなっていた場合は、特別な対処が必要です。
ギャンブルであれば専門の依存症対策センターを利用する必要があるかもしれませんし、お小遣いが少ないのであれば、増やした方が良いでしょう。
夫はなにか理由があってカードローンを利用しているため、その理由を解決しない限り、また利用する可能性が高いです。
返済履歴
夫がカードローンを利用していることが分かったら、返済履歴を確認しましょう。
毎月いくら返済しているかを確認するのはもちろんですが、滞納していないかどうかは必ずチェックしてください。
なぜならカードローンには遅延損害金(CDやDVDなどの延滞料金のようなもの)が設定されており、滞納した日数に応じて無駄な出費が増えていきます。
また3ヶ月以上カードローンを滞納している場合は、信用情報に傷がついている可能性が高く、今後の賃貸契約やローンなどに大きな影響を与えます。
今後の夫婦生活のためにも、カードローンの返済履歴はしっかりと確認しておきましょう!
利用頻度
次に夫のカードローンの利用頻度を確認しましょう。
「過去に1回だけ利用しており、現在は返済に集中している」といった状態であれば問題ありませんが、毎月2回以上利用している・返済期日近くに借入をしている場合は、収支バランスの見直しが必要です。
具体的な方法については、このページの「月々の収支を見直す」を参考にしましょう!
信用情報
夫がカードローンのことを話してくれない、本当のことを話しているかどうか怪しい…といった場合は、夫の信用情報を確認するのも一つの手です。
信用情報には利用している全てのカードローンの借入残高や返済履歴が記録されており、確認すれば状況が一目で分かります。
ただし、信用情報を確認できるのは原則本人のみであるため、しっかりと本人の許可を得る必要がある点には注意しましょう。
夫がカードローンを利用していた時の対処法
カードローンを一括返済できないか検討する
まずは貯金などでカードローンの借入金を一括返済できないか検討しましょう。
カードローンの中には20%近くの金利が設定されている商品もあり、返済期間が伸びれば伸びるほど、利息を多く払わなければなりません。
貯金が足りないようであれば、親や親戚などに恥を忍んで借りることも検討しましょう。
ただし一括返済することで、夫が借金の返済をしなくなるようでは問題の根本的解決にならないため、今後のお金に使い方についてはきちんとした取り決めが必要です。
月々の返済額を上げる
カードローンを一括返済できない場合は、少しでも返済期間を縮めるために月々の返済額を増やしましょう。
例えば金利18%で50万円を借りた場合、1年で完済する場合と半年で完済する場合とでは、およそ2万3000円近くの利息差がつきます。
カードローンの最低返済額に甘えずに、積極的に繰り上げ返済をおこないましょう!
ただしカードローンによっては繰上げ返済をするために、特別な手続きが求められることもあるため、注意が必要です。
金利の低いカードローンに借り換える
現在20%前後の高金利のカードローンを利用している場合は、より金利の低いカードローンに借り換えるのも1つの手段です。
例えば銀行が提供しているカードローンであれば、13〜15%前後の金利で利用できます。
なお借り換えるためには審査が必要になりますが、カードローンの返済を滞納しておらず月々の収入が安定してれば、利用できる可能性は高いです。
また金融機関によっては、確実に金利が下げられる借り換え専用ローンもあるため、利用を検討しましょう。
おまとめローンを利用する
夫が複数のカードローンを利用していた場合は、おまとめローンを活用するのもおすすめです。
複数の借入先を1つのローンにまとめることで、金利が抑えられますし、返済の手間も減ります。
また一度おまとめローンには、完済するまで新規借入ができなくなる商品が多いため、集中して返済できるというメリットもあります。
ただし複数の借入をまとめられるおまとめローンであっても、3〜4件以上の借入がある場合は、利用を断られるケースもあるため、注意が必要です。
審査が甘い・緩いおまとめローンを厳選!即日で借りれる通りやすい審査激甘おまとめローンはある?
月々の支出を見直す
カードローンの月々の返済額を上げるためには、日々の収支を見直すことが重要です。
例えば保険料やインターネットの通信費などは無駄に掛かっている家庭が多く、生活のレベルを下げなくても節約できる可能性があります。
また日々の無駄な支出を見つけるために、家計簿をつけ始めるのも効果的です。
無理のない範囲で、お金をカードローンの返済に回していきましょう!
依存症対策センターを利用する
夫がギャンブルの資金のためにカードローンを利用している場合は、依存症対策センターの受診を検討した方が良いでしょう。
ギャンブルは常習性が高く、本人の意思や家族の取り決めだけでは止められない可能性が高いからです。
カードローンの利用をやめさせたいのであれば、根本的な問題を解決する必要があります。
まずは最寄りの依存症外来を調べることから始めましょう!
両親に相談する
夫がカードローンを利用していた場合は、夫と自分の両親に相談することも検討しましょう。
気が引けるかもしれませんが「自分の両親や義両親にも知られている」ということで、真剣に返済について考えてくれる可能性が高まります。
ただし両親や義両親が安易に借金を肩代わりしてしまうと、本人のためにならないため、あらかじめ話を通しておくと良いでしょう。
カードローンを利用している夫は多い!まずは落ち着いて現状を確認しよう!
このページでは夫がカードローンを利用していた時に確認するべき事項や、対処法について解説していきました。
「カードローンを利用してるなんて!」と思う人も多いでしょうが、2019年にはカードローンの利用者数は1000万人を超えており、決して縁遠い借入先ではありません。
まずは夫のカードローンの利用状況を、冷静に聞き出すことから始めましょう!