現在複数社でカードローンを利用しており、月々の返済が苦しい場合はおまとめローンの利用を検討しましょう。
このページではおまとめローンのメリットやデメリットについて解説していきます。
またおまとめローンの審査の流れについても紹介するので、そちらも参考にしてください。
おまとめローンとは?メリットを解説!
おまとめローンのメリットとしては、以下などが挙げられます。
- 金利が低くなる可能性がある
- ローンの管理がしやすくなる
詳しくは次から見ていきましょう。
金利が低くなる可能性がある
基本的にカードローンは借入額が高額になればなるほど、金利が低くなります。
そのため1つのローンにまとめることで、金利が下がる可能性があるのです。
また、一部のおまとめローンは「利用しているカードローンの平均金利から-1%の金利を設定する」としています。
そういったおまとめローンを利用すれば、必ず金利を下げることができます。
ローンの管理がしやすくなる
おまとめローンを利用すれば、バラバラだった返済日が1つにまとまるため、ローンの管理がしやすくなります。
毎月の返済額や金利が異なる複数のローンを利用することは、精神的な負担にも繋がります。
「借金をもっと楽に管理したい!」という場合は、積極的におまとめローンの利用を検討しましょう。
おまとめローンとは?注意点を解説!
おまとめローンの注意点としては、以下などが挙げられます。
- 確実に返済額が下がる訳ではない
- 追加の借入ができなくなる可能性がある
詳しくは次から見ていきましょう。
確実に返済額が下がる訳ではない
おまとめローンを利用することで、金利が下がる可能性があることは説明した通りですが、確実に返済額が下がる訳ではありません。
まず利用しているカードローンよりも金利の低いおまとめローンを利用できなければ金利は下がりませんし、金利に低さに油断して返済期間が伸びてしまうと、最終的な返済額は増えていきます。
あくまでもおまとめローンは、返済に集中するためのローンであると覚えておきましょう!
追加の借入ができなくなる可能性がある
一部のおまとめローンには、完済するまで他社借入を禁止しています。
そういったおまとめローンの利用中に他社からの借入をしてしまうと、一括の返済が求められることもあるでしょう。
おまとめローンを利用する前に、他社借入が可能かどうかは必ず調べておきましょう!
おまとめローンとは?申込み方法を解説!
おまとめローンの審査は以下の方法から申込むことができます。
申込み方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
Web |
|
スマートフォンやPCの扱いに慣れている必要がある |
電話 | 遠方でも相談しながら申込める | 営業時間内に申込む必要がある |
郵送 | スマートフォンやPCの操作に不慣れでも申込める | 申込みから融資まで1週間近くかかる |
自動契約機 | 即日ローンカードを受け取れる | 対応していないカードローンも多い |
ただし、おまとめローンに限ってWebからの申込みに対応していない金融機関も少なくありません。
例えば、アイフルのおまとめローンはWebから申込むことができますが、プロミスは自動契約機からしか申込むことができません。
おまとめローンの審査を申込む際は、申込み方法もチェックしておきましょう!
おまとめローンとは?必要書類を解説!
おまとめローンの審査の際に提出が必要な書類は以下の通りです。
本人確認書類 | 収入証明書 |
---|---|
運転免許証 | 源泉徴収票(最新版) |
パスポート | 確定申告書(最新版) |
マイナンバーカード | 税額通知書(最新版) |
健康保険証+住民票 | 給与明細書(直近2ヶ月分)+賞与明細書(直近1年分) |
本人確認書類のみでカードローンを契約した人も、おまとめローンでは収入証明書の提出が求められます。
スムーズに審査を受けられるように準備しておきましょう!
おまとめローンとは?審査時間を解説!
おまとめローンの審査では、他社借入状況を入念にチェックされる関係上、新規カードローン審査よりも時間が掛かります。
消費者金融でも2〜3営業日は掛かり、銀行であれば数週間待たされる可能性もあるでしょう。
おまとめローンの審査には時間が掛かると覚えておきましょう!
おまとめローンとは?在籍確認の有無を解説!
おまとめローンも新規カードローン審査と同様に在籍確認が実施されます。
以下に在籍確認の実施例と、完了するケース・完了しないケースをまとめました。
「私〇〇(審査担当者)と申しますが、□□(申込者)様はいらっしゃいますか?」
在籍確認が取れるケース | 在籍確認が取れないケース |
---|---|
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|
おまとめローンを利用するためには、必ず在籍確認をクリアしなければなりません。
そのため「確実におまとめローンを利用したい!」という場合は、在籍確認の対策をしましょう。
具体的な対策方法については、このページの「在籍確認対策をする」を確認してください。
おまとめローンとは?審査落ちを防ぐ方法を解説!
おまとめローンは複数の借入を1つにまとめる関係上、高額の融資になりやすく、審査難易度は低くありません。
そのため、確実におまとめローンを利用したい場合、以下などの対策は必須と言えます。
- おまとめローンを利用する前に返済を進める
- 正確な情報を申告する
- 不備なく書類を提出する
- 在籍確認対策をする
- 勤続年数が1年以上になってから申込む
- 信用情報を確認する
詳しくは次から見ていきましょう。
おまとめローンを利用する前に返済を進める
おまとめローンは複数の借入をまとめるためのローンですが、あまりにも借入件数が多いと貸し倒れのリスクが高いと判断され、審査に落ちる可能性が高いです。
特に借入件数が4件を超えている場合、おまとめローンを利用するのは難しいでしょう。
また借入件数が3件以下であっても、他社借入は少ないに越したことはありません。
おまとめローンの審査を申込む前に、できるだけ返済を進めておきましょう!
正確な情報を申告する
おまとめローンの審査を申込む際には、できるだけ正確な情報の申告を心がけましょう。
申告した情報に誤りがあると審査担当者の心証を悪くしますし、年収や他社借入が間違っていれば「意図的に返済能力をごまかそうとしている」と判断され審査落ちの原因になります。
おまとめローンの審査を申込む際は、書類などを確認しながら正確に申告しましょう!
なお、おまとめローンの審査を申込む際に申請が必要な項目としては、以下などが挙げられます。
- 希望金額
- 氏名
- 生年月日
- PEPsの有無(本人または家族が重要な公的地位にあるかどうか)
- 運転免許証の有無
- メールアドレス
- 住所
- 携帯・固定電話番号
- 会社名
- 会社所在地
- 会社の電話番号
- 年収
- 他社借入状況(借入先名称・借入残高・各回返済金額・契約利率)
- 申込結果連絡方法(携帯電話・自宅・勤務先)
- その他要望質問
不備なく書類を提出する
おまとめローンの審査では、不備なく書類を提出しましょう。
提出した書類に不備があると、再提出の分だけ時間が掛かりますし、場合によっては審査に落ちてしまいます。
特に本人確認書類として保険証を利用する場合は、他に公共料金の領収書が必要になる可能性があります。
おまとめローンを利用する前に、公式サイトなどをよく確認して、必要書類をチェックしておきましょう!
在籍確認対策をする
おまとめローンの在籍確認をクリアするためには、以下などの対策が効果的です。
- 金融機関に相談する
- 職場の人間に電話対応を頼む
詳しくは次から見ていきましょう。
金融機関に相談する
まずは金融機関に電話を掛けて在籍確認についての相談をしましょう。
場合によっては以下などの特別対応が受けられます。
- 在籍確認を実施する前に申込者に連絡する
- 申込者が指定した時間帯に在籍確認を実施する
- 在籍確認の電話を書類提出で代替する
③の対応を受けるためには相当の理由が必要ですが、①や②の対応に関しては希望すれば受けられる可能性が高いです。
また在籍確認について相談をする際には、審査担当者(在籍確認の電話を掛けてくる人)の名前を聞いておきましょう。
在籍確認の電話を掛けてくる人の名前を把握していると、職場の人間に電話対応を頼みやすくなります。
職場の人間に電話対応を頼む
在籍確認の相談が完了次第、職場の人間に電話対応を頼みましょう。
その際は以下のように頼むと、おまとめローンの利用がバレません。
在籍確認対策をしっかりと整えて、スムーズにおまとめローンを利用しましょう!
勤続年数が1年以上になってから申込む
現在の職場の勤続年数が1年未満の場合は、おまとめローンの審査を申込むのは少し待った方が良いでしょう。
なぜならおまとめローンの審査では通常のカードローン以上に返済能力が重視されるため、勤続年数が短いと審査に落ちやすくなります。
おまとめローンの審査を申込む前に、今の職場の勤続年数を確認しておきましょう!
信用情報を確認する
おまとめローンの審査でも、新規カードローン審査同様に信用情報がチェックされます。
そのため以下などの金融事故を起こしている場合は、おまとめローンを利用するのは難しいでしょう。
- クレジットカードの支払い延滞
- カードローンの返済の遅れ
- カードの強制解約
- 携帯電話料金の滞納
- 保証会社経由の家賃滞納
- 保証会社などの代位弁済
- 奨学金の返済滞納
- 連帯保証人の返済滞納
- 任意整理などの債務整理
ただし信用情報には保存期間が設定されているため、金融事故の解消から一定期間が経過していれば、金融事故の記録は消えています。
上記の金融事故に心当たりのある場合は、おまとめローンの審査を申込む前に信用情報を確認しましょう。
日本では以下の機関が信用情報を保管しており、照会を依頼することで信用情報が確認できます。
- CIC(指定信用情報機関)
- JICC(日本信用情報機構)
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
また金融機関によって提携している機関は異なるため、確実におまとめローンが利用できるかどうか知りたい場合は、全ての機関へ照会を依頼しましょう。
各機関ごとの照会を依頼する流れは以下の通りです。
CICの信用情報の照会方法
CICの信用情報の照会方法は以下の通りです。
- ①CICにクレジット契約で利用した電話番号から電話を掛ける
- ②受付番号を控える
- ③クレジットカードで照会費用(1件につき1000円)を払う
- ④受付番号を入力
- ⑤WEBで信用情報を確認する
上記の通りCICの信用情報を確認するためには、クレジット契約に使用した電話番号が必要です。
そのため契約時から電話番号が変わっている場合は、郵送や窓口から照会を依頼しましょう。
なお、①〜⑤までの手続きは全て1時間以内におこなう必要があります。
なるべく時間のある時に照会手続きをおこないましょう!
JICCの信用情報の照会方法
JICCの信用情報の照会方法は以下の通りです。
- ①「スマートフォン開示受付サービス」のアプリをダウンロード
- ②アプリからメールを送信
- ③パスワードを入力
- ④氏名・生年月日・住所・電話番号を入力
- ⑤本人確認書類を送信
- ⑥開示手数料の支払い
- ⑦郵送される照会結果の確認
なお上記の通りJICCの場合は信用情報の照会をインターネットで申込むと、照会結果の到着を待つ必要があります。
早くJICCの信用情報を確認したい場合は、JICCの窓口で直接申請しましょう。
KSCの信用情報の照会方法
KSCはWEBや来店での照会に対応しておらず、郵送のみの対応になります。
以下の3点を信用情報センターに送付して信用情報を取り寄せましょう。
- 開示請求申込書(KSCの公式サイトよりダウンロード可能)
- 定額小為替証書1000円分(郵便局にて購入可能)
- 本人確認資料(運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど)
なお、送付先は以下のとおりです。
東京都千代田区丸の内2-5-1
一般社団法人全国銀行協会
全国銀行個人信用情報センター
おまとめローンを利用する前に注意点を把握しておこう!
このページではおまとめローンのメリットや注意点などを解説してきました。
おまとめローンは債務を1本化できる便利なローンですが、全くデメリットがない訳ではありません。
しっかりとおまとめローンについて把握した上で、審査の申込みを検討しましょう!