消費者金融は、イメージを回復させるため、色々な作戦を考えています。
最近では、テレビで悪いイメージを与えず、明るいイメージを全面に押し出すようにしています。
また、消費者金融の優れたポイントを取り上げるなど、より使いやすい会社であると示しているのです。
こうした取り組みによって、消費者金融は徐々にですがイメージを回復しつつあります。
ただ、まだイメージが完全にいいものに変わったわけではありません。返済というのは非常に厳しい状況に置かれる可能性が高く、正しい方法で返済できないと利息を増やすだけになってしまうのです。
ここでは消費者金融の返済について説明します。
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消費者金融は最近ポップなイメージを植え付けようとしている
消費者金融は、これまでの悪いイメージを解消したいと考えており、CMなどで明るいイメージを全面に押し出そうとしています。
これは、過去にも行われていたのですが、色々な都合でCMができなくなり、現在のような形に変わっています。
とにかく消費者金融は明るい、安心して利用できるというイメージを全面に押し出すようにしています。
また、楽しいイメージを展開して、利用すると生活がここまで変わるという印象を与えています。
また、無利息期間が用意されている点も説明しています。無利息により、最初の月は返済が楽になるという内容を強調しています。
利用しても、最初だけは非常に楽ができるというイメージで、安心感を与えています。
CMやつり革広告で楽しいイメージを宣伝
以前から消費者金融は、CMによってイメージアップを図ってきました。
特に90年代から00年代初頭にかけて、消費者金融とは全く関係ないようなものが放送されていました。
しかし、本来のサービスがわからないという理由などから、消費者金融に関するCMに制限が加えられ、堅いイメージのあるものに変えられてしまいました。
その後、2010年頃からCMのイメージが再度変更され、現在の明るいイメージを全面に押し出し、楽しいCMが増えてきました。
こうしたCMに変更されたのは、規制などが少し緩和されたためです。
堅いイメージのCMから、楽しいイメージを押し出すような形に変え、その上で消費者金融のサービスをしっかり説明する内容へと変わりました。
これにより、消費者金融は安心できる、明るい会社だというイメージを与えられるようになりました。
現在では、大手の消費者金融はCMや広告媒体を活用し、いい印象を与えられる宣伝を実施しています。
大手消費者金融は無利息期間サービスを強調
大手の消費者金融は、同時に無利息サービスが用意されている点を強調しています。
無利息サービスは、初回に限り1ヶ月間は無利息で支払えるというものです。
このサービスは、利用者にとって非常にいいものとなります。
中には、プロミスのようにポイントで追加の無利息が受けられる会社、ノーローンのように毎回無利息を提供している会社もあります。
無利息が何度も受けられると分かれば、更に利用してくれる人が増えるという思惑もあります。
無利息期間は1回限りの利用がほとんどですので、2回目以降の利用はかなり難しくなります。
ただ、1回だけ借りる人にとっては、無利息期間は便利なもので、安心して借りられるイメージが強まっていくのです。
年利18%・毎月5万円だと完済まで何年かかるのか
消費者金融の年利は、基本的に一番高いもので18%が採用されています。
つまり、最大の年利を適用された際、どれくらいの返済額となるかしっかりと把握する必要があるのです。
この情報を知らないと、返済に失敗し、大きな問題が起きてしまいます。
ここでは年利18%の状態で、毎月5万円を借りた際、返済までにかかる時間がどれくらいなのか説明します。
ただ、ここで紹介する事例は、実際に適用されないケースが多々あります。あくまで参考程度に考えてください。
50万円借りた場合
まずは50万円を借りた場合の情報です。50万円の場合、毎月5万円ずつ返済すると、11ヶ月で返済が完了します。
1年以内に返済ができるのはいいことですし、返済期間が長いと感じるわけではありません。
50万円を借りた場合は、この情報を目安として返済計画を立てるといいでしょう。
100万円借りた場合
次に100万円を借りた場合の話です。100万円以上の場合、年利は15%以上にはなりません。
これは利息制限法によって定められたルールです。つまり、100万円を借りた時点で、18%の金利は適用されません。
この場合、年利15%に対して5万円の支払いします。返済期間は2年程度必要となりますので、ある程度の時間は確保したほうがいいでしょう。
また、返済にかかる時間を短くしたい場合は、返済額を増やすように心がけてください。
200万円借りた場合
次に200万円の場合です。こちらも金利は15%が適用されます。
この場合、返済にかかる年数は4年8ヶ月です。つまり5年近くも返済を続ける必要があります。
5年というのは非常に期間としては長くなっており、より短い期間で返済するように心がけたほうがいいでしょう。
300万円借りた場合
最後に300万円を借りた場合です。こちらも金利は15%が上限となります。
この場合、返済額の5万円を認めてくれるかどうかが会社によって異なりますが、認められた場合の返済年数はだいたい7年となります。
7年も返済を続ける必要があるため、根気が必要となるのは間違いありません。また、より早く返済する方法をなどを考えて、返済期間を短縮するように心がけてください。
なお、アコムなどは最低でも借入額の2%を返済に回さなければならず、5万円の返済が認められていません。
借入額350万円以上だと5万円だけでは一生完済できない
借入額が350万円以上になると、5万円の返済だけでは利息を返済できず、完済できない状況となります。
つまり、完済したいと考えているなら、より多くの金額を返済しなければなりません。
350万円まで借りてしまうと、本来の返済額よりも利息のほうが増えてしまい、5万円だけでは返済が終わらなくなっています。
必ずより多くの返済を検討するように心がけてください。
また、一部の会社は、返済額を増やすように求めてきます。
最低でも7万円程度の返済ができない場合、返済を認めてくれません。返済額の設定はしっかりと考えるようにしましょう。
無利息期間サービス中に楽をすると利息地獄が待っている
無利息期間は非常に便利なものですが、この期間を適用に使ってしまうと、返済が終わらなくなってしまいます。
特に問題となるのは利息で、返済の甘さが見られると延々と返済が終わらなくなります。
無利息期間にしっかりと返済している場合、この時点で残高が大幅に減りますので、返済はかなり楽になります。
しかし、無利息期間を適当に使っていると、返済額はかなり残された状態となり、その上で利息が上乗せされてしまいます。これでは返済が終わりません。
利息を取られる前に、どれくらい返済しておけばいいのかしっかりと考えておきましょう。無利息期間は有効に使うように心がけてください。
無利息期間中は返済額を増やさないとトータルの利息は減らない
無利息期間中は、少しでも返済額を増やすようにしてください。
この期間中に返済額を増やせない場合、最終的に支払う利息は減りません。
最悪の場合、無利息期間を無駄に利用して、利息が増えてしまう恐れもあります。
利息は残された金額に対して金利が適用され、発生するものです。無利息期間中にしっかりと返済をしておかないと、利息は減っていかないのです。
より多くの返済を済ませるためにも、無利息期間中に残高を減らすように心がけてください。
無利息期間中に楽をしていては一生借金がなくならない
無利息期間は楽をしたいと感じやすいのですが、実際にはこの期間に楽をしてはいけません。
むしろ、この期間に大量にお金を返して、返済を楽にする必要があるのです。
無利息期間を適当に使ってしまうと、借金が減っていきません。その結果、一生借金と付き合う可能性があります。
借金がなくなるように返済しなければ、最終的には多くの金額を返せない状況になってしまうのです。
消費者金融の利息地獄にはまる人の特徴
消費者金融で利息地獄にハマり、返済できなくなる人は色々といます。
自分の返済能力を過信している、見栄っ張りで返済を適当にしている人が該当しますが、他にも要因によっては誰でも返済に失敗する恐れがあります。
ここでは返済に失敗しやすい人の特徴を紹介します。
これから紹介する特徴に当てはまっている人は、返済計画をしっかり立てるなどの対策を立てましょう。
自分の能力(稼ぐ力)を過信している
自分の能力を過信しており、返済計画を立てない人は失敗しやすくなります。
こうした人は、返済する方法をしっかり考えておかないと、返済できない状況に陥りやすいのです。
絶対に自分の力を過信してはいけません。
また、稼ぐ力を過信している人も要注意です。こうした人も返済できない傾向が強まっています。
自分の力を過信するより、確実に返済する方法を検討してください。
衝動買いが多い浪費家
衝動買いが多い人も返済ができない傾向があります。
その理由は、仮に返済計画を立てたとしても、また買い物でお金を借りてしまうからです。
返済したのに借入を続けていると、利息を増やすきっかけになるほか、借金を返済できない状況が生まれてしまいます。
衝動買いはできる限り減らしたいところですが、浪費家となった人が止めるのはなかなか難しいものです。
この場合は、自分が欲しい物だけ購入し、それ以外のものは買わないように心がけるなど、気持ちの部分から変化をつけるようにしましょう。
見栄っ張り
見栄っ張りな人は、すぐにお金を使ってしまいます。その結果、浪費癖がたたり、消費者金融を使うケースが多くなってしまいます。
返済をしっかり進められないと、利息を毎月のように多く取られる可能性があります。
人に見栄を張るくらいなら、堅実な生活を続けたほうがいいでしょう。
これも気持ちの持ちようによって、いくらでも変えられる部分です。
ギャンブル好き
ギャンブル好きの人は、消費者金融でお金を借りてでも勝負をしようと考えてしまい、借入額を増やす傾向があります。
返済のリスクより、勝利を求めてしまうことが原因にあります。
特に毎日のように勝負ができるパチンコは、ギャンブル好きの人が消費者金融を使ってでも利用する傾向があります。
こうしたギャンブルには手を出さないようにして、消費者金融の借入を制限するように心がけてください。
なお、ギャンブル目的の融資は原則として認められていません。嘘をついてお金を借りる行為はやめましょう。
消費者金融の利息地獄から抜け出すにはどうすれば良い?
消費者金融の利息地獄から抜け出すには、金融機関と相談するように心がけ、健全な返済方法を検討してもらうといいでしょう。
自分だけでは考えられない時は、他の人にも考えてもらうように工夫したほうがいいのです。
また、債務整理で返済額を減らし、利息などの支払いを免除して貰う方法もあります。
ただ、今後の借入はできなくなるため、債務整理は最後の手段として考えてください。
返済がつらくなったら金融機関と相談をする
返済ができなくなった時点で、金融機関と相談してください。この時に、返済を楽にする方法を提案してくれるケースがあります。
また、返済方法について相談し、毎月の返済をどれくらいにするか紹介してくれる場合もあります。
また、相談によって、利息の支払いを免除される場合があります。これは任意整理と呼ばれる方法で、債務整理の一環でもあります。
この方法は個人でも相談により、実現するケースがあります。困ったら相談した上で、対応してもらうといいでしょう。
債務整理をおこなう
どうしても返済できない時は、債務整理を利用してください。ここでは任意整理と個人再生、自己破産の3つから選ぶといいでしょう。
任意整理は利息分だけを減額してもらい、返済計画を立てて返すというものです。
これは一番簡単な方法で、業者側も認めてくれるケースが多くなっています。費用もそこまで多くかかりません。
個人再生は、大幅な減額を認めて貰う方法です。ただ、100万円以下の返済額が認められないため、消費者金融では使いづらいかしれません。
また、費用がかなりかかってしまい、報酬の支払いが厳しいとかんじやすくなります。
最後に自己破産ですが、全ての返済が帳消しとなります。
しかし、自身が持っている財産などは、一定の額を残して全て没収され、支払いに充てられてしまいます。
この方法は最後の手段ですので、返済できない場合を除き、使わないほうがいいでしょう。
消費者金融を使うには相当の覚悟が必要
消費者金融を利用する場合は、返済という部分で覚悟が必要です。
覚悟を持って返済計画を立て、確実に返済するように心がけたほうがいいでしょう。
しっかり返済できない状況は作らないように心がけるのです。
毎月の計画に沿って支払っていけば、数年かかってでも返済できる可能性が高まります。また、利息を抑えられる可能性も十分にあります。
楽をするのではなく、自分が将来的にお金を返しきれるのかという部分を検討し、計画を建てるようにしましょう。