カードローンを完済した方の多くが、解約することを忘れています。
解約の方法はやや複雑なので、しっかり手順を知っておく必要があります。
今回はカードローンの解約方法と、解約のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
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カードローンの契約は解約しない限り自動更新
意外と知られていないのが、カードローンの契約は完済後も自動更新されるということです。
返済も手数料もかからないまま、ずっと契約が更新し続けてしまうのです。
契約を打ち切るためには、利用者が自分で解約の手続きをする必要があります。
カードローンの解約方法
カードローンの解約はどう進めるのが正解なのか、一般的な流れを紹介します。
ただ、一部カードローンは解約方法が異なるケースもあるので、実際の手続き時は必ず確認しておく必要があります。
電話問い合わせで解約届けを請求
まず、解約をする場合は電話で窓口に問い合わせましょう。
そこで解約を希望する旨を伝えたら、解約届を送ってもらえます。
解約をする際は、こちらの書類を記入して、金融機関に返送するようになります。
解約届を郵送ではなく来店で提出する場合も
銀行カードローンの場合、取引をインターネット支店でおこなっているなら、電話で解約届を郵送してもらい、その後返送すればOKです。
ただ、インターネット支店以外の場合は、取引のある支店に来店して、解約手続きをおこないます。
この際、以下のものを持参する必要があります。
- 銀行口座取引印鑑
- ローンカード
- 本人確認書類
解約の方法は事前にしっかりチェックしておきましょう。
カードローン解約のメリット・デメリット!更新した方が良いこともある?
カードローンを解約することで、その後「カードローンを契約している」という形跡を消すことができます。
ただ、状況によっては解約をせず、契約をしたままのほうが良い場合もあります。
ここからは、カードローン解約のメリット・デメリットを紹介していきます。
カードローン解約のメリット
信用情報から履歴が消える
カードローンを解約することで、信用情報から契約している事実の更新がなくなります。
信用情報は企業が開示を請求すれば確認できますから、契約が続いていると「債務者」というレッテルを貼られかねません。
気持ちの上でも、スパッとカードローンとの関係を断つことができます。
信用情報に解約履歴が残る
ローン審査では信用情報を参考にすることが多いですが、この時に解約履歴を見れば、「申込者が自主的に解約をした」という受け止められ方をされる可能性が高いです。
金融機関側から解約を強制されたり、契約を自動で更新していたりするよりは、見栄えが良くなるでしょう。
今後の審査への影響を抑えることができる
カードローンを解約することで、今後、別のローン審査への影響を最低限に抑えることができます。
契約を続けているとどこまで審査に影響するかは、内情を公開していない分完全に把握することはできません。
ただ、疑わしい要素を全て削除することで、自信をもって審査を受けられるのは確かです。
カードローン解約のデメリット
またカードローンを利用する時に審査のやり直しになる
カードローンを解約した後で、再びカードローンを利用したくなったとします。
この時は、当然カードローンの審査を再び一からやり直すことができます。
契約を更新していれば、残高が0でも増額申請をして再び利用することが可能です。
解約手続きには手間がかかる
解約届を郵送してもらって、そこから返送するとなると結構な時間がかかります。
そのため、中には解約手続きを面倒に思ってそのままにしておく方も少なからずいます。
また、解約時に来店が必要な場合、知り合いにばったりあって、借金をしていた事実が周知される危険性もあります。
カードローンを再利用する際に申し込み先が限られることも
一度解約したカードローンを再度申し込む時には、時間をある程度空けてから申し込むことをおすすめします。
また、カードローンの利用時に返済滞納などのトラブルがあった場合、もう一度同じものを利用するのは困難が生じるので注意しましょう。
時間をかけて絞り込んだカードローンを完済後も再利用する可能性があるなら、解約せず契約を継続することをおすすめします。
カードローンの解約タイミングを見極めるポイント
カードローンを解約する時、難しいのがそのタイミングです。
解約すべきなのはわかっている一方で、今後もしかしたら利用する時があるかもしれない…。
そんなタイミングに悩む方に、解約タイミングを見極めるポイントを紹介します。
今後カードローン利用の予定がないなら解約をする
今後カードローンの利用予定が一切ないなら、解約することをおすすめします。
早い段階で解約することで、気持ちの区切りにもなります。
借金癖を断ち切るために解約をする
解約をすれば、新たにカードローン審査をしない限り借金できる手立てはなくなります。
これを見越して、今までの借金漬けの日々をキッパリと断ち切るために解約をする方もいます。
解約をして甘えを断ち切り、再スタートを切るのも一つの手でしょう。
今後ローンを組む予定がある方は早めの解約がおすすめ
カードローン以外にも住宅ローンや教育ローンなど、今後ローンを組む予定がある方は、早めに解約をしておくことをおすすめします。
ローン審査では他のローンの利用状況もチェックされるので、契約を続けていると不利になる可能性があります。
また、解約をしてもその情報は一定期間残るので、信用情報をまっさらな状態にして審査を受けたい方は、できるだけ早く解約しておくことをおすすめします。
カードローン解約の注意点
カードローンを解約するとどうなるのか、初心者にとっては分からない部分も多々あることでしょう。
ここからは、カードローンを解約する際に気をつけておきたいポイントをまとめていきます。
カードローンの解約は完済後しかできない
カードローンの解約は、残高が0になってからでないとおこなうことができません。
返済途中にカードローンを解約するのは契約違反なので、一括完済などのペナルティを負わされる可能性が高いです。
「返済がきついから解約を考えている」という方は、この点に注意をしてください。
カードローンの解約はどんな評価なの?
「カードローンを解約する」という行為自体が、良いことなのか悪いことなのか分からない方も多いでしょう。
他社のローン審査では、カードローンを解約した事実はむしろプラスの評価を受けます。
それは、まずキッチリとした人であるという印象を与えることと、融資を受ける覚悟があることを示すことが出来るからです。
契約していた金融機関も、すでに返済し終わっている以上、解約を申請しても怒るようなことはありません。
カードローンを解約しないと他のローン審査に落ちる?
カードローンとの契約が続いているのは、他のローン審査では懸念要素ではあります。
ただ、契約を続けていたとしても、必ず他のローン審査に落とされるという訳ではありません。
それよりも申し込み者の属性や滞納・債務整理の有無が重要になるのは間違いありません。
カードローンを解約したら証明書をもらえる?
カードローンの解約をする際に、完済証明書を発行することができます。
たまに解約をしたはずなのにまだカードが使えるケースもあります。こうした手違いがあった時に完済証明書が手元にあると便利です。
また、解約をしたというしっかりした証明があることで安心できます。
証明書発行は任意なので、スタッフに発行を希望しましょう。
カードローンの解約に迷ったらまず窓口に相談!
カードローンの解約に関する情報は少なく、解約できることすら知らなかった方も多いと思います。
解約について検討している方は、金融機関に相談すればより詳しく教えてくれます。
積極的に窓口へ相談しましょう。