カードローン審査のブラックリストとは?リストに載る条件と改善方法

カードローン審査のブラックリスト

カードローン審査について調べていくと、「ブラックリスト入りでも審査に通った」などの口コミをよく見ます。

カードローンのブラックリストがあるとここで知り、不安に方も多いのではないでしょうか?

今回は、カードローン審査におけるブラックリストの正体と、自分がブラックリストに入っているか確かめる方法、万が一リスト入りしている時はどう対応すれば良いのか詳しく解説していきます。

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カードローン審査のブラックリストとは事故履歴の載った信用情報のこと

カードローン審査のブラックリストは、本当にそういったリストがある訳ではありません。

ブラックリストと言うのは基本的に、信用情報に金融事故の履歴が登録されている状態を指します。

金融事故とはクレカやカードローンの返済滞納や契約解除、または債務整理など、金融系サービスの利用でトラブルがあった場合などを指します。

信用情報はカードローン審査で金融機関に開示され、参考にされます。

この時、金融事故が残っている状態だと審査に通りにくくなります。

この、信用情報が傷ついて審査に通りにくい状態を、ブラックリストに入っていると形容するのです。

信用情報機関について解説!信用情報がカードローン審査に与える影響

ブラックリストには基準がある

ブラックリストには、明確な基準があります。

まず、ちょっとやそっとの滞納でブラックリストに入る訳ではありません。ブラックリストに入る方というのは、2か月以上の滞納やクレジットカードの強制解約など、かなり重度の金融事故を起こした方が対象になります。

  • 過去5年間に2か月(61日)以上の長期延滞をおこなっていた
  • 5年以内にカードを強制解約した
  • 5年以内に代位弁済をした
  • 過去5年~10年間に債務整理の経験がある

2、3日の滞納で自分がブラックリストに入ったと勘違いする方も多いですが、まずはブラックリスト入りの基準をしっかり知っておく必要があります。

カードローン審査のブラックリストに載る条件まとめ

まずは、カードローン審査のブラックリストに載る条件と載らない条件をしっかり確認しましょう。

ブラックリスト入りしているケース ブラックリスト入りしていないケース
  • 過去5年間に2か月(61日)以上の長期延滞をおこなっていた
  • 5年以内にカードを強制解約した
  • 5年以内に代位弁済をした
  • 過去5年~10年間に債務整理の経験がある
  • 短期の延滞
  • 年収3分の1未満の借金がある
  • 10年以上前に債務整理をおこなった
  • スマホ通信料の滞納
  • 電気・ガス代の滞納
  • 住民税・保険金などの滞納
  • 受信料の滞納

このように、ブラックリストに載る条件は明確に決まっています。

支払いの延滞があったとしても、危険や滞納の種類によってはブラックリストに入りません。

全ての支払いが信用情報に登録されている訳ではない

そもそも、信用情報が支払いをチェックできるのは登録がある、以下のような種類の支払いです。

  • クレジットカードのキャッシング枠
  • カードローン
  • 目的別ローン
  • 奨学金
  • スマホ機種代の分割払い

例えば現金の支払いは信用情報がチェックすることができません。つまり、現金の支払いをどれだけ滞納してもブラックリストに入る訳ではないのです。

そのた税金や公共料金、家賃の滞納も、大きな問題ではありますが、ブラックリストとは関係がありません。

カードローン審査前にブラックリストに載っているか確かめる

知らずにブラックリストに載っていると、カードローン審査で不利なので注意しましょう。

信用情報に金融事故の情報が登録されているかどうかは信用情報機関に開示請求をすることで個人でも確認ができるので、やってみましょう。

ちなみに、カードローン審査に関係する個人信用情報機関は、以下の3つです。

  • CIC(クレジットカード)
  • JICC(消費者金融)
  • 全国銀行個人信用情報センター(金融機関)

公式サイトのほうから開示請求できるので、チェックしてみましょう。

その際、開示手数料として1,000円ほどかかるのでご注意ください。

ブラックリスト入りしてるとカードローン審査に通らない?

ブラック入りしていると、カードローン審査に通る見込みは極めて低くなります。

そもそも、ブラックリストに入る状態がかなり悪い状態なので、そこから自力で改善するにしても数年かかると見て良いでしょう。

では、ブラックリスト入りしていると、100%カードローン審査に通らないのでしょうか?

ブラック情報が削除されるまで待つのが無難

ブラックリスト入りしているからといって、100%審査に落ちる訳ではありません。

そもそもブラックリストのような基準を用意しているのは、申込者の”傾向”を調べるためです。

就活における学歴と考えると分かりやすいかも知れません。カードローン審査へ申し込む人は膨大な数になるので、ある程度足切りをする基準が必要なのです。

金融事故を起こしたのは過去の話で、今はしっかりしてるから融資できると金融機関が判断するのであれば、ブラックリスト入りしていても審査に通る見込みはあります。

ただ、そのためにはかなりの改善が必要ですし、アットホームな街金業者のように、対面相談・審査を実施しているところでないと難しいでしょう。

ブラック情報が信用情報から削除されるまで待つのが無難です。

信用情報機関 長期延滞 任意整理 特定調停 個人再生 破産
CIC 延滞解消から5年間 記載されない 記録されない 記録されない 5年
JICC 延滞解消から1年間 5年 5年 5年 5年
全国銀行個人信用情報センター 完済から5年間 5年 5年 10年 10年

ブラックリスト未満の金融事故でもカードローン審査には影響する

では、ブラックリストに入らなければカードローン審査に通るかと言われれば、そんなことはありません。

ブラックリスト未満の以下のような状況でも、審査が不利になるのには変わりません。

  • 短期の滞納
  • 年収が低い
  • 借入希望額が高すぎる
  • 無職・専業主婦
  • 他社借入
  • 年収の減少
  • 直前の転職・退職など

ブラックリストに入っているかどうかだけが審査落ちの理由ではありません。

信用情報に何の問題がなくても、属性自体が低ければ審査に通る見込みはないでしょう。

ブラックリスト入りしている場合は自己破産も一つの手

ブラックリスト入りしているが、現在は経済的に何の問題もないという方がカードローン審査を検討している訳はないでしょう。

恐らく、多くの方は多重債務に苦しんでいることでしょう。

この時、カードローンの追加借入をしても、返済で更に首を絞めるだけです。

もうどうしようもないと感じたら、自己破産をすることも検討しましょう。

自己破産をするとほぼ全ての資産を持っていかれますが、その分借金も帳消しになります。

人生を再スタートしたい方は、お早目に自己破産をするのも一つの手です。

まずは自分がブラックリスト入りしているか把握しよう

カードローン審査を受けるには、まず自分がブラックリスト入りしているか確かめる必要があります。

「自分がブラックリスト入りなんてしてるわけない!」と思っている方も多いでしょうが、都心一等地に住む会社役員が、知らずにクレジットカードの支払いを滞納していたことが原因でローン審査に落ちたという例もあります。

確実に審査へ通るため、自分の信用情報をチェックしておきましょう。

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