常陽銀行は茨城県を中心に展開している地方銀行です。
その常陽銀行が提供しているカードローンの審査について、受ける前に審査の情報があると参考になります。
ただ、他社と比べて審査は通りやすいのかは、比較してみないと分からないことが多いでしょう。
ここではそんな常陽銀行カードローンの審査に関して、通りやすさを解説していきます。
常陽銀行カードローンの審査基準を他社と比較
常陽銀行カードローンの審査は他社と比べて甘いのでしょうか。
それを比較するには銀行の審査基準が必要になります。しかし、常陽銀行では審査基準を公表していないので、正確に比較するのは難しいです。
ただ、金利を比べてみれば、審査の難易度は見えてくるでしょう。
金利によって銀行の利益が違うため、高い金利であれば利益を多く得られます。
それを考えると、銀行によっては審査基準を甘くしてリスクを背負っても、貸付をすることもあるのです。
一方、金利が低い場合、完済されないと十分な利益にならないので、審査を厳しくすることになります。
常陽銀行カードローンの金利と他社との金利を比べると、審査難易度が分かるでしょう。
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常陽銀行は地銀の中でも審査が厳しい
常陽銀行カードローンは地銀の中でも金利が低いです。
上限金利で比べると、他行よりも少しだけ低く設定されています。
そのため、審査基準は厳しくなっていると推測できるでしょう。金利を低く設定しているので、完済できる人に貸し付けていると考えるのが自然だからです。
また、貸し付ける人を絞っているのであれば、利益よりも貸し倒れリスクを回避しているのでしょう。
常陽銀行としては貸し倒れで損失を被ることを避けることが重要だと考えているのです。
利益よりもリスク回避を重視しているのであれば、審査基準を厳しく設定している可能性は高いです。
ただ、他行より厳しいとはいっても、飛び抜けて厳しいわけではありません。
金利から考えると、若干の差がある程度でしょう。
消費者金融と比較するとかなり厳し目
消費者金融と比べると、常陽銀行カードローンの金利はかなり低いです。
そのため、消費者金融に比べて常陽銀行カードローンで借りるときには、審査が厳しい可能性は高いです。
金利の差は3%以上違うこともあるので、かなり審査基準が違うでしょう。
また、金利を基準に考えると、消費者金融で100万円以上借りるときの金利と、常陽銀行カードローンで10万円未満を借りるときの金利が同じ程度です。
そう考えれば、常陽銀行カードローンの審査基準を満たしていれば、最低でも消費者金融で100万円以上借りられることになります。
常陽銀行カードローンと消費者金融の金利の差は、そのまま審査基準の違いになっているでしょう。
銀行カードローンの審査は基本的に厳しい
そもそも銀行カードローンの審査は、厳しいものが多いです。金利が低いために審査を甘くすることができないのです。
また、銀行が信用を重要にしていることも、審査が厳しくなっている要因の一つでしょう。
貸し倒れが起きてしまうと、銀行の信用に傷が付く恐れがあります。
信用を失うと、銀行の他の業務にも影響が出ます。
一つ信用を失うと、雪崩のように他の信用も失う可能性があるのです。
そう考えると、審査基準を甘くすることができません。
利益が少なくても信用できる相手に貸して、完済してもらうようにすることが銀行の利益につながります。
銀行ではカードローンだけではなく、他の業務のことも考えて審査基準を設定しているのです。
2018年から銀行カードローンの審査が難化
2018年から銀行カードローンの審査手続きが変わりました。
審査続きに申込者情報と警察データベースへの照会する手続きが加わったのです。
手続きが増えたので、審査により時間がかかることになりました。
この手続きが増えた要因は、反社会勢力への資金の流入を防ぐためです。
銀行からの反社会勢力への融資は以前から禁止されていました。
それをさらに厳しくするために、手続きを加えることにしたのです。
反社会勢力や犯罪に手を染めていなければ問題はないです。
ただ、照会手続きが増えたことで、審査が厳しくなっている可能性もあります。
特に犯罪に関しては関与していると疑う要素があれば、審査に通らないこともあるのです。
どんなに優良な信用情報だったとしても、審査に通る確率は低くなります。
スルガ銀行の不祥事も地銀カードローンの審査基準に影響?
スルガ銀行の不祥事で、地銀銀行カードローンに対して影響が出ています。
スルガ銀行の問題点は地銀特有のアットホームな環境でした。その環境が不正融資を行う温床になっていたのです。
そのため、全ての銀行が国や行政が行う規制の対象になる可能性がありました。
しかし、規制を受ける前に、地方銀行はそれぞれ過剰借入の自主規制を取り入れました。
本来であればカードローンは総量規制対象外ですが、銀行は自主的に年収の1/3などに貸し付け上限に決めています。
自主規制を取り入れていない銀行は金融庁から見直すように指摘をされていますので、全ての銀行が自主規制を取り入れるでしょう。
このように、銀行が自主規制をすることになって、不祥事以前と比べると審査基準が厳しくなったことは確かです。
常陽銀行カードローンの審査は本当に厳しい?見極める4つのポイント
常陽銀行カードローンは銀行が提供しているので、審査は厳しくなっています。
さらに、金利が低いことも審査が厳しい要素です。
しかし、常陽銀行カードローンの審査が厳しいことを金利だけでは判断できないでしょう。
金利以外にも審査に影響するポイントがあるからです。常陽銀行カードローンの審査には、長年利用していることなどが影響することもあります。
ここでは、常陽銀行カードローンの審査を見極める4つのポイントを解説していきます。
①地銀カードローンの審査と大手銀行カードローンの審査の違い
大手銀行はみずほ銀行の暴力団への融資を行っていたことが発覚したため、積極的に自主規制を進めています。
しかし、地方銀行ではそこまで積極的に自主規制を進めていない可能性があります。
その点を考えると、常陽銀行カードローンでも審査に影響はしますが、大手銀行ほどではないでしょう。
急激に審査を変えることは難しいために、徐々に変わっていく確率は高いです。
法律による規制ではないので、常陽銀行は変えられる範囲で変えているのです。
②地銀カードローンは積極的に利用者を集めている
地方銀行カードローンの利用者は限られています。大手銀行は全国で利用者を集められますが、常陽銀行カードローンは茨城県や周辺の地域に限られます。
そのため、積極的に審査に通す努力をしていると考えられます。
利用者の数が多ければ、審査に落としても別の人を通過させれば良いでしょう。しかし、他に申込む人の数が十分にいない可能性もあります。
そう考えると、積極的に利用者を集めるように動いているのです。
③地銀は長年の利用者を優遇する傾向にある
常陽銀行は地域密着型の銀行です。
そのため、地域の人からの支持が得られないと、利益を上げることは難しいです。
そう考えると、地域の人をサポートするために、長年常陽銀行を利用している人を優遇する傾向があります。
長期間常陽銀行を使っている人は常陽銀行カードローンの審査に通りやすくなっている可能性が高いです。
銀行からすれば長年利用している信頼がありますので、融資をしやすいのでしょう。
また、口座情報から支払い能力などを判断することは難しくないです。
④消費者金融「アコム」が保証会社になっている
常陽銀行カードローンでは消費者金融「アコム」が保証会社になっています。
審査はアコムが担当しますので、基本的にアコムの審査項目をクリアすれば審査に通る確率が高いです。
アコムと同じ審査内容と考えれば、通りやすいでしょう。
ただし、アコムに対して未払いや遅延などがある場合は、審査に通らない可能性があります。
アコムが信用できないと判断すれば、審査には落ちます。
その点を考慮すると、常陽銀行カードローンの審査基準はそこまで厳しくはないですが、アコムとトラブルを起こしていれば審査に通ることは難しいでしょう。
「地銀カードローンの審査通過率は30%ほど」のカラクリ
地銀カードローンは審査が厳しくて通過率が低いと言われています。
しかし、審査通過率30%にはカラクリがあるのです。
審査を受ける人が全て十分な年収があり、借金を抱えていなければ、そこまで低い通過率になることはないでしょう。
つまり、30%しか審査に通らない理由として、借りる側にも問題があるということです。
支払い能力がなかったり、多重債務者であれば審査に通ることは難しいです。
また、対策をしないで、審査を受けても落ちる可能性があります。
十分に準備や対策をしてから審査を受ければ、通過できる可能性はあるでしょう。
ここでは通過できない理由と対策を解説していきます。
審査落ちの多くが無職・借金経験者
銀行カードローンの審査に通過できないほとんどの人は無職、多重債務者、高齢者などです。
そもそも銀行カードローンの要件を満たしていないことも多いです。審査に通るためには、基本となる要件を満たしている必要があります。
その上で、借りる金額に応じて、相応の年収があることなどが求められるのです。
また、年収が安定していること重要です。
不安定だと審査に落ちる可能性があります。
落ちる要因が分かれば、落ちないように準備することもできるでしょう。
審査対策をしっかりすればそこまで難しくない
審査に対する対策は、年収と借入金額を比べて、借入金額が多くないかに注目します。
年収の1/3を超える借入金額を希望しても審査に通ることは少ないです。
借りたい金額を希望するのではなく、年収に合わせた希望金額で申込むことが大事です。
また、借入をするときに虚偽の申請は止めましょう。
ごまかすために虚偽の申請をしても通ることはありません。
最初から申請書には真実のみを書く方が、審査に通る確率を高めます。
申込者の状況別に常陽銀行カードローンの審査対策方法を紹介
常陽銀行カードローンの審査対策は、自分で判断する必要があります。
何が必要かは状況によって違うからです。
自分のステータスに合った対策をすることで、審査に通る可能性を高められます。
例えば、正社員とフリーターでは対策の方法が変わってくるのです。
また、ステータスによっては常陽銀行カードローンではなく、他の手段を考える方がいい場合もあります。
ここでは、常陽銀行カードローンの対策方法を申込者のステータス別で解説していきます。
信用情報のクリーンな正社員なら年収・勤続年数をチェック
信用情報がクリーンな正社員であれば、ステータスには問題がないことが多いです。
チェックする項目としては、年収と勤続年数です。
年収は支払い能力があることを証明するために必要ですし、勤続年数は収入が安定していることを示すために重要です。
低年収で自信がないのであれば、希望借入額を低く設定すると審査に通りやすいです。
また、勤続年数が短いと考えるのであれば、勤続年数が長くなってから申込むと審査に通る可能性が高いです。
信用情報がブラックの場合はクリーンになるのを待つ
信用情報に傷がついてれば、常陽銀行カードローンに申し込んでも審査に通ることはありません。
債務整理をしたことがある人は、信用情報に傷がついていることがあります。最低でも5年以上経たないと、ブラックの状態からは抜け出せないでしょう。
ブラックの状態でカードローンの申請をしても通ることはありませんので、クリーンになるまで待つしかないです。
また、傷がついているか分からない人は、個人信用情報機関に問い合わせましょう。
傷がついていると分かれば、待つ時間を計算できます。
他社借入が多い場合はおまとめ利用がおすすめ
数社から借りている人は、常陽銀行カードローンの審査に通る可能性が低くなります。
まずは多重債務から抜け出すことが重要です。
そのためには借金を1本化しましょう。
数社から借りているのであれば、1社にまとめてしまうのです。
返済する額は同じでも、数社から借りていれば多重債務者扱いとなります。
このように審査では金額だけではなく、借りている会社の数も問題になるのです。
先にまとめておくと審査での印象が変わります。
無職・専業主婦の方は公的機関に相談するのがおすすめ
常陽銀行カードローンでは自主規制があるために、収入がある人にしか貸出ができなくなりました。
総量規制の範囲外だった頃には審査に通る可能性もありましたが、自主規制後はほとんど審査には通らないでしょう。
そう考えると、常陽銀行カードローンが無収入者の役に立つことはほとんどできません。
公的機関に相談する方が何かしらのアドバイスをもらえるでしょう。
相談してみると、意外な解決方法が見つかるかもしれません。
常陽銀行カードローンの審査基準を理解して申し込もう
常陽銀行カードローンは審査基準を理解して、準備をしてから申し込みましょう。
対策ができていないと、審査に通らないこともあります。
一度審査に落ちると、審査に通りにくくなることもあるのです。
また、自分のステータスに合わせて、対策を立てることが重要です。
上手く対策が立てられると、審査に通りやすくなります。
さらに、自主規制によって常陽銀行カードローンの審査が、厳しくなったことを知っておくことは重要でしょう。
自主規制がなければ通っていたかもしれない場面でも、通らない可能性があるからです。