大手の銀行が提供している消費者金融だけでなく、中小の会社もおまとめローンを提供しています。
中小の会社は銀行のおまとめローンよりも審査基準が甘くなっているなど、審査を通過しやすい部分も持ち合わせています。
その反面、おまとめローンでも金利が高く設定されるなど、おまとめローンとして使いづらい商品の場合もあります。
おまとめローンを利用する場合は、金利や限度額を考慮して商品を選びましょう。
ここではおまとめローンを中小の消費者金融等で利用する方法やメリットについて説明します。
おまとめローンの審査に通りやすい人の7つの特徴を分かりやすく解説
審査の甘い・通りやすいおすすめのおまとめローン
このページでは審査の甘い・通りやすいおすすめのおまとめローンとして、以下を紹介します。
- ダイレクトワン
- セントラル
詳しくは次から見ていきましょう。
ダイレクトワン
商品概要 | |
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利用条件 |
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利用用途 | 不問 |
限度額 | 1万円~300万円 |
借入期間 | 3年〜5年以内 |
金利(実質年率) | 4.9%~18.0% |
遅延損害金(実質年率) | 20.0% |
返済方法 | 定額リボルビング |
担保・保証人 | 不要 |
手数料 | なし |
審査の甘いローンの代名詞「ダイレクトワン」はおまとめローンとしても利用できます。
申し込みがWeb上ですべて完結するだけでなく、主婦やパート・アルバイトの人も審査に通るのが大きな特徴です。
借入限度額は最大300万円まであるので、普通の人なら十分足りる金額です。
返済期間も最長10年まで延ばせるので、まとまった借金を一本化したい方におすすめです!
ダイレクトワンのおまとめ審査の口コミ・評判
- おまとめ審査でも相変わらず通りやすいローンでした。融資までの時間はそこそこかかるが、難なく使える。
- リストラされた私にとっては最後の希望だったのでありがたい。ただ、おまとめ額が増えると高い金利がネックになってはくる。
セントラル
商品概要 | |
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利用対象 | 20歳以上の定期的な収入と返済能力を有しセントラルの基準を満たす |
利用用途 | 不問 |
限度額 | 1万円~300万円 |
借入期間 | 最長4年 |
金利(実質年率) | 4.8%~18.0% |
遅延損害金(実質年率) | 20% |
返済方法 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング |
担保・保証人 | 不要 |
手数料 | なし |
セントラルは300万円まで借りられる会社です。
金利は4.8%から18.0%に設定されており、低金利で借りられる場合もあります。
一番小さい金利で利用する場合は、限度額を最大まで高める必要があるので、できる限り収入を持っていたほうがいいでしょう。
セントラルはおまとめローンとして商品を準備しているわけではないものの、おまとめローン目的での利用を認めているので安心して契約できます。
中小にしては低金利で借りられる可能性が高いほか、ATMによる借入も認めている会社です。
借入や返済に便利な会社と考えれば、おまとめローンとして契約するのは悪くない方法と言えるでしょう。
セントラルのおまとめ審査の口コミ・評判
- 使い勝手の良いおまとめローン。コンビニで簡単に返済できるのもポイント高かったです。
- 300万円以内ならつかう価値はかなりあると思う。審査が速いのも良い。
銀行系おまとめローンは審査が厳しくなっているので注意が必要
かつては銀行も消費者金融とほぼ変わらない審査基準を持っていました。
ただ、より公共性の高い銀行で利用者の破産などが起こってしまった状況を踏まえて、2018年頃から銀行おまとめローンの審査基準は難化していると言われています。
多重債務者、無職など、審査に引っ掛かりやすいステータスの方は銀行おまとめローンを避けたほうが良いでしょう。
おまとめ専用ローンなら審査に通る可能性はまだある
それでも銀行から借りる場合、おまとめ専用の商品を利用することをおすすめします。
理由としては、カードローンなどの無担保ローンは、借り入れ目的を審査でほぼチェックしないからです。
生活費が足りないから数十円借りたいという方が多いカードローンの申し込みの中に、数百万円のおまとめ利用を申し込むのは、どう考えても審査で不利です。
特に初めて利用するローンだと金融機関との信頼性が出来ていないので、ステータスの高い人でも高額の借入審査に落とされる可能性が高いです。
対して、おまとめ専用ローンなら初回から借り入れが高額になることは想定できているので、目的が審査落ちのネックにはなりにくいでしょう。
審査の甘いおまとめローンは存在しない?新規借入より審査基準が厳しい理由
「他社借入が多い」「すでにおまとめローンの審査に落ちた」そういった理由で審査の甘いおまとめローンを探している人は多いです。
しかし、以下などの理由からおまとめローンの審査は新規借入よりも厳しいと言えます。
- 借入額が高額になる
- 過去のカードローンの利用状況もチェックされる
詳しくは次から見ていきましょう。
借入額が高額になるため求める審査基準が高くなる
おまとめローンとは、既にある債務を一本化するローンのことで、現在の債務額の合計を1社で借り直すことになります。
具体的な借入金額は個人差がありますが、場合によっては数百万円単位になることもあるでしょう。
そして融資額が高くなればなるほど、貸し倒れのリスクがあがるため、おまとめローンの審査は新規借入よりも厳しいのです。
これまでのカードローン利用の様子も審査される
おまとめローンの審査は「その人がきちんと返済できるかどうか」を見るというのが、その最大目的です。
そのためこれまでのカードローンの利用で返済トラブルなどがあれば、おまとめローンの審査に通る可能性は非常に低くなってしまいます。
おまとめローンは新規借入よりも、過去のカードローンの利用状況を厳しくチェックされることが多いため、審査が甘くないのです。
なお返済トラブルなどの金融事故が信用情報に記録されていた場合、金融事故情報が消えるまで5〜10年はかかります。
自身の信用情報が知りたい場合は、CICなどの信用情報機関へ開示請求をおこなうと良いでしょう。
おまとめローンの審査を通りやすくするポイント
おまとめローンの審査に通るためには、審査に通りやすいランキングを参考にするのではなく、以下の方法を実践してみましょう。
おまとめローンの相談を借入中の金融機関にする
既に利用している金融機関がおまとめローンを提供している場合は、そちらの利用をおすすめします。
このページで紹介してきた通りおまとめローンは過去の利用状況がチェックされますが、全くの新規の金融機関に申込むと、参照できる返済実績がないため、審査に通りづらいのです。
一方現在利用している金融機関は詳しい利用実績があることから、安定した返済が受けられると判断され、審査に通りやすくなります。
審査に通りやすいおまとめローンを探している場合は、延滞などの返済トラブルを起こしていない借り入れ先から探してみましょう!
返済が大変でも高金利のおまとめローンを選ぶ
審査に通りやすいおまとめローンを探しているならば、金利の高いおまとめローンを利用するのもおすすめです。
なぜなら金利を低く設定しているおまとめローンほど貸し倒れた際の損失額が大きくなるため、審査が厳しくなります。
基本的には銀行よりも消費者金融が提供するおまとめローンの方が金利が高く設定されているため、審査に通りやすいおまとめローンを利用したい場合はそちらを利用しましょう。
ただし審査の通りやすさだけを考えて高金利のおまとめローンを利用するのはおすすめできません。
そもそもおまとめローンを利用するのは、返済の負担を減らすためであり、借金を1本化した結果返済額が増えればまとめる意味がないためです。
おまとめローンを利用する際には、審査の通りやすさと金利のバランスを取るのが重要です。
おまとめ可能を明言している金融機関を選ぶ
審査に通りやすいおまとめローンを探している場合は「おまとめ可能」と明言している商品を選びましょう。
基本的にフリーローンやカードローンは用途が制限されていないため、おまとめについて記載がない商品でもおまとめローンとして利用することは可能ですが、場合によっては融資対象にならず審査に落ちてしまうためです。
借金を1本化する場合は、かならず金融機関の公式サイトから用途を確認しておきましょう!
ろうきん・JAのおまとめローンも視野に入れる
審査の甘いおまとめローンとしては、ろうきん・JAが提供する商品も狙い目です。
なぜなら労働金庫は営利目的以外にも地域の活性化を目的にしており、銀行や消費者金融とは違う基準でおまとめローンの審査が受けられるためです。
また、地方の労働金庫は年2.0〜8.0%程度でおまとめローンを提供しているため、毎月の負担を大幅に下げることができます。
ただし労働金庫のおまとめローンは銀行や消費者金融と審査基準が異なるだけであり、申込む際には多くの条件をクリアしなければなりません。
担保付のおまとめローンを利用する
甘いおまとめローンの審査を探している場合は、担保が付けられるおまとめローンを探すのも良いでしょう。
そもそもおまとめローンの審査が甘くないのは高額の借入金を自身の収入だけで返済しようとしているからであり、回収できる担保があれば、多少属性に問題があってもおまとめローンの審査に通る可能性があります。
また、担保付きのおまとめローンは年3.0〜9.0%程度と低く、消費者金融や通常の銀行のおまとめローンよりもお得に利用できます。
さらに担保付きのおまとめローンでは不動産の評価額が審査対象になるため、借入件数が多い人でも審査に通りやすいのが魅力的です。
現在不動産を持っている人は、銀行の担保付きおまとめローンの利用を検討しましょう!
すでに残高の少ない借金から完済する
おまとめローンの審査に通りやすくするためには、現在の借入をできるだけ減らしておくことが効果的です。
その際は借入残高を減らすよりも、借入件数を減らした方が良いでしょう。
例えば4件のカードローンで12万円ずつ借りている場合は、全てのカードローンに3万円ずつ返済するよりも、12万円で1つのカードローンを完済してしまう方が審査に通りやすくなります。
なぜならおまとめローンでは、借入残高と同じくらい借入件数を重視する傾向があり、完済したという実績があれば審査に通りやすくなります。
借入件数が3件以下になれば、おまとめローンの審査通過率は大幅に上がるため、まとまったお金があれば思い切って返済に回すことをおすすめします。
おまとめローンは即日融資に対応していない!その理由とは?
おまとめローンは原則、即日融資には対応していません。
が即日融資に対応していない理由としては、以下などが挙げられます。
理由➀借入額が高くなるから
借入先の借金を調べている部分も審査に影響していますが、同時に借入額が増える可能性が非常に高く、慎重に審査をしなければ審査結果が示せないと消費者金融は判断しています。
ある程度慎重に審査を進めた結果、即日融資は不可能となり翌営業日以降の融資に変わってしまうのです。
審査時間が長くなっているのは、単純に審査落ちギリギリの状態だからという理由ではないのです。
借入額が多すぎるために慎重な判断をしなければならない状態であれば、通常のキャッシング以上に審査の時間を使う場合が多いのです。
理由②他社返済をする必要があるから
おまとめローンは審査が終われば融資をするのではなく、代理返済によって契約した会社がお金を支払わなければなりません。
この代理返済の手間がかかってしまい、すぐに融資が完了しないのです。
融資までに時間がかかるのはやむを得ないものと考えてください。
代理返済の手間は、会社が多ければ多いほどに時間がかかってしまいます。
1つ1つの会社に返済しなければならない以上、会社の数が多ければ多いほど時間を使ってしまいます。
融資に時間がかかって困っている人は、代理返済は会社側の負担になっていることを考えて待つようにしてください。
おまとめローンの審査に落ちる人の特徴
おまとめローンの審査に落ちる人の特徴としては、以下などが挙げられます。
- 勤労による安定収入がない
- 4件以上のカードローンを利用している
- 在籍確認が取れない
- 信用情報に金融事故が記録されている
詳しくは次から見ていきましょう。
勤労による安定収入がない
おまとめローンを利用できるのは勤労による安定収入がある人のみです。
なお勤労による安定収入がある人の特徴としては、以下などが挙げられます。
- 月収8万円以上
- 月々の収入に大きなバラつきがない
- 今後も収入が得られる見込みがある
- 連続して3ヶ月以上収入を得ている
- 年金以外の収入がある
上記の特徴に当てはまれば、パートやアルバイト・学生でもおまとめローンの審査に通る可能性はあります。
おまとめローンの審査を申込む前に、自身の収入状況を確認しておきましょう!
4件以上のカードローンを利用している
おまとめローンは複数の借入を1つにまとめるローンですが、借入件数があまりにも多いと「安定した返済の見込みが薄い」と判断され審査に落ちてしまいます。
特に4件以上のカードローンを利用している場合は、おまとめローンでも審査に通るのは難しいでしょう。
そのため現在4件以上のカードローンを利用している方は、返済を進めて借入件数を減らしてからおまとめローンの審査を申込みましょう!
在籍確認が取れない
おまとめローンの審査でも在籍確認が実施され、確認が取れない人は審査に落ちてしまいます。
以下に多くのおまとめローンに共通する在籍確認の実施例と、在籍確認が完了するケース・完了しないケースをまとめました。
在籍確認が取れるケース | 在籍確認が取れないケース |
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おまとめローンの審査に通りたい場合は、在籍確認の対策をしておきましょう。
具体的な対策については、このページの「おまとめローンの審査を申込む前に在籍確認対策をする!」を確認してください。
信用情報に金融事故が記録されている
おまとめローンの審査では返済能力を確認するために、申込者の信用情報がチェックされます。
そのため、自身の信用情報に以下などの金融事故が記録されている場合、おまとめローンの審査に通るのは難しいでしょう。
- クレジットカードの支払い延滞
- カードローンの返済の遅れ
- 強制解約
- 携帯電話料金の滞納
- 家賃滞納
- 奨学金の返済滞納
- 債務整理
ただし信用情報には保存期間が設定されているため、上記の金融事故が解消されてから一定期間が経過していれば、事故情報は消えています。
上記の金融事故に心当たりのある場合は、おまとめローンの審査を申込む前に、自身の信用情報を確認しましょう。
具体的な確認方法については、このページの「おまとめローンの審査を申込む前に信用情報を確認する!」を確認してください。
おまとめローンの審査落ちを防ぐ方法
おまとめローンの審査落ちを防ぐ方法としては、以下などが挙げられます。
- 正確な情報で申込む
- 在籍確認対策をする
- 信用情報を確認する
詳しくは次から見ていきましょう。
正確な情報でおまとめローンの審査を申込む
おまとめローンの審査を申込む際には、正確な情報の申告を心がけましょう。
虚偽の申告が発覚すれば必ず審査に落ちてしまいますし、意図しないミスであっても審査担当者の心証を悪くします。
特におまとめローンでは年収と借入残高を厳しくチェックされるため、申告する際には注意しましょう。
おまとめローンの審査を申込む前に在籍確認対策をする
おまとめローンの審査を申込む前に、在籍確認対策をしましょう。
効果的な対策としては、以下などが挙げられます。
- 金融機関に在籍確認についての相談をする
- 職場の人間に電話対応を頼む
詳しくは次から見ていきましょう。
審査前に金融機関に在籍確認の相談をする【おまとめローンの在籍確認対策その①】
まずは申込んだ金融機関に電話を掛けて在籍確認についての相談をしましょう。
場合によっては以下などの特別な対応が受けられます。
- 在籍確認を実施する前に申込者に連絡する
- 申込者が指定した時間帯に在籍確認を実施する
- 在籍確認の電話を書類提出で代替する
③の対応を受けるためには相当の理由が必要ですが、①や②の対応に関しては希望すれば受けられる可能性が高いです。
また在籍確認について相談をする際には、審査担当者(在籍確認の電話を掛けてくる人)の名前を聞いておきましょう。
在籍確認の電話を掛けてくる人の名前を把握していると、職場の人間に電話対応を頼みやすくなります。
審査前に職場の人間に電話対応を頼む【おまとめローンの在籍確認対策その②】
金融機関への相談が完了次第、職場の人間に電話対応を頼みましょう。
その際は以下のように頼むと、カードローンを利用していることがバレません。
在籍確認対策をしっかりと整えて、おまとめローンの審査に通りましょう!
おまとめローンの審査を申込む前に信用情報を確認
信用情報は以下の信用情報機関に照会を依頼することで確認できます。
- CIC(指定信用情報機関)
- JICC(日本信用情報機構)
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
なお金融機関によって審査の際にチェックされる信用情報機関は異なるため、可能であれば全ての機関の信用情報を確認することをおすすめします。
信用情報は個人でも簡単に請求することができます。
詳しくは、各機関の公式HPをご確認ください。
おまとめローンの審査基準のFAQ
おまとめローンの審査基準に関する疑問と回答をまとめました。
詳しくは次から見ていきましょう。
3月と9月はおまとめローンの審査が甘くなる?
おまとめローンに限らず、各種ローンの審査は3月、9月の決算や半期決算で通りやすくなるという人がいます。
銀行の営業マンは決算に向けて獲得のノルマを設定しているので、目標に足りない営業マンが決算期の直前は焦って件数を獲得しようとして、審査に通してくれるというのです。
これは昔から言われてきた噂らしいのですが、おまとめローンの審査基準は公表されていないので、確信をもって言われているわけではありません。
審査のスコアリング化で通りやすさの波はなくなっている?
かつて、サラ金の審査が全て手動でおこなわれていた時代は時期によって通りやすさが違うこともあったでしょう。
ただ現在では、時期によって審査の通りやすさが異なるということは考えられません。
現在のローン審査はコンピューターが導入されている部分も多く、申込者のステータスを自動でスコアリング化していきます。
客観的に申込者を判断するシステムが整っているため、決算が近いといった人為的な理由で審査が甘くなるというのは考えられません。
申込条件が緩いおまとめローンほど審査が甘い?
あなたが年収500万円だったとしても、年収400万円以上が条件のおまとめローンと、年収150万円以上が条件のおまとめローンでは、後者のほうが審査通過率は高いです。
申し込める年齢の幅が広いか、最低年収はいくらかを比べると、ある程度審査基準を比較することができます。
申込条件を満たしていれば審査に通る訳ではない
公式HPなどで明記されている申込条件は、あくまで最低限クリアすべき条件です。
この条件を満たしていたからといって必ずしも審査に通る訳ではないので注意しましょう。
審査に通る最低年収200万円のおまとめローンに年収220万円の人が申し込んでも、審査に不利なことは変わりません。
勤務先や勤続年数など、他の項目でポジティブな評価が得られれば審査に通るかも知れませんが、申し込み条件ギリギリの人は基本的には審査に通りにくいと考えたほうが良いです。
金利の高いおまとめローンほど審査が甘い?
銀行おまとめローンは消費者金融おまとめローンに比べて金利が低い傾向にありますが、これが審査基準の違いにも関係してきます。
一般的に、カードローンは金利が高いほど審査が甘く、金利が低いほど審査が厳しくなります。
金利が高いカードローンほど、同じ額を融資した時に金融機関が得られる利益(利息)が高く、リスクが少ないです。
金利が高いほど途中で返済が滞るリスクが低いので、融資を受けられる層の幅が広いのです。
対して、金利の低い銀行カードローンは完済してくれないと利益が出にくい仕組みになっています。
そのため、利用者に求める年収、勤続年数などのステータスが消費者金融に比べて高くなるのです。
審査に落ちるのが怖い方は、積極的に消費者金融のおまとめローンを活用しましょう。
地方銀行のおまとめローンは地域住民に対しては審査が甘い?
地方銀行は民間企業ではありますが、地域の発展に貢献するという目的も持っています。
純粋な利益目的の企業ではないので、特に口座を長年利用してきた人などは審査に通りやすいとも言われています。
また、現在は大手銀行がネットで簡単に手続きできるようになり、地方銀行が強みを活かせず悉く経営が悪化しています。
そんな背景もあり、利益率の高いローン事業はどこも力を入れたいのでは?と推測することができます。
ネット銀行系おまとめローンは年収を重視する?
ネット銀行は、ベンチャー企業のグループに属し運営されていることが多いです。
ベンチャー企業は大企業ほどの社会的評価はない一方、若くして高い給料を得られる仕組みになっています。
ネット銀行のおまとめローンも勤務先の規模や名声、雇用形態に関わらず、しっかりとした収入があれば審査に通してくれる可能性が高いです。
楽天銀行おまとめローンのように、楽天会員ランクに応じて審査を優遇してくれる※など、独自の審査基準があることも多いです。
※会員ランクが高くても、100%審査で優遇されるとは限りません。
審査の甘いおまとめローンに申し込んだ3人の体験談
審査の甘いおまとめローンに申し込んだ人の体験談を紹介します。
詳しくは次から見ていきましょう。
審査の甘いおまとめローンに申し込んだAさん
投稿者 | Aさん(仮名) |
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年齢 | 50代 |
年収 | 350万円 |
申込時のローン残高 | 110万円 |
1年前に生活費の不足をカードローンで補ったのがきっかけで、借金をすることになれてしまいました。
最初のうちは少額借りてるだけだったので、「余裕で返せるだろう」と楽観的でした。
ローン残高が不足している時も、増額審査や他社の審査への申し込みを何のためらいもなくおこなっていました。
借入の件数が増えるばかりで、一向に減ることはありませんでした。
最後の方は自分でも何件借りたのか返済期限も把握できない状況で、最初は楽観的だった私もいつ自己破産するか不安な状態になっていました。
その時に思い立ったのが、おまとめローンの借入です。借金を一本化すれば返済しやすくなるのではないかと考えました。
でも、こんなにローンを借りてる状況の私が、本当におまとめローン審査に通るのか疑心暗鬼でした。
ダイレクトワンのおまとめ審査はあっという間に結果が来た
私が利用したのはダイレクトワンのおまとめローンです。
ダイレクトワンは少し金利が高いのがネックでしたが、おまとめ利用なら確実に金利を下げられると聞いたので、それを信じて申し込みました。
審査は難航したものの、無事に融資を受けることができました。金利も抑えられましたし、返済期日を1つにしたことでお金の管理も非常に楽になりました。
返済の計画が立てやすくなったことで、どこで節約すれば良いのか、どこにお金をかけられるのかがはっきりし、生活にメリハリが出てきました。
おまとめローンは決して金利が安くなる効果だけではなかったのです。
おまとめローンはできるだけ早く使うべき
今思えば、いろんなところからお金を借り始めた時点でおまとめローンの審査をなぜ受けなかったのか、非常に後悔している自分がいます。
実際、おまとめローンを借りたリスクはほとんどありませんでしたし、完済のメドがやっとついたのも一重にあの時の決断が正しかったからだと思っています。
おまとめ利用後は追加借入を絶対しないようにした
おまとめローンの審査に通った後に気を付けたのは、絶対に借りたお金を違う目的で利用したり、またお金を借りるようになったりしないことです。
おまとめローンを借りた時点で、もう借金は絶対しない!と切実に思っていたので、この辺は気持ちを強くもって対応しました。
極限まで節約をしてとにかく返済に力を入れたのも、当時は苦しかったですが結果的には良かったと思っています。
審査の甘いおまとめローンで失敗したKさん
投稿者 | Kさん(仮名) |
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年齢 | 30代 |
年収 | 330万円 |
申込時のローン残高 | 90万円 |
給料が安くて生活の中でお金がちょっと足りないことが多く、カードローンでちょこちょこお金を借りていました。
3社からお金を借り始めた段階で「このままだとヤバいな…」と思い、おまとめローンの利用を検討していました。
審査自体はまだ借入が3社ということもあり、少し余裕がありました。
実際、特に問題なく審査に通過できました。
借金ぐせが治らず追加でローンを借りてしまう
私の中ではおまとめローンを借りたのはあくまで借金を整理するためでした。
借金をまとめられたので、「これを返して真っ当に生活しよう」とかは全く思ってませんでした。
事実、おまとめローンの審査に通ってからも他社から再び借入をおこなってしまいました。
高額なおまとめローンの返済に加えて少額の返済負担でしたが、おまとめローンで精一杯のなか負担が増加したので、前よりもずっと返すのが大変になってしまいました。
一度おまとめローンを使ったらまず完済する
おまとめローンを使うと何となく借金がお得になった気がします。
事実、金利も低くなり返済のタイミングも減るのですが、かといって借金額は変わっていません。
それを私は完全に借金から一度開放されたと思い込み、前と変わらぬ浪費生活を送ってしまっていましたし、他社借入も追加でおこなってしまいました。
おまとめローンを使ったことでこうした勘違いをするくらいなら、いっそ使わないほうが良かったのではと思ってしまいます。
おまとめローンを使った後も返済は大変です。決してお金に余裕ができたなどと思わないほうが良いですよ。
審査の甘いおまとめローンに落ちたDさん
投稿者 | Dさん(仮名) |
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年齢 | 40代 |
年収 | 370万円 |
申込時のローン残高 | 95万円 |
3社合わせて100万円近い借金を作ってしまい、だんだん首が回らなくなってしまいました。
このままいけばヤバいぞというのは感じていたので、おまとめローンの審査に申し込みました。
この時、すでに借入をしていた金融機関のおまとめローンではなく、「審査が甘い」と噂になっていたところに申し込みました。
借入額もおまとめ利用が可能なくらいに留めておいたはずでしたが、結果は審査不通過でした…。
長年使っていた金融機関から借りたら変わっていた?
おまとめローン審査を受けたのは今まで全く縁のなかったところなので、それは良くなかったなあと思うのが正直なところです。
結構な金額を初見の金融機関に希望したので、それは相手も困ったんだろうなーと感じます。
今借りてるローンの中で、一番使ってる年数の長いところにおまとめローンを申し込んだら、結果が変わっていたのかも?と今になって思います。
給料が安いとやっぱり審査に通りにくい
私が審査の時に不安に思っていたのが、自分の給料の安さでした。
フリーターで波はありますが、年収は300万円を超えれば良いほうという感じで、ローンの返済に押されるようになってからは毎日カツカツで暮らしていました。
おまとめローンの審査でも、やはり給料の低さは見られてしまいます。特に年収の3分の1ギリギリの借金を一本化する人は注意しましょう。
おまとめローンを使って損をするケースもあるので要注意
おまとめローン目的でカードローンを利用するのはいいですが、金利をあまり下げられずに損をするケースもあります。
金利はしっかりと確認するほか、おまとめローン目的で使えることもしっかり見ておくといいでしょう。
安心して契約するためにも、事前の確認作業はとても重要です。
間違ってもおまとめローン目的のルールを確認しないで契約する会社を選ぶのは避けてください。