たくさんの業者から借り入れを行っていて、毎日の借金の返済に頭を抱えていませんか。
複数以上の業者から借金をしていると、返済日も違う為に管理が難しいです。
更に、消費者金融などで借り入れをしている場合は金利も高いので元金の返済だけでなく、利息の返済に明け暮れてしまっているという人もいるでしょう。
そういった悩みを抱えている人のためにこの記事では借金の返済を劇的に楽にする方法を紹介します。
低金利のおまとめローンを扱っている銀行を取り上げ、その利用方法や注意点も解説します。
低金利の人気おまとめローン
たくさんの業者から借金をしてしまっていると自身で管理するのが非常に大変です。
更に、金利が高ければ毎月の給料で返済していっても返済だけで給料がなくなってしまい、最悪の場合だと又、他で借金をしてしまうということもあります。
そんな時に借金返済の一つの方法として「おまとめローン」があります。
おまとめローンは複数以上の業者から借金していたものを銀行の消費者金融によって一本化してしまう方法です。
この方法を利用することによって、借金の管理が簡単になります。又、おまとめローンを利用する業者によってはたくさんの業者から借りていた時よりも全体として低金利にすることが出来ます。
こういったことからおまとめローンを利用することに決めたとしても、次に問題になるのはどの業者のおまとめローンを利用するべきかと言うことです。
おまとめローンを利用するのであれば、たくさんの業者から借りている時よりも全体として金利を低くした方が良いでしょう。
各業者の金利や返済計画等を比較して自身に一番良いおまとめローンを利用するようにしましょう。
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楽天銀行スーパーローン
楽天株式会社が運営しているネットバンク楽天銀行では楽天銀行スーパーローンという商品を扱っています。
この楽天銀行スーパーローンを利用することによって借り換えの申し込みも出来ます。
申し込み方法はweb上の申し込みフォームから必要事項を入力するだけです。Webでの申し込みでない場合は本人確認書類や収入証明書類などのコピーが必要となります。
利用資格は20歳以上62歳未満の方で日本に住んでいる人です。
そして、会社務めである場合は定期的な収入がある人、主婦の方も資格はあります。
楽天銀行スーパーローンの実質年率は1.5%~14.5%です。年率に関しては利用している金額によって異なります。利用金額が低ければ低いほど金利は高くなります。
利用の限度額に関しては最大で800万円です(ただし、主婦の方の利用制限額は50万円までになります)。
保証人を他にたてる必要や口座開設をする必要はありません。会社に勤めている人は確認のために職場に連絡が来る可能性はあります。
ただし、決まった期限での返済が為されない場合は遅延利率として19.9%の金利になってしまいます。
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横浜銀行カードローン
横浜銀行カードローンは地方銀行である横浜銀行が扱っている商品です。この横浜銀行カードローンによって借り換えが可能です。
申し込み方法は横浜銀行カードローンの公式サイトのweb申し込みが出来ます。
又、web上で借り換え可能かどうかの診断も可能なので事前に自身に資格があるかどうか知ることが出来ます。
横浜銀行カードローンの利用資格は20歳以上の人から69歳以下の人で、安定した収入があるか安定した収入がある配偶者がいる人です。
又、現在の居住地か勤め先が神奈川県全域、東京都内全域、群馬県の前橋市・高崎市・桐生市のいずれかに当てはまっている人です。
お借入れ限度額が50万円超の場合は収入証明書が必要となります。
尚、横浜カードローンは事業用の資金としては利用することは出来ません。実質年率に関しては1.5%~14.6%です。
限度額100万円以下の場合は年率が14.6%となり限度額が上がるたびに年率は下がります。利用限度額にかんしては1,000万円までです。
保証人に関してはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が補償しますので個人で保証人をたてる必要はありません。
じぶん銀行カードローン
じぶん銀行カードローンはKDDIと三菱UFJ銀行が共同出資しているインターネットバンクじぶん銀行の商品です。
じぶん銀行カードローンでも借り換えが可能です。申し込み方法もweb上の申し込みフォームで簡単にすることが出来ます。
じぶん銀行カードローンの利用資格は20歳以上70歳未満の人で安定して継続した収入がある人です。
自営業やパート・アルバイトの人も利用可能です。又、保証会社であるアコム株式会社の保証を受けられる人に限ります。
利用額が50万円以下の利用者に関しては身分証明書の提示のみですが50万円以上の利用をする場合に関しては収入証明書の提示が必要となります。
利用金の用途は基本的に自由ですが、事業用の資金である場合は利用できません。
借り換えに関する年率は1.7%~12.5%となります。
利用金額が少なければ年率は高くなります。じぶん銀行カードローンの借り換えに関しては100万円以上からの利用で限度額は800万円です。
利用は10万円単位となります。保証会社はアコム株式会社になりますので個人で保証人をたてる必要はありません。
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おまとめローンは低金利で選ぶべし!その理由は?
おまとめローンは低金利の金融機関から借りるのが基本です。低金利の金融機関からの借り入れであればトータルの返済金額を抑えることが可能だからです。
たくさんの業者から借金をしていたという場合、各業者によって金利は違うこともあるでしょうが全ての業者から金利を総合すると、まとめローンよりも金利が高いことの方が多いです。
こういった多重の債務に関してはまとめローンによって金利も一本化することで結果的に返済総額も下げることにつながります。
おまとめローンの金利に関しては、利用額が多ければ多いほど金利も下がるというシステムになっています。
利用額に応じた金利になりますので、たくさんの業者から借りていた時よりも低金利になります。
金利が下がることにより1カ月の返済金額を増やすことが可能になれば、例えばこれまで60カ月での返済期間契約をしていた人でも36カ月に短縮することも可能になります。
返済期限を短縮させることで更にトータルの利息を減らすことも出来ます。
これまで払っていた余分な利息の支払いを最小限に抑えることが出来るのです。
おまとめローン最大の目的は返済負担を減らすこと
金融業者から借金をしていて、返済に対して負担になることは2つあります。
1つ目は勿論のことですが返済金額の負担です。
借りていた金額の上に更に利子をのせて毎月返済をしている場合、なかなか元金を返すことが出来なくて生活費を捻出することさえ負担になっていることもあります。
最悪の場合は生活費の捻出のため更に他で借金をしてしまう為、借金総額を減らすどころか増やしてしまうというケースさえあります。
おまとめローンによって金利を下げることにより、月々の返済金額を下げ月々の生活費を捻出することが出来れば借金を増やすことを避けられます。
もう1つの負担として、精神的な負担が挙げられます。
複数以上の業者から借金をしている場合はその数に応じた返済日が設けられています。
例えば4つの業者から借金をしていて、すべての返済期限日が各週末だったという場合には毎週のように返済しなければならず常に借金に追われているような気分になってしまいます。
おまとめローンを利用することによって毎月1回の返済日に集約することが出来ます。常に借金に追われているような気分は無くなり精神的な負担を和らげることが出来ます。
低金利を選ばないと総返済額が増えることも
基本的に金利が低ければ利息は減り、金利が高ければ利息も増えるという比例の関係があります。
しかし、気を付けなければならないのはおまとめローンを利用した場合に金利が下がったにもかかわらず返済の総額が高くなってしまうという場合があるということです。
これは返済期間を長期化しすぎた場合に起こります。
おまとめローンを利用する前に返済していた月々の返済総額よりも利用後の月々の返済額が減ったとしても返済期限が大幅に長期化してしまえば元金の返済もその分遅くなるということです。
すべての借金を払い終わるまで金利はついてくるので結果的に返済総額がふえてしまっているということになってしまいます。
金利に関しては1%の違いでも返済期金額に換算するとかなりの金額になります。
返済の総額を増やしてしまうようなことを避けるためにも低金利のおまとめローンを選びましょう。
低金利おまとめローンを利用した時の返済額をシミュレーション
ここで、低金利のおまとめローンを利用した場合の返済額をシミュレーションして解説します。
総額300万円の借金を3年間で返済しようとした場合です。おまとめローンを利用する前の金利は18%、利用した後の金利は15%で計算しています。
この表を見ておまとめローンの利用前と利用後の違いを比べてください。
おまとめローン利用前(300万円借り入れ 金利18%) | |
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返済総額 | 3,540,000円 |
利息 | 540,000円 |
月々の返済額 | 約98,400円(10円台繰り上げ) |
おまとめローン利用後(300万円借り入れ金利15%) | |
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返済総額 | 3,450,000円 |
利息 | 450,000円 |
月々の返済額 | 約95,900円(10円台繰り上げ) |
おまとめローンを利用することによって、返済しなければならない料金の総額は利用する前よりも利用後の方が利息分の90,000円安くなっていることがわかります。
低金利のおまとめローンを利用することによって返済額もかなり違います。
又、月々の返済額に関してもおまとめローンを使用することで約2,500円節約することが出来ます。
節約できた金額を生活費に回せば、更に他の業者から借りるという状況を避けることも可能です。
低金利おまとめローンの審査を受ける際の注意点
一般的におまとめローンの審査基準は公表されていません。又、おまとめローンを行っている金融機関によってもその審査基準は違います。
したがって、審査を受ける際の注意点として審査に落ちる人の特徴を挙げています。以下のような状況にある人は気を付けましょう。
収入のペースが不定期である場合は審査に通りません。
月に一回の安定した収入があれば問題はありませんが2,3カ月に1回の収入であるという場合には不安定収入となります。
又、毎月安定した収入があるとしても1か月の収入が例えば1万円だけという極端にすくない場合も審査は通りません。
逆に、収入は不安定だが例えば3か月に1度の収入が100万円と多い場合は審査に通る可能性があります。
収入証明書を提示し、その内容が供与収入・事業収入であれば安定した収入として認められ審査は通ります。
ただし、不動産・投資・アフィリエイトなどの収入で自営業者としての事業登録や確定申告・納税を行っていない場合、審査に通らない場合があります。
借入件数が多すぎるのも審査に落ちる対象となります。
おまとめローンはそういったたくさんの業者から借りた借金を一本化するのが目的ですが、借入先があまりにも多すぎると計画的でないと判断され審査に通りません。
会社への勤続年数が少ない場合も信用度が落ちてしまいますので、転職の希望などがある場合は気をつけましょう。
金利が低いほど審査は厳しくなる
おまとめローンを利用するときは出来るだけ低金利のところを選ぶべきですが、一つだけ注意しなければならないのが審査です。
おまとめローンは低金利であればあるほど審査は厳しくなっていきます。
これには金融機関の考え方が背景にあります。消費者金融の場合は貸し倒れのリスクを前提にしています。
この貸し倒れのリスクを他の債務者からの返済によって補おうとします。つまり、金利を上げることで利息を貯め、その貯まった分で貸し倒れなどのリスクに備えます。
しかし、銀行の場合はこの逆の考え方をします。
銀行は貸し倒れのリスクを避けようとするため信用のおける人にのみ貸します。極端に言えば、貸し倒れになるような人には貸しません。
その為、銀行の審査基準はリスクを避けるために厳しくなっていき、低金利でも貸せるのです。
勤続年数が少ない、収入が安定していない、借入の件数が多いなどの毎月の返済が滞ってしまいそうな人に関してはリスク回避のため審査で落としていきます。
銀行おまとめローンのおすすめはどこ?金利・審査・信用で選ぶ厳選10社
お得さに慣れて追加で借りてしまうことも
おまとめローンを利用することでもう一つ注意しなければならないことがあります。
それはおまとめカードローンのお得さに慣れてしまい、更に追加で借りてしまうことです。
これは意外ではありますがよくあることなので注意しましょう。
低金利のおまとめローンを利用し始めると月に1回の返済日だけで済むようになり、たくさんの業者から借りていた時よりも精神的に余裕が出てきます。
又、月々の返済金額も減る為に自身でも返済に余裕が出てきたと感じるようになってしまいます。
特に、ギャンブルやお酒などで余計な出費をして借金を重ねていたような人には注意が必要です。
おまとめローンは借金を返済することが目的となっています。
おまとめローンで借金を一本化したとしてもカードローンや消費者金融では再度借りることが可能なのです。
せっかくおまとめローンを利用して借金の元金を減らしていったとしても、そのお得さに慣れてしまい他で借金をしてしまうのであれば意味がありません。
一度おまとめローンを使ったら二度と借りないという意思が必要
これまで、たくさんの業者から借り入れをしていたという人はどのような理由で借り入れを行っていたのでしょうか。
低金利の銀行で借金を一本化出来たとしても自身の収入に合わないような生活をいまだに送っていたりはしませんか。
おまとめローンを利用する目的は借金をなくすことでもあります。自身の毎月毎年の収入に見合った生活をしていれば借金などもせず計画的に暮らしていけたはずなのです。
このおまとめローンを利用したことをきっかけに二度と借金をしないと誓わなければなりません。お金を借りようと思えば借りることは出来てしまうのです。
借金を辞める選択が出来るのは自身です。
二度と借金をしないという意思が弱ければ結局は多重債務時と同じような生活に戻ってしまいます。
一度おまとめローンを利用したのであればこれまでの自身の生活を見直し浪費癖があるようであれば改善していき、これからの生活は節制し計画的に生きていくようにしましょう。
ここで、生活を見直さなければ今後、返済のあてもなくなり最終的には債務整理をしなければいけなくなります。
最悪の場合には自己破産の宣告もしなければならなくなってしまいます。