千葉銀行が提供する銀行系カードローンである「ちばぎんカードローン」は、銀行カードローンの中では標準的な審査基準となっています。
過去の信用情報に大きなキズがない限りは借入できる可能性が高いです。
ただし、すでに他社からの借入額が大きい場合などは審査に落ちてしまう場合もあるため注意しましょう。
今回は、千葉銀行カードローンの審査や落ちた時の対処法についてご紹介します。
千葉銀行(ちばぎん)カードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット
千葉銀行カードローンの審査に関する基本情報
限度額 | 800万円 |
---|---|
金利(固定金利・保証料込) | 1.7%~14.8% |
遅延損害金 | 19.8%(実質年率) |
返済方法 | 残高スライド元利定額返済方式 |
返済期日 | 毎月1日 |
申込み条件 | 契約時の年齢が満20歳以上65歳以下の人、千葉銀行の営業地域内に居住または勤務している人。本人に安定した収入のある人 |
利用目的 | 自由 ※事業性資金は除く |
担保・保証人 | 不要 |
まずは、千葉銀行カードローンの審査に関する基本的な情報を確認していきましょう。
千葉銀行カードローンは、幅広い属性の方々に融資を行っています。
銀行カードローンというと敷居が高いというイメージを持たれるかもしれませんが、審査に通るのはそれほど難しいことではありません。
特に、以下に当てはまる方であれば申込審査を通過できる可能性が高いです。
満20歳以上なら学生・フリーターも申込可能
千葉銀行カードローンは、学生やフリーターの方でも申し込みが可能です。
ただし、年齢には制限があり、満20歳以上の必要があります。
学生の方やフリーターの方で、未成年の方の場合は収入額を問わず申し込むことができないため、ご注意ください。
学生の方の場合、パートやアルバイトなどの固定収入を貰っていると審査に通りやすくなります。
なお、20歳以上の学生の方でも、自分自身で稼いでいる固定収入が無い場合には、千葉銀行カードローンの審査に通りにくいので注意しましょう。
必ず、パートやアルバイトなどの収入源が必要です。カードローンの審査では、親からの仕送りは年収としては認められず、審査に考慮されない点にもご注意ください。
千葉県だけでなく関東全域から申込可能
千葉銀行カードローンは、千葉県以外の関東全域の方からの申込を受け付けています。
千葉銀行の営業エリアがある地区にお住まいの方か、お勤め先がそのエリアにある方が申込できるカードローンです。
なお、関東以外のエリアにお住まいの方の場合、申し込んでも審査に通らないためご注意ください。
インターネット支店を利用する場合と、関東各地に点在している本支店を利用する場合とで申し込み可能エリアが少し異なります。
インターネット支店を利用する場合は、千葉県、東京都、茨城県、埼玉県では市区町村問わずすべてのエリアから申込可能です。
神奈川県のみ、横浜市と川崎市からの申込だけを受け付けています。
一方、インターネットではない本支店での取引を行う場合、千葉県と茨城県は全域で申込ができますが、東京都、埼玉県、神奈川県の一部エリアでは利用できないため注意しましょう。
千葉銀行カードローンの審査基準は地銀の中では平均的
地方銀行のカードローンの中で、千葉銀行カードローンの審査基準は平均的です。
地方銀行の中には、地域密着型で限定されたエリアの人に限って申し込みが可能で、審査も通りやすいところもあります。
一方、地方銀行の中でも審査が厳しく通りにくいところもあり、千葉銀行はそのちょうど中間くらいの審査難易度です。
千葉銀行カードローンの審査の流れを徹底解説!最もスムーズな手順とは?
メガバンクに比べると審査は少し緩め
メガバンクの銀行カードローンと比較した場合、千葉銀行カードローンの審査は少し緩いと言えます。
メガバンクの銀行カードローンの場合、学生やフリーターの方からの申込は受け付けていないところも多いです。
千葉銀行カードローンの場合は、収入のある満20歳以上の方であれば審査に通りやすくなっています。
メガバンクは全国からの申込を受け付けているため、様々な人が審査に申し込む都合上、審査基準を厳しくして返済能力の高い人のみに融資を行う場合が多いです。
千葉銀行カードローンを利用可能なエリアにお住いの方で、銀行カードローンの審査申込に不安がある方なら、メガバンクよりも千葉銀行カードローンの方が審査に受かりやすいといえます。
千葉銀行カードローンの審査でよく見られるポイント
次に、千葉銀行カードローンの審査においてよく見られるポイントについて解説します。
銀行カードローンの審査は消費者金融のカードローンと比べると融資を受けられるハードルが高いため、下記にご紹介するようなポイントに注意が必要です。
これから千葉銀行カードローンの審査への申込を検討されている方は、以下の点をチェックしてみてください。
最もチェックされるのは申込者の年収
千葉銀行カードローンの審査において、最もよくチェックされるのは申込者の年収情報です。
千葉銀行カードローンの審査書類には、年収を自己申告で記入する欄があります。また、利用を希望する限度額によっては収入証明書の提出が必要です。
千葉銀行カードローンに限らず、融資を行っている金融機関は、申込者に貸し出したお金がきちんと返ってくるかどうかを重要視しています。
融資をした人からお金を返してもらえない場合、ビジネスが成り立たなくなるだけでなく、銀行全体の業務に支障が出るからです。
そのため、満20歳以上の方であっても、収入が無い方の場合は審査に通るのが難しくなります。
専業主婦の方など、企業からの収入を全く受け取っていない方は、千葉銀行カードローンの利用は難しいです。
年収が高いほど返済に余裕が出来る
年収が高いほど1か月に使える可処分所得が多くなるため、返済にも余裕ができます。
そのため、年収が平均並みか、あるいはそれよりも高い人であれば千葉銀行カードローンの審査に受かりやすいです。
また、カードローンで借り入れられる上限の金額は年収の3分の1までというルールがあります。
これは本来消費者金融系のカードローンに適用される法律でしたが、最近では千葉銀行カードローンを含む銀行カードローンでも自主規制を行い、同じルールを適用中です。
したがって、借入れの上限金額を決める基準となる年収が高ければ、その分だけたくさんの利用枠を用意してもらえる可能性が高くなります。
ただし、年収額自体が高くても、その3分の1を上回るような高額な融資を受けることはできませんので、ご注意ください。
高収入でも借入れが高額だと審査に通りにくい
千葉銀行カードローンをはじめとする金融機関では、高収入だとしても借入額も高い人は審査で不合格になりやすいため要注意です。
金融機関は申込者の返済能力を審査する際、収入と借入額のバランスを重視しています。そのため、身の丈に合わない高額な借り入れを希望する人の審査を通すことはありません。
すでに、千葉銀行カードローン以外の金融機関から借入を行っている人は、特に注意が必要です。
金融機関であれば個人の信用情報が調査できるため、他社で借入れを行っているかどうかは審査時に把握されます。
他社と千葉銀行カードローンで借入しようとする金額が年収の3分の1に達するような高額になっている場合は、たとえ高収入であっても断られる可能性が高いです。
信用情報にキズが付いていると審査に落ちる
信用情報にキズが付いていると、千葉銀行カードローンの審査に落ちてしまいます。
信用情報のキズとは、過去に金融機関からの借入の返済に延滞があったり、クレジットカードの支払いに遅れてしまったりした情報のことです。
このほか、公共料金の支払いや携帯電話利用料金の支払い漏れなども、信用情報のキズにあたります。
こうした情報があると、また同じことを繰り返す可能性が高いとみなされてしまうことから、千葉銀行カードローンの審査に通りにくいです。
ただし、支払い遅延などが軽微なものであれば信用情報にキズが残っていない場合もあります。
思い当たることがあって心配な方は、ご自身の信用情報について調べてみるのがおすすめです。
事故情報が削除されるまで待つのがおすすめ
信用情報についてしまったキズは、永久に消えないというわけではありません。
そのため、事故情報が削除されるのを待ってから審査を受けることで、千葉銀行カードローンの審査に高確率で通ることができます。
信用情報を扱っている主な機関は3つあり、それぞれ全国銀行協会が設置しているKSC、クレジットカード系の信用情報を扱っているCIC、キャッシング系の信用情報を扱っているJICCという名前です。
信用情報のキズが消えるまでの期間で最も短いケースだと、クレジットカードやキャッシング系の支払いの延滞の場合で、1年でJICCから事故情報が解消します。
一方、最も長いものでは自己破産で、10年間は銀行系の信用情報が回復しません。
そのほかの延滞や任意整理、強制解約などは5年を目安に信用情報のキズが消えるため、該当する方は事故から5年は待って審査を受けるのがおすすめです。
他社借入が多すぎると審査に落ちる
信用情報にキズがなく、安定した職についていて収入が高い人であっても、他社借入が多すぎる場合には千葉銀行カードローンに落ちてしまいます。
これは、借入れをしている金額についても当てはまりますが、同時に借入を行っている金融機関の数についても要注意です。
何らかの事情で複数の金融機関からバラバラに借り入れを行っている場合、千葉銀行カードローンの審査においては不利になります。
他社借入が多いということは、それだけ様々な金融機関に対しての支払いを毎月行う義務を負っている状態であり、返済能力がその分削られていると考えられるからです。
なお、複数の金融機関から多くの借入を行っていると、支払い日が多いことや余計な手数料が増えてしまうことなどのデメリットもあります。
千葉銀行カードローンの審査に通るためには、他社借入をある程度減らしてから申し込むようにしましょう。
返済に余裕があっても借入件数は3社以下に留める
もし、収入が高くて返済に余裕があったとしても、金融機関からの借入れ件数は3社以下に留めるのが無難です。
金融機関によっては、4社以上の借入を行っている人からの申込はすべてお断りしているところもあります。
千葉銀行カードローンでも、すでに4社以上から借入を行っている人の新規申し込みに対しては、審査を厳しく行う傾向です。
もし、借入れ件数が現時点で3社を超えてしまっている場合は、できるだけ完済しておきましょう。
可能であれば、返済が完了した金融機関から新たに借りるのはストップし、借入先を1本化するのがおすすめです。
金利が低い1社からのみ借入を行った方が、手間や利息の面で楽になります。
同時申込が多いと審査に落ちやすくなる
千葉銀行カードローンに限らず、金融機関の審査は同時に複数社申し込むと落ちやすくなるため注意が必要です。
できれば、1か月につき1社ずつ受けるようにしましょう。
同時に申し込みを行った場合、申込をした金融機関同士で「同一人物が複数の金融機関に申し込んでいる」ということが確認できます。
借入先の金融機関が2社や3社など、複数あること自体は問題ではありませんが、それらを一気に同時に申し込むと「何か特別な事情があるのではないか?」と疑われることが多いです。
複数のカードローン会社に同時に申し込むことはそれだけで審査に落ちやすくなってしまうため、もし複数から借入を行いたい場合でも1社ずつ申し込みをして、受かってから次の1社・・・という風に順番に処理していってください。
千葉銀行カードローンの審査に落ちた時の対処法
最後に、千葉銀行カードローンの審査に落ちてしまった場合の対処法についてご紹介します。
今回ご紹介したポイントを完璧に守って申し込んだつもりでも、審査に落ちてしまう可能性はゼロではありません。
そこで、もし千葉銀行カードローンの申し込みを断られてしまったら、以下のような対策をとるのがおすすめです。
まずはなぜ審査に落ちたのか振り返る
千葉銀行カードローンの審査に落ちてしまったら、まずはなぜ審査に落ちたのかの原因を明らかにするため、振り返りを行いましょう。
もしかすると、自分では意識していなかった思わぬ信用情報のキズがあったかもしれません。
あるいは、学生やフリーターの方の場合は収入額が足りていなかった可能性もあります。
カードローンの審査に落ちた時、その詳しい情報を教えてもらえないことがほとんどです。
そのため、もし申し込みを断られてしまった際には、ご自身で審査に落ちた理由を振り返る必要があります。
個人の信用情報は本人であれば確認ができるため、問い合わせを行うもの1つの方法です。
また、利用しているクレジットカードや各種公共料金の支払い、家賃などの支払いなどに滞ってしまっているものがないか改めて確認しましょう。
すぐに再申込をせず半年くらい期間を空ける
千葉銀行カードローンのカードローンで申し込みを断られてしまった場合の対処として大切なのが、すぐに再申し込みをしないことです。
審査に落ちた直後に申し込んでも自身の評価は変わっていないため、改めて断られてしまいます。
頻繁にカードローンの審査に落ちているとそれ自体が今後の審査に対して悪影響を及ぼす恐れがあるため、最低でも半年は期間を開けるのがおすすめです。
これは、千葉銀行カードローンへの再申し込みだけに限らず、そのほかの金融機関への申込も含んでいます。
一度カードローンの審査に落ちてしまったら、ほかの金融機関の審査に申し込む前に半年以上は期間を開けるようにしてください。
その間に、信用情報の再チェックや収入額のアップなど、取り組める審査対策を進めておきましょう。
消費者金融のカードローンに申し込む
千葉銀行カードローンの審査に落ちてしまった場合の対処法として、半年期間を開けた後に消費者金融のカードローンに申し込むことも挙げられます。
消費者金融のカードローンは、銀行系のカードローンと比較すると審査基準が緩いです。そのため、もし千葉銀行カードローンが利用できなかったとしても、消費者金融のカードローンならお金を借りられる可能性が残っています。
千葉銀行カードローンで審査に落ちてしまった理由がはっきりしない場合は、より審査に通りやすい消費者金融系のカードローンへの申込も検討しましょう。
特に、中小消費者金融であれば他社で審査を断られてしまった方でも、利用が可能になる可能性が高いです。
千葉銀行カードローンの審査は標準レベル!ただし油断は禁物
今回は、千葉銀行カードローンの審査についてご紹介しました。
千葉銀行カードローンの審査はメガバンクと比べるとやさしく、地方銀行の中でも標準レベルに位置しています。
ただし、だからと言って油断をしていると審査に落ちてしまうため、注意が必要です。
他社からの借入が多すぎないか、また個人の信用情報にキズが付いていないかなどに細心の注意を払ったうえで、千葉銀行カードローンの審査に申し込んでください。